kiyokiyo world Ⅱ -30ページ目

kiyokiyo world Ⅱ

昔の功夫映画ばかりです。

1978年の香港映画。

 

梁家仁さんは詠春拳の名人。人情に厚い人でみんなから尊敬されている接骨医でもあります。仏山に道場をもっています。

 

梁家仁さんの弟子 卡薩伐さんは詠春拳の5代目師範です。彼も真面目で実直な人。両替屋で働いていました。

 

2人の手合わせがもう既に異次元・・・ガーン

 

話は卡薩伐さんが強くなる前から始まります。街中でサモさんは売り物のちまきを食べて、おいしさをアピール。しかし、なかなか売れません。知り合いに騙され、ちまきを全部取られてしまいます。サモさんは梁家仁さんの弟子です。

 

茶樓に李海生さんと楊成五さんと楊威さんが手下たちを引き連れてやってきます。手下の林正英さん、元彪さん、陳會毅さんたちは座れなかったので、店員をはねのけ勝手に予約席に座ります。

 

そこは梁家仁さんの予約席でした。姪に懲らしめられて、キレる林正英さん。李海生さんにたしなめられ、我慢します。梁家仁さんたちは席を譲って立ち去ります。

 

「莫記錢莊」では卡薩伐さんが働いています。サモさんと仲良しで、愚痴を聞いてくれていました。卡薩伐さんは売り物に手が出ないように全く違う仕事を紹介してくれます。

 

それは肥汲み。臭いがキツいですが、しっかり稼げそうです。

 

さて、「莫記錢莊」は馮克安さんのお店でした。彼は組織のお金を元手に両替商を始め、大成功を収めました。町長になり、仏山を手に入れようとしていました。

 

卡薩伐さんはうっかり未処理の手形を持ってきてしまい、職場に戻ります。そして、町長の暗殺計画を聞いてしまいます。

 

危険を知らせに慌てて町長のところへ向かいます。助役の石天さんに相談し、次の日に会わせてもらうことになりました。約束の場所で待っていると石天さんがやってきます。彼は馮克安さん側の人間でした。李海生さんたちが彼に向かってきます。

 

卡薩伐さんと楊成五さんのテコンドー対決。ありがたや・・・。神キックの連続雷

 

彼らの攻撃力は高い。逃げます。逃げた先にサモさんの家があり、サモさんは彼を背負って移動します。李海生さんたちがサモさんの家へ入っていった隙に梁家仁さんのところへ逃げます。どうにか助かることができました。

 

馮克安さんは卡薩伐さんのお母さんを殺して、彼をおびき出そうとします。卡薩伐さんの無事を母親に伝えに行ったサモさんは母親が殺されてしまったことを知ります。

 

いろいろな人の様子を見て、慎重に行動するサモさん。「林世榮」のキャラよりは慎重です。

 

梁家仁さんの家へ帰ると、母の心配をしていた心卡薩伐さんが。サモさんはとっさに「お母さんは元気だった。」と嘘をついてしまいます。

 

卡薩伐さんは町長に気を付けるようにという伝言をサモさんに追加で頼みます。役場で町長を待っていると石天さんに見つかり、追い払われます。ねばって町長に会えましたが、お付きの劉家榮さんがいるので腹を割って話すことができません。奥歯にものが挟まったような言い方をして、不審がられてしまいます。

 

出かけた町長を楊成五さんが追いかけます。町長は李海生さんたちに取り囲まれます。劉家榮さんはサモさんの言葉をバカにしていましたが、本当だったことを実感します。手下に火星さんがいました。

 

劉家榮さんは李海生さんと楊成五さんと必死に戦いますが、拳の李海生さんと腿の楊成五さんのコンビは強過ぎる。殺されてしまいます。町長が行方不明になったため、馮克安さんが代理の町長になります。側には鍾發さんが。

 

卡薩伐さんは少し回復したので母に会いに行こうとします。サモさんはもう嘘をつき通すことはできないと考え、彼に真実を話します。激昂する卡薩伐さんを止め、梁家仁さんに相談することにします。

 

馮克安さんは梁家仁さんの存在を大きく見ており、梁家仁さんの排除を考えます。

 

梁家仁さんが食事をしているところに物乞いの鍾發さんがやってきます。施しをする梁家仁さん。李海生さんたちがやってきて、卡薩伐さんを引き渡すように言います。梁家仁さんは落ち着いた様子で、患者だから治るまで無理と断ります。襲いかかる拳と腿のコンビ。さらりとかわす梁家仁さん。かっこい~お願いこじれそうな感じが出てきたときに馮克安さんがやってきて、2人に注意をします。

 

2人は素直に引き下がります。梁家仁さんはその様子から馮克安さんも怪しいと感じます。店を壊した弁償をして、去ります。

 

卡薩伐さんは梁家仁さんに弟子入りを願いますが、復讐目的の人に詠春拳を教えるわけにはいかないと梁家仁さんは拒否します。母を殺された状態で憎しみの連鎖を断ち切りなさいと言われてもなかなか難しいものがありますね。

 

梁家仁さんの弟子として錢月笙さんが。一緒にご飯を食べていました。

 

ずっと土下座を続けている卡薩伐さんのためにおにぎりを持っていくサモさん。サモさんは一計を案じます。なんとサモさんが卡薩伐さんの師匠に。「どういうことだ?」という表情で様子を見守る梁家仁さん。

 

サモさんは下品でめちゃくちゃな詠春拳を教えます。梁家仁さんは耐え切れず指導に乗り出します。してやったり!

 

錢月笙さんも協力して、無理やり弟子入りの儀式をセッティングします。梁家仁さんは必死な卡薩伐さんの姿に心打たれ、弟子にすることにします。

 

真面目で一生懸命な2人は強い師弟の絆で結ばれます。

 

サモさんと卡薩伐さんの手合わせ中、梁家仁さんは卡薩伐さんの背中に針を刺します。痛みとショックで彼のパンチは攻撃力が増し、サモさんはぶっ飛ばされます。

 

そして、動く木人椿がある施設で練習します。仇討ちを嫌っていた梁家仁さんでしたが、「仇」を書かれた文字を用意し、卡薩伐さんを励まします。

 

サモさんと錢月笙さんも目隠しをして手合わせをしますが、サモさんが目隠しを取って攻撃をするので、錢月笙さんもズルをして、修行が成り立たなくなります。2人ともかっこいいのに笑い優先にするなんて。豪華だな。

 

卡薩伐さんは108個あるツボを勉強し、棍術を学びます。アーモンド大くらいの果実の種を棍棒で叩き割る訓練を何度も何度もします。すばやく突く訓練も。多種多様な修行を積み、卡薩伐さんはとても強くなります。

 

馮克安さんは梁家仁さんに卡薩伐さんが弟子入りしたことを重く見て、梁家仁さんの殺害を計画します。

 

梁家仁さんが食事をしに茶樓へ行くと1階の半分が黒い布で覆われていました。2階へ行きます。気まずそうな店員。布で覆われていたところから李海生さんたちが出てきます。嫌な予感。

 

そして、また鍾發さんがやってきます。いつものようにお金をあげようと帯に手を入れた瞬間、鍾發さんがナイフを取り出し、梁家仁さんの腰を2ヶ所刺します。やっぱり彼は物乞いになりすましていたんだ!優しさに差につけ込む最低な人たち。

 

苦しむ梁家仁さん。李海生さんたちによって2階が抜け落ち、落下します。彼らは茶樓を買収して、暗殺計画を練っていたのです。1人で果敢に戦う梁家仁さん。しかし、腰を刺されているので、力を出しきれず。様々な攻撃を受け、遂に彼は力尽きます。

 

李海生さんは遺体を持って道場にやってきて、弟子たちも襲います。陳會毅さんが弟子役でも出演していました。錢月笙さんは楊威さんの槍で亡くなります。サモさんは卡薩伐さんと姉弟子である姪を逃がし、錢月笙さんの血を顔につけて死んだふりをして、誤魔化します。

 

町長の不在が長期化したので、正式に馮克安さんが町長となります。サモさん、卡薩伐さん、姪は仇を討つことにします。サモさんは楊成五さんと卡薩伐さんは李海生さんと姪は楊威さんと戦う計画を立てます。

 

しかし、サモさんは3人の名前を間違って覚えており、女性たちと遊び終えた楊威さんに声をかけてしまいます。逃げられない。戦いが始まります。

 

楊威さんの槍がすばらしかったですびっくり(元彪さんが楊威さんのダブルをしているようです。)長い棒を体の一部のように扱う人たちを尊敬します。

 

かなり厳しい戦いになると気づいたサモさんは林に逃げます。夜なので更に見えにくくなるし、槍は動かしにくくなるからです。

 

手探り状態で戦うシーンも丁寧に作られていました。どうにかこうにか楊威さんを倒します。

 

サモさんの人違いに振り回される卡薩伐さんと姪。戦うしかありません。姪は果敢に楊成五さんに向かっていきます。入れ替わって卡薩伐さんと楊成五さんのテコンドー対決。繰り出されるキックが半端ない。猛烈なキックが楊成五さんに入って、亡くなります。

 

次は李海生さん。卡薩伐さんが戦っていると、石天さんが錢月笙さんと孟海さんを連れてやってきます。石天さんは2人に攻撃を命じます。す、す、すごい。身軽な2人組。姪は彼らと戦いますが、腹を刺されて絶命します。

 

そこにようやくサモさんが登場します。サモさんと錢月笙さんと孟海さんのアクションがめちゃくちゃきれい。すばらし~!!無我夢中で刀を振り回し、彼らを倒します。

 

卡薩伐さんは梁家仁さんの教え通り、ツボを突きまくり、足の甲と踝を攻撃して、急所に最大の攻撃を食らわせ、無敵状態だった李海生さんを倒します。

 

ラスボスの馮克安さん、到着。石天さんはビビりなので弱そうなサモさんと戦うことを選びます。馮克安さんは卡薩伐さんと。

 

サモさんも師匠の仇を討ちたいので、これまでと違います。弱いような強いようなしぶとい石天さんを倒します。

 

馮克安さんは実は年寄りのふりをしており、本当は若かったのです。変装を解いた後の姿が不気味。蟷螂拳(ft.ワイヤー)でがっつり攻めてきます。卡薩伐さんが苦戦していると、石天さんを倒したサモさんがやってきます。

 

ここでの3人のアクションも見事でした。馮克安さんの強さに2人は苦しみます。サモさんは防御に徹し、卡薩伐さんが攻撃を担当することにします。そこから少しずつ攻撃にリズムが出てきます。

 

サモさんは姪の亡骸からヘアピンを取り、卡薩伐さんを刺して、パンチの勢いを高めます。強烈なパンチを食らい、動けなくなった馮克安さんに怒涛の攻撃を仕掛けます。そして、あの凄まじい超人的なキックが!後ろ向きから始まり、捻ってからのキック!!!

