サッカーと音楽ブログ -2ページ目

サッカーと音楽ブログ -2ページ目

ホームピグアメブロ

芸能人ブログ人気ブログ

18Sep
- 世界相手に戦う場合、本田は日本代表に必要なのか？！
  今回のテーマは世界相手に戦う場合、本田は日本代表に必要なのか？！前回の記事でも書きましたが、日本代表はアジア予選とw杯本大会で全く別のサッカーをする必要があるから大変。ハリルホジッチを監督にした理由は、一言で言うと世界で勝つ為。実際、「球際の強さ」「奪ってからの速攻」をチームに植え付けようとしている発言が多いと思いますし、弱者が強者に勝つ可能性をあげる事が得意な監督だと思います。ザックジャパンは、予選でもw杯でもボールを持ち主導権を握るサッカーを展開しました。危なげなく順調に予選を突破したもののw杯では呆気なく敗れ去りました。この出来事により、日本が世界相手にボールを保持するサッカーをやるのは10年早いという現実を突きつけられました。本田は素晴らしい選手ですが、w杯本大会で取り組むであろう相手にボールを持たせるサッカーをする場合、”今のポジションでは”やはり不要と言わざるを得ない⇒他に適任者はたくさんいる本田に限らず現在のアタッカーは、スピードがあることが絶対条件。足が遅い選手は圧倒的なボールコントロール、キック精度がなければMFとして居場所がない時代ましてや日本代表がやりたい事、＝世界で勝つ為にすべきことは相手から出来る限り高い位置でボールを奪い、スペースを素早くついてシンプルに攻めるである以上スピードがない本田を少なくとも今のポジション(右ウイング)で使うことに意味があるとは思えない個人的にはセンターFM以外あり得ないと思うレアルマドリードでハメスロドリゲスやエジル、カカなどが評価されないのは、彼らが「アタッカー」ではないから※カカは怪我以降、スピードがなくなった中盤の選手に求められるのは、構築とバランスなので彼らのような所謂トップ下は居場所がまるでありません日本とレアルを比べるのはどうかと思いますが、ボールを奪ってからの攻撃をメインに考えた場合、日本には適正のある人材が多い原口、武藤、宮市、柿谷山口蛍、大島、ハリルが山口蛍を招集し続けるのは納得でやはりボールを奪う能力に長けスピードもある選手だからでしょう。アジア予選はとりあえず勝ちさえすれば良いと思いますこれまでのチームを見ても、予選を簡単に勝ち抜いたチームほど、本大会では呆気なく負ける傾向ハリルジャパンは、予選は通過して当たり前な代表チームの本当の意味での第一歩なのかもしれない
17Sep
- GLAY　V系のBOOWY
  90年代に最も売れた邦楽ロックはB'zと書きました。その次はミスチル？サザン？ドリカム？その次にGLAYかなGLAYは所謂V系とカテゴライズされたバンドです。彼が新しかったのは、BOOWYからの影響を前面に押し出した事以前のブログでV系とは、BOOWYに影響を受けず、80年代のヤンキーカルチャーを経た、ゴシックロックの独自進化だと書きました。V系のオリジネイターや、中期、晩年のV系バンド達も当然BOOWYの影響下にありますが、前面に「BOOWY感」を出すことはありませんでした。BOOWYから始まった邦楽ロックでは、BOOWYのマネ⇒深い影響、そのまんまアプローチは、「パクリ」とディスられる危険性が高く、リスキー実際、バンドブーム時代は、BOOWYもどきが大量発生し、消えていった歴史があります。GLAYが登場したのは、94年頃バンドブームから6年ほどの月日が流れていました。黒服系～V系のブレイク、ダンス音楽に傾倒するJPOPこのタイミングであれば、BOOWY感だしてもいけるんじゃない？！こういう戦略家でしょうか？！私にはそう見えませんでした全てはタイミングだったんだと思います。実際、GLAYは黄金期こそ爆発的に売れましたが、その後失速し、世界的に活動することもありません。「最終的に皆でキャンプファイヤーとかで歌える曲を書きたい」と言っていたTAKURO彼らにとってV系のカテゴライズは精神的に重荷だったはず実態としては空気を読まず突如現れたV系に影響を受けヤンキー匂が薄いBOOWYフォロワー、それがGLAYGLAY 『彼女のModern』https://youtu.be/sxqHp5BUqXkGLAYFreeze My Lovehttps://youtu.be/KA-x2y50WUEGLAY -千ノナイフガ胸ヲ刺スhttps://youtu.be/HqY8BGJpYiAGLAYに影響を受けました！こういうバンドが表れないのも納得邦楽ロックのスタートはBOOWYなのだから。。
- B'zがあんなにも売れた理由～ハードロック独占市場
  90年代、最も売れたバンド「B'z」グランジ、ミクスチャー、V系、渋谷系、文系ロックではなく、なんの変哲もないハードロックバンド「B'z」が、何故、邦楽ロックマーケットにおいて爆発的なセールスを記録したのでしょうか？！それは、既存のハードロックにはない、普通の青年の「情けなさ」「弱さ」「バカバカしさ」を描いた世界観が大きかったと思う。本来ハードロックと言えば、「デンジャラス感」「マッチョ感」「非現実感」が売りの退屈な日常を忘れさせてくれるものとして、多くの人に愛され爆発的な人気を誇ったんだと思う。良く言えば「夢想」ですし、悪く言えば「エンターテイメント」＝茶番B'zの初期の音楽性は、なんの変哲もないハードロック＋TMNなユーロビートここに関してはギターTAK松本がTMNのサポートをしていたという背景が大きい91年以降、海外ではハードロックバンドは、前時代的な「ダサイ」ものとして扱われることが多くなりました。言わずもがな「グランジ」「オルタナティブ」が台頭し、これまでのハードロック/へヴィメタルを全否定できる位の破壊力があったからです。ですが、邦楽ロックにおいて90年代に最も売れたのはハードロック＋TMNなB'zです。私は普段、ハードロック/へヴィメタルを全く聴きませんが、B'zがあれだけ売れたことには納得感があります。日本人アーティストの特性として、①「洋楽」からの影響をポップにして再構築する②影響をそのまんまやることなく距離を置くB'zは自分達の好きな音楽をポップにしたものの、ハードロックから距離を置かなかったそのまんま忠実に影響を表現した。そこに「デンジャラス感」「マッチョ感」「非現実感」とは無縁のリアリティーがあり「情けなさ」「弱さ」「バカバカしい」歌詞を乗せたことで、普段JPOPしか聴かないリスナーにも対しても受け入れられた。B'z Bad Communicationhttps://youtu.be/M_6vLaDJ0rMハードロック＋TMN、小室氏も絶賛の1曲B'z / ALONEhttps://youtu.be/TMGoEXZKfUY失恋ソングとも友情ソングともとれる1曲これまた従来のハードロックにはない普通な人感B'z / ZERO【LIVE】https://youtu.be/OhxYq19LMT8「ギラギラした街を抜けさっさと家に帰り」自問自答し暴走する歌詞ハードロッカーはギラギラした街で暴れたり、女の子をひっかけたりするものですが、日本人らしくインドアで内向的邦楽ロックマーケットにおいてメガなロックバンドになる唯一の方法はロックファン以外からいかに支持されるか？！だと思うこれがB'zがあんなにも売れた背景だと思う勿論、10代の思春期にハードロックを聴いていた世代の方が、社会人になり経済力をもち出したことも大きな要因逆に言えば、ロックファン以外に敬遠されファンの90%以上が10代だったにも関わらず、メガなロックバンドになったXJAPANってヤバい。。
