アース棒を使ったミストファン用の簡易アース | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 銅製のアース棒が市販されているので,鉄杭より効果は高いと考え,ホームセンターから買ってきました。これは本来土中に埋めて使うものですが,今回は簡易で行こうと考え,リード線まで土中に打ち込むことにしました。アース棒には最初から銅のリード線が付いていました。これなら土中に埋めても電気化学的腐食は起こりません。付属のリード線は短いので,電線を圧着端子で繋げました。ここは空中に浮いていますが圧着端子自体は純銅です。鈴メッキはされていますが雨で濡れても問題はないでしょう。


 上に書いた通り,このアース棒は完全に土中に叩き込みました。AC電源のニュートラル側と,このアース間の抵抗を測定すると約550Ωでした。比較のため,鉄杭の方を測定すると約500Ωでした。鉄杭の方が長く土との接触面積が大きいためでしょう。たとえ漏電が起きたとしても電流は小さいので,鉄の比抵抗は全く問題にならないと思います。しかし,アース棒はほとんど土の中に入ってしまうので見栄えはこちらの方がずっと良いでしょう。