小学生の時、売れに売れた

バンドはB'zとWANDS

当時はB'z派・WANDS派に分かれていました。

 

私もこの2バンドを聴いていました。

共にビーイング系・売れ筋ロックですが、

私は断然WANDS派でした。

 

B'zの魅力はハードロックな音楽とは

裏腹な普通のおにいちゃんの葛藤や

良い意味でのバカさにあると思いますが、

WANDSはより繊細で

ヤンキーではないけど、

社会にうまく溶け込めない

やるせない感じが魅力でした。

 

事実、ボーカルの上杉は、

「やるせない」という詞を連発します。

 

星のない空の下で 

https://youtu.be/-cS2yfs2qgo

 

風のない街で1人な時に聴きたい曲

テーマはノスタルジーと友情という感じ

 

天使になんてなれなかった

https://youtu.be/a5Egg4s0xho

 

やさぐれ感満載、

メッキだらけの街で失望するけど、

自分の中の歪んだ心では

天使になんてなれないと悟る1曲

 

もっと強く抱きしめたなら

https://youtu.be/XCFMVStOozk

 

ボーカル上杉の作詞センスには脱帽

「少しだけ冷たい風が吹く

夕暮れの帰り道、片寄せて歩いた」

このワンフレーズだけで、

スッと景色が頭にインプットされます

 

ちなみに私はJPOP史上最高のバンドは

個人的にWANDSとマイラバだと思ってます。

 

こんなにも売れていたWANDSですが、

ある日突然"おかしくなりました"

 

「ロック感」を強調するようになりました。

 

よくある話ですが、

プロとしてやっていく為に、

メジャーでやっていく為に

自分のやりたい事ではなく

レコード会社の従っていたバンドが、

色んな意味で「やってらんない」状態になり、

レコード会社と対立しながら

自分達のやりたいことを始めました

 

元々、ボーカルの上杉さん

整ったクールな風貌とは裏腹に

笑っちゃう位にロックな兄ちゃんだそうです

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E6%9D%89%E6%98%87

 

エピソード

「ガンズを見てロックの道に進むことを決意」

 

まあ、こういうノリの方です

 

小学生の時に夢中になった

「やさぐれていて」「ちょっとやるせない」

感情をデジタルビートと

程良いロックサウンドに乗せて歌うことが

魅力が満載だったWANDSが

突如グランジ化します

 

グランジ=小汚い、唐突なへヴィロック

 

SAME SIDE 

https://youtu.be/NfNBf2K2Mro

 

歌い方ビジュアルが激変しましたが

歌詞のセンスは相変わらず

居場所のない感覚を

「太陽の裏の流星」と比喩するあたりさすが

 

Secret Night ~ It's My Treat ~ 

https://youtu.be/odMTxsYEyGQ

 

癒えることない傷に

ついて歌っています

自虐度が今作あたりから

加速しはじめました

 

当時はWANDSが

変になったと思いましたが、

今思えば当時の日本のメジャーで

グランジ路線でやっていくのは、

商業的には自殺行為に近いハズ。

 

激変から数年で

WANDSは事実上解散

 

その後の上杉氏の変化は

私の想像を行くものでした。

 

爽やかでクールだった上杉氏は、

ボサボサ髪+ヒゲ

激太り

スキンヘッド

インディアンスタイル

 

ビジュアル的にも激変

 

詳しはHPで

http://www.wesugi.net/modules/news/

 

当時のWANDSが好きな人で

上杉氏についてこれる人はいないハズ

 

うーん、ロック!!