11Sep
- コンビニ人間〜無個性である事が自分を守る事
  話題の本「コンビニ人間」読了とても面白かったし考えさせられた。主人公は36歳未婚女性子供の頃から周囲とズレた感覚を持ち、心理カウンセラーなどに連れて行かれる。それ以降、両親に心配をかけてはいけないと思い心と口を閉ざし”普通の人間”を演じて生きてきた主人公が社会と唯一、接点を持てる場所がコンビニ大学1年生(18歳)から18年間、就職も結婚もせずにコンビニ人間として働く就職も結婚もしていない36歳未婚女性に対する”世間”の風当たりは厳しい自分は異物であるという子供の頃から持っていた自意識は年々増幅周囲の人達から投げ掛けられる悪意ある問いかけコンビニを辞めるキッカケは36歳無職の痛いオトコとの出会い社会から締め出され続けてきたオトコと接点を持つようになり主人公も自分の置かれている状況をシリアスに直視し始めるオトコは世間や異性に歪んだ感情を持ち、性根腐り果てた人間そのものムラでは「働かないオトコ、結婚しないオンナは必要ない」など縄文時代から続く”弱肉強食な風習”に絶望しています現在的に言うなら「負け組」の遠吠えですが、本作が面白くなるのは、主人公(36歳未婚女性)と36歳無職オトコがある利害の一致がキッカケで同棲をはじめた後から。主人公に体裁上オトコが出来た途端、家族、数少ない友人、コンビニの同僚達、自分を取り巻く全ての人達が激変し、自分に対する扱いもかわりはじめる。そして歪んだ興味関心を遠慮なく主人公にぶつけはじめ”普通な人達”だと思っていた人達は一瞬にして心ないケダモノにかわる。このあたりはフランツカフカの変身に近いイメージ本作を読んで、自分には関係ないと断言出来る人はどれ位いるだろうか？皆が普通の人間を演じ、普通じゃない人間を排除する普通の定義は「働いてる」「結婚している」などの表面的な情報で埋め尽くされ、個人の内面や考えなどには一切の興味を示さない普通じゃないと思われたくない為に、ムラから排除されないために皆が普通の人間を演じている人の浅はかさを現代のどこにでもあるシチュエーションで描いている本作、最終的に主人公は”普通になる”ことを棄てコンビニ人間として生きることを決めます。新入社員が毎年たくさん入社してくる会社で勤めていますが年々”はみ出したくない””はみ出さない”人材が増えています。最近の若い奴は！？なんて言いたいのではありませんおそらく彼ら彼女らのネット世代は、子供の頃から自分を守る為に普通である事を義務付けられた世代はなのでしょう何かあれば匿名の誹謗中傷にさらされる現代ではそれこそ学校などでは”普通じゃない”人はイジメの対象になったり、不良のレッテルを貼られてしまうのでしょう本作の主人公も普通を演じる延長で世間で言う普通じゃない人になる訳です普通を演じる現在の若者は、10年後、20年後、普通じゃない人になってるよ。ムラの中ではね。という警鐘(皮肉)でもあると思いました良い本ですよ
10Sep
- コールドプレイは90年代の内省ロックを万人ウケさせた
  ロック好きなら嫌いな人はいないコールドプレイ登場当時は良い曲を作るバンドだけど、音楽的に普通すぎて面白くない。。という印象コールドプレイ時、デビュー当時の音楽を一言で言うとど真ん中の王道「UKロック」じゃあ、まんまビートルズなの？まんまスミスなの？まんまオアシスなの？と言われれば全くそんなことはありません。彼らは圧倒的に時代の空気感を体現していたバンドでした。レディオヘッドや泣きエモやジェフバックリーやエリオットスミスなどのシンガーを通過した00年代以降の音楽でした。それにしても何故！？僕らは当時(90年代末～00年代)あんなにも悲観的でナイーヴだったんだろうネットの普及により個が匿名性を帯びる時代を予見していたから？それとも全てが乱れた90年代を経て希望の在り処を見出せなくなっていたから？？90年代後半～00年代前半のロックのメインテーマは一言で言えば「内省」でした。そしてとにかく「内省」なバンドが売れに売れましたレディオヘッド、トラヴィス、スマパン、ゲットアップキッズ、ジミーイートワールドこれらのバンド達と比べると、コールドプレイは自然体で、余計な装飾やポーズがなかった。Coldplay-- "Clocks"https://youtu.be/XbI1FpLd4Vk陰鬱じゃないレディオヘッドみたいな曲誰でも一度は聴いたことがある名イントロDon't Panic - Coldplayhttps://youtu.be/8uxt-FnNy2I1stアルバム最強説はよくある話ですが、彼らの場合1st1曲目のこの曲が最高サラッと良い曲「こんなのいつでも作れるよ」と言わんばかりColdplay - Yellowhttps://youtu.be/yKNxeF4KMsYオクターブ奏法による超シンプルなリフが印象本当に良い曲つくる内省的なUS・UKロックに対して、1歩も距離を置かず、良い音楽を作るの1点のみを見ていました。内省的な表現をしようではなく、自分の気持ちをダイレクトに反映させて音楽をつくったら内省的になったという感じ暗いハズなのに、万人ウケしたのは、自然体で閉ざしている感が音やビジュアルに出ていないからだと思う。
- ビッグビート～バカ売れしたケミカルブラザーズとプロディジー
  90年代は音楽バブル、現在であれば絶対に売れない、それどころかデビュー出来ないバンドが売れていたり注目されていた音楽ファンにとっては最高の時代趣味・・・音楽鑑賞っていう人が、クラスに4人～5人位いましたし、音楽オタクがマイノリティーではない時代でした。当然ヒットチャートにランクインする音楽も過去最高レベルにエッジが立っていました。そんな中でロック好き、HIPHOP好き、テクノ好き、皆にまんべんなく好かれるアーティストはメガセールスを記録しました。90年代はアメリカ初のオルタナティブを筆頭に、クロスオーバーの時代でした。ヘビー音楽リスナー世代が大人になり、自身が聴いて育った様々な音楽がミックスされた面白い時代勿論レコーディング環境の劇的な変化も要因の一ついかにもロックバンド、いかにもHIPHOPいかにもテクノそのまんま音楽のほうが珍しかった時代、そして現在は、既成のジャンルでは縛れない位に表現が多様化しています。そんな中、ロック好き、HIPHOP好き、テクノ好きにまんべんなくウケたアーティストの代表格は、「ケミカルブラザーズ」と「プロディジー」ブレイクビーツ、デジタルな音響これらをハードロックノリ、パンクノリで表現また外部からボーカリストやラッパーを招いてフィーチャリングするというノリが当時は斬新でした。