小学生の時、売れに売れた
バンドはB'zとWANDS
当時はB'z派・WANDS派に分かれていました。
私もこの2バンドを聴いていました。
共にビーイング系・売れ筋ロックですが、
私は断然WANDS派でした。
B'zの魅力はハードロックな音楽とは
裏腹な普通のおにいちゃんの葛藤や
良い意味でのバカさにあると思いますが、
WANDSはより繊細で
ヤンキーではないけど、
社会にうまく溶け込めない
やるせない感じが魅力でした。
事実、ボーカルの上杉は、
「やるせない」という詞を連発します。
星のない空の下で
風のない街で1人な時に聴きたい曲
テーマはノスタルジーと友情という感じ
天使になんてなれなかった
やさぐれ感満載、
メッキだらけの街で失望するけど、
自分の中の歪んだ心では
天使になんてなれないと悟る1曲
もっと強く抱きしめたなら
ボーカル上杉の作詞センスには脱帽
「少しだけ冷たい風が吹く
夕暮れの帰り道、片寄せて歩いた」
このワンフレーズだけで、
スッと景色が頭にインプットされます
ちなみに私はJPOP史上最高のバンドは
個人的にWANDSとマイラバだと思ってます。
こんなにも売れていたWANDSですが、
ある日突然"おかしくなりました"
「ロック感」を強調するようになりました。
よくある話ですが、
プロとしてやっていく為に、
メジャーでやっていく為に
自分のやりたい事ではなく
レコード会社の従っていたバンドが、
色んな意味で「やってらんない」状態になり、
レコード会社と対立しながら
自分達のやりたいことを始めました
元々、ボーカルの上杉さん
整ったクールな風貌とは裏腹に
笑っちゃう位にロックな兄ちゃんだそうです
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E6%9D%89%E6%98%87
エピソード
「ガンズを見てロックの道に進むことを決意」
まあ、こういうノリの方です
小学生の時に夢中になった
「やさぐれていて」「ちょっとやるせない」
感情をデジタルビートと
程良いロックサウンドに乗せて歌うことが
魅力が満載だったWANDSが
突如グランジ化します
グランジ=小汚い、唐突なへヴィロック
SAME SIDE
歌い方ビジュアルが激変しましたが
歌詞のセンスは相変わらず
居場所のない感覚を
「太陽の裏の流星」と比喩するあたりさすが
Secret Night ~ It's My Treat ~
癒えることない傷に
ついて歌っています
自虐度が今作あたりから
加速しはじめました
当時はWANDSが
変になったと思いましたが、
今思えば当時の日本のメジャーで
グランジ路線でやっていくのは、
商業的には自殺行為に近いハズ。
激変から数年で
WANDSは事実上解散
その後の上杉氏の変化は
私の想像を行くものでした。
爽やかでクールだった上杉氏は、
ボサボサ髪+ヒゲ
↓
激太り
↓
スキンヘッド
↓
インディアンスタイル
ビジュアル的にも激変
詳しはHPで
http://www.wesugi.net/modules/news/
当時のWANDSが好きな人で
上杉氏についてこれる人はいないハズ
うーん、ロック!!