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技術日誌

ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 マルチツールで温度計はめ込み穴をあけたのち,黒色スプレー塗料を吹き付けました。そののち2つの温度計をはめ込みました。マルチツールでの穴あけはちょっと大きめになってしまいました。最後にやすりで最終仕上げするのはそんなに大変ではありません。ですので,マルチツールを使う場合には,最初に小さめに穴あけし,最後にやすりで正確にケガキ線のところまで削れば,正確できれいにできるようです。

 いよいよ最後の作業,波板の取り付けです。真ん中と下側の手前の桟はまだつけない状態で波板をはめ込みました。手前の桟が付いていないので,波板は取り付けやすかったです。次にはみ出た分を切り取りました。

 


 波板は,枠にはめ込みましたが,下側はオープンになっているため,このままではずれ落ちてしまいます。そこで,横桟1つにつき2か所を留めました。奥側の桟から木ねじをねじ込み波板を貫通させました。これで波板は固定されました。


 桟は左右で固定した場合,中央部が膨らみ気味になりました。そこで中央部を木ねじで背面の桟との間隔を一定にすることにしました。


 矢印部分に木ねじを締めこみました。背面の桟との間隔が木ねじで保たれるようになり,安定しました。 

 


 出来上がったパネルを立てかけてみました。きちんとできました。あとは,ガレージ側面にどのように取り付けるかです。

 

 使っている目覚ましラジオの時計は瞬間停電でもリセットされてしまいます。以前に書きましたが,電池を入れておいても,停電を感知し,電池に切り替える間にリセットされてしまうのです。そこで,電池のところに,DCアダプタから電力を供給し,停電の時は蓄電池から電力を供給し続ける仕組みを考えました(前回記事)。それ用のDCアダプタを手持ちの中から探し出しました。9 V 500 mAというのがありました。ただ,電流容量が足りるかという懸念がありました。これは4.5 Wということになります。一方ラジオの仕様を見てみると12 Wとなっていました。この数値だけを見るとDCアダプタの容量が足りません。そこで,電池で動作しているときどの程度電流が流れるか調べてみました。

 

 電池ボックスの端子にミノムシクリップとICクリップを用いて,電池から電流計を通して電力を供給し,ラジオを鳴らしてみました。音量を最大にしたとき,120 mA程度でした。500 mAのDCアダプタでは,余裕のようです。

 今回の塗装は,オイルステインというのを使ってみることにしました。この塗料は染料系で,着色が中心なのでしょうか。うまい容器がなかったので,蚊取り線香の缶を用いました。こちらに少量の塗料を移し,ウエスに浸して枠に塗りました。

 

 透明の波板の枠には,濃い茶が合うと思うのでウォールナットのオイルステインを用意しました。写真では離れていてよく見えませんが,近くで見るときれいな木目が目立つように現れました。塗料の缶には「木目を生かす」と書かれていました。その通りだと感じました。ちなみに,横桟は下側のもので,この上に波板をはめ,更に上から桟をはめます。下側の桟の写っている部分は内側になるので,塗装はしてありません。はめる上側の桟は写真手前に写っています。

 枠は塗装する予定です。塗装前にはサンダ掛けした方が仕上がりはよさそうです。そこで,組む前にサンダ掛けしました。角材の端をクランプで固定し,サンダ掛けしました。クランプの左側がやや濃くなっていて,その左が白くなっています。触るとつるつるです。まずは,クランプを避けてサンダ掛けした結果です。この後,クランプの位置をサンダ掛けの済んだ部分に移動し,サンダ掛けが終わっていない部分もサンダ掛けしました。ちなみに,クランプで挟むときは,間に緩衝用の小さい板をかませました。

 温度計取付穴はちょっと小さいのでマルチツールで切り込むことを考えました。マルチツールは,「木材を切るとき釘が入っていても切ることができる」と言われているので,アルミなら切り込むことができるだろうと考えました。実際にやってみると,確かにできました。

 

 マルチツールによる穴です。最後にやすりで仕上げた方がよさそうです。また,予定より少し大きめな穴になってしまいました。このサイズでも,私独自の方法(https://www.youtube.com/watch?v=we6hRqV1DFQ&t=8s)で開けた方が良かったようです。

 

 やすりで仕上げ,温度計の突起を受けるへこみを削ったのち,黒く塗装しました。

 波板パネルの枠は,左右の柱,上部の桟,下部と中間の桟からなります。上部の桟と柱とは三枚組継ぎとなります。きれいにはまりました。下部と中間の桟は厚さ5 mmの細い板が下側からと上側から入ります。まず,下側を固定したのち,波板を入れ,上側をはめて完成です。この形を見ると波板が幅に比べて高さが意外に高いことがわかります。

 これからやることは,それぞれをサンダがけし,写真の状態+下側の桟を付けたのち塗装するところから始めます。

 ストッパーに関する記事の所で述べたように,はめ込み溝は,3枚組継ぎのほぞの一部まで入り込ませていました。これにより,組んだ時の角の部分にも溝が入っていて,波板がきちんとはまるようになっています。

 長い角材の側面にトリマで溝を彫る際,トリマの後ろに木屑が吹き出します。下側から集塵ホースで吸っていますが,勢いが強くかなり外に飛び出します。そこで,ガイドシステムの後ろ側に盾を置くことにしました。盾の下側をガイドに合わせて切り込みました。盾の下の方の穴から飛び出しているのが被加工材です。幅が広い場合もあるので広めに穴を開けてあります。盾自体の固定は,三脚台の板を縦に配し,木工ピンチで留めることにしました。

 波板をはめ込むための枠への溝彫りを行いました。トリマにて10 mmの深さまで溝彫りをします。いっぺんに10 mm削るのはちょっと負担が大きいので,最初に5 mm彫り,次いで10 mm彫るよう2段階に分けることにしました。その度にビットの出を調整しなおすのは手間がかかります。幸いトリマが2台あるので,1つを5 mm,もう一つは10 mmの出として,1回目に5 mm出のトリマを使い,次いで10 mm出のトリマに変えて彫ることで,10 mmの深さの溝を作りました。