特にケミカルはオアシスとかプライマルスクリームなどをゲストに招き、ヒットチャートを席巻しましたケミカルはデジタル世代からのハードロックに対する回答プロディジーはデジタル世代からのパンクに対する回答彼らは共にビッグビートと呼ばれました。The Prodigy - Smack My Bitch Uphttps://youtu.be/hZPECFQ4NhE⇒ノリノリバキバキのハードテクノ衝動任せのラップ？？がイケてますThe Chemical Brothers - 05 - Setting Sunhttps://youtu.be/qkkMz2awmbI⇒オアシス　ノエルギャガ―がボーカルを担当UKロックをデジタルにそしてハードに仕上げた1曲テクノ先進国日本では、「わかりやすいテクノ」はマニア受けしませんが、ロックから音楽に目覚めた75年～85年生まれの人は、ビッグビートからテクノやHIPHOPに興味をもった人とても多いと思います。ロック好きで他のジャンルは何を聴いていいか分からない人は、ビッグビートが他ジャンルへの扉を開いてくれるかもしれません。
- 椎名林檎は洗練された歌謡メタル
  名盤紹介勝訴ストリップアーティスト　椎名林檎椎名林檎をはじめて聴いたのは、99年～2000年高校1年生の時。99年～2000年と言えばJPOPシーン、海外を含めた音楽シーンで、印象的な出来事がたくさんありました。音楽CDが年間で最もうれたのは99年⇒以降、右肩下がりでCDは売れなくなる小室ファミリー、V系の終焉、SPEEDの解散HIPHOPやR＆Bに影響を受けた新感覚なアーティストの登場(宇多田、MISIA、ドラゴンアッシュ)ラップトップミュージックの全盛期、アナログなバンドの激減、ジャンルのクロスオーバーアーティスト総オルタナ現象※オルタナ＝ザックリ言うと色んなジャンルをごちゃ混ぜ若者のファッションや言葉も劇的に更新された時代この頃から「イケメン」とか「イケてる」などという言葉が出てきました女性が同性に求めるものも、カッコよさから「カワイイ」に変化カリスマが安室から浜崎あゆみにかわったしかし見た目のカワイイとは裏腹に、自立している感にカッコよさを感じるようになりました音楽で言うと、自分で曲を作ってビジュアルを含めたイメージを自分でつくるこんな激動の時代に現れたのが、椎名林檎最初聴いた時の印象は、「ズルい」「売れない訳ない」でした。椎名林檎 - ギブスhttps://youtu.be/zldBTSx9JpE⇒歌詞に「カート」とか「コートニー」を出すことで依存体質な恋愛にパンク感を出しています歌謡グランジというテイストの曲椎名林檎 - 真夜中は純潔https://youtu.be/NUICeooVoNw⇒とにかく言葉選びにセンスを感じます追いかける恋愛を扇情的な言葉で描いています椎名林檎 - 闇に降る雨https://youtu.be/8Pm2L8kN834⇒ゴシックな曲を歌謡テイストに怨念という言葉がピッタリそれにそれにしても良いPV「カワイイ子が高音でエロい事を歌う」これは売れる音楽の黄金律で昔からよくある手法なのですが、彼女はそこに明確な計算されたキャラ―の設定⇒荒んだ上手くいかない生活⇒純粋と計算の間で揺れる心理⇒依存したくないけど依存している状態日本人なら反応せずにはいられない歌謡性音楽マニアも唸らせる音楽性を持ちこみ意図して時代の寵児になりました。当時のインタビューで印象的だった言葉は、「くだらない音楽を無くしたいだけ」という言葉です。その為に自分がピエロになってでも、同世代や次世代に音楽に興味をもって貰いたいという意識があったのだと思います。実際、椎名林檎は本作をもって猥雑な歌謡路線を捨て、自分のやりたいことをはじめます。「くだらない音楽を無くしたいだけ」この役割を担うアーティストから、純粋に自分の好きな表現をはじめたのでしょう自分より10歳位離れた音楽好きな女の子は皆、音楽に興味をもったキッカケに「椎名林檎」を上げます自立していてカワイイそして才能があるまあ同性なら憧れて当然か
- 中田英寿について～日本人が世界で活躍できない理由
  今回のテーマは、海外で成功した日本人サッカー選手のパイオニア中田英寿について私が中田英寿に興味をもったのは、以下のインタビューを読んでからインタビュー「中田さんにとって理想のゴールは？」中田「自陣からロングボールを出してFMが裏に抜けて1点」インタビュアー「何故ですか？」中田「ラクだし、リスクなし、スピードが速いから」私がこの記事を読んだのは、97年～98年頃普通のサッカー選手であれば、「中盤でパスを回してサイドを使い」とか「ドリブルで剥がして数的優位を活かし」とか抽象的な表現になる事が多い中、中田英寿の考えは、「具体的」かつ「理論的」これは面白い選手が出てきたなと思いました。彼の効率的で無駄のない考えは、日頃の練習やトレーニング、試合中のしぐさや癖、プレースタイルに反映されていましたボールを持っていない時は"常に首を振り"360度の視野を確保する、ボールを受ける時の体勢は"後ろ向きではなく半身"で、"ワンタッチで何時でも前を向ける"状態ボールを持てば"シンプルに直進"、敵がくれば"跳ね飛ばし"ファールされても倒れない味方に出すパスはジャストではなく、0.5秒後～1秒後に向けて出すイメージ中田英寿　プレイ集https://youtu.be/qZaIv5bYhFo中田英寿に限らず良いパサーは、自分の特徴やリズムを周囲に理解させ、受け手を自分の特徴やリズムに同化させるという特徴があります。逆も然りで良いパスの受け手(多くの場合ストライカー)は、周囲に自分の特徴やリズムを周囲に理解させ、パスの出し手を自分の特徴やリズムに同化させるという特徴があります。自分のエゴを貫くことが悪とされる日本では、中田英寿は圧倒的なマイノリティー、彼はデビュー当時から自分のプレイヤーとしての性質を周囲に伝え続けました。「ジャストなパスは出さないよ」「もっと簡単に点を取ろうよ」勿論、周囲との軋轢はあったと思いますが、中田英寿は「自分を理解させる」＝「自分を理解してもらう」ことを一貫して貫いた選手中田より強い選手、上手い選手、クレバーな選手は、今まで沢山いたと思います。そしてこれからもドンドン出てくるでしょう。私が思うに日本人が海外で活躍出来ない最たる理由は「技術」ではなく、やはり「日本人特有のメンタリティ」にあると思う「人と違う事はしない」⇒意外性のある選手が出てこない「空気を読む」⇒自分を主張しない「責任を必要以上に感じる」⇒センターFM　センターバックが出てこない本田などは良い例で、Jリーグでプレイしていた頃の本田は、「左足の精度はピカイチ」けど、「上手いけど走らない」「何でも器用にこなせる」このような典型的な日本人選手でした。彼が現在の本田になったのは、海外移籍以降のチームメイトからの一言"お前がシュートを決めているのは、youtubeの中でしか見ない”アタッカーは点をとってナンボという本場のサッカーの価値観と現実を目の当たりにし、それ以降、彼は自慢の左足を周囲の為より、自分の為に使い始めました。それが＝チームの為になりました。中田英寿のパスにも本田と同じことが言えると思います。