kiyokiyo world Ⅱ

kiyokiyo world Ⅱ

昔の功夫映画ばかりです。

2020年の中国映画。

 

ご無沙汰しておりました。

 

異動&引っ越しと共に全く功夫映画を観なくなっておりました。しかし、「龍虎武師」がAmazon Primeで観られると知り、観ることに。

 

出てくる方々の殆どが分かる。自分自身の5年間の積み重ねを実感しました泣くうさぎずっと功夫映画を観てきてよかったな~と思いました。

 

皆さんのお話をずっと聴いていたいくらい、興味深かったです。

 

当時の撮影の様子を聴きながら、当時の映像を観ていくうちに、アクションシーンでの痛さの感じ方が倍になりましたガーン

 

業界全体がアドレナリン出まくりだったんでしょうね。ほんと無謀。

 

火星さんは優しい方なのだなと思いました。現在の彼の設計するアクションはかっこいいけど、やる人に過度の負担がないものなのだろうな~。いろいろな話をしてくれるし、GHやSBの跡地も案内してくれました照れ


董瑋さんは褒めるのが上手。チームのトップである彼にあんなに褒められたら、一生ついていく愛そして、彼も安全を意識したアクションを考えていました。

 

元華さんはかわいいニコニコあの超人的な美バク転とのギャップがすごい。

 

錢嘉樂さんは撮影で失敗しても「安全第一だよ。」とスタッフに言っていたので、なんか嬉しくなりました。こういう方の下で働けるのは幸せですよね照れ香港映画のことを盛り上げていこうとする気合いを感じました。

 

で、最後、林正英さんにハートをごっそりもっていかれて終わりましたラブラブラブ

 

たくさんの方が出演されているので、観る人によって感想はいろいろだと思います。

 

70~80年代の功夫映画がお好きな方、必見です。

 

1980年の香港映画。

 

僧たちが厳しい修行に取り組んでいるシーンから話が始まります。

 

深夜の警察署。牢の窓に何者かが現れ、罪人 谷峰さんに牢の鍵を投げ渡します。谷峰さんと一緒の牢にいた若者たちが一緒に脱獄しようと騒ぎ出します。谷峰さんは見張りの警察官を倒すと、その若者たちも殺します。

 

谷峰さんは林の中に逃げ込みます。そこでマスク男と遭います。谷峰さんは7年前、ある男性と手を組んで金を盗みました。が、署長の關海山さんに捕まり、相棒の男性も殺されてしまいました。顔を隠した男性は相棒の弟。彼は關海山さんに復讐し、行方知れずの金を手に入れようと考えていました。そのために谷峰さんを脱獄させたのです。谷峰さんは彼に協力すると言って、彼の素顔を見せてもらいます。

 

男性が去った後、悪そうな顔をする谷峰さんニヤリ何かやりそうだな。

 

關海山さんは元部下の唐炎燦さんから谷峰さん失踪の話を聞きます。

 

さて、劉家勇さんが寝台で悪夢にうなされています。そこに師父 江正さんがやってきて、彼を叩き起こします。修行する身でありながら、寝坊して、修行もしない適当な若者でした。先輩の僧たちは呆れています。

 

劉家勇さんは自分の知らない事情で寺に拘束されている状態に限界が来ているようです。彼が投げやりな生活態度を続けるのもそれが原因でした。

 

さて、売春宿で下男として働いている梁小熊さん。劉家勇さんと仲良し。劉家勇さんが李文泰さんを連れて店に来ます。李文泰さんは女性たちがいっぱいいるので大喜び。彼のポケットからお金を盗む劉家勇さん。それを止めさせようとする梁小熊さん。2人が揉めているのを見た経営者は劉家勇さんを叩いて、追い出します。過去にもいろいろトラブルを起こしているようです。

 

劉家勇さんは耐え切れず、寺から出ることにします。

 

夜、谷峰さんと息子の關聰さんを男性2人が尾行していました。マスク男は男性2人を使って、谷峰さんの動向を見張らせていたのでした。金の在りかを早く知りたいようです。

 

江正さんが夜を徹して祈りを捧げた直後、劉家勇さんが下手くそな置き手紙を置いて、出ていったことを知ります。いつ戻って来るのか?いや、戻らないのでは?僧たちは彼のことはどうでもいいのではと言いますが、江正さんは彼を心配します。劉家勇さんは關海山さんの息子で、彼を守るために江正さんに預けているようです。

 

江正さんは村人に頼まれ、除霊に行きます。気持ち悪い男性にストーカー的なことをされた女性。男性は他の人から厳しく彼女から離れるように言われます。失望した彼は自殺し、彼女に憑りついたのです。江正さんは弟子2人と共に除霊をします。亡くなってもしつこく執着する男性から女性を救い出すことができました。

 

劉家勇さんは酒壺を抱えて、歩いている途中で江正さんを発見します。隠れます。江正さんは關海山さんと話し合いをしていました。

 

劉家勇さんが行方不明になったことを知らせに来たのです。いなくなるし、寺でも悪いことばかりをしていると知り、關海山さんは激怒。恐怖を感じた劉家勇さんは逃げます。

 

江正さんは劉家勇さんがかわいそうな立場にいることを理解しているので、絶対に下げるようなことを言いません。

 

彼らは谷峰さんが脱獄したこと、そして、彼を応援している組織があることも心配していました。

 

劉家勇さんはまた売春宿へ行き、窓から侵入。男性客の服からお金を取ろうとします。が、男性客は娼婦と揉め始めます。彼は経営者や従業員を部屋に入れて、文句を言い始めます。行き場がなくなった劉家勇さんは寝台の下に隠れます。

 

梁小熊さんは何でもあなたの言うことを聞くと言って、娼婦を解放させ、自分が対応します。なんとこの男性、梁小熊さんとも致したいと言い出し、梁小熊さんは慌てます驚き

 

体格のいい男性なので、梁小熊さんも必死。殴ります。しかし、負けそう。劉家勇さんが止めに入ります。激しいバトルが繰り広げられます。

 

物音に驚いた経営者。男性客が2人にやられているのを見て、びっくり。他の従業員が止めに入ります。2人は逃げ出します。

 

深夜、酒が無くなった關海山さんは酒を買いに壺を抱えて外に出ます。玄関に壺が。劉家勇さんからのプレゼントでした。嬉しそうな關海山さん。

 

仕事を失ってしまった梁小熊さん。くっついてきた劉家勇さんに1晩だけ泊めてやるから出ていくように言います。考えがある劉家勇さんは「俺がお前の世話をしてやる。」と言います。大丈夫か?