 

2人とも生き残ってよかったね。終わり。

 

姉弟子の遺体が側にあるのにもかかわらず、飄々とした曲がラストに流れるのがちょっと・・・。

 

卡薩伐さんの驚異的なキックが楽しみだったのですが、他にも見どころが多くて、楽しめました。爆  笑

 

印象に残ったのは馮克安さん。気持ち悪い。ムカつく。イライラする。そんな役が多いです。そう思わせる豊かな表現力があるってことですよね。強さも表現できるし、やられっぷりもすごいし、ステキな役者さんだな~と感じました。

 

もちろんクール&ストイックな梁家仁さんもよいですお願い

 

1979年の香港映画。

 

洪金寶さんが子豚を持って歩いていると肉屋のオヤジにバナナの皮で転ばされ、取り上げられますバナナしかし、やり返します。

 

棋象をしていた馮敬文さんと曾楚霖さんのトラブルにサモさんが首を突っ込みます。駒を取った取らないの話をお金だと勘違い。曾楚霖さんが引くほど馮敬文さんをやり込めてしまいます。ほんとおっちょこちょい。

 

「五龍堂」では李海生さんが技を披露していました。30年修行して体得した「五行の掌術」が見事。特に手が赤くなる技はすごい破壊力。弟子は鍾發さん、林正英さん、元武さん。

 

修行半ば、お金を使い切って帰ってきたダメ息子の馮克安さん。そこに養女となった陳琪琪さんが。目をギラギラさせる馮克安さん。

 

馮敬文がけがをして帰ってきます。彼の盛った話に李海生さんは激怒!關德興さんのところへ押しかけます。

 

關德興さんのオーラがすごかった雷74歳でここまでやれてしまうなんて。黃飛鴻が自身の当たり役という矜持がそうさせたのでしょう。体の柔らかさや動きの早さにはびっくりでした。

 

こちらの弟子はサモさん、元彪さん、韋白さん。習字をしているところに李海生さんが来ます。言葉遣いは丁寧ですが、お互い、敵意丸出し。しかし、關德興さんはめっちゃ強かった。戦いながら書を完成させてしまいます。李海生さんは額に「服」という字を書かれます。

 

調子に乗るサモさんの口に筆を突っ込み黙らせる關德興さん。弟子の悪事を知り、ブチギレます。キレる關德興さんさんとビビるサモさんの対比がおかしくて笑ってしまいました。

 

罰として修行を命じられます。そこに目の不自由な男性がやってきて、彼が持っている壺に用を足します。

 

蔣金さんと嫁の唐晶さんが兄を探しにやってきます。馮克安さんは唐晶さんのかわいさに目をつけ、兄を知っていると嘘をつきます。サモさんの小さいころの本物の写真。目が大きくてかわいい。

 

偽兄貴を紹介されます。疑いの目で見る蔣金さん。違うと判断した2人は帰ろうとしますが、馮克安さんは兄にお金を貸していたと嘘を重ね、放そうとしません。蔣金さんは手下たちにボコボコにされ、唐晶さんは捕らわれの身になってしまいます。

 

關德興さんは用事があるので出かけることに。サモさんたちだけで大丈夫かな?心配ですガーン

 

馮克安さんが油断しているところを蔣金さんは襲いかかります。いい感じでやっつけているとサモさんが通りかかります。一見すると蔣金さんの方が悪く見えるのでサモさんは彼をやっつけます。助けてもらった馮克安さんはお礼にサモさんに食事をご馳走します。

 

樊梅生さん、登場。お酒大好き&マイペース人間。酒を染み込ませた米を蒔いて他人様の鶏を盗みます鳥

 

鶏を抱きながら、歩いていると首を吊ろうとしている蔣金さんを発見。「死ぬなら、小銭をくれ、服をくれ。」と樊梅生さんが平然と言ってくるので、死ねなくなった蔣金さん。結果的に助かります。樊梅生さんに慰められ、励まされ、少し元気が出ました。

 

樊梅生さんはお酒がなくなったので、僅かなお金でお酒を買おうとします。予想の10分の1の量しか売ってもらえませんでした。そこに馮克安さんと陳會毅さんが登場します。陳會毅さんは馮克安さんにお金を貸してもなかなか返してもらえないようですアセアセ

 

樊梅生さんは蔣金さんが言っていた奴だと気付いて、ちょっかいをかけます。懲らしめて奥さんを返すように言います。馮克安さんは約束を守るのでしょうか。

 

馮克安さんはサモさんに自分が奥さんを取られそうだと嘘の話をします。サモさんは頼られていると勘違いし、はりきってしまいます。樊梅生さんと対決することに。

 

樊梅生さんは勝ち、利用価値がないと見切った馮克安さんは逃げます。サモさんは樊梅生さんの話から弟が街に来ていることをようやく知ることができました。

 

樊梅生さんはサモさんを連れて帰ります。しかし、さっきサモさんにやられていたので蔣金さんはサモさんを攻撃します。幼少時代の綽名を確かめ合って、ようやく仲直りします。そして、馮克安さんに騙されていたことに気づきます。サモさん、義理の妹を助け出すことに!

 

陳琪琪さんは唐晶さんを助けようとしますが、馮克安さんにバレて殴られます。樊梅生さんを縛り上げて、自分が倒したように装ったサモさんが訪ねてきます。そして、樊梅生さんの縄を解き、2人で馮克安さんと手下たちをやっつけて、陳琪琪さんと唐晶さんを助け出します。

 

5人で食卓を囲みますが、陳琪琪さんは浮かぬ顔。一応、李海生さんの家族ですので。

 

馮克安さんはこっそりサモさんたちの様子を覗き見します。

 

陳琪琪さんはアホ過ぎるサモさんをからかいます。(ちょっと性格が悪い子だったのかな。)が、自分が痛い目に遭うことに。

 

酔った樊梅生さんを連れ出して、サモさんはいなくなります。1人になった陳琪琪さんを狙って馮克安さんは忍び込み、襲いかかります。必死に抵抗しますが、彼女を窒息死させてしまいます。

 

近くを夜回りしていた曾楚霖さんは悲鳴を聞き、様子を見に行きます。そして、馮克安さんが出て行く姿と彼の名前が彫られた指輪を発見します。

 

家に戻って着替えをしているときに指輪が無くなっていることに気づきます。李海生さんと弟子がいるので「サモさんが陳琪琪さんを誘拐した。」と嘘をつきます。激怒する李海生さん。

 

酔って1人で帰宅したサモさん。ベッドに入った際に遺体を発見します。取り乱すサモさん。

 

李海生さんたちがやってきます。どう見てもサモさんが手を下したようにしか見えません。あ、ようやく林正英さんがしっかり見えるラブラブ馮克安さんは自分の罪を彼に被せます。サモさんは馮克安さんを人質にして逃げます。

 

「寶芝林」へ向かいます。鍾發さんが看板を外し、李海生さんたちは裏に回ります。無理に道場を捜索しようとする彼らを元彪さんと韋白さんは止めます。李海生さんは看板を壊します。怒った2人は彼らに向かっていきます。

林正英さんと元彪さんのバトルがめちゃくちゃかっこよかったですグリーンハーツ大きな扇や銭を固めたものを凶器にしたり、肘に刃物をつけたりと林正英さん、すごい。最後は元彪さんのスーパーキックで終わります。

元武さんも棍術がすごい!見事な猿キャラ猿

サモさんは入り口で見張っている鍾發さんを発見。仲間が必死に戦い、看板が壊されたことを知ります。李海生さんに襲われそうな元彪さんを助けます。サモさんは腹に赤い手を受けて血を吐きます。

馮克安さんが悪いのに一方的にやられるサモさんたちがかわいそう。がんばれ!

3人で必死に逃げ、樊梅生さんのところへ行きます。サモさんが受けた技は「五行の掌術」でした。毒出しをしてくれます。事態を重く見た元彪さんたちは師匠を呼びに出かけます。

サモさんは樊梅生さんの子分となり、洪拳の「十二橋」を学びます。

李海生さんの怒りは増す一方。猫拳 鍾發さんの出番です。

樊梅生さんは古い遺体安置所に住んでいます。酔った樊梅生さんを連れて帰ると棺から物音が。猫が飛び出てきて、びっくり猫そして、違う棺から鍾發さんが飛び出てきて、更にびっくり。戦いが始まります。猫拳というより、猫人間!!激しい戦いを繰り広げます。ちょっとだけ樊梅生さんがサポートしてくれて彼を倒すことができました。

樊梅生さんの「鉄の掌」という技を身につけたいサモさん。ですが、酢に両手を浸けるなど、体得するのがとても大変だということですぐには教えてもらえません。

酒のつまみに豚足を買ってきた樊梅生さんはサモさんに調理を命じますが、サモさんは酢を見て、修行だと勘違いしてしまいます。離れたところから指示を出すのでサモさんの勘違いは続きます。指示がどんどんヤバくなっていきます。腕をブツ切りにしろって・・・。あまりにも躊躇するので、近くに行ってみて、サモさんの壮大な勘違いに気づくのでした~。

さて、賭博場。馮克安さんは賭けまくってます。そこには曾楚霖さんも。お金がなくなったので、馮克安さんに指輪を見せて、高額の口止め料を要求します。しつこく続くであろうことを予想した馮克安さんはお金を取りに行くふりをして、ついてきた曾楚霖さんを刺します。

曾楚霖さんは蔣金さんのところへ逃げます。指輪を渡し、真犯人の名前を告げて亡くなります。蔣金さんは追いかけてきた馮克安さんと戦います。唐晶さんに指輪を持たせ、サモさんを呼んでくるように言います。蔣金さんは腹部を刺されて亡くなります。

唐晶さんと共にやってきたサモさんは弟の亡骸を発見します。泣き崩れる義理の妹の姿・・・。怒りに燃えます。

派手なお店で派手に飲んでいた馮克安さんの元へ蔣金さんの位牌を持って乗り込んでいきます。テクニックもすごいけど、勢い&迫力がすごい。馮克安さんをボッコボコにして、殺します。

李海生さんも大切な1人息子を殺され、怒りの頂点に。

看板を新しくして、師匠を迎えようとしていると道の真ん中に祭壇を設けて立っている李海生さんが。

息子の悪事を知らない李海生さんは激しく攻撃してきます。時々、アドバイスをして、基本的には見守る樊梅生さん。すばらしい師匠です。

中華鍋を使った戦いがユニークだなと思いました。李海生さんはサモさんに息子の位牌で襲われ、壊してしまいます。

李海生さんの赤い掌攻撃に対抗できず、サモさんは苦労します。樊梅生さんはそれを受け止めます。掌がボロボロに。しかし、それは李海生さんも同じでした。パワーダウンした今こそ攻撃です。腕を中心に攻撃を仕掛け、彼を倒します。