彼のパスはキラーパスと言われ、多くの味方にとってみれば、「不親切なパス」です。彼はカッコつけたい訳でもなく、自分についてこれないチームメイトに嘆きたい訳でもなく、チームの為にパスを出し続けました。そして同時に自分というプレイヤーを認知させる為に＝自分の為に恥の文化「日本」と罪の文化「欧米」「南米」では、チームプレイと言う言葉の定義に乖離が有り過ぎる。実際多くの日本人選手は、海外に移籍すれば、周囲や監督から「自分を出せ！」と指摘されるそうです。ブラジルやアルゼンチンの選手達はまず言われないフレーズでしょう。寧ろ個を制限されてストレスを溜める位自分を出すというのは、点を取る為に、「自信のあるプレイ」や「適切なプレイをしろ！」という事でしょう。そしてチームプレイというのは、「味方にストレスを与えるな」という事ではなく、より強くなる為に正しいことをしろという意味だと思う。「日本人は厳しいんじゃないですか」「こっちの人は順番とかも平気で抜かすし、本当に本能のままにというか」現在、スペインでうどん屋を営んでいる、元天才　石塚啓二日本人の民度は抜群に高く、だからこそ多くの外国人の興味関心を惹くんですが、ことサッカーに関しては、その民度の高さが邪魔になる。才能のある選手こそ、フィールドではエゴを爆発させて欲しい
- オウテカ以降のPOPミュージック
  名盤紹介　「Ep 7」アーティスト　オウテカ90年代エレクトロニカという電子音楽が音楽マニアの中で大流行りしました。その中でも異彩を放ち、テクノフィールドは勿論、POPやロック、HIPHOPにまで影響を与えたアーティストがオウテカですレディオヘッドの名盤「KID A」はオウテカからの影響なしでは生まれなかったと言っても過言ではありません。どんな音楽かと言うと、エイフェックスツインが発明した「繊細で美しい音響×シャープで過激ななリズム」Aphex Twin - "On"https://youtu.be/8Dg2ywnooIIAphex Twin - Flimhttps://youtu.be/RhHkUg-QCwkこれらを更にズタズタに切り裂いて、パズルにしたような音楽なんです。Autechre - Rpeghttps://youtu.be/_uFuGdZRYMIAutechre - Netlon Sentinelhttps://youtu.be/4AZnbpIcHfI普段POPSしか聴かない人が聴いても、正直反応に困る音楽ではあるとは思うんですが、聴きこむと不思議なPOP感に引き込まれます。不規則なリズムアプローチと、断片的で唐突な音響の粒音楽評論家曰く「反復する事にアンチテーゼ」「躍らせないダンスミュージック」テクノ音楽は既成のロックやPOPSに対するアンチから生まれた音楽だと思います。ですがテクノもロック同様に、歴史を重ねれば商業化もするし、方式のようなものだって出てくるし、商業的なアーティスト達による侵略も始まる要はロック同様にフォーマット化されて、四つ打ちや反復するビート、ミニマムな音響を垂れ流すだけのインスタントラーメンのような、音楽になりつつあった訳ですそんなところに現れたのが、オウテカやエイフェックスツイン、ボーズオブカナダなどが在籍している音楽レーベル「WARP RECORD」彼らは電子音楽をパンクなノリで、既成の"テクノ"をズタズタにし電子音楽の理想郷を追及しました電子音楽はどの音楽よりも「自由」で「制限のない」音楽であるべきだとテクノの反復性を否定するアーティスト生音以上のオーガニックを追求したアーティストHIPHOPのレトロなビート感を強調したアーティストサイケデリックロックやシューゲイザーと共振する霧のようなサウンドレイヤーを構築したアーティスト様々なアーティスト達が、「自由」で「制約のない」アプローチをしてそして様々なジャンルとクロスオーバーを行い、音楽シーンを発展しましたジャズトロニカ、フォークトロニカ、音響系etcエレクトロニカ以降、「解体」とルーツの掘り起しをテーマにした音楽ジャンルって生まれていないような気がする
09Sep
- ビジュアルジャパンサミット～フリーウィル勢がV系に与えたもの
  ビジュアルジャパンサミット出演アーティスト第5段が発表されました。BY-SEXUAL、かまいたち、NoGoD、Anli Pollicino、グリーヴァ、ゴシップ、ぞんび、ALDIOUSん～BY-SEXUAL、かまいたちしか分からない。。。この2バンドは関西出身、インディーズレーベル「フリーウィル」に所属していたアーティスト当時のフリーウィルは、東のエクスタシー西のフリーウィルと言われる程の人気レーベルでした。代表者はダイナマイト・トミーいやいや、プロレスラーですかって感じの名前ですよね。実際、V系シーンNO,1の凶暴者だったそうな悪そうだ。。このフリーウィル、ガチでBADBOYの集まりでしたね80年代の関西はインディーズシーンは、へヴィメタル人口が圧倒的に多かった訳ですが、フリーウィル勢の登場により、メタル勢は激減噂によるとパンクノリなフリーウィル勢に縄張り争い(喧嘩)で負けたからwwフリーウィル所属アーティストとは、音楽的云々で語る事がナンセンスな位に不良が「暴走族飽きたし。。バンドでもしよっか」こういうノリな人たちが多く、勢い任せに怒りとか苛立ちとか武勇を吐き出していました。音楽的に「パンク」というより、「パンク」という結果論と言ったほうが良いと思います。COLOR - SOME BECOME STRANGER (Live 1990)https://youtu.be/FpF6X-1sHDEBY-SEXUAL　SO BAD BOYhttps://youtu.be/gUyYBvWmGtwD'ERLANGER - LA VIE EN ROSE(PV)https://youtu.be/NF8UlkpF5iI⇒フリーウィルではないけどヤンキー匂が半端ない為wフリーウィル勢が当時の勢いを保ちメジャーでも成功していたら、V系というムーブメントは、もっと男の子チックなヤンキーチックなものになっていた可能性が高い。いや、それどころかワル系人気をHIPHOPやレイヴ音楽に奪われることなく、不良＝ロック好きという図式が、健在だった可能性すらあります。フリーウィル勢の勢力が衰えた原因はライブ中のファンの事故死。。Xすら霞む位の暴れっぷり。。市民権を獲得しつつあった当時のロックでしたが、この事件により「やっぱり不良の音楽」というレッテルを貼られてしまい、フリーウィル所属アーティストにも影を落としました。音楽的に様々な影響を受けているV系ですが、ヤンキー文化の影響も多分にあるジャンルだと思います。フリーウィルの喪失により、V系は完全に非ヤンキーな音楽になりました逆に言えばV系バンドをはじめる敷居が低くなり(喧嘩とか山ほど酒呑むとかしなくていいww)音楽的に発展したんだと思います。ディルアングレイが登場した当時、個人的には「新しい」というよりは、「懐かしい」感覚がありました。勢い任せで荒々しい×90年代V系以降の密室感ディルアングレイは90年代V系からのフリーウィルに対する回答と言えるアーティストだと思う。