 

彼が考えたのは、金持ちの用心棒になることでした。梁小熊さんが強盗役になり金持ちを脅します。劉家勇さんが登場して、かっこよく倒して気に入ってもらうという筋書きでした。

 

助けてもらったと思った金持ちは大感謝。彼は銀行を経営しており、劉家勇さんを警備として雇います。梁小熊さんは兄弟設定で、一緒に来てもいいということにしてもらいました。こっそり大喜びの2人。

 

劉家勇さんは一緒に暮らせない關海山さんのために酒を持って行くことが楽しみでした。(關海山さんが絡むシーンになると、大人っぽい髪型になる劉家勇さん。)しかし、關海山さんは劉家勇さんが畑の手伝いをしようとすると、厳しい態度で接します。

 

關海山さんは劉家勇さんがさっぱりがんばっていないことを指摘し、帰って来るなと追い帰します。

 

その後の悲しそうな顔・・・。關海山さんは一緒に暮らせないことに罪悪感を感じつつも敵が多い自分と関わらせたくなくて、そして、自分で自分を守れるようになってほしくて、厳しく接しているのでした。

 

凹んでいると唐炎燦さんが声をかけてきます。關海山さんは気を取り直して、彼を酒を飲みます。

 

実はマスク男は唐炎燦さんでした。彼は谷峰さんに關海山さんの息子の存在を知らせます。

 

村の小さな飲食店にケチをつけ、店を壊したチンピラ5人。調子に乗っていると、マスクをした關聰さんが彼らを襲います。適当にボコると短剣に手紙を添えて、逃げます。手紙に寺を襲ったら、お金をやると書いてあり、チンピラ5人はそれに乗ります。

 

しかし、そんなに簡単ではありません。僧たちにやられ、彼らは負けてしまいます。

 

谷峰さんが1人でいると、關聰さんがやってきます。谷峰さんも唐炎燦さんを警戒していました。關聰さんに様子を見るように命じます。谷峰さんは事件の関係者を全て殺して、金を独り占めするつもりです。

 

谷峰さんは關海山さんを殺そうと気合いを入れていました。彼の家に行きます。關海山さんは彼が来るのを予想していました。7年ぶりの対面。怖い雰囲気が漂います。

 

戦いが始まります。しかし、關海山さんは谷峰さんよりご高齢。負けてしまいます。

 

悪霊に憑りつかれた女性が入浴をした後、濡れた服を着たまま家を出てしまいます。唐炎燦さんが彼女を保護し、家族に引き渡します。家族は彼女がもっとおかしくなっていることに困っていました。唐炎燦さんは寺に除霊を頼むことを引き受けます。唐炎燦さんの部下が寺に依頼をしに行きます。

 

江正さんが弟子を連れ、除霊を始めますが、なんか様子がおかしい。なんと唐炎燦さんが白塗りで長髪のかつらを被って、彼らを襲ってきたのです。女性の除霊を利用したのでした。しかし、江正さんたちを倒すことはできず、退散します。

 

唐炎燦さんは思うように計画が進まず、イライラ。怒りを手下2人にぶつけます。もう少しで兄の復讐が終わり、金が手に入ると信じ、がんばります。

 

よく分かりませんが、廃屋で1人で食事をしている劉家勇さん。(警備の仕事はどうなった?梁小熊さんは?)彼は谷峰さんが唐炎燦さんの手下2人を殺すのを目撃してしまいます。さっき殺さなかったのに。

 

行き場を失った劉家勇さんは寺に戻ってきます。江正さんは彼に關海山さんが危険な立場にいることを知らせます。劉家勇さんは大急ぎでかけつけますが・・・。既に遅かった。彼は關海山さんの墓を立て、復讐を誓います。と、側に谷峰さんが。

 

谷峰さんとのバトルが始まります。いい感じで戦ったところで唐炎燦さんを発見。彼と2人で戦おうとします。が、唐炎燦さんは谷峰さんの方へ。

 

劉家勇さんは彼の裏切りを知ります。ですが、唐炎燦さんはベルト状に巻き付けていた剣を取り出すといきなり谷峰さんに斬りかかります。

 

谷峰さんは金の延棒を持っていれば、彼の優位に立てると思って油断していましたが、唐炎燦さんはもう金の延棒の場所を知っていました。谷峰さんを生かしておく理由はありません。冷酷な表情で彼を殺してしまいます。

 

怖いものなしの唐炎燦さんに対して、怒りに燃えた劉家勇さんは勇気をもって彼に向かっていきます。

 

激しい戦いの末、劉家勇さんは唐炎燦さんを倒します。きりっとした表情でその場を立ち去ります。終わり。

 

劉家勇さんと梁小熊さんコンビはかわいい・・・爆  笑飛び出すハートそうか、こういう組み合わせもあったのか。

 

脇役に谷峰さん、關海山さん、唐炎燦さん。豪華。

 

しかし、しかし!!話がめちゃくちゃで面白くなかったです。設定、よかったのに・・・赤ちゃん泣き

 

途中で都合がつかなくなっちゃったのかな?劉家勇さんの髪型がはっきり変わるし、梁小熊さんが途中で出なくなるし。警備の話はどうなったの?ほんと残念泣くうさぎ

 

梁小熊さんと2人でかわいくラスボスを倒してほしかったです。


いつも見に来てくださり、ありがとうございます。

 

実は来週金曜日の更新をもって、しばらくお休みに入りたいと思います。

 

書きかけの記事がいくつかありますので、少し休んだら復活できるかなと思いますが。

 

これからもよろしくお願いします飛び出すハート

1977年の香港映画。華山監督作品です。

 

海で3人の若者たちがボロい船に乗っています。脱水症状を起こしています。何宗道さん、羅莽さん、歐陽佩珊さんです。彼らは自由を求めて、海に出てきたようです。羅莽さんはもう挫けそう。

 

彼らは助けられ、船上でご飯を貪ります。香港が見えてきて、喜ぶ羅莽さん。

 

「ROCKY」のテーマソングと共にクレジットが出ます。貧しいながらも3人は職を得て、がんばります。2人は港で働き、歐陽佩珊さんは工場で働きます。

 

香港に来て1年経った彼らですが、いい給料の仕事に就けないでいました。少しずつがんばろうと思う何宗道さんともっと早くいい環境を手に入れたいと願う羅莽さん。何宗道さんは彼に優しく、焦らずがんばろうと声をかけます。

 

何宗道さんは彼と別れた後、歐陽佩珊さんと一緒に歩いていました。それを見て、がっかりする羅莽さん。3人は一緒に暮らしていました。2人は親友であり、ライバルでもありました。

 

あるとき、港で暴れる若者 TOMが別な従業員に取り押さえられそうになっていました。上司たちも彼を殴ろうとしていました。通りかかった何宗道さんたちは若いTOMがかわいそうになり、間に入ります。上司は彼らの態度に怒り、従業員の元彪さんと元奎さんに攻撃を命じます。何宗道さんたちは暴れ、全員を倒してしまいます。更に上の上司 谷峰さんに連絡が行きます。

 

何宗道さんたちとTOMは仲良くなり、4人の生活となります。

 

何宗道さんはTOMに功夫を教えます。って、既にすごくいい動きしてますけど。そんなこんなで2人の結び付きは深くなっていきます。

 

ある夜、TOMは酒に酔った白人男性2人にバカにされます。しつこいので彼らを倒します。

 

夜は「クラブ たそがれ」でウェイターとして働いている何宗道さん。谷峰さんが部下を連れてやってきます。その部下とは何宗道さんが港で殴った人でした。彼は何宗道さんを発見すると怒り出します。が、谷峰さんとホステスに宥められます。

 

何宗道さんの仕事終わりを待っていたTOM。2人で帰る途中、谷峰さんの部下がたくさんの手下を連れて登場します。戦う気満々の彼らに素早く反応する2人。徐假さんがいました。TOMが少しけがをしますが、勝ちます。

 

帰宅して歐陽佩珊さんの手当てを受けます。歐陽佩珊さんは彼らがいつも戦っていることを心配します。

 