關德興さんが帰ってきます。一気に引き締まる空気。看板を壊されたことをとても怒っています。慌てて看板をかけて、取り繕おうとしますが、逆さまになっていました。關德興さんにビビるサモさんの姿で終わりです。

あ~、やっぱり林正英さん、かっこよかったーグリーンハート

サモさんの出ている映画は面白いけれど、人が殺されたり、乱暴されたりするシーンは生々しいことが多いような気がします。義理であっても妹を襲うという設定にはぞっとしました。(馮克安さんの演技がとても上手ということなのですが。)創作だと思って軽く流そう。

武術指導が袁和平さんとサモさん。面白くないはずがないっ!神がかったアクションが満載の映画です。

 

1974年の香港映画。

 

馬車に乗って、うたた寝している孫越さん。御者が急停止したので、目覚めます。道の真ん中に譚道良さんが座り込んでいました。

 

御者は彼が邪魔で馬車を動かせません。譚道良さんは孫越さんを水溜りに倒し、御者を脅して、馬車に乗り込みます。孫越さんは泥だらけで置き去りに。

 

国が荒廃していてました。まともな生活ができず、譚道良さんは功夫と賭けで生き抜いているという感じです。

 

客棧に入ってサービスを受けようとしますが、給仕は彼を冷たく見つめるばかり。上から経営者の貝蒂さんがこれまた冷たく声をかけます。身なりが貧しかったので警戒されていたようです。お金を見せると急に愛想がよくなります。

 

部屋に入り、水浴びをし、背広を着ると別人のよう。きれいな身なりで賭博場へ向かいます。

 

胴元がサイコロを振ると脚で台を揺らし、賭けの邪魔をしますサイコロ2回目に邪魔をした際、大きな賭けをしたいと胴元に言いますが、取り合ってもらえませんでした。

 

譚道良さんは変な客扱いされ、奥に連れて行かれます。李強さんたちにボコられそうになりますが、やり返します。他のチンピラも出てきて騒ぎが大きくなります。美しいフラッシュレッグが炸裂します。騒ぎを発見した部下が経営者に知らせに行きます。

 

経営者は実弟の譚道恭さん。様子を見にやってきます。手下たちの話を聞き、譚道良さんを丁寧にもてなさなかったことを叱ります。そして、彼を丁寧にもてなします。

 

とんでもなく大きな賭けを始めます。彼が賭けたのは自分の命でした。背広は借りたもので、金持ちではなかったのです。譚道恭さんは譚道良さんの希望を受け入れ、賭けが始まります。

 

最初は部下が相手です。譚道恭さんは彼の功夫の腕前を評価し、わざと負けるよう部下に指示します。しかし、譚道良さんの狙いとは?

 

勝ち続ける譚道良さんに譚道恭さんは質問しますが、笑顔でかわされます。譚道良さんは満足するまで賭け続けると言います。

 

譚道恭さんは昨年あった出来事について話し始めます。4月、この賭博場を始めたころに1人の男性がやってきました。いきなり刃物を台に突き刺します。客は逃げます。

 

彼も命を賭けました。譚道恭さんは無謀なことはしないよう止めますが、彼の決心は変わりません。勝負が始まります。

 

勝ち続けます。胴元が止めましょうと言っても聞きません。最後の勝負で彼は負け、全財産を失います。刃物を持って感情的になる彼を見て、譚道恭さんはお金を持たせて帰らせようとしますが拒否。彼は刃物で自分の腹部を刺して命を絶ってしまいます。

 

その話を聞いても笑顔のままの譚道良さん。決心は変わりません。負けるまでやり続け、負けたら潔く止めるという約束をします。

 

やり手の胴元 王若平さんと勝負です。が、ものすごいチート力。巧みないかさまで勝ち続けます。譚道良さん、ドミノの扱いが超一流。もうドミノがピザ生地状態。笑

 

勝負は高額になり、賭博場は一般のお客さんを帰します。追い詰められる王若平さん。それに対して笑顔の譚道良さん。金の延べ棒もできたので、今日の勝負はラストになります。最後の勝負を始めようとしたとき、孫越さんがやってきます。彼は2番目に偉い人でした。

 

戦う相手は孫越さんにチェンジ。そして、サイコロで勝負することになります。2人の手元しか映らないシーンがあります。プロのサイコロの扱いはすごいな~と思いました。バーテンダーさんみたい。譚道良さんは負けて、潔く引き下がります。

 

譚道良さんは譚道恭さんがお金を出すのを固辞して、帰ろうとします。が、いきなり戻ってきます。

 

そして、先ほどの話の真実バージョンと称して譚道良さんは語り始めます。男性は経営者に会いに来ていましたが、譚道恭さんはトラブルになると考え、手下たちと共に彼を殺害しました。賭けをする以前に男性は殺されていたのです。しかし、とぼける譚道恭さん。

 

命と賭博場を賭けることになります。今度も光るバーテンダーテクニック!譚道良さんが勝ちます。これで賭博場は彼のもの。襲いかかる手下たちをやっつけます。

 

譚道良さんは賭けも強いし、戦いも強い。譚道恭さんと孫越さんは仕切り直しをすることに。翌日の正午に再開です。

 

未だ譚道良さんの目的はわかりません。殺された男性のリベンジか?

 

客棧に帰ると貝蒂さんが待っていました。

 

翌日、譚道良さんを殺す気で手下たちを控えさせ、譚道恭さんは待ちます。が、彼は約束の時間を過ぎても来ません。

 

やり手の胴元に来てもらったのですが・・・。譚道良さんは来ないと判断し、譚道恭さんは自室に戻ります。なんと勝手に譚道恭さんの部屋にいました。狙われていることを察知して、時間と場所を変えて来たようです。

 

譚道良さんはある話を始めます。昨年の9月、2人の男が賭博場にやってきました。譚道恭さんと孫越さん。2人は当時の経営者に面会を求め、大きな賭けを始めます。孫越さんがチートして勝ち続けます。押しの強くない経営者は焦りますが、2人は賭けを止めようとしません。そして、遂に賭博場を要求します。賭けは孫越さん、戦いは譚道恭さんが担当。そして、手下たちもなだれ込んできます。

 

白を切る譚道恭さん。話を続けます。

 

経営者の男性は乗っ取られた上に殺されます。街の人たちは賭博場を失ったから自殺したと思っていました。

 

自分の悪事がバレていると知り、激昂する譚道恭さん。兄弟対決が始まります。途中、強い手下が絡んできます。彼のナイフで殺されそうになりますが、譚道恭さんがそれを止め、手を組もうともちかけます。譚道良さんは応じます。

 

孫越さんが実は裏切っているので、2人で協力しないかということでした。それに乗ります。譚道恭さんは孫越さんに儲けをあまりシェアしていなかったので、孫越さんは不満が溜まっていたようです。

 

一方、孫越さんは貝蒂さんのところで怒っていました。彼は彼でねばりそうです。

 

客棧から出てきた孫越さんを手下たちが取り囲みます。拘束された孫越さんは譚道良さん情報を仕入れていました。彼は前経営者の息子とのこと。再度、譚道恭さんに手を組もうと訴えます。

 

譚道良さんは貝蒂さんと酒を飲んでいます。これまでの人生を悲観する貝蒂さんに「幸せにする。」と誓う譚道良さん。

 

孫越さんは既に罠をかけたそうです。譚道良さんはそれに気づいているのでしょうか。心配ですタラー

 

別な部屋に行くと鷹揚な態度で煙草を吸う貝蒂さんと柱に縛り付けられている譚道良さんがいました。酒に薬を入れて、譚道良さんを捕まえたようです。

 

譚道良さんは死を観念し、譚道恭さんに父の死の真相を教えてほしいと言うと譚道恭さんは譚道良さんの話が正しいことを認めます。殺すために弱っている譚道良さんを移動させようとしたところ、いきなり機敏になり、逃げます。

 

どう考えても脚を押さえなきゃダメですよね、譚道良さんの場合は。脚力だけで壁の間を登るシーンがすごいなと思いました。

 

廃墟が連なる場所へ逃げ込み、譚道恭さんとナイフ男と対決します。よくわからない白い粉を手にして、待ち構える譚道恭さん。しかし、間違ってナイフ男にかけてしまいます。痛がるナイフ男。

 

譚道恭さんのキックもやっぱりきれいだな~。激しい戦いとなります。そこに孫越さんたちが縄をかけられて、ずらずらと歩いてきます。貝蒂さんは一番最後に。警官は譚道良さんに敬礼します。

 

譚道良さんは前経営者の息子ではなく、潜入捜査官だったのです。譚道良さんが孫越さんに嘘を吹き込んでいたのでした。

 

賭博場を閉め、学校にするという警官の話を聞いて、納得する譚道良さん。先頭で歩き出す姿で終わりです。

 

どんでん返しが続く、良質のサスペンス映画でした。テンポもよかったです。譚道良さんはあまり感情を見せないクールな役が多いと思います。笑顔なんだけど、目が笑ってない・・・みたいなことも。なので、今回の役は譚道良さんにぴったりでした。

 

ところで、4月に来た男性は譚道良さんとはどういう関係だったのかな。単なる挑戦者だったのかな。潜入捜査官だったのかな。そこだけ理解できなかったです。

 

譚道良さんのキックはストレスも蹴り飛ばしてくれます。本当に見応えがあるびっくり

 

オススメで~すグッ

 

1978年の台湾映画。

 

譚道良さんが龍拳、王道さんが蛇拳、そして、張翼さんが蜘蛛拳を使います。手首から縄が出て、上に上がっていきます。スパイダーマンみたい。

 

譚道良さんは真面目で有能な警官。王道さんは賭け事&女好きのファイター。王道さんはモンゴル出身の娼婦 劉明さんと関係があります。彼女は爆薬の密輸に関わっています。上司の余松照さんの命を受けて、譚道良さんは調査に取り掛かります。

 

警察署に男性が飛び込んできます。娘が王道さんに騙されているとのこと。駆けつけると寝台にいる2人。今が楽しければそれでいいという軽薄な王道さん。譚道良さんは逃げる王道さんを捕まえます。

 

山道を馬に乗って移動する譚道良さん。引っ張られて歩く王道さん。譚道良さんは王道さんに捕まえた理由を説明します。劉明さんのことを教えれば、解放すると言いますが、王道さんは申し出を断ります。

 

