2回目の感想です。出だしからびっくり。元奎さん(顔全部)と孟海さん(目元だけ)が出てる。
武術指導が元奎さん、孟海さん、錢月笙さんだったのですね。豪華
ある男性が賭博場から出てきます。いっぱい儲けたのでお金を数えていると視線を感じます。嫌な雰囲気を感じて逃げ出しますが、チンピラの元奎さんたちに追いかけられます。
黃正利さんがかっこいい曲と共に登場。男性のお金を奪って逃げます。チンピラたちは彼を狙いますが、ハイパーキックを食らい、何もできません。逃げます。黃正利さんは男性に気を付けるよう注意して、札束を返してあげます。超珍しい善人役。
食事をしていると米の運搬を手伝うふりをして米を盗んでいる少年を見かけます。運搬をしている人に見つかり、殴られそうになったところをお金を出して彼を助けます。しかし、少年はあっという間に消えてしまいました。
違う少年がぶつかってきて、彼のお金を盗みます。取り返そうとしますが、別な少年に渡っており、どうにもできませんでした。
子どもたちは廃屋へやってきます。樊梅生さんが孤児たちの父親代わり。爆睡しているのですが、お金の音を鳴らすとすぐに目覚めます。子どもたちは1列に並んで稼ぎを渡します。
黃正利さんがお金を取り返しにやってきました。ウメオとバトルになります。黃正利さんは自信満々でウメオに向かっていきますが、実は強かった~。やられてしまいます。
黃正利さんはそこら辺にあるものを壊しにかかります。困ったウメオは彼にお金を返します。黃正利さんは慰謝料分を含め、多めにお金をもらいます。
さて、「萬利米棧」はお客さんが来ないことを不思議に思っています。近くに「恒昌米棧」が開店し、サービスがいいために客がそっちに行ってしまっていたのです。従業員の杜少明さんが様子を見に行きます。客は賞品が立派なくじ引きに参加できるので大喜び。慌てて店主に知らせます。
杜少明さんはライバル店を妨害する行為に出ます。店主もそれを認めます。
報酬をもらって、遊郭へ行きます。が、冷たく対応されます。自分を大きく見せるためにやったことを娼婦に喋っていると、ちょうど来ていた「恒昌米棧」の従業員に聞かれてしまい、トラブルになります。
客が戻ってきた「萬利米棧」に黃正利さんが訪ねてきます。杜少明さんは彼の義弟です。しかし、彼は不在。妹が店に駆け込んできます。杜少明さんは吊し上げられていました。妹と助けに向かいます。
杜少明さんは助かります。黃正利さんは彼が遊郭に行っていたこと、ライバル店を妨害する行為をしていたことを知り、心穏やかではありません。妹は杜少明さんを庇います。杜少明さんは素直に認め、反省したので、それ以上は突っ込まないことにしました。
黃正利さんは田舎から街へ来て、このまま街で生活するつもりのようです。
ライバル店は黙ってはいませんでした。店にやって来て、店内を荒らします。幸いなことに黃正利さんが手伝っていたので、妨害行為を多少は抑えることができました。
怒りが収まらないライバル店は次なる手を打ち出してきます。強い男が遊郭に居ると聞き、探しに行きます。その男性と交渉していると王將さんが2階から降りてきて、彼と戦います。男性は嘘をついていました。王將さんこそが強い男だったのです。やり込められた男性は逃げて行きます。
王將さんは黃正利さんを「太白樓」へ招待します。今日は貸し切り。王將さんはめちゃくちゃ難しい漢字の前で彼を待っていました。友好的ではない態度の王將さん。当然、戦いに発展していきます。王將さんは蛇拳で彼を攻めます。箸を使っての戦いがかっこよかったです。
黃正利さんに敗れた王將さん。報酬を返せと訴える米屋の店主を殴り、店を去ります。
ウメオのキャラは「林世榮」のスピンオフかと思うくらいですね~。少年が鳩の焼き鳥を差し出します。嬉しそうに食べますが、自分が大切に買っていた鳩でした。激怒していると違う男の子が立派な嗅ぎ煙草入れを差し出し、怒りを収めようとします。
あまりにも立派な嗅ぎ煙草入れを見て、ウメオは焦りますこれはこの地域で最も危険な男 高雄さんのものではないか~。
少年は食事をしている高雄さんのポケットにこっそり入れて返そうとしますが、手首をつかまれます。見張っていたウメオが高雄さんと交渉します。昔、付き合いがあったようで、付き合いに免じて強引に許してもらいます。ウメオの笑顔を見たら、みんな、許したくなるだろう。
高雄さんが残した食事をウメオと少年は食べながら、彼の恐ろしさを話します。「UNCLE 33」と呼ばれる高雄さん。33という数は殺した人の数です。こういうときに少年に説教をしないところがウメオが子どもたちに慕われる要因なんだろうなと思いました。
高雄さんは王將さんの師匠でした。自分の失敗を隠し、黃正利さんが悪いように表現した王將さん。高雄さんは黃正利さんを脅威に感じ、倒すことにします。
まず、王將さんを連れて義弟の家へ。居場所を聞き出すために高雄さんは杜少明さんをボコり、王將さんは妹に乱暴します。妹は自殺をします。