さて、羅莽さんですが、競馬に狂い気味・・・。同僚の甘い言葉に誘われ、あるレースにお金をつぎ込むことに。賭博場で徐蝦さんが競馬の受付をしていました。受付を拒否すると羅莽さんは怒ります。近くで様子を見ていた袁祥仁さんが止めに入ります。更に怒り出す羅莽さん。側にいた袁信義さんも押します。無理やり追い出されますが、羅莽さんは彼らをボコボコにしてから去ります。

 

夜、何宗道さんは李小龍の本を読んでいました。歐陽佩珊さんは彼が李小龍に憧れて、遠いところに行ってしまうのではないかと不安に感じていました。ちょうど帰宅した羅莽さんはやり取りを聞いて、何宗道さんと歐陽佩珊さんが両想いなのを痛感します。

 

翌日、クラブに行くと、何宗道さんは店長からクビを言い渡されます。谷峰さん経由でしょう。

 

賭け事が原因で羅莽さんは谷峰さんと会うことに。羅莽さんの態度のデカさにキレた谷峰さんは手下を多数送り込みます。袁日初さんがいました。1人奮闘していると、何宗道さんとTOMがやってきます。3人で戦います。逃げる3人。彼らは追ってきます。

 

後半のバトルには錢月笙さんもいました。3人で全員を叩きのめします。報告を聞いて、怒る谷峰さん。

 

谷峰さんが手を回しているのか、何宗道さんは思うような仕事が見つかりません。新聞で見かけた「世界空手道大賽」に出る決心をします。

 

次の瞬間、リング。そして、彼にKOされる元彪さん。そして、江島さんに倒される袁日初さん。何宗道さんは順当に予選を勝ち上がり、本大会に出られることになりました。

 

何宗道さんと歐陽佩珊さんは大会で優勝したら結婚しようと約束をします。

 

江島さんは谷峰さんの部下。大会で優勝すべく、鍛えていました。谷峰さんってアクションもできるから、ほんとにすごい人だよな~。谷峰さんは江島さんにめちゃめちゃ気合いを入れます。

 

何宗道さんは羅莽さんと婚約指輪を見に行きます。指輪をゲットし、大きな誕生ケーキで彼女の誕生日をみんなで祝ってあげますバースデーケーキ指輪を渡すと大喜び。切なそうな表情の羅莽さん。無邪気なTOMの存在がありがたい。それでも壊れない2人の友情。よかった。

 

「ROCKY」のテーマソングと共に何宗道さんはアメリカへと向旅立ちます。江島さんは谷峰さんから習った必殺技でどんどん相手を倒していきます。何宗道さんも勝ち上がっていきます。実際の何かの試合の様子を入れて、本物っぽくしているようでした。

 

そして、決勝。意外とあっさり何宗道さんが勝ってしまいます。優勝を決めた際のインタビューを見ていた谷峰さんは悔しがります。弟子である火星さん、陳龍さん、鍾發さん、李海生さんというすごい面子を何宗道さんに放つことに。

 

TOMも更に上手になっていました。羅莽さんも驚くくらいです。何宗道さんに早くかっこいい姿を見てもらいたいTOMです。

 

帰国した何宗道さんが歐陽佩珊さんと仲良く過ごしていると、車が走って来て、歐陽佩珊さんを連れ去り、車内に閉じ込めます。李海生さんです。

 

何宗道さんは彼女を助けようとしますが、陳龍さんと白人男性が邪魔をするのでできません。李海生さんにやられます。車から出された歐陽佩珊さんは陳龍さんと白人男性に乱暴されます。車内から嬉しそうに見ている谷峰さん。

 

歐陽佩珊さんは逃げ出しますが、谷峰さんの車は故意に彼女を轢きます。

 

何宗道さんはどうにか助かりますが、歐陽佩珊さんは亡くなります。病院のベッドで知り、衝撃を受けます。そして、彼も重傷でもう戦えないだろうと告げられます。

 

静かな場所で療養生活を送る何宗道さんですが、心の傷は全く癒えません。警察に相談しても証拠不十分と言われ、取り合ってもらえません。

 

彼は鍛え直し、復讐するという道を選びます。李海生さんは指力がすごかったので、それをマスターすることにします。

 

よく分からない装置を使って、修行をしていました。経絡が描かれたマネキンを相手に研究。大真面目に演じているのがウケました。他に腕に何か巻いて、電圧で体を鍛えていました。

 

刃先を輪の内側につけ、その輪に素早く手を突っ込んでゆらゆら動く瓶を押し返すという修行もしていました。

 

さて、ある夜、羅莽さんがバーで飲んでいると、バーガールの邵音音さんに声をかけられます。1人で飲みたい気分ですが、積極的に誘われ、ダンスに付き合うことになります。踊っていると、谷峰さんの手下を発見します。ヤバい。逃げます。彼らは追ってきて、襲われます。邵音音さんも巻き込まれます。必死に戦って、一緒に逃げます。

 

逃げた所はホテルかな?彼女の部屋かな?彼女の色っぽさと落ち着いた態度に圧倒される羅莽さん飛び出すハートシャワーを浴びてと言われ、浴びていると彼女に迫られます。陥落する羅莽さん。キスシーンがあって、びっくり。「唐人街小子」っぽさを感じました。

 

邵音音さんといい仲になり、クラブに入り浸るようになります。谷峰さんが彼にワインのボトルを差し入れします。谷峰さんは邵音音さんとも知り合いだったのです。羅莽さんは嫌悪感を示します。

 

羅莽さんは彼女と結婚したいと思いますが、お金がない。しかも、彼女はお金がかかる女性。羅莽さんは戦ってお金を稼ぐことを真剣に考え始めます。

 

何宗道さんがTOMと修行をしていると、羅莽さんが彼女を連れてやってきます。何宗道さんと邵音音さんは元同僚でした。

 

羅莽さんが結婚したいからお金が必要だと話すと、何宗道さんは猛反対します。ホステスだからというよりも彼女が自己中心的な女性だと分かっているから反対するのですが、羅莽さんはそれが理解できません。羅莽さんを想っているからこそ反対しているのに・・・。罵倒され、手が出てしまった何宗道さん。羅莽さんは激怒し、立ち去ります。

 

行き場のない彼は賭博でお金を稼ごうとしますが、お金がありません。そこに来たのは谷峰さんの側近。彼は羅莽さんにお金を貸してやります。しかし、お金を失います。このままでは側近に利用されることになります。

 

何宗道さんは歐陽佩珊さんの墓参りに行き、リベンジを誓います。

 

そして、陳龍さんのいる場所に乗り込んでいきます。火星さん、鍾發さん、徐蝦さん、徐假さん、元彬さん、袁祥仁さんたちを倒し、陳龍さんをヌンチャクで倒します。途中から李海生さんが参戦。彼とは指力で戦います。そして、遂に彼を倒します。お次は白人男性。また指力で勝ちます。股間を突いて、勝ちました。

 

谷峰さんに連絡が行きます。谷峰さんの隣には邵音音さん。そういう仲だったか。

 

自宅からランニングをしに出かける何宗道さん。そこに谷峰さんの手下たちがやって来ます。徐蝦さん、徐忠信さんがいました。自宅にいたTOMを狙います。一生懸命戦いますが、相手が5人というのはキツい。ランニングから戻って来た何宗道さんが助けに入り、形勢が逆転します。彼らは「LIVE AND LET DIE」のテーマソングと共に車で逃げます。追う何宗道さん。残ったTOMは1人をボコボコにします。