しかし、このまま牢屋に入れられるのは嫌だと思い、考え直します。王道さんは叔父が経営している学校にお金を援助していました。そのお金を得ることを条件に捜査に協力することにします。

 

どうやってお金を得るかというと・・・。賭け事でした~。譚道良さんはお婆さんに、王道さんはお爺さんになって、賭博場へ行きます。2人とも似合うな。

 

王道さんは振られるサイコロサイコロの音で目の大小を判断し、どんどんお金を増やしていきます。あまりにも当たるので他の人も王道さんの賭ける方にお金を賭けるようになります。困った賭博場。

 

儲けた2人はきりのいいところで帰りますが、賭博場側は黙っていません。彼らに襲いかかります。2人は老夫婦を演じながら、ばったばったと倒していました。

 

元の姿に戻り、移動します。茶樓で食事をしながら、劉明さんについて話をしていると馬場さんと史亭根さんが登場します。彼らをボコりますが、劉明さんの遣いだと知り、2人は一緒に劉明さんのところへ行きます。

 

王道さんだけゲルの中に入ることを許されます。劉明さんと密輸の話を後で詳しくすることを決めます。裏口から逃げようとしますが、譚道良さんは既にいて、逃げることはできませんでした。

 

客棧へ行き、泊まろうとします。邪魔をしようとした態度の悪い2人組を倒します。この地域で最もお金持ちの手下でした。

 

部屋に泊まることができて、調子に乗る王道さんの手を縛り、劉明さんとどんな会話をしたかを譚道良さんは問い詰めます。

 

やられた2人組は金銘さん&龍方さんに報告。ボスは張翼さん。王道さんたちの行動に苛立った翼は金銘さんに解決するように言います。劉明さんは密輸をうまく実行できるよう、翼に我慢するよう言います。翼は大人しくすることにします。

 

王道さんたちは客棧を出ます。龍方さんは後をつけます。王道さんは叔父さんにお金を渡します。叔父さんは大感激。褒めまくる叔父さんに同意する譚道良さん。優しいです。

 

感動的な場面に龍方さんが手下を連れて登場します。戦います。混乱に乗じて王道さんは逃げます。劉明さんと秘密の約束があったからです。

 

竹林で待ち合わせ。劉明さんは取引をスムーズに済ませるために王道さんにも大人しく過ごすよう話をします。劉明さんは王道さんと取引相手から大金を巻き上げようと考えていました。王道さんは劉明さんが密輸に関わっていることを知っていましたが、翼が背後にいることは教えてもらっていませんでした。

 

遠くから様子を見ていた譚道良さんは上司の余松照さんに報告します。

 

金銘さんたちから報告を聞かされた翼は譚道良さんが潜入捜査に来ていること、王道さんは劉明さんのBFだと知ります。密輸の成功のために彼らを排除することを決めます。

 

劉明さんがそれを知り、翼をなだめます。翼はまた様子を見ることにします。

 

譚道良さんが常に側にいるのにうんざりしてきた王道さん。けんかになります。譚道良さんも仕事なので仕方ないですね。

 

譚道良さんと王道さんが客棧で食事をしていると薛漢さんがやってきます。彼が爆薬の密輸の取引相手である軍事関係者です。劉明さんもやってきます。

 

劉明さんは彼に王道さんと賭け事をしないかと誘います。薛漢さんはその話に乗ります。ゲルで勝負が行われます。王道さんは彼に大金を賭けさせることに成功します。が、そこに譚道良婆さんが登場。母親のふりをして、その場をぶち壊します。笑

 

計画がダメになったことにキレる王道さん。2人は長いことけんかをします。ここでの蛇拳と龍拳のぶつかり合いがよかったです。お互いの技術の高さを認め、協力することにします。

 

一方、翼は劉明さんが取引相手に賭け事を勧めていたことに不信感を抱きます。劉明さんは翼の手下たちに襲われますが、馬場さんと史亭根さんが倒します。

 

翼は劉明さんを呼び出し、問い質します。翼は彼女が王道さんと知り合いだったこと、約束以外のことをしていたことにかなり怒っていました。劉明さんは事の重大さがあまりわかっておらず。翼が怖いガーン

 

食事をしていた2人。譚道良さんが席を外しているときに劉明さんからのメッセージが届きます。王道さんは譚道良さんに内緒で行動を起こします。

 

劉明さんは譚道良さんが調査官だと知らなかったので、王道さんに怒りをぶつけます。王道さんは劉明さんとの計画がうまくいきそうだと甘く考えています。

 

何者かが薛漢さんに偽の手紙を出したため、薛漢さんがゲルにやってきます。翼の計画かな。慌てて隠れる王道さんアセアセ

 

今度は翼がやってきます。慌てて隠れる薛漢さん。

 

翼は王道さんを出せと彼女に迫ります。必死に誤魔化す劉明さん。馬場さんも史亭根さんも殺されます。

 

王道さんが出てきて、翼と戦います。翼、強い。彼を心配した劉明さんは翼に襲いかかり、殺されます。王道さんは逃げます。自分の見通しの甘さから、このような事態になってしまったことを深く悔やみます。

 

客棧で1人戦う譚道良さん。翼は潜入捜査官である彼をも殺そうとしていました。金銘さんは3年間追われている悪い奴でした。まずは金銘さんとバトル。ここもとてもよいシーンでした。フラッシュレッグ、炸裂雷金銘さんを倒した瞬間、けがを負った王道さんが戻ってきます。

 

2人は余松照さんがいる洞窟へ逃げます。

 

翼のところには薛漢さんが取引をしにやってきます。

 

王道さんは翼の強さを実感したので、お互いの技をマスターして、2人で捕まえに行くことを提案します。しかし、譚道良さんは早く行動しないと取引を押さえられないと判断。大急ぎで翼のところへ向かいます。

 

翼と薛漢さんが話をしていると、譚道良さんと余松照さんがやってきます。やっぱり翼は強かった。余松照さんは命を懸けて譚道良さんを守ります。

 

譚道良さんがボロボロになって洞窟に戻ると、王道さんは薛漢さんを拘束していました。

 

翼は薛漢さんがいないために話を進めることができません。その時間を利用してお互いの拳法を身に付けます。

 

龍方さんは叔父の学校を襲撃し、叔父を誘拐します。

 

2人は負けたときのことを冷静に振り返り、翼の攻略方法を考えていました。翼人形を使って、蹴ったり、殴ったり。

 

叔父の生徒がトラブルを知らせに来ます。かっとなる王道さんに対して譚道良さんは今こそ慎重に対応しようと声をかけます。

 

挑戦状をくわえた薛漢さんを麻袋に入れ、翼宅に放り込みます。

 

2人が林の中を歩いていると上から翼が攻撃してきます。何もないところで戦えば、翼は蜘蛛拳ができないのになぜ林の中で戦うのだろう。2人の衣装はシンプルなのですが、翼の衣装が蜘蛛の巣をイメージした衣装で派手でしたキラキラ

 

譚道良さんとの戦いのとき、ベルトが外れたときだけ、動揺していたのですが、今回もへその辺りをとても気にしていました。翼の弱点はへそかもしれません。

 

空中戦ができる翼に対して、2人は決定的な攻撃ができずにいます。翼人形で練習していた技も不発に終わります。

 

ラスト1分で譚道良さんはやたらと豪華なベルトのバックルに気づき、ベルトを外します。すかさず王道さんがへそを攻撃します。激しく苦しむ翼。やはりへそが弱点でした。

 

宙づり状態で亡くなる翼。林から立ち去る2人の姿。終わり。

 

翼の蜘蛛拳のチープさには笑ってしまいましたが、彼が激怒した理由は納得できるものでした。交わした約束を勝手にアレンジされたら、それは怒りますよ~。(悪事ではありますが。)頭がよく、執念深く、プライドの高いラスボスっぷりが見事でした。かっこよかったです。

 

そして、主人公それぞれの拳法を活かすのではなく、お互いの拳法をミックスさせて、戦いに臨むという流れも面白かったです。

 

観る側が想像できるように翼の弱点をそれとなく見せておいてくれる李作楠監督。さすがだなと思いました。

 

主人公がいろいろな戦法でラスボスに向かっていけるのも全ては翼の器が大きいお蔭。変な衣装も着てくれるし。翼の偉大さを感じた作品でした。

 

1974年の香港映画。

 

午馬さんがよその奥さんと浮気をして、バレます。包丁を持ってきた相手の旦那から逃れるために全裸で2階の窓から飛び降ります。GFに殴られた際、死んだふりをして、逃げます。

 

場面は変わり、賭博場。2人の男性が賭けをしています。于洋さんがチートをしたのを咎め、唐菁さんが耳を片方斬り落としてから帰らせようとします。が、于洋さんは自ら左手を斬り落として去ります。みんな、びっくり!!

 

が、よく見ると偽の手。血が出てない時点でわかりそうだが。唐菁さんの5人の手下たち(錢月笙さん)を倒して、于洋さんは逃げます。

 

線路を歩く于洋さん。機関車に飛び乗ります。客室に行くと午馬さんが寝ていました。彼の翡翠の首飾りに目を付け、盗みます。車掌が切符確認に来たので、彼は午馬さんが切符を持っていると嘘をついてトイレに逃げ込み、トイレの窓から飛び降ります。

 

実は午馬さんも無賃乗車していました。彼もトイレで于洋さんとけんかする演技をして、窓から脱出します。

 

脱出後、時間を確認しようとした于洋さんは懐中時計が盗られていることに気づきます。似た者同士ですね。午馬さんとすぐに再会します。

 

やってきた機関車のすぐ手前に翡翠を置く于洋さん。慌てて午馬さんは取りに行きます。激しい戦いに。于洋さんにやられ、時計を返すも頭突きをする午馬さん。どっちもしぶとくて強か。

 

黃哈さんが石堅さんに賭博場から追い出されます。警察に通報すると騒ぐ黃哈さんを拳銃で撃ち殺します。手下役に太保さんがいました。

 

その賭博場に午馬さんがやってきます。李超さん、馮克安さんがいました。大金をかける客にびっくり。見ると于洋さん。午馬さんは自分の小銭を彼のお金に乗せて一緒に賭けに参加します。石堅さんが様子を見に来ました。ちょっとでもチートがバレれば、太保さんたちに射殺されます。ドキドキ・・・ラブラブ勝負を放棄して、立ち去ります。命の危険を感じたため、彼は勝負を降りたのでした。小銭を賭けた午馬さんは文句を言います。なので、食事を奢ることにします。

 

午馬さんは「食事の後は女の子を遊ぶのが一番。」と言っているとGFがやってきます。テーブルの下に隠れる午馬さん。于洋さんは午馬さんを見つけたら、知らせると嘘をついてお金をもらいます。午馬さんは「GFのお金は俺のもの。」と于洋さんに請求し、またけんかになります。于洋さんをチェックしている刑事がやってきたので、誤魔化します。