03Sep
- W杯予選　ブラジルvsエクアドル
  W杯南米予選ブラジルvsエクアドル3-0でブラジルが勝利！！ハイライトhttps://youtu.be/Lb6niBQ9ivEやってくれました。ガブリエルジェズス！！1点目のPKを獲得した鋭い突破2点目はロマ―リオ彷彿のワンタッチヒール3点目は振り向きざまのコントロールシュート本当に19歳なんですかね？！本当恐ろしいシュートセンス抜群なので、このままセンターFMで使い続けて欲しいロナウドと比較されてますが、真面目な守備もするロマーリオになってほしいwそういやこの試合、新監督チッチの初采配の試合でしたねパウリーニョとレナトアウグストをウイングで使うあたり、只者ではない感性だと思います。コウチーニョ、ラフィーニャ、ボールを持てるMFも出てきてますし、ボランチにはカゼミロがいますし、あとリオでセンターバックをやってたリカルドカイオの本職はボランチですしね。MF不足が続いていたブラジルに水を運べる選手達が出てきたことはとっても良い傾向。ディフェンスはここ10年は安心なマルキーニョスがいますし2018年も優勝狙えるな、これ。
- レディオヘッド論
  90年代のビートルズ、高校生に相当にハマったバンドです名盤「KID A」は当時、ロックは終わったのか？！論争を巻き起こした問題作でしたレディオヘッド　ボーカル　トム・ヨークによる「ロックはゴミだ」発言もありましたしKID A以前のロックって色んな表現はあれど基本的にはギターが旋律の主軸になるものが多かった。そしてギターの響かせ方＝そのバンドの個性となっておりましたそれはレディオヘッドも例外ではなく、グランジ以降の壊れた質感や、ソニックユースから脈々と流れる、オルタナなギター文法をトリプルギターで表現。Radiohead - Creephttps://youtu.be/XFkzRNyygfkサビ前の「ガガッ　ガガッ」というブラッシングノイズは90年代以降の歪みギターの象徴となりましたRadiohead - Black Starhttps://youtu.be/BdW1iL8V0tY捨て曲なしどころか、全曲名曲な2nd「ベンズ」で最もブルースな1曲本当に感情が乗ってますRadiohead - Let Downhttps://youtu.be/M_wGLZmwZ8o美しいワルツのような曲徐々に熱量を上げていく名曲歌詞の内容も当時の若者心境ズバリそのもの「無駄な化学反応」「虫けらみたいに踏みつぶされる」「いつか自分の居場所を思い知る」誰よりもロックなバンドレディオヘッドがある日突然ギターを捨て、全編電子音とサンプリングで埋め尽くされた、氷の世界のような質感のを表現したことは、当時、相当にエポックメイキングな出来事でした。まあ、結論から言うと、レディオヘッドはキャリアと通して、常にロックアーティストです。音楽評論家　　渋谷陽一による「確かに今作は今まで聴いたことがないエレクトロニカ以降の"ロック"ではあるが、レディオヘッドは間違いなくロックアーティスト「ロックはゴミだ」という発言自体が、なによりロックアーティスト的じゃないか」というコメントは当時相当に納得がいきました様々な音楽に接近する彼らが異端に映る位にロックという音楽は、当時死んでいたジャンルだったという事だと思っています。大体、ビートルズ、ビーチボーイズ、ツェッペリン、ボウイ、ニューオーダー、トーキングヘッズU2、ストーンローゼズなんでもいいですが、ロック音楽の本質は、他ジャンルからの影響を独自解釈して、自身の作品に反映し転がす事にあります。レディオヘッドの功績は、ロックの間口を更に広くしたという点だと思います。レディオヘッド的な非ロックradiohead idiotequehttps://youtu.be/jJ9KYriPbU4⇒トリップホップ風だけど、レディオヘッド節炸裂ice age coming　ice age coming「氷河期がやってくる　氷河期がやってくる」HIPHOP畑のアーティストにこんなラップ出来ないでしょうRadiohead - The National Anthemhttps://youtu.be/mqaD2QAPaLk⇒ギターを使わないハードロックというイメージ強迫観念のような重くグルーブな気持ちよいRadiohead - Morning Bellhttps://youtu.be/VdFCROI50Qk⇒変拍子なレディオヘッド風ポストロックこの曲にこんなにエモーショナルなメロディーを乗せることが出来るのは凄い
- ダブステップって何？！リズム系音楽ジャンルは消耗品
  2010年頃、ダブステップ略して「ダブステ」なる音楽が大流行しました。30枚～40枚程アルバムを聴きましたが、あんまり音楽に統一性がなかった印象エレクトロニカな人もいるし、ジャジーなHIPHOPな人もいるし、ガッツリミニマムな人もいるし、ブルースな人もいるし、Flying Lotus - Pickled!https://youtu.be/HnOTQuHc_Rc⇒黒人からのエレクトロニカに対する回答Africa HiTech - 93 Million Mileshttps://youtu.be/n2x0pdjykwI⇒ガッツリダブ系貼り絵のような立体感がありますJames Blake - Klavierwerkehttps://youtu.be/rbylI4ld5VE⇒ダブステップをPOPのフォーマットにまあ、色んな表現があるけど、個人的な見解としては、リズム＋ベースの同居が特徴かなバンドでいえばドラマー2人・ベース2人大体、ダブステに関わらずリズム系音楽ムーブメントは、ゴチャゴチャしていて、なんか分かり辛い。。。例えば、ブレイクビーツブレイクビーツとは、音源や自分の叩いたビートを解体し再構築する事と定義されていますが、ハードディスクレコーディングが当たり前の現在、そしてHIPHOP,テクノにまるで影響を受けていないアーティストなんてほとんどいない事実がある以上リズムの解体と再構築をしていないアーティストを探すほうが難しい訳で。。アイドル歌謡とか、相当にロックンロールなバンド以外。。ダブにしたってそう音源の差引や音響の加工(リバーヴとかディレイ)を施すことで、音楽を変化させる手法まあ言わばリミックスですよねこれまたハードディスクレコーディンの最大のメリットは「音源の自由自在なエディット」であると考えるなら、全てのアーテイストはもはやダブの文法を用いているという事にならないかな？！(違う？？)そんな中でもダブを乱用して、貼り絵のようにガッツリとダブってるバンドやアーティストをダブって言うんでしょうねそしてダブステは、現在のレコーディング環境の中で、ダブを同居させたってことですよねハードディスクレコーディング以降、リズムの解体と再構築は容易になったので、今後、有象無象のリズムジャンルが生まれるでしょうただどのジャンルも長続きしない傾向結局、良い曲か否かが重要なので、リズムの呪縛に取りつかれると、コードの呪縛にとりつかれるポップスやロック以上に伝統芸化しちゃうんだよなぁ～
- 最終予選　日本対UAE