 

何宗道さんは彼らを追い詰め、全員を倒します。

 

しかし、そのころ、谷峰さんはTOMの残っている自宅に来ていました。TOMは谷峰さんに健闘虚しくやられてしまいます。

 

何宗道さんのところには羅莽さんが。やはり、谷峰さん側につくことになってしまったようです。何宗道さんは最も戦いたくない相手と戦うことに。

 

軽く済ませようと思っていた何宗道さん。しかし、羅莽さんは短刀で斬りかかってきます。なので、やむなく本気で戦います。羅莽さんは「海で脱水症状で苦しんているときに俺を押して、海に落としてくれればこんなことにならなかったのに。」と言って、力尽きます。何宗道さんは意外なことにさっさと行ってしまいます。

 

帰宅して、TOMが吊るされているのを発見。彼は亡くなっていました。近付こうとした瞬間、谷峰さんがキックしてきます。

 

ラストバトルが始まります。激しい。最後、何宗道さんが指で心臓を攻撃。心臓から血がピューって出るシーンがウケました。更に喉も攻撃。もうこれで完璧!谷峰さんは倒れます。

 

大急ぎでTOMを降ろし、彼を抱きしめたところで終わりです。なんて救いのないお話・・・。

 

と思ったら、別な結末を発見しました!!

 

羅莽さんを倒した後からが違います。何宗道さんは自宅に戻り、木に括り付けられているTOMを発見します。TOMは生きています。

 

そして、何宗道さんは谷峰さんと戦い、勝ちます。自分で縄を解いたのか、TOMが駆け寄り、へろへろの何宗道さんを支えるシーンで終わりです。

 

歐陽佩珊さんが亡くなった辺りから、ちょっと変な展開になってしまいました。もっと羅莽さんとの友情を熱く描いてほしかったなぁ~。でも、最初から最後まで豪華なキャストが出てくるので、それがすごく楽しかったです。

 

そして、終わり方としてはTOMが生きている方が救いがあっていいなと思いました。

 

五毒な頃の羅莽さんはウエストがきゅっとしていて、かっこいい。笑顔がこれまた素敵ラブ現代劇の彼を見ていたら、張徹監督が好きになってしまったのがよ~く分かりました。

 

1983年の香港映画。監督は唐佳さん。武術指導は唐佳さん、黃培基さん、元華さん、元彬さん、江全さん、李海生さん。

 

OPは僧たちが修行している様子です。リーダー的存在の高飛さん、かっこいい。

 

「金虎鏢局」の人たちが野道を歩いています。潜んでいた盗賊に襲われ、全員殺されます。

 

さて、「鴻運賭坊」。白彪さんは賭け事大好き男。今日もサイコロ転がしてますサイコロ楽しそう。うまい具合に勝って大喜びしていると、それを妨げる動きが。
 

「天風莊」の艾飛さんが彼を探しにやってきたのです。そして、「爾冬陞さんは帰ってこない。」ということで賭けをしようと持ち掛けてきます。白彪さんの勝ちでした。

 

実は爾冬陞さんは賭博場の隣の部屋で劉玉璞さんと食事をしていたのです。

 

白彪さんに声をかけられた爾冬陞さんは逃げます。白彪さんも逃げ、劉玉璞さんも短刀を投げ付けて逃げます。

 

山中に逃げた爾冬陞さんを捕まえ、艾飛さんに差し出そうとする白彪さん。大金をゲットしたいのです。

 

艾飛さんは「金虎鏢局」が全滅した事件を恐れていました。あの盗賊が自分を襲ってくるのではないかと心配し、護衛として爾冬陞さんを雇いたいと考えていたのです。流れ者の爾冬陞さんは面倒なことに関わりたくないと逃げたのでした。

 

お金が気になる白彪さんは「天風莊」に彼を連れていきますが、大変なことになっていました。みんな、殺されていたのです。

 

お金がほしかったと騒いでいると、奥から足音が。隙を突いて、出てきた盗賊4人を攻撃します。彼らの繰り出した技は少林金剛拳でした。4人はあっという間に消えます。

 

タイミングが悪いことに「白雲莊」の谷峰さんがやってきます。艾飛さんの背中に刺さっている特徴のある金色の短刀は劉玉璞さんのものでした。谷峰さんは爾冬陞さんと劉玉璞さんは深い仲であり、劉玉璞さんを犯人と疑っていました。

 

爾冬陞さんはそれを否定し、遺体の傷跡を見せて少林金剛拳の使い手が犯人だと説明します。少林寺の僧が犯人ということになります。ありえない・・・。困惑する谷峰さん。劉玉璞さんを犯人だと決め付けて、捕まえようとします。

 

蛇スープ屋さんでも客と賭け事に興じる白彪さん。爾冬陞さんがご飯を食べろと声をかけても無視です。爾冬陞さんはしばらく劉玉璞さんが姿を見せないことを心配していました。金刀を探しに行ったのではないかと2人で彼女を探しに行きます。

 

金刀を見ている「黑龍莊」の關鋒さん。谷峰さんと話をしていました。彼らは昔、盗賊「関東六魔」を追いかけた過去がありました。その残党が自分たちに仕返しをしているのではないかと考えていました。劉玉璞さんは「関東六魔」の娘なので、彼らは彼女を疑っていたのでした。

 

そこに劉玉璞さん登場。金刀の返還を要求します。谷峰さんたちは彼女を捕まえようとします。短気な谷峰さんは見ていられず、自ら戦います。

 

關鋒さんは火のついた矢を放とうとします。しかし、上からたくさんの蛇が降って来て、ビビりますヘビ谷峰さんにも蛇が。白彪さんは蛇スープ屋から蛇をゲットしてきていたのです。

 

みんながビビっている隙に爾冬陞さんが劉玉璞さんを連れて逃げます。劉玉璞さんは爾冬陞さんが戦いもせずに逃げ出したことに怒ります。爾冬陞さんはできるだけ無益な戦いを避けるようにしていました。

 

爾冬陞さんは彼女に白彪さんと一緒に行動し、大人しくしているようにと言います。そして、事件を解決すべく、少林寺に行きます。

 

「戒律院」では戒律を破った僧たちが修行をしていました。李海生さんが彼らを厳しく監視していました。

 

爾冬陞さんは高飛さんと面会。使われていたと思われる少林金剛拳の話をすると、李海生さんがやってきて、他の流派でも似たような技があるから、決めつけないでほしいと激怒します。

 

爾冬陞さんは少林金剛拳だと断言。高僧の詹森さんは取り乱すことなく、「うちはみんな真面目にやっているからありえないです。お帰りください。」と対応します。

 

爾冬陞さんは食い下がります。李海生さんは襲いかかってきます。爾冬陞さんはかっこいい技を決めて、彼を圧倒します。流れ者の爾冬陞さんは太極門の使い手でした。

 

詹森さんに証拠はあるのかと尋ねられた爾冬陞さんは証拠を探して来ると言い、帰ります。詹森さんは彼の言うことは信じられないが的を得ていると感じます。激昂する李海生さん、詹森さんと似た立場の高飛さん。

 

白彪さんは劉玉璞さんと「白雲莊」の上の蔵に隠れていました。ナイスアイディア。谷峰さんは必死に劉玉璞さんを探していました。自分の蔵にいるとは知らずに。

 

