技術日誌 -6ページ目

技術日誌

ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 君子蘭は直射日光が苦手です。現在,蘭の遮光ネットケースに入れてありますが,北側のもうちょっと涼しいところで夏を越させたいと考えています。北側の窓の外に植物を置くのにちょうどよい場所があります。ただ,朝日と夕日が当たります。そこで,東側と西側に遮光ネットを付けた遮光ネットケースを作ろうと計画しました。北側窓外には,窓の下までの高さの収納ボックスを置いてあり,植物を置くと室内から鑑賞できるので良い位置です。今はポトスを置いてあります。ここに君子蘭を追加しようという目論見です。

 水やりをして,鉢を抜けた水が収納ボックスの上に流れるのは望ましくありません。ポトスについては,下に大きなプランターを置き,プランターに流れ出た水は,プランターの底に付けたホースから外に流れ出るようにしてあります。今回は別の方法で流れ出た水を処理しようと考えています。プランの図でAがボックスの底になります。Cが上面です。Bの棚に植物を置きます。Bの棚はAから数センチ高いところにセットする予定です。マス状描いてあるのは,ワイヤーネットです。Bにはワイヤネットを支える桟を2つ加えてあります。AとBの間に傾斜を付けた波板パネルを入れる予定です。Bに置かれた鉢から流れ出た水は,その波板により外に排出されるようにします。DとEは側面になります。遮光ネットは,棚より上に付けるようにします。このプランでは手前と奥にはパネルがありません。したがって,左右の揺れに対する抗力が低いです。出来上がった後で対策を考えればよいと思います。

 ケースの雨除けふたまで完成しました。ふたには,ケースの中まで入り込む飛び出しを作ってそれをはめ込むことにより安定しています。ちょっとした大風にも耐えられそうです。しかし,台風の時は予想もつかない突風が吹くことがあります。それでふたが飛び出すと他のものに当たり被害が出ます。そこで,引っ掛け具を作りました。既成のうまい金具はないかと考えましたが,ヒートンを使うと取り付けも簡単で確実なものができそうなのでやってみました。ふたに1つ側面に1つヒートンをねじ締めし,φ3のアルミ線をU字型にして引っ掛けました。はす向かいにもう1組付けました。これでふたをいじこじしても外れないようになりました。

 南国の植物のイメージのあるハイビスカスは意外と暑さに弱いそうです。ベランダに置いてあるハイビスカスの環境を改善しようと,フラワースタンドに載せることにしました。床からの熱射を弱めることができるからです。家に一つ使っていないフラワースタンドがあったので載せようとしました。しかし,鉢のサイズが一回り小さく,フラワースタンドに収まりません。そこでホームセンターに一回り小さなフラワースタンドを買いに行きました。当然あると思っていましたが,実際には並んでいるものが皆,手持ちのものと同じ25 cmの内径のものでした。

 

 そこで手持ちのものと,ハイビスカスの鉢の間に入れるスペーサーを作って入れることにしました。長さの異なる1×2材を2つ重ねねじ留めしました。長い方が鉢とスタンドの間に入ります。短い方はスタンドに引っかけるためのものです。また,飛びだした形で木ねじを挿しました。このスペーサーを引っ掛けたときはずれて落ちないようにするためです。円周3か所に置きます。なお,端材を用いたため,奥の左側のものはねじ穴の跡です。

 

 

 作製したスペーサーを挟んでハイビスカスの鉢を載せてみました。うまく載りました。これで多少なりともハイビスカスの暑さ対策になるでしょう。ちなみに,黒いフレームに対して,白木が多少目立ちます。塗装したらもっと良かったかもしれません。

 

 ケースの箱だけ作っても雨がかかるところには置けません。そこでふたを作りました。1×2材で枠を作り波板をはめ込みました。下側には斜めに切断した2×2材を取り付けることで少し斜めになるようにしました。下がった側は水が流れ出るようにオープンになっています。

 

 今回これを作ったのは,鹿沼土を入れたビニル袋に日が当たりぼろぼろになるのを防止するのが目的でした。波板は透明なので,このふただと初期の目的を実現させることができないかもしれません(波板が紫外線を吸収して,劣化は遅くなるかも知れないが)。そこで,内側にアルミ蒸着シートを貼り付けました。


 

 角材の側面に溝を彫る作業を頻繁に行っています。これまで自作のジグを使っていましたが,ネットで見たジグを使うと楽にできそうです。角材をまたぐようにして,中央に溝を彫るものです。しかし,アマゾンに載っていたものはトリマ本体のメーカーが書いてありませんでした。そこで加工して使おうと購入しました。