 

任世官さんたちが銀行に大切な荷物を運んでいました。それを見た2人の目は鋭く光りますキラキラ

 

2人はそれぞれ客棧へ向かいます。于洋さんが後から行って隣の部屋を見ると午馬さんがいました。

 

姜南さんが店長の銀行に于洋さんは行きます。名刺を出すと奥へ案内され、丁重にもてなされます。彼は金塊を預けたいと嘘を言い、金庫の中を見せてもらいます。警備や鍵をチェック。護衛に袁信義さんがいました。

 

銀行を出た于洋さんとすれ違うように午馬さんが銀行に入っていきます。彼は小切手がないのににお金が欲しいと言い出して、叩かれたり、蹴られたりします。彼のお蔭で于洋さんは姜南さんが腰に鍵の束を付けていることを知りました。

 

午馬さんは姜南さんにしがみついた際、粘土で鍵の型を取っていました。仕事(?)道具を使って、手持ちの鍵を金庫の鍵の型に合わせていきます。真剣に作っていると、于洋さんの知らせを受けたGFが部屋に押しかけてきます。于洋さんは偽の型を置いて、午馬さんの型を奪います。合鍵屋さんを急かして、合鍵を作らせますカギ

 

姜南さんが帰宅したのを見計らって、午馬さんは忍び込みます。様子を見る于洋さん。金庫の鍵が合わず、調整をする午馬さん。あまりにも合わないので立ち去ることに。外に落ちていた懐中時計から于洋さんが妨害したことを悟ります。再度、忍び込み、物音を立てて見張りを動かします。逃げようとする于洋さんの綱を外して、午馬さんだけ逃げます。于洋さんは銃弾から逃れ、どうにか脱出することができました。

 

客棧に戻ると上から午馬さんが顔を出して待っていました。取っ組み合いのけんかが始まりそうになりましたが、そこに刑事が登場。捕まらないためには2人で協力するしかありません。

 

胸の痣を見て、刑事は強盗を疑います。于洋さんは午馬さんをヤバい叔父と偽り、彼に殴られたと誤魔化します。なんと午馬さんが調子を合わせてヤバい演技をしてくれたので逮捕されずに済みました。

 

大量の金塊をゲットするには2人で協力するしかなさそうです。手を組むことにします。

 

再び、賭博場へ。2人はトラブルを起こし、馮克安さんと太保さん、李超さんたち従業員と戦います。王將さん、発見!石堅さんに捕まります。

 

石堅さんは2人に麻袋を被せて、海に放り込んで始末しようとします。于洋さんは金塊の話をもちかけます。興味をもった石堅さん。于洋さんは石堅さんの組織力と拳銃が狙いでした。

 

午馬さんは2人だけで金塊を分けようと思っていたので、へそを曲げますが、あれだけの量をゲットするには人手を増やすしかありません。于洋さんの案を受け入れます。

 

太保さんは刑事に別なトラブルを知らせ、銀行から遠ざけます。その隙に于洋さんは偽の貴重品を持って、銀行を訪れます。金庫の中に入って荷物を入れようとすると銃声が鳴ります。石堅さんたちが車で突っ込んできます。姜南さんは慌てますタラー

 

さすがの組織力。手下たちは中へ入ってきて、銃で姜南さんたちの注意を金庫から逸らします。

 

荷物に忍び込んでいた午馬さんが動き出します。石堅さんの手下と共に金庫内にあった金の延べ棒を空の箱に移していきます。

 

銃撃戦が終わり、ほっとした姜南さん。于洋さんはここに任せられないと言って、運び込んだ箱を持ち帰ります。

 

その後、事件の知らせを受けて刑事がやってきます。話を聞いて、不審に思った刑事が金庫内のチェックをするとやはり金の延べ棒が盗まれていました。

 

于洋さんは金の延べ棒を積んだ車を走らせます。石堅さんたちが待っていましたが、シカトして走り去ります。怒らない石堅さん。何かありそう。そして、于洋さんは午馬さんが隠れている箱を崖に落とします。

 

午馬さんは別な場所に移動していて死んでいませんでした。金の延べ棒を地面に埋めて隠そうとしていたら、出てきます。自分を殺そうとした于洋さんに襲いかかります。于洋さんは手元にあった午馬さんの頭を金の延べ棒で殴ったところ、衝撃的な事実が・・・。なんと、金の延べ棒は偽物でした。

 

姜南さんは嘘をついていたのでしょうか。姜南さんは刑事が帰り、ほっとしていると石堅さんが訪ねてきていました。怪しげな微笑み。姜南さんとグルでした~。

 

姜南さんたちは大っぴらに偽の金塊を持っていたとは言えないから、偽の金塊を返すことで褒賞金が得られると2人は考え、街に戻ろうとします。しかし、石堅さんの手下たちが彼らの口封じを狙っていて、戻れません。ここで元武さん、袁日初さん、元彪さんを確認することができました。

 

刑事は似顔絵から于洋さんと判断し、逮捕に動きます。

 

2人は石堅さんに捕まって、銃殺されそうになります。最期の煙草を吸わせてほしいと于洋さんは石堅さんにお願いをします。両手が塞がっている彼のために煙草を用意してあげます。が、煙草はミニ爆弾でした。すばやく吐き出し、石堅さんと手下たちを吹き飛ばします。

 

動ける手下たちが襲いかかります。ここで元奎さんを発見!怒った石堅さんは午馬さんたちに襲いかかります。石堅さん、動きがいい。2人で必死に戦い、彼を倒します。

 

刑事が登場。逮捕されます。調べが進み、姜南さんは逮捕。債権者を騙すために偽物の延べ棒を所持していたそうです。結果的に2人は金の延べ棒を盗んだことにはならなかったので、釈放されます。残念ながら褒賞金はなしです。

 

気が緩んだ午馬さんは女性に手を出し、またGFに追いかけられます。逃げて、機関車に乗り込むとそこには于洋さんがいました。けんかをするも、儲かりそうな話をして、2人でゲラゲラ笑い合って終わりです。

 

けんかしたり、力を合わせたりの繰り返しが面白かったです。結局、仲いいじゃ~ん。

 

武術指導が袁和平さん。キャストが袁信義さん、任世官さん、王將さん、袁日初さん、元奎さん、元彪さん、錢月笙さん、袁振洋さん、元武さん、袁祥仁さんってすごいな~としみじみしました。(私は袁振洋さん、袁祥仁さんを確認できませんでした。悔し~。)

 

自己中心的なようでいて、妙なタイミングでお互いを思いやる姿もあり。不思議な友情が印象的なお話でした。


1980年の香港映画。邦題は「カンフー仁義~復讐の刃~」です。

 

一緒に仕事をすることが多かった張森さんと唐偉成さんが2人で監督をしています。

 

OPは孟元文さんと陳會毅さんが戦っている様子です。

 

孟元文さんは功夫が大好き。勉強は嫌い。使用人の黃一飛さんに我儘なことを言って困らせます。

 

祖父の張森監督はとてもタフな人物。ビッグになるためには勉強が必要と言って、自分の価値観を孟元文さんに押し付けます。詩の暗唱がさっぱりできない孫を容赦なくビンタします。

 

そこに大変な知らせが飛び込んできます。功夫好きの兄が殺されてしまったのです。張森監督は感情がコントロールできず、孟元文さんをグーパングー「お前もこうなるかもしれないんだ炎」と激怒。功夫を習うことを固く禁じます。彼を倉庫に閉じ込め、槍などを全て処分してしまいます。

 

孟元文さんは功夫が自分を高めてくれると確信しており、自分の人生のために家を去り、師匠を求める旅に出ます。

 

麺屋に鄭康業さんと手下2人がやってきます。孟元文さんも。誕生日なので「LONG LIFE NOODLE」を注文します。普通の麺より長い麺。面白いメニューですねラーメン

 

長過ぎるので立ちながら食べていると、それを見ていた女性客がニコニコします。自分に微笑んだと勘違いした鄭康業さんは女性にしつこく絡みます。抱き着かれて大騒ぎ。孟元文さんが助けます。

 

麺屋の店主 陳龍さんは3人にやられ気味の孟元文さんを菜箸で庇ってくれます。麺が入った籠に顔を押し付けられた鄭康業さんは手下に助けられて、消えます。

 

孟元文さんは感動!逃げてしまった従業員の代わりに働くことを申し出ます。賃金の代わりに功夫の指導をお願いします。お金を出さずに済むので陳龍さんはOKを出します。

 

麺の生地作りが指と掌を鍛えていると知り、張り切る孟元文さん。陳龍さん、合理的~。空気椅子で長時間麻雀をしてました。

 

長髪の唐偉成さん、登場。かっこいいチュー本屋に行き、ほしい本の場所を店主に教えてもらいます。本に依頼文とお金が挟まれていました。

 

孟元文さんが配達に出かけた後、すぐに唐偉成さんが店にやってきます。陳龍さんを殺す依頼を受けたようです。陳龍さん、ある世界からすっかり足を洗ったけれど、身逃してくれない人がいるようです。営業中にもかかわらず、襲いかかる唐偉成さん。激しい戦いの末、陳龍さんは刺し殺されてしまいます。

 

新しい生活の場所を求めて移動します。孟元文さんは荷物を持って竹林を通ると京劇風に脅してくる泥棒と遭遇します。荷物から麺の生地を出して、彼らの顔にくっつけて武器にしちゃいます。

 

徐忠信さんがバク転して助けに来てくれます。彼のステキなアクションがいっぱい見られて幸せでした。わ~いラブラブ

 

犯人たちは劇団が破産して、やむなく犯行に及んだと告白。アランは「今回だけ。」と釘を刺して、身逃してあげます。

 

また感動した孟元文さん。勝手に師匠と呼んで、殴られます。蹴られます。それでも師匠と呼び続ける孟元文さん。バク転を超厳しいスタイルで教えてもらうことにします。腰にロープをつけられて「これじゃ、犬みたい。」と言うと「いや、猿だ。」と答えるドSなアラン。なかなかいいですね。

 

同じような流れで唐偉成さんはアランを襲います。嬉しいシーン。どっちもかっこいいぃ~!!短剣を刺され、瀕死の状態で孟元文さんのところへ帰ってきます。また師匠を亡くしてしまいました。

 

麺屋で助けた陳玉薇さんのところに滞在させてもらいます。

 

通りでバク転をして1人で騒いでいると李麗麗さんが彼を注意します。李麗麗さんは強かった!やられてしまいます。次の日に再チャレンジし。が、またやられてしまいます。李麗麗さんの弟子になります。

