1979年の香港映画。
清朝が終わったころ。雪原を陳星さんが馬で駆けています。いくつかの雪山があり、敵が飛び出してきます。陳星さんは倒していきます。
最後の1つから卡薩伐さんが飛び出してきます。雪で足元がもさもさしている中で戦うのは大変そう。上着も来ているから動きづらそう。
激しい戦い。陳星さんが優勢。卡薩伐さんは雪山を転げ落ちて行きます。
劉鶴年さんと合流し、情報交換をした陳星さんは別方向に行きます。
皇族の偉い人の側にいる召使いは何誌強さん。娘の龍君兒さんがやってきます。父親はかつての地位に固執し、新しい時代の流れに抵抗していました。龍君兒さんが考えを変えるように言いますが、聞き入れません。
黃家達さんは新政府側です。清側の陳星さんが街に来ているという情報をつかみます。ドリスパパと接触する可能性を感じた黃家達さんは陳少龍さんを伴って、ドリスパパのところへ行くことにします。
やはり陳星さんはドリパパと清を復活させる計画を立てていました。そこに黃家達さんが訪問。陳星さんは隠れます。
ドリパパと面会。黃家達さんがドリパパに余計な動きを起こさないように釘を刺していると、外で争う音が聞こえます。転げ落ちていた卡薩伐さんが復活し、暴れていました。トルネードキックがすご・・・
陳少龍さんは防戦一方です。
様子を見に出てきたドリパパと黃家達さん。黃家達さんは2人の部下を仲裁し、連れて帰ります。
陳星さんは黃家達さんが自分たちの動きをかなり知っていると判断、ドリパパと一緒に別な場所に移動することを考えます。
ドリスは侍女たちを鍛えていました。訪問者が2人。劉鶴年さんと水色の服を着た男性。父の手紙と黃家達さんの似顔絵を届けにやってきたのでした。ドリスは2人に彼の殺害を命じます。
「蛇鶴八步」で出てきた広場に陳星さん&ドリパパは部下と共にやってきます。後ろから鳩を放してやってきたのは黃家達さんの部下 巨龍さんと崔旻奎さん。濃い
3人の吐く息が白い。寒い中、がんばったんですね。激しい戦いの末、崔旻奎さんは殺されます。巨龍さんは逃げます。陳星さんはここも危ないと判断、更に移動します。
黃家達さんたちは崔旻奎さんの遺体を発見。立ち去ろうとすると陳星さんが出てきます。態度が悪い陳星さん。しかし、3人がかりで襲っても陳星さんは怯みません。
今、解決できることではないと悟った黃家達さんは戦いを止めて、帰ります。
ドリパパは召使いたちと移動中、劉鶴年さんたちに遭遇します。いきなり何誌強さんが裏切り、他の召使いを殺します。陳星さんの策略によってドリパパは弱い立場になってしまいます。
後から来た黃家達さんは召使いたちの遺体を見て、陳星さんが強い力をもち始めたことに気づきます。
ドリパパは軟禁先でキレますが、みんな、ニヤニヤするばかり。陳星さんがやってきて、計画の変更を一方的に伝え、大切な旗幟を寄こせと迫ります。陳星さんは清の復興を考えてはおらず、自分の国をつくろうと画策していたのです。
黃家達さんと卡薩伐さんは途中で2回襲われます。1回目の刀集団に元德さんがいました。2回目の槍集団には林克明さんが。やっつけた後、二手に分かれて行動することにします。
川べりを歩いていると女性たちが作業をしていました。卡薩伐さんが横を通り過ぎるといきなり大根(!!)を投げつけられます。大根にナイフが仕込まれていました。華麗に避け、女性たちを蹴り倒します。1人を捕まえ、情報を聞き出そうとすると別な女性が大根で彼女の腹を刺します。そして、その女性も大根を自分の腹に刺して亡くなります。シュールな場面でした。
黃家達さんは船に乗ろうとしますが、船員たちはすばやく船を動かし、彼を乗せませんでした。なので、飛び乗ります。笑
船員たちと戦います。劉鶴年さんと水色男でした。必死にお願いし、乗せてもらえることになりました。船の下にはドリスがいました。ドリスは黃家達さんを敵だと思っているのでけんか腰で対応します。隠れていた侍女たちが彼を襲います。ドリスにも攻撃されますが、がんばり続けます。
劉鶴年さんたちは上から楽しそうに見ています。逃げようとする黃家達さんを槍で脅して出さないようにします。火種を投げ込まれ、2人は殺されそうに。ドリスは敵は黃家達さんではないと理解します。挫けない2人に圧倒された劉鶴年さんたちは海へ逃げます。
海で濡れてしまったようで服を乾かすシーンが。黃家達さんが薄着のドリスさんを見て、少しドキドキしていました。陳星さんがラスボスであることを確認、協力を誓います。
2人でもっと練習をし、計画を綿密に練らないと彼に敵いません。陳星さんは金鐘罩という気功を身に付けており、弱点は普通ではない場所にある他は無敵なのです。(鐵布衫みたい。)これも考慮に入れて、ドリパパを助け、彼を倒さねばなりません。
加えて陳星さんは様々な拳法も操り、無敵な感じです
黃家達さんとドリスは修行に励みます。379個ある秘孔。その中で36個が死に至る秘孔です。陳星さんを倒すために、秘孔を突く練習に力を入れます。
「蛇鶴八步」の冒頭で出てきた広場。上半身裸で白い息を吐きながら手下たちを相手に戦いの練習をする陳星さん。彼も鍛錬を怠ってはいません。右の腰の上に円い金属で不自然にカバーされた部分があります。そこが死穴でしょうか。わかりやすっ。
