1980年の香港映画。邦題は「必殺のダブルドラゴン」。
かわいいとかっこいいと面白いが一挙に迫ってくる映画です。
花火が鳴り響く街で梁家仁さんは人力車を押しています。李超さんが乗ろうとすると断ります。莊威さんもいますか?
ですが、サスペンダー&短パン&ハイソックスの高飛さんは無理やり乗ります。遠方だからお金が稼げると思ったのか、乗せることに。
江島さんは松葉杖をついている王龍威さんを迎えます。彼は街の実力者。みんなから集めた義援金を武術に長けた親子に隣の街へ運んでもらうことにします。
方向が同じだったようで梁家仁さんの人力車も近くをうろちょろします。
盗賊がやってきて、義援金を乗せた荷台を運び去ってしまいます。しかし、盗賊のボスは石に躓いた荷台から落っこちて頭を強打します。手下たちがボスを介抱している隙をついて、梁家仁さんは人力車を捨て、荷台を持ち去ってしまいます。そのときの動きがめちゃくちゃ面白かったです。お尻フリフリしてる~。追いかける盗賊を高飛さんが押さえ、追いかけます。莊威さん、いますか?
荷台が溝にはまってしまい、梁家仁さんは高飛さんに追いつかれてしまいます。取り合いになります。ここのバトルから既にかっこよい。
荷台から荷物が落ちます。中身は空でした。「え?」と思った瞬間、護衛の親子が駆けつけます。慌てて2人は逃げます。親子は空になっているのを見て、2人の犯行だと断定します。
王龍威さんは激しく動揺します。江島さんは懸賞金をかけて、高飛さんを探すことに。ポスターに描かれている高飛さんの顔がかわいくてウケました。梁家仁さんは彼を捕まえればお金がもらえると知り、嬉しそう。李超さんと莊威さん、またいます?
高飛さんは廃墟で鶏を焼いていました。近付く宋金來さん。宋金來さんさんは梁家仁さんに懸賞金がかけられていると話し、2人で梁家仁さんを捕まえようともちかけます。話に乗った高飛さん。
梁家仁さんの家に忍び込み、寝ている彼に近づきますが、実は梁家仁さんと宋金來さんが組んで高飛さんを捕まえようとしていたのでした。捕まってしまった高飛さん。必死に抵抗します。しかし、最後は罠に引っかかり、捕まってしまいます。宋金來さんに見張らせ、梁家仁さんは江島さんに知らせに行きます。
江島さんは信じてくれません。梁家仁さんは母の形見である翡翠の飾りを差し出し、高飛さんを拘束している場所まで来てもらうことに成功します。
油断して熟睡している宋金來さん。高飛さんはくくり付けられている木の棒から抜け出て逃げてしまいます。
自信満々で到着した梁家仁さん。しかし、拘束されているのが宋金來さんだったので、江島さんに嘘をついたと見なされ、取り押さえられます。梁家仁さんは振り払って逃げます。江島さんは母の形見を持っているのでまた彼がやってくると考え、深追いはしませんでした。
結婚式に招かれた江島さんが母の形見を腰につけているのを見て、梁家仁さんは奪い取ることにします。逃げ切った高飛さんも登場。
飾りを棒で取り外しますが、新郎新婦の部屋に閉じ込められてしまいます。寝台の下に隠れると高飛さんも隠れていました。しかし、今は大人しくするしかない。小柄な新郎と体格のよい新婦。彼女が寝台に座ると寝台の下が急激に低くなり、頭をぶつける2人がおかしかったです
彼女の重さで寝台が崩壊。2人は飛び出します。高飛さんは梁家仁さんの飾りを奪って逃げます。新郎は新婦の重みで亡くなります。
客棧でかっこつけている客串枠の陳樓さんに高飛さんがちょっかいをかけていました。その後、梁家仁さんがやってきます。
2人はお互いを利用しようと考え、表面上は仲直りをします。そして、本題へ入ります。自分たちはお金を盗んでいないのに疑われていることが許せません。王龍威さんが怪しいと考え、直接、会いに行きます。
骨董商になりすました高飛さん。頭の回転が早いので、悉く梁家仁さんを抑え、自分優位で話を進めます。ムッとする梁家仁さんが面白い。
しかし、王龍威さんに見せる骨董品がどれも一瞬でわかる偽物ばかり。梁家仁さんが用意したのかな。誤魔化しながら、どうにかもちこたえます。
梁家仁さんの翡翠に興味をもった王龍威さん。梁家仁さんは手放すのを断ります。流れで王龍威さんの翡翠コレクションを見せてもらえることになりました。
ある男性が王龍威さんに会いに来ました。家族の葬式代に困っているようです。王龍威さんはお金を渡すようにと言いますが、男性は家の裏側で手下たちに拘束されます。
そして、召使いの娘がやってきます。娘はあの新婦でした。何回も結婚しており、なぜか結婚するとしまう婿が亡くなってしまうそうです。(押し潰されるからかな。)娘のためにお金を渡してやります。梁家仁さんは一連の様子を見ており、召使いのお金を盗みます。