上に怪しい男を発見。谷峰さんが倒そうとしますが、攻撃をかわされます。下にも男たちが。僧のようです。4人で谷峰さんと部下たちをあっという間に倒してしまいます。

 

物音に気付いた白彪さんが降りるのと入れ替わりで4人が蔵に上がっていきます。爾冬陞さんがやってきます。

 

劉玉璞さんは隠れ、4人が財宝を盗み去るのを目撃します。谷峰さんは犯人は僧だと告げ、力尽きます。劉玉璞さんが降りてきて、4人の顔を見たと言います。

 

3人で少林寺に行きます。後ろに魚頭雲さんが。劉玉璞さんを目撃者として、僧たちの面通しをさせてほしいと言います。詹森さんは勝負に勝ったら、要求を受け入れると告げます。

 

戦う気満々の劉玉璞さんを押さえ、白彪さんはサイコロを振ります。偶数が出たら、彼が行くことに。偶数です。

 

第1関門は高飛さんと4人の弟子たち。「練功房」と書かれた看板の下を通過できたら勝ちなのですが、なかなか通してもらえません。まともに戦っては通過できないと考えた白彪さんは梁を登って通過しようとします。

 

それも厳しい。伸び縮みする剣をしまうと、大きなサイコロが2つ付いた縄で攻撃を再開します。しかし、これもあまり効果がない。サイコロから縄を外すと、火花が出てきます。爆弾だったのです爆弾慌てて隠れる高飛さんたち。その隙に白彪さんは看板の下を通過。よく見ると火花が出るだけの偽の爆弾でした。卑怯な手で勝った白彪さんなのでした。

 

第2関門は爾冬陞さんが挑戦。「佛法無邊」と書かれた看板通過が条件です。十二金剛こと12人の僧と戦います。完璧なチームワーク。どう崩すのか。彼らの棍棒が途中から三節棍になるというのがすごい。どうにか門の下に行きタッチ!通過ということにしてもらいます。潔い僧たちです。

 

第3関門は詹森さんとの対決です。ですが、夜になったし、2人も疲れただろうということで、明日になります。

 

「泰来客棧」に着くと、關鋒さんがおりました。劉玉璞さんを倒すために来ていたのです。彼女が真犯人を目撃したと言っても、信じない關鋒さん。「犯人の一味だろう。」と言って、彼女を怒らせます。戦いが勃発します。

 

2人は戦いを止め、明日の結果を待ってほしいと關鋒さんに頼みます。そして、4人で飲むことにします。

 

翌日~、少林寺の僧たちが彼らを迎えます。たくさんの椅子を並べ、椅子から落ちた方が負けという勝負を詹森さんとします。やはり高僧。強い。なかなか落ちない。むしろ、自分たちが落ちそうになるアセアセ

 

椅子を高く積み上げての戦いにチェンジ。椅子が崩れ、3人とも落下。白彪さんと詹森さんは落ちますが、爾冬陞さんはセーフ。詹森さんは潔く負けを認めます。

 

たくさんの僧から犯人を捜すのは難しい。元々、ルールを破る傾向があるのだから、「戒律院」の僧から探し出せばいいのではないかと考える劉玉璞さん。主である李海生さんは激怒しますが、約束は約束だと言われ、渋々従います。

 

たくさんの僧たちがやって来ます。チェックをする劉玉璞さん。監督する側の4人の僧が犯人だと告げます。否定する4人。ありえないと怒る李海生さん。キレまくって、どこに財宝があるんだとあちこちを開けまくります。ところが、机を蹴ったら、そこから財宝がザクザク出てきたのですガーン

 

申し訳なさ過ぎて、変になってしまった彼は4人の部下の僧を殺すと、自分も殺めてしまいます。なんという結末・・・。

 

これで全てが解決したと判断した爾冬陞さんは帰ります。

 

しかし、詹森さんは李海生さんがどれだけ責任が強い人だったかを理解していたので、裏切り者がいると考えていました。

 

高飛さんたちに慰められますが、罪悪感に苛まれる詹森さんは自分の頭を攻撃して、達磨祖師の像の前で自ら命を絶ちます。49日間は自分を安置しておくようにと頼み、公表を控えるようにと告げ、息絶えます。

 

客棧で爾冬陞さんたちは楽しそうに酒を酌み交わしていますが、爾冬陞さんの表情は冴えません。劉玉璞さんは自分と離れたがっていると思い、彼に気持ちをぶつけます。爾冬陞さんは「じゃあ、別れよう。」と言って、立ち去ってしまいます。白彪さんが劉玉璞さんを慰めますが、彼女の怒りは収まりません。白彪さんも逃げ出します。

 

隠れていた爾冬陞さんは白彪さんをこっそり呼び出し、考えていることを話します。盗賊が露骨に証拠を残していることでした。剃った頭を見せたり、少林金剛拳を見せたり。それでいて「白雲莊」での4人は覆面でした。なぜ劉玉璞さんは犯人の顔を見たと言ったのでしょうか。

 

爾冬陞さんは關鋒さんを心配します。4人が1体の白いお化けに扮して、寝ている彼を襲います。4人は「関東六魔」の残党でした。手下たちは皆殺され、連れ去られます。

 

爾冬陞さんたちが駆け付けたときはもう全てが終わっていました。

 

廃屋で吊るされている關鋒さん。高飛さんがやってきます。彼は少林寺の住職になり、武林界を制覇することを考えていたのです。そして、「関東六魔」のボスだったのです!!

 

「関東六魔」が倒される場面。1人が元華さんです。「金虎鏢局」の主、艾飛さん、谷峰さん、關鋒さんが彼らと戦います。4人は倒され、高飛さんの妻で金刀を使う女性も殺されます。高飛さんは崖から落ちます。あれ?この金刀?

 

妻は關鋒さんの炎の矢で殺されたため、かなり惨たらしい亡くなり方をしました。実は崖から落ちていなかった高飛さん。この様子を見て、最も關鋒さんに恨みを抱いていたのです。そして、腕がもげるくらい錫杖で体を叩いて、殺します。

 

高笑いをしていると、劉玉璞さんが入ってきます。高飛さんは利用価値の無くなった爾冬陞さんと白彪さんの殺害を命じます。彼女は手下4人を連れて客棧に向かいます。

 

2人は彼らと戦います。深夜の騒ぎにクレームをつけてきた経営者を殺す劉玉璞さん。本性丸出しで彼らに襲ってきます。

 

黒幕が高飛さんだと知り、2人がマジモードで戦います。激しい戦いが続きます。劉玉璞さんが放った金刀を爾冬陞さんが跳ね退けたところ、彼女の腹部に刺さります。その勢いで、手下たちも倒します。

 

白彪さんは付き合いのあった劉玉璞さんは棺に入れて葬ってあげようとします。爾冬陞さんはやりたきゃやれと冷たい態度。腹部に刺さった金刀を抜いてあげたら、劉玉璞さんはいきなり彼の腹部を刺したのです!まだ亡くなってはいなかったのです。

 

びっくり!白彪さんはショックを受けながら、爾冬陞さんに抱えられ、亡くなります。劉玉璞さんは本当に力尽きていました。

 

49日が経ちました。李海生さんが次の住職になる予定でしたが、高飛さんの計略にハマり自殺をしたので、高飛さんが住職になることが決まります。

 

爾冬陞さんは白彪さんを丁寧に葬り、サイコロを供えます。彼の形見の剣を手に、復讐を誓います。少林寺へ。

 