 

彼女の使う拳法は「WOMAN'S FIST」。針に糸を通したり、糸を紡いだりして力をつけていきます。李麗麗さんは大きい動きで刺繍をしていました。濡れた服を強く振って乾かすようにと言われ、ひたすら服を振ることに。終わった後、ご飯をよそえないくらい腕がガクガクになっていました。

 

ようやく型を教えてもらえるようになりました。「WOMAN'S FIST」は女っぽい動きをするのではなく、柔らかさが特徴の美しい拳法でした。

 

また同じ流れで唐偉成さんが李麗麗さんのところへやってきます。李麗麗さんは身に覚えがありませんが、戦うしかありません。かなりがんばりましたが、やはり短剣で刺されてしまいます。

 

瀕死の李麗麗さんは孟元文さんに「殺し屋に襲われたこと。何者かが背後にいること。短剣も使うから気を付けて戦うように。」と伝えて、亡くなります。

 

陳玉薇さんが妊娠2ヶ月だと知らせてきます。そして、黃一飛さんは張森監督が病気だと知らせてきます。すぐにでも唐偉成さんを倒したい孟元文さんですが、大きな出来事が2つも起きてしまいます。まずは帰省します。

 

しかし、張森監督は元気そうに過ごしています。黃一飛さんに嘘を言わせたようです。

 

唐偉成さんがやってきます。師匠3人を殺させたのは張森監督でした。そこまでは予想がついていたのですが、別な人物が張森監督の殺害を依頼していたのです。張森監督は刺し殺されます。「誰なのかは地獄でゆっくり考えろ。」と唐偉成さんが言っていたので、昔のトラブルに起因したものでしょう。

 

入れ違いで帰宅した孟元文さんは真相を知ります。亡くなる間際に張森監督は自分の過ちを認め、孟元文さんに会えてよかったと話します。大急ぎで唐偉成さんを追いかけます。

 

「お前の葬式代だ!」とお金をばらまき、彼に戦いを挑みます。唐偉成さんは上着を脱いで短剣を装着した状態で応じます。これもかっこい~。孟元文さんは刃物が体に刺さるのを避けるためのループがたくさんついた防護服を下に着ていました。陳玉薇さんに短剣で襲われたときにヒントを得て、作ってもらったものです。

 

唐偉成さんの攻撃を巧みにかわし、最後は自分の防護服に刺さっていた短剣で唐偉成さんを刺して、終わりです。

 

しかし、孟元文さんも脇腹を刺されていました。彼は助かったのでしょうか・・・。気になる終わり方でした。

 

明るいようでいて、闇深い映画だと感じました。唐偉成さんは表向きのラスボスだけど、本当のラスボスは張森監督だったような。最後、狂ったように唐偉成さんを刺す孟元文さんが怖かったです。

 

登場人物が少ない分、1人1人のアクションをじっくり楽しむことができました。ドSな唐偉成さんとドSなアランさんはもちろんのこと、李麗麗さんのアクションも大変すばらしかったです。日々の鍛錬を感じました。

 

孟元文さんの髪がつやつやしていて、羨ましかったです。ちょいちょいうねりがあるときと長めのときが混ざっていて、結構断片的に撮影したのがよくわかりました。

 

話にひねりがあり、アクションもすばらしいので、もっと多くの人に観ていただきたい作品です。

 

1979年の香港映画。唐偉成さんが監督&武術指導、鄭康業さんが助監督を務めています。

 

最初のシーン。唐偉成さんと馮克安さんが戦っています。唐偉成さんが馮克安さんの奥さんに乱暴をしたようです。しかし、馮克安さんは以前に誰かの奥さんを乱暴したことがあるそうです・・・。2人は今回の件で憎み合う仲になってしまいました。2人とも全く応援できないキャラだね。

 

唐偉成さんが勝ち、けがを負った馮克安さんは復讐を誓って、去ります。

 

場面が変わります。街の人たちが食べ物の施しを受けています。唐偉成さんはすっかり偉くなり、慈善活動も行っていました。それを見ている馮克安さん。

 

息子の吳昆龍さんは父の帰宅と入れ替わるように外出します。馮克安さんは突然の腹痛に襲われたふりをして彼に近づきます。馮克安さんは看病されるふりを続けて吳昆龍さんを観察します。

 

女性の悲鳴が聞こえたので、吳昆龍さんは助けに向かいます。女性に絡む湛少雄さん、張華さんたちを懲らしめます。女性は父親の借金が原因で遊郭で暮らしていました。逃げようとしたところを湛少雄さんたちに追われていたのでした。吳昆龍さんは彼女の足抜けを手伝うことを約束します。

 

遊郭へ行くと経営者の茅瑛さんがもてなしてくれます。しかし、女性の足抜けが目的だと知ると急に冷たくなります。刀を持って再登場。マオたんとの戦いで勝つことが条件のようです。ひ~!!娼婦も客も逃げ、静まり返った遊郭で戦いが始まります。ズボンを切られ、戦えなくなります。

 

陰で様子を見ていた馮克安さんが助けに入ります。2人のアクション、すばらしかったです。馮克安さんが勝ち、そのお蔭で吳昆龍さんは女性の足抜けを成功させます。

 

高飛さん、登場~。唐偉成さんの家の執事です。吳昆龍さんは女性たちに襲われたという話が嘘だと言うことを証明するために高飛さんの部下の陳龍さんたちに女性の真似をしながら向かってくるように言い、倒します。高飛さんに自分が強いことを証明します。この辺の意味が理解できませんでした。(カットされたかな。)

 

楊斯さんと仲間が自分の肉体を使って芸を見せ、お金を稼いでいました。みんな、お金を払って木の棒をもらい、彼を叩きますが、誰に叩かれても平気。いい結果が出せて満足しているところに鄭康業さんが突如やって来て、自分のテリトリーだと主張。彼らの稼いだお金を取ろうとします。

 

彼らは鄭康業さんの挑戦に応じ、負けてしまいます。インチキにやられてしまいました。

 

吳昆龍さんは彼の跡をつけ、インチキを見破ります。吳昆龍さんはもうダメだと凹みますが、吳昆龍さんは彼の要領のよさを見込んで賭博場へ誘います。何か計画があるようです。

 

2人で賭博場へ向かいます。馮克安さん、再登場。繰り返し賭け事を繰り返す2人。吳昆龍さんはチートを見破り、従業員を攻撃します。経営者の陳惠敏さんが出てきます。鄭康業さんは蹴り殺され、吳昆龍さんはやっつけられます。

 

馮克安さんは吳昆龍さんを気絶させて、陳惠敏さんと戦います。陳惠敏さんを圧倒すると吳昆龍さんを担いで立ち去ります。馮克安さん、何がしたいのかな?

 

ロブスターを買い占め、ロブスターから技のインスピレーションを得る唐偉成さん。1人で修業をしています。まだまだ息子には負けそうにないですね。

 

茅瑛さんと陳惠敏さんは顔を見せない男性と話し合っています。唐偉成さんかな?

 

助けられた吳昆龍さんは目覚め、馮克安さんの練習の様子を見ます。吳昆龍さんは父と馮克安さんの過去を知らないまま、彼に興味をもつようになります。

 

馮克安さんにかかってこい言われ、彼を攻撃しますが、全く敵いません。

 

手を使わずして自分をやっつけた馮克安さんに感動。吳昆龍さんは弟子入りを志願します。馮克安さんは「絶対に自分の言うことを聞くこと。」を条件に彼を弟子にします。馮克安さん、何か考えてそう。

 

厳しい修行が始まります。蛇拳の道は険しい。レンガを腕にかけたり、股に挟んだり。現在、椎間板ヘルニアを患っている私にはびっくり!何分の一かは唐偉成さんへの復讐が入っているとしか思えない厳しい修行ですが、真摯に取り組む姿に馮克安さんもちょっとずつ心を動かされるようになります。

 

途中で髪が短くなった馮克安さん。はっきりわかるように髪形を変えるな~。

 

蛇拳に醉拳を混ぜると更に効果が上がると言われ、醉拳も練習します。嬉しそうにできるようになった姿を見せる吳昆龍さんがかわいかったです。

 

ちょいちょい出てくる唐偉成さんが1人で修業するシーン。これは親子対決しそう。

 

馮克安さんは街に出かけた際、盗賊の情報を知ります。帰宅した馮克安さんは吳昆龍さんに「お前の親父がやってるっぽい。ちゃんと見張っておけ。」と言います。

 

家で様子を窺っていると口元を隠した高飛さんが登場。骨董店から品物をごっそり盗んでいました。太保さんが高飛さんの手下役で出ていました。盗品を見ている一味に攻撃を仕掛ける吳昆龍さん。1人でかなりいい戦いをしましたが、逃げられてしまいます。

 

大急ぎで高飛さんの家へ訪問します。が、彼は寝ぼけた様子で出てきます。彼が犯人なのか。証拠がないので、問い詰めることができず、帰宅します。

 

次の日、竹林を歩いていると顔を隠した高飛さんがやってきます。盗品を吳昆龍さんが隠していたからです。戦いの末、吳昆龍さんは高飛さんを殺すことになってしまいます。亡くなる直前、高飛さんは「本当はこんなことをしたくなかったけれど、ボスに殺されるから、仕方なくこういうことをした。」と話します。しかし、ボスが誰なのかはわからないまま。

 

高飛さんはボスに会ったことがなく、寺の決められた位置に置かれた手紙で連絡を取っていたそうです。あの人しかいないのに。そうだったんだ。

 

ということで、馮克安さんに「街の平和のためにもボスを突き止めよう。」と言われ、吳昆龍さんは寺に挑戦状を置いて、ボスとの接触を図ります。

 

指定した場所&時刻に盗品を揃えて待っていると唐偉成さんがやってきます。ショックを受ける吳昆龍さんガーン

 

醉蛇拳で父親に向かっていきます。その動きに何者かの影響を感じ取ります。吳昆龍さんは馮克安さんの名前を知らなかったので、誰から習っているか父に言えないまま戦いを続けます。

 

唐偉成さんはロブスター拳(!)で応じます。吳昆龍さんが苦しんでいると馮克安さんが登場します。

 

馮克安さんは唐偉成さんを殺そうとします。さすがに自分の父なので吳昆龍さんは止めようとします。唐偉成さんが自分の息子に殺される計画をずっと考えていた馮克安さん。計画を実行するために吳昆龍さんにも攻撃を仕掛けてきます。吳昆龍さんは師匠と戦うことに。

 

ボロボロの唐偉成さんが馮克安さんの足をホールドして、吳昆龍さんが猛攻撃して終了です。

 

