6枚目の波板パネルの作製のため枠の部品を準備していましたが,5×38×710 mmの桟が2つ不足していることに気づきました。材料を探したところ,同部品を作製する際最後に残した2×2材がありました。ここから同部品を2つとり,最後に1×2材をとりました。ちなみに,それらの残りの部分は面取りされているので,捨て材としました。それもいずれ何かに使えるでしょう。
これまでオイルステイン塗料は,ラテックス手袋をして,ウエスをつかみ塗料に浸けて塗っていました。前の記事で,そうしたらラテックス手袋の先が溶けてきてしまったことを書きました。その対策として簡単な塗布具を作ってみました。手元にあった1×2材をスライスした端材の1つにウエスを巻き付けもう一つの端材で挟み,2本の木ねじで2本の端材を固定しました。それでも手が塗料に触れてしまうことがあるので,ラテックス手袋をして,塗りました。きれいに塗れ大変に具合が良かったです。ウエスの表面がなだらかなので,手でつかんで塗った場合よりきれいに塗れることがわかりました。ウエスは使い捨てのつもりでしたが,何回か使えそうです。
余ったオイルステイン塗料をどのように廃棄するかは環境汚染を考えきちんとしなければなりません。きちんとした施設で焼却するのが良いです。アマチュアとしては,燃えるごみとして出せればよいと思います。ただ,液体を燃えるごみとして出すとゴミ収集車の中で漏れたりしてよろしくありません。新聞紙にしみこませ,袋に入れて出すとよいと思います。私の場合もっと良い方法がありました。トリマで大量におがくずが発生します。それにしみこませるのがよいと考えました。今回100 cc程余りが出ましたので紙コップに入れました。コップ1つではおがくずで吸収できるか自信がなかったので,2つの紙コップに分け,それぞれにおがくずを入れてみました。塗料はどんどんとおがくずにしみこみました。そして横にしてもこぼれなくなりました。塗料自体が木材となじみやすいように作られているのでおがくずにはよく吸収されるのでしょう。塗料とほぼ同体積のおがくずに吸収されました。そして,吸収後の体積は元の塗料の体積とあまり変わらない感じでした。したがって,紙コップに8割程度塗料を入れてもおがくずにしみこませることができそうです。
カンナ掛けや何かを細工するとき,作業台の上に固定したいことが多くあります。ここでテーパーを用いた固定具を作製しました。広い2枚の合板を作業台の手前と奥にクランプで固定します。奥側の合板側面に被加工材を置き,2対のテーパーに切った合板を被加工材の両端にセットします。テーパーを互い方向に押し付けると被加工材が強く奥の合板に押し付けられます。強く押し付けるためにテーパーの左右を2本の金づちでたたきました。外すときは,広い合板からちょっとだけはみ出させた頂点を金づちでたたきます。しっかりと固定されていた被加工材が簡単に外れます。
そのようにして固定した角材にカンナ掛けしました。しっかりと固定されていて,カンナ掛け作業がスムーズにできるようになりました。
丸のこガイドの下の被加工材を固定するのに木ねじを用いています。被加工材の厚さに応じて長さの異なる木ねじを用いるので,木ねじに色を付けて探しやすくしています。長さと色の関係がすぐわかるよう,ラベルに色と長さの表を付けています。このラベルは最近作ったものです。気が付くと黒っぽくむらに汚れていました。しかも右側80%くらいと左側にはっきりした分かれ目がありました。「左側に何かが載っている状態で上から汚れがかかったのだろう」と感じました。
しかし,裏を見て本当の理由がわかりました。このラベルは印刷した紙の裏に両面テープを貼り,ケースに張り付けたものです。裏から見ると,異なる両面テープ間で汚れが異なっていたのです。さらに観察すると両面テープの糊が染み出した感じでした。両面テープにも品質の差があるのでしょう。
角材に波板を差し込む溝は10 mmとしています。一気に10 mmを彫るより,5 mmずつ彫っていった方が負担が少ないとそうしていました。同型番の2台のトリマを5 mm用と10 mm用にセットして,5 mm用で彫った後にトリマを代えて10 mm用で彫ります。しかし,今回変なことが起きてしまいました。10 mmにセットしたトリマの彫る位置がガイド端から離れて縁の半分以上に食い込んでしまったのです。
考えてみるとリョービのトリマは構造上,ベースがふらつきやすい感じがします。ベースがわずかに傾くとビットの位置がミリ単位でずれる恐れがあります。ボッシュのトリマの方がこのふらつきは小さいような構造に見えます。今後,ボッシュを用いようかと思います。ボッシュのは,トリマベースがわずかに大きいです。すると,トリマガイドの位置が離れてしまいます。現在のトリマベースの下に薄合板を貼って新たなガイドとする工夫が必要だと思います。
アマゾンで買ったデジタル式ラジオが電池では動作しませんでした。そこで開いてみました。すると電池ボックスからのプラスのリード線が外れて浮いていました。機器の内部の配線ですから機械的力はかからないのに,どうして外れたのだろうかと疑問に感じました。
とにかくつなぎなおしてみようと,どこから外れたのか探してみました。外れた場所はすぐには見つかりませんでした。「ここらしい」というところがありましたが,ルーペで見てもはっきりしませんでした。そこで,望遠接写レンズを付けたカメラで撮ってみました。どうもここらしいです。
電線の切れ口らしいところがはっきり見えなかったのは,貧弱なリード線のためだと分かりました。はんだ付けしようと被覆をむいてみると,心線はわずか6本しか入っていないものでした。いくら貧弱でも,機器内部の電線が切れるのは不思議です。
とにかくはんだ付けしました。そして,電池を入れたところ,液晶画面に時刻が出るようになりました。「うまくいった」と思いましたが,ぬか喜びでした。ONにすると液晶画面が消えてしまうのです。もう一度開いてみると,電池マイナスからつながっている部品の電極が取れかかっていました。L5と書かれているのでコイルでしょう(セラミックスの積層コイルと思われる)。
電池回路のプラスリード線が外れ,マイナス側の積層コイルの電極が溶けているところを見ると,どこかで大きくリークして,大きな電流が流れたのではないかと思われます。そう考えれば,機械的に外れる力の加わらないリード線が切れたのも,電極が溶けたのも理解できます。リード線は貧弱故簡単に取れたのでしょう。USB電源では働くので,USB充電電池を電源にしたらどうかと思いやってみました。電池ボックスに入れたのと同じ現象が起こりました。どうやら今もリークは起こっているようです。DCアダプタでは電流容量が大きいので動作するのでしょう。しかし,こう考えるとDCアダプタで動作させた場合,火災の恐れが出てきます。安物買いの銭失いでした。