詹森さんと李海生さんを送るための読経をしている高飛さんを呼び出し、爾冬陞さんは劉玉璞さんの遺体を彼に見せます。激しく動揺する高飛さん。「誰が殺したのか!?」と激昂する彼に爾冬陞さんは「お前だ!」と厳しい指摘。「彼女は気立てのいい優しい人だった。親の恨みを子どもに託すな!!」その通りなご指摘にこれまた動揺する高飛さん。

 

高飛さんが仏教を非難することを言っていると、後ろから怒声が。詹森さんでした。彼は自殺をしたふりをしていたのでした。詹森さんに怒られ、一瞬反省したかのように見えた高飛さんでしたが、詹森さんの隙を突いて、錫杖でアタックしてきます。

 

爾冬陞さんは彼を助け、そのままラストバトルになだれ込みます。白彪さんの形見の剣を使って、戦います。

 

寺の中に逃げ込む高飛さん。そこには彼を信じている十二金剛が。彼らと戦わねばなりません。1人で奮闘する爾冬陞さん。大きな燭台を12人向かって押して、高飛さんに近付きます。彼をぶん投げ、キックをしますが、12人がしつこい。挫けそうになったとき、詹森さんが来て、戦いを止めます。高飛さんは十二金剛によって倒されます。

 

詹森さんにお礼を言われ、あいさつをして寺を去る爾冬陞さん。心の中は白彪さんでいっぱい。終わり。

 

テンションが下がっていた時期に観て、元気になれた作品です。

 

劉玉璞さんに対してはそっけなかったけど、白彪さんに対しては丁寧な対応をしていた爾冬陞さんにドキッとしました飛び出すハート

 

意外な展開にびっくりでした。ミスリードに見事にひっかかりました。谷峰さん、關鋒さんの疑いは合っていました。李海生さんはただ真面目過ぎるだけだった。劉玉璞さんはかわいいだけの存在だと思っていた。高飛さん、前半目立たな過ぎだったもんね~。サスペンス映画としても素晴らしい作品だと思います。

 

そして、アクション。見事100点最初から最後までみっちり。個人の技の美しさも集団としての美しさも感じられました拍手ワイヤーも効果的に使われており、よかったです。

 

できれば、爾冬陞さんと白彪さんのコンビで続編を作ってほしかったな。それくらい魅力的なコンビでしたラブラブ

 

オススメですラブラブ

 

presented by kazzpさん(ありがとうございました!!)

 

あけましておめでとうございますヘビ今年もよろしくお願いいたします。

 

途中で更新できなくなるかもと思っていた2024年でしたが、功夫映画にパワーをもらい、がんばることができました。美しいアクションシーンが私にくれるエネルギーはすごいものでした飛び出すハート

 

2025年もまた激しい1年になることが予想されます。でも、きっと功夫映画が私を支えてくれるでしょう。がんばっていい1年にしたいと思います。

 

今年からは月1回の更新とします。(他に観たいものがたくさん出てきましてダッシュ

 

「あの功夫映画のあらすじどんなんだったかな~?」と思ったら、いつでも来てくださいね。古いのばかりですが、お待ちしています照れ

爾冬陞さんはとある茶樓「望雲居小食」へ入ります。店主の娘 燕南希さんが食べ物を持って行くと、いきなり高額のお金を支払います。死ぬ運命だからいいと言ってお金を置くので、びっくり。余計な分は他の客にお酒を振舞ってほしいと言います。

 

それを聞いていた客の1人 羅烈さんは爾冬陞さんにどういうことなのか尋ねます。爾冬陞さんは自分の命が幾ばくもないことを嘆きます。

 

近くのテーブルにいた学者がかっこつけたことを言うので、爾冬陞さんは「もし、明日、自分が死ぬことになったら何をするか?」と尋ねます。最初はかっこいいことを言っていた学者ですが、爾冬陞さんに本心はどうなんだと詰め寄られると、「遊郭に行ったり、賭け事をして楽しむ。」と本音を吐露して、逃げます。店主は彼を尊敬していたので、ドン引きします。

 

婚約者が亡くなった後、10年も貞操を守り続けていた燕南希さんに尋ねると、彼女は一度は男性と一晩を過ごしてみたいと言い、父の店主を仰天させます。

 

そこに若い女性が逃げてきます。王憾塵さんが一方的に想いを寄せてしつこくしているようです。爾冬陞さんは彼女を守ろうとしますが、王憾塵さんと手下たちにやられてしまいます。弱った体では厳しい。手下の1人が元彪さん。おぉ~。

 

羅烈さんが間に入ってきます。酒を奢られたお礼ということで彼は王憾塵さんたちを倒し、爾冬陞さんを救います。

 

彼は手についた血を顔に塗り込むと、名を名乗ることなく爾冬陞さんの幸運を祈って立ち去ります。名を名乗らないと長生きできるからという言葉が面白いなと思いました。

 

生き残っていた手下が爾冬陞さんを襲おうとしますが、今度は狄龍さんが登場し、助けてくれます。狄龍さんは「莫愁湖」の近くにいる男性が助けてくれると言います。しかし、その男性はあなたに殺されるとも・・・。驚く爾冬陞さん。

 

狄龍さんはかつてすばらしい剣士でした。家族をもったので木こりになったのでした。あまりに有名になり過ぎない方がいいと言う言葉を残して立ち去ります。

 

「莫愁湖」に到着した爾冬陞さん。そこには凌雲さんがおりました。前半と違って、ボロボロな感じ。爾冬陞さんを救ってくれるであろう男性はもう亡くなったと答え、煎じていた漢方薬を彼に渡します。

 

爾冬陞さんが探していた男性は妻と娘を実験台にするほど漢方薬を極めた後、池に身を投げて亡くなったとのこと。凌雲さんは彼から漢方薬のレシピなどをゲットしていたので、爾冬陞さんの腕の治療をしてあげます。薬の影響か、手術の影響か彼は意識を失います。

 

3日間の昏睡状態から目覚めると、彼は元気になっていました。凌雲さんは頑なに名を名乗らず。お礼に何でもすると言っても何もいらないとそっけない。禅問答のような不思議な会話が続きます。

 

さて、徐少強さんは陳萍さんに爾冬陞さんが生きていることを知らせます。岳華さんの攻撃で死んだものと思っていた彼女は激しく動揺。

 

部屋の奥にちょっとヤバそうな男性が拘束されています。

 

陳萍さんは凌雲さんを呼び出し、彼の剣を渡します。彼は爾冬陞さんが亡くなったと知った際、失意のため、「綠水湖」で剣を棄てたのでした。彼の剣を保管していた彼女は爾冬陞さんは生きているから、戦うようにとけしかけます。来月の15日、「楓葉林」に彼は来るだろうと言います。

 

谷峰さん、余安安さんのところにノブさんたちが押しかけます。抵抗する彼らに襲いかかります。

 

爾冬陞さんは余安安さんに似合うであろう美しい布を買って帰ります。数少ない幸せそうなシーン・・・。

 

ちゃんと灯りが点いていて、嬉しいな。と、思って家に入るとヤバい状態に陥っている谷峰さんが。余安安さんは殺されていました。谷峰さんは「凌雲さんが殺した。」と言います。それを聞いて、近隣の人々がびっくりするレベルの叫び声を挙げる爾冬陞さん。速攻で井淼さんが部下と共に参上します。

 