召使いは異変に気づいて戸を開けると金歯の巨大な男性に襲われ、首を噛まれて亡くなります。
梁家仁さんが盗んだお金を見て、ウヒウヒしていると高飛さんが戻ってきます。お金を盗んだことがバレて、揉めます。揉めに揉めていると江島さんが登場します。2人は江島さんと部下たちと戦います。部下が倒れて、脛を痛めた江島さんがかわいらしい。莊威さん、いますよね。
部下たちは彼らを拘束しようとしますが、巧みに縄を避けます。少し昔の設定なのに「スーパーマン!」、「スパイダーマン!」という台詞があるのがおかしかったです。縄を使った場面もかっこよかったです。客棧を逃げ出す2人。「巡捕房」に出てきた家が客棧になっていました。
2人は護衛をしていた武術家の親子の罠にひっかかり捕まってしまいます。
捕まった2人ですが、全くペースは崩しません。部屋に飾ってある江島さんの似顔絵がこれまた面白かった。
罪を認めなかったので、「HAPPY ROOM」という名の拷問部屋に連れて行かれます。拷問する様子を妄想してテンションが上がる江島さん。怖い。
拷問されるか、やっていない罪を認めるか。2人は選択を迫られます。牢の中で悩んでいると壁が脆くなっている箇所を発見します。レンガが外れそう。脱獄できるかも~。2人は急に元気になって、壁を壊しにかかります。
奥を覗いた高飛さんはなぜか梁家仁さんに先に入るよう譲ります。穴を覗くとヤバい感じの女性がいました。女性に見つかり、引っ張り込まれ、襲われます。慌てて戻ります。
2人は「死は怖くない。しかし、この冤罪で死ぬのは嫌だ。」と協力して戦うことを誓います。護衛の息子は彼らの無実を感じ取り、牢の鍵をこっそり投げ入れます。
牢から出て、叫び声がした方へ向かうと、江島さんが亡くなっていました。額に歯形がついていました。先ほどの巨人ですね。
脱獄した2人は食事をしていると隣の席から気になる話が聞こえてきます。2人は棺が置かれている場所へ向かいます。棺を開けるといきなり猫が
びっくりした~。棺に入っているお金を盗もうとします。お金を取る順番を巡って、じゃんけん。高飛さんが勝って、喜んでいると金歯の巨人が登場します。ぎゃ~!
蕭錦さんは「JAMES BOND」に出ていたジョーズの弟設定で、「兄はロジャー・ムーア演じるジェームズ・ボンドと働いている。」と言って彼らに襲いかかります。
扉もぶち抜く、刀も砕く、槍も折る。手の打ちようがなかったのですが、彼のサスペンダを伸ばして、ズボンが下がるようにしてからは2人のペース。彼を倒します。
棺に戻るとお金が無くなっていました。王龍威さんがすばやく持ち去ったようです。義援金を隠していたということかな。
早朝、手下たちに準備をさせて、お金を別な場所に移動しようとしていると護衛の親子がやってきて、王龍威さんを問い詰めます。父が箱を開けるとそこにはお金が。王龍威さんは松葉杖を使って彼らに襲いかかります。脚は悪くはありませんでした。めちゃめちゃ強い。ひ~
親子は殺されます。
少し遅れてやってきた2人は親子の遺体を発見。王龍威さんがやったとこれではっきりわかりました。息子が亡くなる前に吐いた血が荷台の車輪についていたので、2人は跡を辿っていきます。
2人は先回り、彼らを足止めします。手下たちは危険を感じ、逃げて行きます。
最初は王龍威さんと梁家仁さん、次は王龍威さんと高飛さん。そして、最後に3人でのバトルが始まります。3人、天才か・・・。1対2なのに誰1人暇している人がいない。なんてすごいんだろう![]()
後半に入り王龍威さんは鬼王拳で攻めます。高飛さんは馬拳で応じます
ちょっと面白いけど、動きがよくって見惚れてしまいます。実は彼は警官でした。梁家仁さんは龍拳で応じます
めっちゃ龍だ~!実は彼は刑事でした。
動きがキレッキレなのに3人ともちゃんと自分の拳法がわかるように動いていて、実に美しい![]()
2人の攻撃で王龍威さんは亡くなったかと思いましたが、実は死んだふりをしていました。死力を振り絞って襲いかかってきます。梁家仁さんも精一杯の力を出して、彼の頭をホールド。高飛さんが止めのキックをして、本当に息の根を止めます。
ぐったりして動かない梁家仁さんを見て、亡くなったかと思ってしまう高飛さん。実は大丈夫でした~。こら~っ!よかった~![]()
お金が戻って街の人たちが喜ぶ場面、それを見て喜ぶ2人の姿が静止画で紹介されて、終わりです。
蕭錦さんは王龍威さんの手下だったのでしょうか。そこがよくわからないけど、面白かったのでよしとしましょう。
若干、ヤバい江島さんがお茶目でかわいかったです。
高飛さんと梁家仁さんの魅力が爆発しているすばらしい作品です![]()