途中まではいい展開だったけど、最後が・・・えー?うまくまとめられれば馮克安さんの悪さ&かっこよさは倍増したと思います。

 

馮克安さんが吳昆龍さんの素直さに心打たれ自分の真の目的に苦悩するとか、または全く心動かされず土壇場でもっと残酷な行動をするとか。

 

とにかく、父を選んでも師匠を選んでも吳昆龍さんにとっては最悪な結末であることは確か。悲しいお話でした。

 

吳昆龍さんはもう1本のエキストラ出演と本作品で映画界を去ってしまったようです。キックが美しい俳優さんでした。

 

1980年の香港映画です。莊泉利さんの輪を使った演武がOPで観られます。

 

山で侯朝聲さんが修行をしていると父の危篤の知らせが届きます。師匠の馮敬文さんは父の友達です。

 

侯朝聲さんの父は満州の優秀な護衛でした。ある大会で5人の武者にやられ、彼の門派はばらばらになってしまいました。名誉を回復するために侯朝聲さんは大変な期待をかけられていました。彼が修行に集中できるよう父は自分の病気が重いのをずっと伏せていたのでした。

 

大急ぎで帰宅すると父はまだ生きていました。名誉の回復と門派の再興を願って、亡くなります。侯朝聲さんは弟の江島さん&何其昌さんと共に5人の武者の子孫に戦いを挑むことを決心します。

 

1人目の子孫がパーティーを終えて、寛いでいると侯朝聲さんたちがやってきます。パーティーが終わってからの訪問に疑問を抱きながら、会うことにします。彼らが持ってきたプレゼントは挑戦状。

 

男性側の代表と江島さんが戦います。江島さんの勝利です。2回戦は男性の息子と何其昌さんが戦いますが、息子もやられます。3回戦は男性と侯朝聲さんです。激しい戦いの末、侯朝聲さんが勝ちます。これで少し気分がすかっとしたようです。

 

残りの4人は侯朝聲さん主催の会食に招かれます。その1人である莊泉利さんの父親は憂鬱そう。

 

莊泉利さんは蔣金さんと戦いごっこ。そろそろ結婚をしなくてはならないようです。親が設定したお見合いに気乗りしない莊泉利さん。お相手は廖安麗さん。彼女もこの話に乗り気ではありません。

 

廖安麗さんは男装して、侯朝聲さん主催の食事会を見に行きます。侯朝聲さんは4人を煽り、4人は「自分の父親が強い!」とけんかになります。莊泉利さんの父親は賢い人だったので、黙っていました。けんかに加わりそうになる莊泉利さんを止めます。

 

秒で罠にかかる劉鶴年さん。相変わらず自分の流派を潰される役が多いです。莊泉利さんの父親は侯朝聲さんが何かを企んでいると不安を感じていました。

 

劉鶴年さんと1人が自分の父の名誉のために戦います。劉鶴年さんの対戦相手は途中で帰宅すると自分の弟子が江島さんたちによって殺されているのを発見します。笑顔で迎える江島さん。戦いで消耗していた男性は殺されてしまいます。

 

侯朝聲さんは劉鶴年さんに真相を伝え、襲いかかります。劉鶴年さんは負けます。

 

莊泉利さんはお勉強より功夫。注意をする家庭教師を縛り上げ、逃亡します。父親の召使いが発見し、家庭教師を助けます。

 

莊泉利さんに興味をもった廖安麗さんは尾行します。街で父の仲間の息子とトラブルになり、倒します。

 

廖安麗さんは茶樓で初めてビリーと接触します。男装がすぐにバレて、焦ります。外で女性の悲鳴が聞こえてきたので、ビリーは女性を助けます。でも、この女性、何かありそう。

 

廖安麗さんはビリーに負けた男性が侯朝聲さんに目を攻撃されるのを目撃します。証拠となる嗅ぎ煙草入れを拾った直後、侯朝聲さんが背後にいるのに気づきます。彼女は逃げます。

 

遊郭に逃げ込み、女性の姿に戻って、誤魔化します。しかし、外に放り出した靴から彼女が自分が追っている人物だとわかった侯朝聲さんがまた彼女に会いに来ます。ドキドキ・・・。手元にあったもので電球を壊し、暗闇に身を潜めます。

 

一方、ビリー。悪い女性を助けてしまったようで刑事たちに追われます。

 

逃げる2人が細い道で遭遇します。仲良くなります。いいことだウインクビリーは彼女にいろんな技を見せてくれます。ビリーは「NATURE FIST」の使い手でした。ほんとに動きがよくてびっくり。すばらしいキラキラ

 

廖安麗さんはビリーに侯朝聲さんがやったことを嗅ぎ煙草入れを見せて伝えます。

 

ビリー宅に目を潰された息子を伴って親父が怒鳴り込んできます。ビリーは廖安麗さんと帰宅。廖安麗さんが彼の無実を証明してくれました。

 

侯朝聲さんは「神腿」に出た立派な家で修業をしています。彼は残った人たちを追い込む気満々。冷静なビリー父は彼の挑戦状の受け取りを断ります。手紙を返しに行こうとしている召使いから手紙を奪い取り、ビリーは戦いたいと父に訴えます。父は手紙を返させ、ビリーを家から出さないようにします。

 

侯朝聲さんからの嫌がらせが終わらないと判断したビリー父は数年前にリタイアしたという達人の元にビリーを送り出して、もっと強くすることにします。

 

ほわほわ~とした雰囲気の黃志明さんから武術を学びます。わざわざ骨董品だらけの部屋で戦う2人。遠慮なく攻撃してくる黃志明さん。高価なものだらけでビビりまくるビリー。最終的に相当数の骨董品を壊して、2人で落ち込んでいました。

 

「巡捕房」に出てきたところでビリーは何其昌さんと侯朝聲さんを攻略するヒントを教えてもらいます。

 

ビリーは超煽る手紙を侯朝聲さんに出します。「負けたら、満州に帰れ。」と。侯朝聲さん、激オコ!!

 

ビリー、まずは鷹爪拳の何其昌さんとバトります。

 

お次は江島さん。食事を終えたところを攻撃。ビリーは補償するからと言って、店を貸し切り、江島さんを倒します。

 

ラスボスの侯朝聲さんのところへ。彼は「HORSE FACE FIST」の使い手です。拳も腿も攻略が難しい拳法です。黃志明さんからまともに戦っても敵わないから、ずらしたり、外したりして攻撃せよとの言葉をもらっていたので、ひたすらリズムを狂わせるような攻撃を繰り返します。最後は彼を池に蹴り飛ばして終わりです。

 

ビリーがイケメンでした。拳も腿もキレ味がいいです爆  笑そして、しなやか。バランスのいい俳優さんですね~。

 

拳で来るかと思えば鋭い腿が来る。ビリーと戦うとしたら、本当に大変だろうなと思いましたガーン

 

この映画の残念な点は廖安麗さんが途中から出なくなってしまったことです。きっとステキな夫婦になったはず。

 

ちょっと地味めではありますが、ビリーのかっこよさ&美しさがじっくり楽しめます爆  笑

 

1978年の香港映画。

 

現代設定。この時代の香港に行ってみたい~ラブ建物の真上を飛行機が通り、部屋は常に振動が。サイドテーブルに置いておいた水が寝ている張午郎さんの顔にかかります。わ~、かわいい・・・。

 

楊盼盼さんは功夫大好きガール。マネキンを相手に功夫の型をやっています。親戚のオヤジ?が型を見せると言いながら、マネキンの胸など触っています。奥さんに見つかり、耳を引っ張られて連れて戻されてました。

 

ゴロさんは楊盼盼さんの親から部屋を貸してもらっているようです。2人で屋上で功夫の練習をします。チェックのシャツとジーンズのゴロさん。ステキ・・・。なぜか近くに筆を持っている男の子がいたので、それをこっそり持ってゴロさんに髭を書いちゃいます。ゴロさんは楊盼盼さんに眼鏡を描いて仕返しです。

 

楊盼盼さんは功夫が上手なので、ゴロさんは彼女が通っている道場に連れて行ってもらうことにします。袁小田さんがおります。結構、適当な師匠さん。弟子たちは振り回され気味ですが、それでも素直に従って修行しています。

 

ゴロさんは映画を通して様々な拳法を学び、自信があるようです。映画でよく出てくる謎の修行をしていました。ビッグになろうという野心が満々。

 

ゴロさんが働いているナイトクラブのショーで趙志凌さんが功夫を披露していました。一般の挑戦を受けるコーナーが設けられます。3分以上勝負を続けられたら、お金がもらえるとのこと。店員なのにゴロさんは挑戦します。お客さんもびっくり、趙志凌さんもびっくりの強さ。3分以上がんばれた彼は賞金をもらえることに。しかし、マネージャーに確認すると軽くあしらわれて終わってしまいました。

 

挙句の果てには夜中の帰宅途中の泥棒を疑われ、逮捕されます。(泥棒がランニングしながら帰宅している彼を追い抜いていきました。)ナイトクラブでウエイターと軽業をしていると話すとやってみろと刑事に言われます。ゴロちゃんは署内でバク転だのバク宙だのを披露し、めちゃくちゃにしてしまいます。

 

ようやく帰ってこれましたが、楊盼盼さんの両親は彼に冷たい視線。

 

騒音と振動でうるさい部屋。居づらいし、うるさいので新しい部屋を探そうと尋ねるとそこは映画のセットでした。

 

自棄になってベンチで寝ていると犬がやってきます。女の子にキスをされていると勘違い。犬だと気付いて、慌てて逃げます。そして、芝生でまた寝ます。今度は子どもの立ち小便がかかるという悲劇がゲッソリ

 

ランニングしていた楊盼盼さんが彼を心配し、道場へ行く話をしているとチンピラたちに絡まれます。梁小熊さんでした。ゴロさんと楊盼盼さんは彼らを倒します。最後、チンピラたちは仲間割れして終わります。

 

道場へ行きます。みんな、練習中で忙しいので、区切りがつくまで待つことに。すぐ後ろに木人が。興味をもったゴロさん。いきなり木人が動き出します。中に弟子が1人入っていました。

 

練習を終えた袁小田さんがやってきて、ゴロさんと一番背の低い弟子と戦わせます。ゴロさんは弟子をやっつけます。

 

お次は袁小田さんと。袁小田さんは坊主頭なのでスタントと交代するのは難しかったと思います。かなりのアクションを自分でこなされておりました。ゴロさんは映画などで学んだテコンドーや柔道などの技も駆使して彼に攻撃を仕掛けますが、ことごとく破られ、おちょくられます。

 

道場から帰る途中、ゴロさんに泥棒されたと言っていた余安安さんを発見、彼は仕返しを企みます。が、手伝った楊盼盼さんは関係ない人に被害を与えてしまうことに。

 