彼は余安安さんの葬式の準備、戦う用意、凌雲さん探しを命じます。

 

余安安さんは爾冬陞さんが選んだであろう布地の服を着て、弔われます。爾冬陞さんは戦闘スタイルになって、その場を振り返ることなく立ち去ります。

 

陳萍さんは凌雲さんが爾冬陞さんを助けたことを知り、拘束していた弟 姜大衛さんを爾冬陞さん殺害に送り出す決断をします。姜大衛さんは精神状態が危ないのですが「楓葉林」へ。

 

爾冬陞さんは武器セットを携え、凌雲さんを殺す気満々で待っていました。戦いを始めた彼らはようやくお互いを認識します。そして、2人は陳萍さんに嵌められたことに気づきます。余安安さんを殺したのは陳萍さんでした。

 

彼女はこれまでのしつこい行為を自慢げに語り、無表情の姜大衛さんを彼らに差し向けます。修行のし過ぎで精神を病んでしまった姜大衛さん。爾冬陞さん&凌雲さんでも対応できません。追い詰められます。

 

陳萍さんは2人を殺すようけしかけます。が、急に笑い出した姜大衛さん。いきなり陳萍さんたちを襲います。みんな、亡くなってしまいます。逃げ出した手下を追いかける姜大衛さん。

 

再び、静寂が訪れます。別に戦いたくない爾冬陞さんですが、凌雲さんは絶対に確実に最強になりたいので、戦いを仕掛けてきます。もうこれに人生を賭けてますって感じ。

 

自分の名前(立場)を嫌って、放浪した2人ですが、着地点は別々でした。助けてもらった恩もあるし、放浪した結果、本当にかつての地位にうんざりしている爾冬陞さんは戦いを止めようとしますが・・・。命を助けたお礼に何でもすると言った爾冬陞さんは凌雲さんから真剣勝負をしてくれと頼まれ、応じることになります。

 

覚悟を決めて、戦います。激しい戦いの末、凌雲さんは彼の喉元に剣先を当てます。爾冬陞さんは剣を落とします。

 

勝ちを確信した凌雲さん。爾冬陞さんは武器セットを棄てて、静かに立ち去ります。凌雲さんはふと爾冬陞さんが先ほどまで使っていた剣を見ます。あれ?剣先がない?あれ?

 

自分の胸に刺さっていました。やはり最も強い剣士は爾冬陞さんだったと呟くと、ばたりと倒れ込みます。終わり。

 

楚原監督の映画は人生の矛盾をうまく描く方だなと思いました。凌雲さんも人生を賭けた戦いをすることができて、幸せだったと思うけど、爾冬陞さんは・・・。この先を想像できない泣くうさぎ切ないお話でした。

 

2024年最後の功夫映画となりました。今年もいい映画を観られました。やった~!!

 

Presented by kazzpさん(ありがとうございました!!)

1977年の香港映画。楚原監督作品。キャストがかなり豪華。

 

9月19日の17:00。「楓葉林」で徐忠信さん、山怪さん、徐發さんたちが凌雲さんを待っていました。凌雲さんと戦いたいと思っていたのです。やってきた凌雲さんは全員と一気に戦い、あっという間に倒してしまいます。

 

木の陰から出てきたのは兄弟の顧冠忠さんと艾飛さん。そして、陳萍さんの元で剣客をしている徐少強さん。陳萍さんがやってきて、凌雲さんのプライドを刺激するようなことを言います。

 

爾冬陞さんは無敵らしいと。陳萍さんは凌雲さんに彼を倒してほしいと思っていました。凌雲さんも自分が一番強いという証拠がほしいと思い、爾冬陞さんのいるという「綠水湖」を訪れます。「神劍山莊」までは舟で向かいます。

 

迎えてくれたのは井淼さん。凌雲さんは爾冬陞さんが半月前に亡くなったと告げられます。棺を目にしてショックを受けます。

 

さて、とある遊郭。裏で樊梅生さんがごみを捨てていると、こそこそしている爾冬陞さんを発見します。弱っているので、彼にご飯を上げます。

 

遊郭のボスである金露さんは彼を雇います。めちゃかっこいいののに大人しい爾冬陞さんは娼婦たちにからかわれます。かばってくれたのは余安安さんでした。

 

樊梅生さんは話すことができませんでしたが、彼の面倒をよく見てくれます。

 

ある日、余安安さんが手癖の悪い客 元華さんに絡まれます。爾冬陞さんは元華さんに対応します。元華さんはキレて彼の腕を斬り付けますが、全く動揺しない彼にビビり、去ります。

 

手当てをしてもらい1人で休んでいると、余安安さんがお礼を言いにやって来ます。爾冬陞さんは美しく、優しい彼女がこのようなところで働いているのか理解できませんでした。涙目でお金を稼ぐためと答える余安安さん。

 

後日、徐少強さんが爾冬陞さんを探しにやってきますが、彼はもう仕事を辞めていました。

 

怪我が治らないまま野宿。倒れそうなところを谷峰さんに助けられます。そして、谷峰ママに傷の手当てをしてもらいます。谷峰さんには妹がおり、とても美人だとか。

 

深夜、悪夢にうなされ、目を覚ますと、女性がいました。余安安さんでした。美人の妹というのは余安安さんでした。家族は彼女の仕事を知っていました。生活を支えるためにがんばっている彼女をとても愛していました。

 

2人はお互いの悩みに共通点を見出し、惹かれ合います。

 

この街を牛耳る悪い奴らはちょっとしたことでお金を払うように言ってきます。谷峰さんはお金がないから無理だと断ります。キレた取立人が彼を激しくボコります。

 

手当てをする谷峰ママと余安安さん。谷峰さんはうっかりしてこけたんだと言い張り、谷峰ママはそれ以上は話を聞きませんでした。

 

街を牛耳る悪い奴らとは楊志卿さん、王龍威さんたち。宴会をしているところに余安安さんが働いていた遊郭の娼婦たちがやってきます。楊志卿さんは辞めた余安安さんを連れてこいとゴネます。

 

取立人が谷峰さん宅に押しかけます。手下の1人に黃培樹さんがいます。無理やり彼女を連れて行こうとするので、みんなで抵抗します。この騒動で谷峰ママが殺されます。谷峰さんもボコボコに。キレた爾冬陞さん。全員をボコボコにします。

 

楊志卿さんのところに徐少強さんがやってきます。ちょうどいいタイミングでボロボロになった取立人が戻ってきます。あまりの酷いやられっぷりに王龍威さんがキレます。

 

王龍威さんの後ろに黃培樹さん、徐發さんがいます。しつこい彼らにマジギレの爾冬陞さん。戦います。と、そこに徐少強さんが登場。代わりに彼らを倒してしまいます。

 

徐少強さんは爾冬陞さんを陳萍さんのところへ連れていきます。

 

陳萍さんは爾冬陞さんのことが好きでした。しかし、全く自分に関心をもってくれないので恨んでいたのです。2人が一緒になれば、武林界で無敵にもなれます。色仕掛けで迫りますが、とっても冷たく突き放します。プライドをズタズタにされた陳萍さん。怒りに燃えますムキー

 

谷峰ママの弔いをしている最中にナッツ屋さんが通りかかります。爾冬陞さんは彼らを招き入れます。ナッツ屋さんは陳萍さんが送った刺客でした。あっさりと彼らを倒します。

 