 

 購入したジグの正確な位置に穴あけをするため,方眼トレーシングペーパーをトリマベースに重ねてねじ穴の位置に印をしました。

 

 トレーシングペーパーをジグのベースに貼り付け穴の位置をセンターポンチで印を付けました。最初から開いている穴を避けるため,ビットの出る大きな穴の中心からちょっとずらしました。穴は大きいので多少ずれていても問題はありません。


 センターポンチで印を付けた位置にφ4の穴をドリルで開けました。2か所センターポンチの跡だけありますが,既存の穴に近いため穴あけは止めました。開けた4か所にザグリを入れました。更ねじを入れて頭が出ないようにするためです。ザグリは木工用ザグリドリルを用いました。切れがちょっと悪いため,縁がちょっと荒れていますが実用上は問題ありません。


 トリマベースに取り付けました。うまく付きました。ねじ頭も飛び出していないので,邪魔にはなりません。


 トリマベースにトリマを取り付けました。角材を木工万力に挟み加工可能か見てみました。うまく行きそうです。まだテストは終わっていませんが。

 

 

 前回簡易トリマゲージを作り,ビットの出の調整をしやすくしました。しかし,ボッシュトリマの目盛りを使うと一回一回トリマゲージを使う必要のないことに気づきました。最初の出はトリマゲージで調整した後,この目盛りを利用して,例えば3 mmずつビットの出を増やしていくとさらに効率的です。

 前回1×2材の側面に溝を彫るとき,トリマが過負荷となりトリマが痛んだことを書きました。また溝彫り作業をすることになりました。今度は,一気に目的深さまで彫らず,3段階ほどに分けて彫り進めたいと思いました。ボッシュのトリマは同じものを2台持っています。前回までは,2台を5 mmと10 mmの深さにセットしておき,入れ替えて使っていました。今回3段階くらいにしたいと思いました。今回は3台必要になってしまいますが,1台で調整を変えて行うことにしました。簡単に調整できるようにするため,1×2材に何種類かの深さの溝を彫っておき,それにトリマを載せて調整することにしました。木材ですのでビットが多少強く当たってもビットへのダメージはないと思います。ただ,精度はそれほど高くありません。今回の作業は精度をあまり求めませんので問題はありません。


 写真はビットの出を調整しているところです。


 ちなみにトリマガイドを用いるときは,その厚さを加えなければなりません。その場合はトリマゲージの脇に(トリマガイドの厚さ)+(トリマゲージの厚さ)分の木材を置きます。


 

 トリマで3枚組継ぎ加工を行いました。ふと気づくと切削面に荒れがありました。写真左上のところです。切削面より深くえぐれています。


 ふと気づいたことがあります。今回,写真のように角材の内側(写真右側)から切削し,だんだんと左の方に切削面を広げていました。写真は端まで行わず,途中で止めたところです。さらに左に切削を広げていくと,最後の島状の部分がポンと飛びます。木材は繊維に平行に割れやすいからです。そのとき,切削面より深い部分を引き抜くようにして飛ぶのです。そのため,切削面より深くえぐれた部分ができてしまったのです。このメカニズムを考えると対策は簡単です。最後の島を作らないようにするとよいのです。そのためには,角材端部から切削を始めればよいのです。今後このことを注意しながら加工を行おうと思います。


 

 防犯カメラはネットを利用して遠隔地でも監視できるようになっています。ところが防犯カメラは玄関の外に設置するため,屋内のLANでは通信が不安定になってしまいました。そこで,軒下にLAN中継器を取り付けました。中継器用の電源と,LANケーブルを接続する必要があります。LANケーブルはベランダに引いてあるのでそれを延長しました。電源は,センサライト用コンセントから引きました。

 ここのところ猛暑が続いていて木工から遠ざかっていました。突然涼しさが戻ったのでやりかけの作業を再開しました。鹿沼土ケースのふたの作製です。このケースは雨のかかるところに置きたいと考えているので雨対策が必要です。ふたに波板パネルを使うことにより,雨対策としたいと考えています。波板パネルの作製プロセスはだいたいルーチン化しました。1×2材を必要な長さに切り,まずは三枚組継ぎ加工になります。上の横桟の左右に三枚組継ぎのメスを作製します。そのジグが写真のものです。発生する木くずも主人ホースを写真のように置くことにより結構効率よく集塵できます。