  始まりました、W杯アジア最終予選結果は2-1でUAEの勝利ハイライトhttps://youtu.be/d4nhDWpsfpI厳しい船出となりました。結果以上に内容が物足りなかった。。。海外組の疲弊っぷりだけが印象に残りました。個人的に岡崎は1TOPで使う選手ではないと思う。Jリーグ時代もレスター時代も、セカンドトップ、シャドーで結果を出してきた走る量と精度が魅力の選手なので、是非、4-5-1の右MF(FM)で使って欲しいスペースがあってこそ活きる選手プレスサッカーのファーストDFとして優秀ひいて守る相手にハリルは岡崎に一体、何を求めているんだろう？？あとは本田、、結果残すんだよな～日本代表では、、ん～個人的に日本が上を目指すなら、本田は1TOPで使ったほうが良いと思う。日本がパスを繋ぎ主導権を握るサッカーを今後も続けるなら。アジア予選では、"ボールを持たされる展開"は必至ボールが収まる位置を出来るだけ高くして、2列目が前を向いた状態で連動する、マークをひきつけスペースを2列目が使う。香川が日本代表で全く輝けない理由は、一言で言うとバイタルエリアで前を向いてボールを持てないから。相手が攻めてくる相手であればクロップ時代のドルトムントみたいに前線からハイプレスを掛けてショートカウンターをすれば良いですが、現在戦っているフィールドはアジア予選。"アジアのブラジル"日本相手に攻めてくるチームはほとんどいない。かといってフィジカル・スピードにおいて日本が他国を上回っている訳ではないので、いやむしろ劣っている訳で、ボールが収まる選手は絶対的に必要。現在のサッカー界のトレンドは、ポゼッションorプレスが連動するカウンターの2極ボールを持たされる以上ボールを持って力を発揮できる選手を選ぶべきそれこそ、シュンスケとかケンゴウとかエンドウとか、、これは世界的にも言えることだけど、ゲームにリズムを与える選手は圧倒的に希少価値、一昔前で言うオフェンシブMF。日本で純粋なオフェンシブMFは清武のみ、そして香川、宇佐美、乾など日本のアタッカー達はカウンターに適性のある選手今の日本の力だと、目的は本番(W杯)で勝つ為であって、アジア予選は"鍛える"場所なんて言ってる余裕はない。　　　本田清武　香川　岡崎　　山口　長谷部or　　原口　本田清武　　　　　　シュンスケ　ケンゴウ　山口or宇佐美　本田　浅野　　　清武　香川　　　　　山口アジア予選は割り切って、アジアで勝つサッカーをしてほしいな。しかし考えれば考えるほど、日本は難しい。予選ではボールを持たされ、W杯では多くの場合、相手にボールを持たれる予選と本大会で全く異なるシュチュエーションの戦いになるブラジルみたいに予選も本大会も相手が守ってくる展開であれば、予選は最高の練習試合になるのに。相手に関係なく自分たちのサッカーをする。この域に達するには、引いた相手を自分たちのペースで、ボールを保持して崩す。繰り返されるけど結局、1対1で勝てる選手の母数が増えない限りキツイな。。
30Aug
- ブロックパーティー論　リバイバリストとして隙がない
  名盤サイレントアラームアーティストブロックパーティーアルバムfullhttps://youtu.be/4sRxtvygyDoブロックパーティーが登場した当時は、ニューウェイヴリバイバル真っ最中でフランツフェルディナンドやインターポールなどというバンドが注目されていました。この時期に出てきたバンドで1番好きなバンドがブロックパーティーボーナスアフリカ系ギター北欧系ドラマ中国系というビジュアルのインパクトも抜群このブロックパーティー、嫌味な位に音楽マニアのツボをつくバンドなんです。80年代ニューウェイヴ/ポストパンクこれらのかっこいい所を抽出して90年代以後の壊れた質感で再構築ポリスをオルタナバンドがやったような「Banquet」https://youtu.be/vdkmhquF60o運動神経抜群のスミスのような「Helicopter」https://youtu.be/2R6S5CJWlcoポストロックノリでキュアーをやったような「Blue LIght」https://youtu.be/-5tR03Ev_wE00年代はリバイバルブームが多く、よくも悪くも古き良きなバンドが多く評価もされた訳ですが、古き良きな中にも新しい質感を導入し音楽的にもクオリティの高いバンド達は本当少なかった。。このブロックパーティーは、リバイバルブームとは関係なく、00年代に出てきた新しいイケてる数少ないバンドでした。あとバンド名からも分かるようにヒップホップ分化「ブロックパーティー」リズムに対する感度が他の多くのロックバンド達と違います。ブレイクビーツっぽいのは当たり前で、民族音楽のように「ドン。ドン」という原始性もあります。ポストパンク・ニューウェイブは、黒人音楽の面白い部分をポップソングに落とし込むという側面も大きかった訳で、鋭角的なギターサウンドだけではなく、リズムアプローチの面白さもしっかり再現彼らこそ、ニューウェイブリバイバルと呼ぶにふさわしい、
- ビジュアルジャパンサミットは現在のエクスタシーサミットなの？？
  さあビジュアルジャパンサミット第四弾アーティストが発表されました！！ズラリと並んだアーティスト達己龍、Angelo、Plastic Tree、A9、lynch.、Psycho le Cému、ｖistlip、cali≠gari、R指定、LM.C、Royz、DIAURA、LADIES ROOM、THE SLUT BUNKS、GARGOYLE、TOKYO YANKEES、NOCTURNAL BLOODLUST、DEZERT、DaizyStripper、ダウト、ASH DA HERO、FEST VAINQUEUR、摩天楼オペラ、heidi.、Versailles、The Thirteen、HERO、defspiral、THE MICRO HEAD 4N'S「・・・・」30過ぎの私にはサッパリわからないラインナップ知っているのはPlastic Tree、Psycho le Cémucali≠gari、LADIES ROOMGARGOYLE、TOKYO YANKEESぐらい。。前回の予想でも書いた通り、Plastic Treeは現在V系と言うよりかは、シューゲイザーという認識をされているバンドなので、アーティスト枠だと思います。cali≠gariはアルバム聴いたことないけど、LUNASEAのトリビュートでいい味を出していて、言葉遊びや和の要素をV系に取り入れたので、これまたアーティスト枠といっても良いと思います。LADIES ROOMGARGOYLE、TOKYO YANKEESここに関してはエクスタシーの大御所なので、音楽的にどうのこうのという議論は不要」その他大多数の若手バンド達にとってみれば「俺が出れるの？！」という温度感なんですよね、、多分その昔、エクスタシーサミットというYOSHIKI主催のフェス。否、集会がありました。https://youtu.be/0sZj_8WtkKkヤンキー金髪系バンドとシュールな黒服系が混在し「気合い」を合言葉に暴れまわる姿は、何とも言えない良い意味でのバカバカしさがありました。