黃正利さんは義弟の家を出て、米屋の奥に住むようになっていました。夜遅く、ウメオがトイレを借りに来ます。
また戸を叩く音が。開けてみると王將さん。しかし、戦う相手は高雄さんです。鷹爪拳、強い。殺されそうな予感。トイレを済ませたウメオが間に入ってくれます。
高雄さんは黃正利さんが街から去るならば、手を引くと言います。ウメオは黃正利さんの命を救うためにその条件を飲むことにします。反論しようとする黃正利さんを杖で殴って黙らせます。
高雄さんが去った後、黃正利さんが寺で修業できるよう手紙を持たせ、無理やり送り出します。ウメオがトイレのために来たのは嘘で、妹の死など全てを知っていたと思われます。
寺に着くと歐陽耀蔭さんがいました。高僧に面会もできないし、手紙も受け取ってもらえない。そんな状態でしたが、手紙だけは受け取ってもらえることになりました。でも、中には入れません。
歐陽耀蔭さんより上の僧が彼を受け入れてくれます。ずっと歐陽耀蔭さんがお守り役です。
修行なのか、単なる仕事なのか。そんなことが続きます。
高僧はかつて高雄さんと戦ったことがある強い人でした。負けたことを今も悔しく思っていました。
3ヶ月経っても歐陽耀蔭さんに変な仕事ばかりさせられ、一向に高僧に会えない。キレた黃正利さんは鐘を鳴らしまくります。笑
高僧は高僧でいろいろあって、会えないのですが、黃正利さんも決して暇なわけではありません。無理やり高僧に会うことにします。
夜、こっそり高僧の部屋に忍び込むと、高僧と歐陽耀蔭さんがやってきます。会話から高僧が歐陽耀蔭さんに黃正利さんを強くするための指示を出しており、確実に自分が強くなってきていることを知ります。ずっとやってきたのは変な仕事ではなかったのです。もうちょっと強くなってから彼に会おうという高僧の言葉を聞いて、がんばろうと決心します。
いつもと違う高僧の様子に歐陽耀蔭さんは疑問をもちます。高僧は彼がコソ聞きしているのを知って、わざと聞かせるような会話をしてました。歐陽耀蔭さん、納得~。
遊郭で働いていた杜少明さんは王將さんと会います。王將さんは彼を何度もバカにします。結果、遊郭を辞めざるを得なくなった彼はキレて包丁で王將さんに襲いかかります。が、返り討ちに会います。
寺では黃正利さんがパワーアップしておりました。高僧は高雄さんとの対決で必要だと思われるキックと棍術を彼に伝えていました。
ようやく高僧に会える日が来ました。しかし、ずっと我慢をしていたため、怒りを抑えられず歐陽耀蔭さんを追いかけ回し、高僧の囲碁を邪魔します。少し偉い僧と戦います。鶏みたいな動きをして、おかしかったです。
最後は高僧と手合わせ。卒業試験みたいな感じです。よくがんばったと言われ、冷静になる黃正利さん。いきなり押しかけていったのに受け入れてくれ、ご飯も食べさせてくれ、強くしてくれたのです。深く感謝して街へ戻ります。
街へ戻った黃正利さんは蜘蛛の巣だらけの妹夫婦の家にショックを受けます。義弟が働いていた米屋も店名が変わっていました。高雄さんの手下が黃正利さんを発見します。
高雄さんは街の米などを独占して儲けていました。安く買い取り、拒否する業者は力で制圧。更なる独占を目指して、彼は出かけます。
ウメオが子どもたちを遊ばせていると黃正利さんがやってきます。妹夫婦の行方を尋ねられ、言いよどむウメオ。
真相を知った激ギレ黃正利さんは高雄宅へ乗り込んでいきます。あまりの迫力に王將さんはビビります
手下たちを秒でやっつけ、王將さんを痛めつけます。逆さづりにして水責め。高雄さんの居場所を吐きますが、彼の怒りはもう限界突破。ゆっくりバケツの中に頭が浸かる状態にされます。
ギリで止まります。高雄さんが戻ってきていたのです。しかし、トラブルを起こす割に自分で後始末できない王將さんにキレ、そのままバケツに落とします。
「UNCLE 34」になった高雄さん。速攻で戻ってきた黃正利さんとの戦いが始まります。複雑でアクロバティックなシーンのいくつかは孟海さんが演じていました。
苦戦しているとウメオがやってきて、義弟も高雄さんのせいで亡くなったと知らせてくれます。それによって気合いが入った黃正利さん。
激蹴りを繰り返して、最後は高雄さんの上に乗っかって頭を攻撃して倒します。彼が亡くなっているのを確認しているウメオを置いて立ち去る黃正利さん。追いかけるウメオの姿で終わりです。
今回はLong Ver.を観ました。杜少明さんがかなり悪い奴だということがわかりました。営業妨害するし、遊郭に行くし、最低でしょ。(Short Ver.ではカットされていました。)妹がかわいそう。黃正利さんが真っ先に襲うべきなのは杜少明さんでしたね。
Long Ver.ではラストの棍棒対決も長かったです。こんないいシーンをカットするなんて。高雄さんもすばらしかったです。
孟海さんのがんばりを知り、私の中で更にこの映画の評価が高まりました