漫画が原作の1979年の香港映画。2007年にも映画化されました。
徐蝦さんが葉飛揚さんにマジギレ。追いかけています。
叔父の家「龍虎門」に逃げ込む葉飛揚さん。叔父は道場破られ名人の劉鶴年さん。徐蝦さんは義理の妹が葉飛揚さんに乱暴されたことに激怒していました。
劉鶴年さんは彼を徐蝦さんに差し出します。葉飛揚さんは徐蝦さんに右目を突かれ、逃げます。殺す気満々の徐蝦さんを劉鶴年さんが止めます。やはり身内。そこまでは・・・と思ったのでしょう。
息子を指導する先生がいなくなったので、劉鶴年さんは新しい先生を探すよう、使用人の王憾塵さんに命じます。
孟海さんは片足の裏側に卵をつけた状態で鶏を捕まえるという謎の行動をしていました義父(師弟関係という意味)の權永文さんに命じられてやっていたのでした。片足状態で鶏たちを捕まえられなかったら、ご飯なしと言われます。厳しい~。
孟元文さんが登場。彼とは仲良し。童顔コンビ!孟海さんは彼の側に行こうとして、うっかり卵をつけた脚を下ろしてしまいます。
孟元文さんは彼と遊びたいので、鶏を奪って逃げます。必死になって追いかけます。けんかなんだか、遊びなんだか。とにかく、仲良し
大道芸人の白彪さんが街にやってきました。人間もぐら叩きで白彪さんの頭を叩いたらお金がもらえます。劉鶴年さん宅に向かおうとしている王憾塵さんと新しい先生が通りかかります。チンピラたちが挑戦して失敗したのを見て、先生は挑戦します。ルールを破ってプレイし、仕掛けを壊したので、白彪さんは彼をやっつけます。先生は逃げてしまいます。
王憾塵さんはせっかく見つけた先生がいなくなってしまったので怒ります。が、すぐに白彪さんを代わりにすることを思いつきます。こういう交渉事は得意そう。白彪さんを無理やり連れて帰ります。「龍虎門」は孟元文さんの自宅でした。孟元文さん、本当に髪の毛つやつや~
生意気盛りの孟元文さん。丁寧に対応する白彪さんに偉そう。不意を突いて彼に襲いかかりますが、逆に孟元文さんはやり込められてしまいます。跪きますが、師匠とは呼ばない孟元文さん。扱いにくいクソガキです。
夜、白彪さんが机に向かっていると孟元文さんは部屋に蛇を投げ入れますが、すぐに捕まえて、こっそり見ている孟元文さんに投げ返します。
孟元文さんは下剤入りのスープを持って行って、彼に飲ませようとします。勘付いた白彪さんは孟元文さんに無理やり飲ませます。白彪さんは口に入れただけで飲みこんでいませんでした。孟元文さんだけトイレに直行です。しかし、トイレの扉に釘を打っていたので入れません。結局、自分の策に陥ってしまったのでした。
「巡捕房」に出てきた家で黃正利さんが棍術を見せています。片目を失いすっかり悪者になってしまった葉飛揚さんもいます。引いた映像の際、武術指導の元奎さんが黃正利さんの代わりを演じていました。槍や棍棒のスペシャリストだものね。部下たちがいろいろな課題を出しますが、全て難なくこなしてしまう黃正利さん。「天魔棍法」と「天魔鷹爪」が彼の技です。
「白鶴舘」は徐蝦さんの道場。「醉拳」に出ていた場所です。お祝いをしている中を黃正利さんが乗り込んでいきます。弟子たちをやっつけている葉飛揚さんを見て、徐蝦さんは飛び出してきます。あの事件から4年。彼は徐蝦さんを逆恨みしていました。徐蝦さんと1対1で戦います。そこに黃正利さんが加わり、徐蝦さんは殺されてしまいます。
両眼を潰された徐蝦さんと弟子たちの遺体を見て、ショックを受ける孟元文さんたち。「蟠龍手」という拳法でしか黃正利さんの「天魔棍法」を封じることができないのですが、それはもう何年も前に失われてしまい、書面でしかわからない拳法でした。
黃正利さんは街で力を持ち始めていました。いきなり漁業税みたいなものを取り始めます。責任者になった葉飛揚さんは法律違反だと訴える人々をボコります。
劉鶴年さんの元に張照さんやけがをした人たちが窮状を知らせにきました。甥である葉飛揚さんを何とかしてほしいと言われます。