実際、笑いの要素も多分に含んでいる企画でしたしYOSHIKIは今回のビジュアルジャパンサミットをかつてのエクスタシーサミットと同じノリでやろうとしているかもしれない。昔だったら色んな意味で出演が難しいアーティストとまだ無名だけどこれから有名になるアーティストすべてを巻き込んで。エクスタシーサミットのメインテーマは「無名だけど無敵だった」ですから。。。YOSHIKIが凄いのは、多くの人間を巻き込むほど、ムーブメントが起きやすいし、結果自分たちの名声や地位が、上がることを理解している点ですね。お金儲けの上手い人みたいなイメージがありますが、実態としては友達思いな良い人ですよね。ですがそこはYOSHIKI。ただの良い人で終わるのではなくシッカリと見返りも計算しています。いや、もはや世界のXJAPANだから、見返りすら全く期待せずボランティアに近いかもしれませんね。。。その道、お金儲けやノリではなく、明確にまた大きなムーブメントを起こそうとしているのは間違いないですね。次回発表あたりから大物発表しそう。
29Aug
- 邦楽ロックにおけるスーパーカーの功績
  名盤紹介スーパーカー「スリーアウトチェンジ」青森からやってきた若者4人が作り上げたギターロックの金字塔。このアルバム何が凄いかと言うと、普通の若者がギターを手にしてただ良い音楽を作っているだけという点それこそ同級生のあいつが今度、バンドでデビューするらしい的などこにでもいる普通の人達が、作った普通のロックという点が魅力SUPERCARそれはいたってノーマルなコード進行白けた90年代の若者ズバリそのものな詞の世界に表れています。「昨日またぼくが白い目で見た夢は、この広い空と君との話だよ」「運命も運勢も多分きっと当たってないよ」「どうせダメだよ、泣いてたって愛を懐かしむだけさ」「甘い恋なんて手に入れるのは、二枚目なんだって目に見えるようさ」スーパーカーはこんなにも普通のギターロックを鳴らしているが明らかに突然変異のニューウェイヴだと音楽評論家山崎洋一郎氏が仰ってました。どういう事かと言うと、日本のロックバンドは、ロックといかに距離を置くか？！がメインテーマとなっており(意識・無意識は別として)距離の置き方、距離の長さが、そのバンドの個性やアイデンティティになるここに関しては、邦楽ロックの出発点boowyが王道ではないアプローチで日本のロックを更新したという事が背景にあります。多くの日本のロックバンドは、”普通な事をしてはいけない”というある種の脅迫観念を持っていました。スーパーカーが出てくるまでは。スーパーカーは、自身が思春期に影響を受けたUKUSロックを自分達のフィルターを通してそのまんま再現しました。Cream Sodahttps://youtu.be/XSDQTqCwJNQHellohttps://youtu.be/jfWqNOE23lc"そのまんまやる"という事が難しいんですよね。実は。何の理論武装も出来ずソングライティングが"そのまんま"評価されるから。スーパーカーは自家中毒化していた邦楽ロックシーンを更新しました。「表面的はサウンドの質感とか、パフォーマンスじゃなくてアーティストは如何に良い音だすかでしょ？！」こういう類のアナーキズム実際、スーパーカーやくるり、ナンバーガールの出現以降、邦楽ロックは明らかにかわりました。普通の人達による普通のロックが普通になりました。→古き良きって意味ではなく余計な装飾がないという意味でそんな普通ロックの出発点スーパーカーですが今作以降はトータス以降のポストロックやエレクトロニカ、ニューウェイヴなどロック以外の音楽と接近することで、自分達の音楽を更新していきます。イメージとしては、レディオヘッドに近いかな。色んなアプローチをしても、スーパーカーだなと納得してしまう音楽になるんです。面白いなと思うのは、ロックと距離を置かず、普通にやっていた彼らが1st以降は自分達の1st(ロック)と距離を置き始めますなんだそれだと、結局他のバンドと同じじゃない？！ちょっと違うんですね。彼等はそのすかしたニヒルキャラとは対照的に音楽的影響は、極めて素直に受けるタイプ1st以降も普通にエレクトロもやるし普通にニューウェイヴもやりました。Yumegiwa Last Boyhttps://youtu.be/F8RrddJgA7gWarning Bellhttps://youtu.be/HyGjQsRp9rM普通にやるのがもっとも難しいのですが本来良い音楽からの影響を自分のフィルターを通して装飾を加えずそのまんまやる。日本のバンドは「ロックと距離を置く」のではなく、正しくは「無駄に装飾に拘る」これが正しい表現かもしれませんねソングライターナカコーこと中村弘治のあまりにツボを押さえたミニマムな曲があってこそ、彼等はどんな音楽をやってもスーパーカーになり得るのでしょう。普通の人達スーパーカーは、「音楽は誰でも出来る」を提示したバンドではなく「音楽は誰でも出来る訳ではない」を証明したバンドかもしれません。結局、才能なんだよなぁ〜
- 日本のオルタナティブロック
  前回は海外のオルタナティブロックの元祖について書きましたが今回はオルタナティブロック＝「焦燥感」「憂鬱さ」「苛立ち」「感傷」などを吐き出す音楽というコア部分を体現する日本のバンドについて紹介します日本人は海外の音楽を吸収してポップに仕上げる事が得意ですのでオルタナティブロックも音楽的自由度を高めたBECK以降のオルタナティブの影響も前衛的なアーティストは、90年代中頃には自身の音楽にオルタナティブテイストを導入していました。コーネリアなどは日本人からのオルタナティブに対する回答とも言える名盤「ファンタズマ」を作りましたし今回紹介するのは、オルタナティブロックのアティチュードである「自身を曝け出す」「エモーショナル」なアーティストという括りで考えた場合、日本でオルタナティブロックイズムを継承しているのは、art-school、syrup16gこの2バンドだと思います。聴いていると本当に痛々しい。。art-school、syrup16g共に共通しているのは人間の感情の底の底を表現する事にフォーカスしておりリスナーに気付きたくない事を気付かせてくれるという点太宰治の「人間失格」みたいなイメージかな。art-schoolは男女間の恋愛感情の縺れなどを切り口に人の本質(醜さ美しさ優しさ愛憎)を描いてます最低で最悪な自分という設定は常にあってそんな自分が愛される訳がないけども、美しいものに惹かれてしまう。でもどうせ俺には。。art-schoolボーカル木下理樹の場合、美しいもの＝女性というケースが多数個人的な意見ですが、木下理樹の詞は全てが全て男女間の感情ではないと思います表面的には全部you and meソングだけど。。分かりやすく恋愛とかSEXに置き換えて人間のコアな感情を暴きリスナーに伝えてくれているんでしょう。「UNDER MY SKIN」https://youtu.be/Q6glaQ94raE「pool」https://youtu.be/C_TSmv-JhPI木下理樹の詞の世界は、透明感があって残酷そして優しい方やsyrup16gは、徹底した鬱な感情をブチまけています。