秘孔を突く感覚がつかめるようになったドリスは人形の秘孔を突きまくります。すると、股間から急所に見立てた石が「ビヨ~ン。」と出てきて、すかさずがっつり握ります。笑顔になる2人。面白かったです
粗末な部屋に閉じ込められているドリパパ。前半で娘に言われた言葉が心に沁みます。娘の言ったことが正しかった。自分は思い上がっていたと。
すると、外から物音が。女性が彼を助けに来たようです。しかし、劉鶴年さんたちにやられてしまいます。
次の朝、林を歩いていた黃家達さんたちは女性と劉鶴年さんたちが木にくくり付けられているのを発見します。女性はドリスの召使いでした。死んでいたかと思われていた1人がいきなりナイフを投げてきます。劉鶴年さんたちは黃家達さんたちを待ち構えていたのでした。
修行を積んだ2人は強い。劉鶴年さんと水色男は川に飛び込んで逃げます。他はやっつけることができました。
黃家達さんがドリスを連れて、本部に戻ると卡薩伐さんと陳少龍さんが険悪なムード。陳少龍さんは元から黃家達さんのことを疑っていたようです。ドリスの姿を見て、黃家達さんが裏切ったと勘違い。陳少龍さんは襲いかかります。
黃家達さんは彼を倒します。意固地になっている陳少龍さんを年配の仲間が利用しようとします。組織の中にスパイがいました。
年配の男性は陳星さんに陳少龍さんを紹介します。反抗しつつも陳星さんの下で働くことにします。夜、何誌強さんに秘密のメモを渡します。翌朝、何誌強さんがそれを鳩に付けて飛ばした瞬間、陳星さんに現場を押さえられます。何誌強さんは黃家達さんにずっと情報を流していたようです。
陳星さんは陳少龍さんに何誌強さん殺しを命じます。実行した陳少龍さんは陳星さんに認められました。
黃家達さんは何誌強さんからの知らせを待っていましたが、何も来ません。父親の安否を気にかけるドリス。
棋象をやっても気持ちはどこかに行っているドリス。何者かが手紙を置いて去ります。手紙にはパパに危険が迫っていることが書かれていました。黃家達さんが出かけていたので、ドリスと卡薩伐さんはドリパパを助けに行きます。
陳星邸に入っていくと手下たちに襲われます。2人で必死に戦います。
ドリパパが拘束されているところに陳少龍さんは忍び込み、助け出そうとしますが、それは陳星さんの罠でした。陳星さんに殺されてしまいます。パパの危険を知らせてくれたのは陳少龍さんだったようです。
黃家達さんはドリスたちの置き手紙を読んで、慌てて向かいます。
陳星さんはドリスと卡薩伐さんの前に拘束したドリパパと陳少龍さんの遺体を見せて、ドヤ顔で登場します。
陳星さんと卡薩伐さんの対決となりますが、またもや卡薩伐さんは倒され、池に落ちてしまいます。黃家達さんが駆けつけたときにはもう誰もいませんでした。
陳星さんたちはドリパパたちを処刑するために野外にいました。力なく娘に謝るパパ。ドリスは悲しそう。
焼き鏝を当てられても屈しないドリパパ。陳星さんは娘をツラい目に遭わせれば屈すると考え、ドリスの服を破こうとします。パパは耐え切れず、旗幟の在りかを言います。帽子の中に隠していました。
結局、ドリパパは殺されてしまいます。ドリスの悲しみはいかばかりか。旗幟を手にして満足そうにしていると、黃家達さんがやってきます。
黃家達さんと陳星さんの戦いが始まります。自信に満ち溢れる陳星さん。
剣を使って陳星さんを襲いますが、全くのノーダメージ。黃家達さんはドリスの近くにあった柱を引き抜いて、手下たちをやっつけ、ドリスを解放。ドリスも参戦です!
なかなか秘孔にたどり着けない2人。苦戦します。ドリスが陳星さんの腰に付けていたガードを引きはがします。2人は目星をつけていました。やはり右の腰でした。
だけど、急所が上に移動してしまったのでつかめませんでした。「あれ?」って顔をするドリス。黃家達さんに質問されて「HE'S JUST LIKE ME.」って答えたのが結構ウケました。
死穴がわかっているのに攻撃できない。この状況を打破してくれたのは卡薩伐さんでした。生きてたのか~ぃ。他でもこの設定ありましたね。
卡薩伐さんは陳星さんの腰にしがみつきます。動けない陳星さん。丸見えの死穴。ドリスは全力で攻撃します。安心した卡薩伐さんは亡くなります。
仕上げは黃家達さん。死に至る箇所を突きまくります。「ビヨ~ン。」って降りてきた急所を死力を振り絞って握り潰すドリス。2人とも倒れて終了です。
力尽きたドリスを姫抱っこして終わりです。
プリンセス ドリス。恋愛要素0。アクションシーン満載。そして、急所攻撃担当。というすごい役でした。全くアクションを披露しない作品もあるので、こうやって力を発揮できる役柄だと嬉しくなります。よかったです。
そして、陳星さん。体格もいいし、歯もキレイだし、完璧なラスボスオーラに満ち溢れていました
で、陳少龍さんに黃家達さんにけんかをふっかけた場面。あれは演技だったのでしょうか。どこまでが本心でどこからが演技だったのかがわかりづらかったです。何誌強さんも。最初から最後まで心は黃家達さんたちと共にあったのでしょうか。
そこ以外は見通しがもて、妙な展開もなく、納得して観られました。
ドリス姫ががんばります。面白いです~