黃正利さんの部下は街の人を騙して、彼らを奴隷として売ることも始めます。孟元文さんは事態を打開したいと思いますが、白彪さんは慎重に動くよう、止めます。
が、孟元文さんは孟海さんを連れて、彼らの悪事を暴き始めます。大乱闘に。そして、黃正利さんの部下4人が新たに登場。襲いかかります。途中で元奎さんが誰かと入れ替わって、出ていました。2人は籠にはめられ、動けなくなったところを白彪さんに助けてもらいます。
従兄弟に妨害され、キレる葉飛揚さん。
鶏を運んでいる途中で徐發さんたちに襲われる孟海さん。知人がそれを見て、孟元文さんに知らせます。孟元文さんは駆けつけ、2人で戦います。そして、林の中に逃げ込みます。手下たちは彼らを追い詰めていきます。映画の始めに出てきた落とし穴を使って、手下の1人を倒します。
喜びもつかの間、2人がいない間に劉鶴年さんの道場&家潰されコーナーが始まっていました。父の遺体を発見し、泣き崩れる孟元文さん。
すぐに黃正利さんがやってきます。白彪さんも童顔コンビを守り、命を落とします。
2人は權永文さんに事態は深刻だと言われます。実は權永文さんは「蟠龍手」を知っていました。10年前、悪さをしていた黃正利さんと戦って負ていました。その際のけがで右脚が不自由になってしまったのでした。使い方が効果的でないと「蟠龍手」も効き目はありません。「天魔棍法」の弱点を探り、正しい「蟠龍手」をマスターすることにします。
真面目に修行しますが、ちょっと遊んでしまうことも。そんなときは權永文さんの厳しい指導が入ります。脚が悪い設定なのに動きが良過ぎる權永文さん。
黃正利さんは奴隷をボルネオに売り飛ばす計画が頓挫しつつありました。街の人たちにも嫌われています。
孟元文さんは「蟠龍手」の8つの方法と12の型を覚えて行きます。孟海さんは途中からいきなり出てきた「搖櫓棍法」の8つの攻撃方法を覚えます。
權永文さんと実戦練習に入ります。脚の悪い老人を攻撃するのをためらう2人ですが、まだまだ強い師匠。旗を使ったアクションがかっこよかったです。
仇を討ちたくて我慢ができない孟元文さんは黃正利さんたちが奴隷を連れていくために街を去るという情報を聞いて、行ってしまいます。翌朝、彼の不在に気づいて心配する孟海さん
孟元文さんは従兄弟の家になってしまった「龍虎門」に乗り込み、葉飛揚さんを倒します。
孟海さんは黃正利さん宅へ侵入します。手下たちを倒し、出かけた黃正利さんを追いかけます。付き人を倒した孟海さんを見て、黃正利さんも本気で襲ってきます。激しい攻撃に武器の櫓が折れてしまいます。
ようやく孟元文さんが来てくれました。2人で彼に向かっていきます。黃正利さんの棍棒を竹林から取った竹で封じ込めます。黃正利さんは今度は「天魔鷹爪」で攻撃してきます。2人がもうダメかな~と思った瞬間、權永文さんが助けに入ってくれます。脚悪い設定が完全に消え去った足技天国が始まります。笑
テコンドー対決!すごい、すごい2人への攻撃を權永文さんが代わりに受け、彼も亡くなってしまいます。2人とも親を失ったことに。怒りの頂点に達した2人は火事場の馬鹿力スイッチが入り、猛攻撃で黃正利さんを倒します。
戦闘モードが続く孟海さんが孟元文さんを追いかけるシーンで終わりです。
武術指導が徐蝦さん、元奎さん、袁振洋さん、袁信義さん、錢月笙さんという超豪華版。これで映画3本は作れるだろ~全てのアクションシーンがすばらしかったです。スタントも兼ねているはずですが、私は元奎さんしかわかりませんでした。ここ、スタントだなとはわかったのですが。
黃正利さんは凄まじい鷹爪があるので怖いです。それでもって本当に怖いのはキック。なのに棍棒も使えてしまうって・・・。無敵だな「黃正利に棍棒」と思った映画でした。
「搖櫓棍法」がどういういきさつで出てきたのかがちょっと謎でした。2人で「蟠龍手」をマスターすれば攻撃力が高まったのではないかと。でも、2人とも同じ技だと面白くないか
話に粗はありますが、テンポがよくてとても楽しい映画です。