本当アルバムを通して聴くと死にたくなりますwwart-school同様最低で最悪な自分という設定ですが、art-schoolは光に手を伸ばす＝美しい異性に対する憧れや欲望を全面に出しているだけ”前向き”だと思える程、syrup16gの世界観はダークで閉ざされた世界です。自虐自虐のオンパレード。ここまで暗いどん詰まりなアーティストがメジャーでアルバムを出していた事は奇跡に近いと思います。syrup16gの音楽は、暗く重く痛々しい鬱な感情に支配された音楽です。頻繁に聴く音楽ではありませんし頻繁に聴くと本当に鬱になる位の威力がありますが、彼らの音楽を聴くと聴く前より精神的に楽になっている事に気付きます。こんなにも暗く重く痛々しい鬱な音楽であるにも関わらずです。「不眠症」https://youtu.be/QUehbIXGIos「空をなくす」https://youtu.be/_wIWjY_tyFg「こんな俺でも生きていける」「なっ？！どうせ無理だっただろ？！」「希望なんてある訳ないよ」圧倒的なネガティヴをリスナーに突きつけ、逆説的に希望を与える＝気付かせるアーティストだと思います。そしてボーカル五十嵐は、紛れもなく選ばれた天才でしょう。上手い下手ではなく、生理的気持ちいい声って言うんですかね。それこそジョンレノンとか、カートコバーンとか、トムヨークに匹敵する声だと思います叫びや掠れ声すらも心地良いそんな天才ボイスの持ち主だからこそ、暗く重く痛々しい鬱な音楽でもギリギリ商品として成立するのかもしれませんね。あと超多作らしいですし。ビジネス的には本当勿体無いでも、天才に一般の感情は分からないか。。自分さがしをしたい人人とは！？人生とは？！を考えたい人愛とか優しさを感じたい人日本のオルタナティブロックアーティストは日本らしく内向的で大事な事に気付かせてくれますよ〜
24Aug
- オルタナティブって何！？②
  以前の記事では、現在オルタナティブというジャンルはパンク同様「新感覚」「異色の音楽」という意味になっており、本来の「焦燥感」や「苛立ち」や「憂鬱」をへヴィ―なサウンドに乗せて感情を吐き出すアーティストの事ではなくなっていると書きました。現在の音楽ファンがイメージする「オルタナティブ」の元祖は、個人的にはBECKだと思っていますが、⇒表現の多様という意味で今回は90年代初頭に「オルタナティブロック」と言われた、既成文脈にアンチテーゼを示したオリジナル・オルタナティブロックアーティスト達をご紹介オルタナティヴロックの元祖は何と言ってもピクシーズジェーンズアディクションメルヴィンズこの3バンドこの3バンドに共通している点は、非メタルでへヴィ―なバンドであるという事は勿論なのですが、いち早く既存のマーケットにはない方法論を発見したバンドという点だと思います■ピクシーズ⇒ローファイで単調な曲×囁きと狂気のような絶叫ニルヴァーナも影響を受けた静⇒動　動⇒静のダイナミズムを発見したバンドですベーシストが女性でたま～にボーカルもしますベーシストだけ女性バンドが多いのはピクシーズの影響かな方法論「静⇒動　動⇒静のダイナミズム」Pixies - Tamehttps://youtu.be/Xr-KjNGrXVYナンバーガール向井は影響うけまくり■ジェーンズアディクション⇒音楽的にはインド音楽に影響を受けたメタルという感じメタルと言えばマッチョな雰囲気とメッセージ性が多い中、彼らは良い意味で胡散臭かったwボーカル　ペリーファレルの金縛りのような声が独自のメタルサウンドにかぶされば見事にオルタナ化したというミクスチャー感が新しかった方法論「マッチョの否定」Jane's Addiction- Ted, Just Admit It...https://youtu.be/wJLW0Uf9SlAセックスイズバイオレンスというノリが、既存のメタルとは明らかに違いますね曲の中間～後半に掛けて転調と共に始まるギターサウンドはショッキング故hideが最も好きなバンド■メルヴィンズ⇒80年代ロックはドンドンBPMが早くなりましたスラッシュメタル、ハードコアギターの音も高音と低音を極端にしたキンキンなものが多かった中メルヴィンズは逆転の発想で「スロー」で「重く」「低い」サウンドを展開。90年代のへヴィ系バンドに多大な影響を与えました。サウンドガーデンやレイジは影響受けていると思います。方法論「逆転の発想　速いを「スロー」に高音重視を「重く」「低く」」彼らパイオニアの影響を受けたバンド達が90年代初頭にグランジ　オルタナティブムーブメントを起こします次回はムーブメントを牽引したバンド達について書きます
22Aug
- ビジュアルジャパンサミット　出演バンド予想②
  ビジュアルジャパンサミット出演アーティスト第三弾決定！！Plastic TreePsycho le Cemu己龍A9vistliplynchん～Plastic Tree、Psycho le Cemu以外分からない。現在はシューゲイザーなPlastic TreePlastic Treeはともかく、Psycho le Cemuは音源聴いた事ないです。とある雑誌で彼らを見て、「今V系ってこんな感じなんだ。。」って感慨に浸った思い出はありますが。。前回の記事では今回のビジュアルジャパンサミットが90年代のV系黄金期の再現としてエンタメとして振り切るのか？それとも新世代のバンドも巻き込んで、長期目線でシーンの盛り上げを考えるのか？このどちらに重きを置くのか興味があると書きました。このラインナップを見るとどちらの要素も含んでいるって感じでしょうし、ルナフェスとの被りも心配なさそうですね。当然、一部被りはあると思うけど。(エクスタシーの古株あたり)Plastic Treeの参戦は正直、予想外でした。この人選はおそらくSUGIZOによるものでしょう。現在のPlastic Treeは、V系とは言えないジャンルの音楽をしています。音楽マニア受けの良いシューゲイザーというジャンルですね。SUGIZOはV系にいち早くシューゲイザー的な質感を持ちこんだ人。シューゲイザーmeetsV系なPlastic Treeの動向をSUGIZOはチェックしていたハズです。シューゲイザーというのは、ギターに空間系や歪みのエフェクトを掛けて、多重録音や音の重ね方でサウンドレイヤーを作る幻想的な音楽なんですね。激しいものはトランスみたいだし、繊細なものはアンビエントみたいな曲もあるジャンルです。LUNASEAのB面に入ってる系の曲ですね今回の人選を見て、このフェスめちゃくちゃ面白くなるかもと思いました。大御所枠王道V系枠音楽マニア唸る枠ノスタルジー枠ネオV系枠将来BIG枠お笑い枠ん～Plastic Treeでるんだったら、ルアージュとかラピュータとかもありえますね。(懐かしい)出発地点は同じような系統でしたし。YOSHIKIの言うようにジャンルではなく、V系＝壁を壊すという定義で人選してくれてますよ。冗談じゃなくてXを聴いて音楽を始めたっていう非V系なアーティストも巻き込んで欲しい。ドラゴンアッシュとかゆずとかww