余安安さんは人違いだったことを認め、彼に謝罪します。そして、誰かからもらった壜入りの飴を彼にプレゼントします。

 

帰宅すると楊盼盼さんに「父があなたに出ていってほしいと言っている。」と言われます。

 

ゴロさんはもらった飴が自分の好きな飴だったので喜びますが、何か意味がある飴のようで・・・。

 

悪党たちは余安安さんの飴に何か細工をしたと話をしています。張華さんが手下役でした。

 

楊盼盼さんは飴を食べていてガラスのようなものを発見。よく調べてみるとそれはダイヤモンドでしたダイヤモンド親戚のオヤジが鑑定して発覚します。

 

悪党たちはダイヤモンド入りの飴を回収するために余安安さんの自宅に忍び込みます。

 

楊盼盼さんの家族はゴロちゃんに飴をもらいに行きます。元から持っている壜の飴だったので、誰もダイヤモンドをゲットすることはできませんでした。

 

余安安さんは悪党たちに壜を出せと迫られます。そこにゴロさんが壜と一緒に入っていた財布を返しに来ます。悪党たちはゴロさんの部屋へ押しかけ、飴の壜を持っていきます。多分、それはダイヤモンドが入ってない方ですよ~。

 

楊盼盼さんの話を聞いたゴロさんは残された壜から飴を取り出して割ってみるとダイヤモンドが入っていました。

 

まだ軟禁されている余安安さんとお母さんを助けるためにゴロさんたちは彼女のマンションに行きます。そして、手下たちを倒します。

 

秘密の取引相手がいつの間にか飴の壜を入れ替えてしまったようです。

 

悪党たちが「巡捕房」に出てきた家へ行くと、ゴロさん、楊盼盼さん、余安安さんがいました。誰の家なんだろう?素直に壜を渡しますが、中はどれも普通の飴。

 

ディーラーが元からダイヤモンドを少ししか入れていなかったと考えた悪党は手下をディーラーのところへ行かせます。が、彼は射殺されていました。悪党は再びゴロさんを疑います。ゴロさんは落ち着いた様子で心当たりのある場所へ案内します。

 

先ほどの撮影用の門へ行き、「ダイヤモンドを取り返してくる。」と言って、ゴロさん、楊盼盼さん、余安安さんはいなくなります。しかし、撮影用の門なのですぐに取り外されてしまいました。実は全く心当たりのない3人。嘘がバレてしまったので逃げます。ゴロさんと余安安さんは写真スタジオへ逃げます。2人は新郎新婦に変身して、追っ手から逃れます。

 

楊盼盼さんは道場へ。3人の手下たちは楊盼盼さんにやられます。

 

ゴロさんと余安安さんは教会へ行き、集団で結婚式ウエディングドレスを挙げている中に紛れ込みます。指輪を持っていないので、調べに来た悪党たちから指輪を無理やり奪い取り、指輪を交換。なんと!誓いのキスまでしてました~。きゃーチーンそれも待ってあげる悪党がなんともとぼけた感じ。

 

また逃げる2人。追いかける悪党たち。ゴロさんは手下たちをやっつけるも余安安さんは悪党に捕まってしまいます。余安安さんが悪党の首にある大きなこぶを引っ張ったところ、取れてしまいます。そこにはダイヤモンドが入っていました。自作自演だったことかな?

 

余安安さんを逃がし、ゴロさんと楊盼盼さんとで悪党に向かっていきます。悪党を弱らせてから、逃げると近くに袁小田さんがいました。どういう展開だ?

 

袁小田さんが少し手伝ってくれますが、最終的に3人は悪党とボスに取り囲まれます。ダイヤモンドが詰まっている偽のこぶをキャッチボールのように投げ合って、手下たちをかわしていると道路にこぼれ落ちてしまいます。転圧機が通って、粉々になってしまいます・・・。

 

手下たちは悪党に騙されていたと知り、悪党を追いかけます。その様子を見ている3人の姿で終わりです。

 

ストーリーは何だかよくわかりませんでしたもやもやあってないようなもの。ゴロさんのかわいさをひたすら堪能する映画でした。


とにかくかわいい&かっこいいラブラブ今の時代でも違和感のない服装をしているのがよかったです。余安安さんはお人形さんみたいでしたふんわりリボン

 

「文打」よりは楽しめるはず。ゴロさんファンはそういう気持ちで観ていただければと思いますショック

 

1979年の香港映画。

 

「出閘虎」のすぐ後の張森監督作品なので張午郎さんが主人公なのに加えて、唐偉成さんと陳耀林さんも一緒です。

 

陳耀林さんは蛇拳の使い手。猴拳とくれば冼林煜さん。陳耀林さんは彼に戦いを申し込みます。結果、冼林煜さんが勝ち、陳耀林さんはけがをして去ります。

 

侯朝聲さんが道場で生徒たちに醉拳の指導をしているところをゴロさんは上からこっそり覗いています。彼は魚屋の従業員。功夫のことで頭がいっぱい。

 

仕事を頼まれたのですが、また道場の屋根に上って、練習を見ています。

 

鄭康業さんは注文した魚が届かないのでイライラしています。家は「巡捕房」と同じ家でした。昼食が終わりそうなときにやってきたゴロさん。嫌味を言っても通じないので鄭康業さんは嫌がらせをし、殴ったり、蹴ったりします。

 

この家は街ではかなり力のある家です。空気を読めないゴロさんは鄭康業さんがコケたときに大笑いをしてしまい、更に怒らせます。鄭康業さんの兄弟 尹發さんにやっつけられ、犬扱いをされるという最大の屈辱を受けます。

 

何もできなかった悔しさから、ゴロちゃんは侯朝聲さんのところへ行きます。しかし、生徒がいっぱいだからと入門を断られます。食い下がります。「自分と同じくらいお酒が飲めたら受け入れる。」と言われ、一緒にお酒を飲みます。がんばって飲んでOKをもらいます。

 

酔ったせいで外で寝込んでいました。起きると毒蛇が・・・。そこを冼林煜さんが通りかかり、蛇を退治してくれます。彼の動きの早さに感動。知り合いになります。

 

有り金をはたいてお酒を買い、侯朝聲さんの道場へ。受け入れてもらいましたが、下働き状態からスタートです。梯子に上って天井の掃除をしつつも気持ちは練習の方に。梯子から落ちて、兄弟子たちに笑われます。夜、修行に励みます。その繰り返しが続きます。

 

かなり上達したゴロさん。兄弟子たちの下手さを笑い、トラブルになります。しかし、4人を簡単に倒してしまいます。4人がキレてゴロちゃんをボコっていると侯朝聲さんが帰ってきて、ボコるのを止めさせます。

侯朝聲さんは彼を弟子にしようか考えている最中でした。

 

最終的に侯朝聲さんは弟子にすることに決め、2人で修業に励みます。気合いが入るゴロさんですが、全く師匠に敵いません。軽く、優しく、脱力するような感じで取り組めと指導されます。

 

冼林煜さんのところへ行き、猴拳の指導をお願いしに行きます。やっぱり彼も強そう。

 

と、鄭康業さんたちが集団で歩いているのを見かけます。強くなったと思っているのでゴロさんはリベンジしに行きます。彼らは農家さんから土地を取り上げるなどよくないことをしているよう。

 

道の真ん中で寝転がって待つゴロさん。彼らをやっつけます。そして、犬扱いをします。

 

鄭康業さんたちは父親を連れて、道場へ行きます。ゴロさんは不在だったため、侯朝聲さんが彼らと戦うことに。

 

侯朝聲さんは親子3人をやっつけます。帰宅したゴロさんは醉拳を習いたい理由が露見し、破門されそうになります。ゴロさんは反省します。侯朝聲さんは自分が座っている椅子を奪えたら、許してやると言ったので、ゴロさんは必死に椅子を奪いに行きます。取り合いの末、椅子はバラバラになりましたが、どうにかゲットできました。

 

鄭康業さんたちのところに察しのいい部下が訪れ、旅をしていた2人の武者 陳耀林さんと唐偉成さんを連れてきます。これで仕返しできそう。2人は蛇拳の使い手です。

 

2人は道場へ行き、侯朝聲さんを襲います。のんびりしていて、穏やかな侯朝聲さん。弟子に危害が及ばないように気を遣うところがいいなと思いました。

 

陳耀林さん1人ならばどうにか対抗できた侯朝聲さんですが、唐偉成さんはレベルが違う滝汗苦戦しているところにゴロさんが帰宅。大急ぎで侯朝聲さんを助けようとします。しかし、強過ぎる。侯朝聲さんは殺され、兄弟子たちもボコボコにされます。

 

身も心もボロボロになってしまったゴロさんは冼林煜さんのところへ向かう途中で倒れ、冼林煜さんに助けられます。冼林煜さんはゴロさんの話から、誰がやったのかわかります。冒頭で陳耀林さんと戦ってましたね。

 

冼林煜さんが枝拾いに出かけると陳耀林さんが待っていました。3年前の戦いでは冼林煜さんが勝ちましたが、今回は唐偉成さんも加わります。

 

激闘の末、冼林煜さんも負けます。ゴロさんが途中から助けようとしましたが、全く力にはなれませんでした。冼林煜さんは目を潰されて、亡くなります。

 

2人はがんばるゴロさんをお子ちゃまと見なし、殺さずに立ち去ります。これもまた屈辱・・・。

 

冼林煜さんを埋葬していると、冼林煜さんの飼っていた猿と蛇が登場。猿が蛇を倒す様子を見て、ゴロさんは彼らを倒す方法を閃きます。1人で修業を重ね、醉猴拳的なものを編み出します。

 

強風の中、陳耀林さんと唐偉成さんに勝負を挑みます。水色の衣装の2人とモノトーンのゴロさんがいい感じでした。3人の息の合ったアクション、陳耀林さんと唐偉成さんの攻撃の複雑さがとてもよかったです。少しでもずれたら、マジ蹴り、マジパンチだよな~と感動。

 

最後は猿が蛇を倒すのと同じ過程で2人を倒します。終わり。

 

今回のゴロさんはかなり空気が読めないキャラでした。全ての原因はゴロさんだったようなガーンかわいいけれども。

 

登場人物の繋がりがあまり描かれていないため、「そこまでしてリベンジしたいかなぁ。」と思ってしまいました。もっと侯朝聲さんの器の大きさや冼林煜さんの自然に敬意をはらう姿を丁寧に描いていたら、感情移入できたように思います。

 

この後、鄭康業さんたちのところにもリベンジに行くのだろうか。

 

アクションに重点を置いて観るといいのかもしれません。

 

クールな唐偉成さんがとてもステキでしたラブラブ