ある茶樓にやってきた顧冠忠さんと艾飛さん。彼らはある人物を探していました。別な席の男 詹森さんもその人物を探しているとのこと。そして、下から暴れん坊な感じの男性たちがやってきます。詹森さんと揉め出します。詹森さんは彼らを倒します。

 

いきなり店の外から女性の助けを求める声が。追いかけているのは変な武士の恰好をした元奎さんたち。女性の取り合いで揉めているようです。詹森さんが助けに入り、女性は逃げます。

 

さて、爾冬陞さんは樊梅生さんのところにやってきます。彼は嫌な顔一つしないで谷峰さんたちも迎え入れてくれます。しかし、樊梅生さんの奥さんは何か冷たい感じ。爾冬陞さんは近所の人の噂で顧冠忠さんと艾飛さんが自分を探していると聞きます。

 

楊志卿さんは詹森さん、元奎さん、王將さんたちを招きます。そこに先ほどの女性がやってきます。彼女を追う元奎さんは姿を消したかと思うと刺されて再登場します。女性は逃げ、今度は王將さんが「バケヤロ~!!」と叫んで追いますが、また同じ状態で再登場。一体、何が起きたのか!?

 

顧冠忠さんと艾飛さんの仕業でした。詹森さんを陥れるために女性を使ったようです。2人は暴れ出します。彼らは爾冬陞さんを探すためにこのような手荒なことをしていたようです。

 

爾冬陞さん、登場。どうしても勝ちたい2人は生き残っていた楊志卿さんたちをわざわざ殺してしまいます。爾冬陞さんは竹を剣の代わりにして彼らと戦い、華麗な舞で2人を倒します。

 

帰宅した爾冬陞さんは樊梅生さんの奥さんからお茶を振舞われますが、そのお茶には毒が入っていました。一口飲むと袁信義さんと袁振洋さんたちが突入してきます。

 

爾冬陞さんを倒したいと熱望している人たちは他にもいたのです。谷峰さんと余安安さんと樊梅生さんを拘束し、樊梅生さんの奥さんを脅してお茶に毒を入れたのです。眩暈に耐え、全員を倒しますが、体調の悪さは戻りません。

 

樊梅生さんの奥さんはいい医者がいると言って、彼を岳華さんのところへ連れていきます。すると、岳華さんは爾冬陞さんの腕を切り、骨に直接投薬します。

 

岳華さんはなぜか樊梅生さんの奥さんに高額の褒美を渡します。ん?どういうこと?

 

実は先ほどのノブさんたちは岳華さんの部下でした。彼は樊梅生さんの奥さんを買収し、茶に薬を入れさせ、そして、ここに連れてこさせたのでした。先ほど投薬されたものは実はもっと強い毒でした。あと3日しか生きることはできないと告げ、嬉しそうに計画を明かす岳華さん。

 

樊梅生さんは激怒し、近くにいた部下の剣を取ると、奥さんを刺し、自分の腹も刺します。

 

爾冬陞さんは調子に乗っている岳華さんに激オコ。凄まじい勢いで部下を倒し、岳華さんと戦います。そして、速攻で彼を倒します。

 

爾冬陞さんの帰りを待っていた余安安さんは彼が助かったと思い、喜びますが、悲しい事実を告げられ、ショックを受けます。爾冬陞さんは自分の身の上話を始めます。

 

地位と名誉に目が眩んだ人たちが自分に戦いを常に挑んできて、その都度、誰かを殺さねばならない生活にうんざりしてしまったということでした。余安安さんの存在はとても自分の支えになったと告げられます。

 

爾冬陞さんは余安安さんを未亡人にしたくないと言い、一夜を共に過ごすことはパスします。腕を直し、毒を取り除いてくれるであろう存在を知っていたので、そこへ行って、帰ってこれたら、結婚しようと約束をします。

 

期限は1週間。しかし、これが永遠の別れになるかもしれず。涙のお別れです。続く。

1979年の香港映画。武術指導は錢月笙さん。

 

京劇のシーンから始まります。脇役として登場した錢月笙さん。主役の被り物を外してしまうミスをやらかし、トラブルに。めちゃくちゃになってしまいます。お客さんたちには大ウケでしたが、主役は激怒。舞台裏でビンタされますパーでも、あんまり響いていない感じ。

 

劇団には何宗道さんもおりました。要領がよく、真面目過ぎないイケメンって感じです。舞台でも彼は人気です。そこに態度の悪い客が4人がやってきます。「上村武舘」という文字が入ったTシャツを着た岑潛波さんたちは野次を飛ばし、劇を邪魔します。

 

錢月笙さんが彼らに注意をしに行きます。が、キレた4人が暴れ出し、客席は騒然とします。我慢していた何宗道さんは客席に下り、攻撃開始。舞台上で戦いをすることに・・・。

 

彼らを追い帰します。2人はいい気分に浸ろうとした瞬間、団長である師匠である林蛟さんにビンタされますパー舞台が壊れまくっていました。

 

会場主に怒られ、平謝りする林蛟さん。彼は2人に出ていくように言います。

 

掘っ立て小屋のような古い家で落ち込んでいると、先ほどのメンバーが先輩の鍾發さんを連れてやってきます。後ろには惠天賜さんの姿も。彼らが暴れるので家が壊れていきます。鍾發さんたちを倒したものの、家は完璧に壊れてしまいました。

 

仕事も家も失った彼らは何宗道さんの叔母の家に行くことにします。ヒッチハイクをして到着。叔母の家を覗く男性たち。何事かと覗いてみると、何宗道さんの従姉妹がシャワーを浴びているのを覗き見ていたのでした。激怒して追い払います。

 

叔母は彼らを歓迎してくれます。先ほど覗きをしていた男性がしつこい。聞けば、彼は叔母の家を買おうとしている不動産会社の社員。叔母は亡き夫が遺してくれた家を売る気はないのですが・・・。

 

家と土地がほしい社長は社員の話を聞くと、一計を案じます。

 

徐發さんと白人男性 JOHNを迎えます。社長が帰宅する途中、道で棺を運ぼうとしている集団に通行を邪魔されます。集団のリーダーである林克明さんと言い合いになり、トラブルに発展してしまいます。徐發さんが出て、社長がびっくりするくらい彼らをボコボコにしてしまいます。

 

さて、「洪天德武舘」を開き、新しい生活を始めた何宗道さんたち。徐發さんたちはそれを聞き付け、JOHNを送り込みます。看板を壊すJOHN。しかし、あっさり何宗道さんにやられ、彼は弟子になりたいと言い出します。そして、何宗道さんと錢月笙さんの弟子になります。

 

落ち着いた頃、2人はJOHNを連れて、林蛟さんに会いに行きます。そして、3人で夜の街に繰り出します。飲食店で食事をしていたところ、JOHNが徐假さんに襲われます。突然、自分の前から去ったので怒りまくっていました。抵抗するJOHNに攻撃をする徐假さんと部下。何宗道さんたちも加わり、大変なことにアセアセ

 

徐假さんは強い。錢月笙さんは負け、何宗道さんが戦います。彼も苦戦しますが、背後から徐假さんを攻撃する手が!林蛟さんです。徐假さんはこれ以上は無理だと判断し、撤退します。

 

JOHNは手当てを受けながら、彼らが叔母の家と土地を狙っていることを話します。林蛟さんは徐假さんの師匠を知っていました。喇嘛拳を使う相当悪い奴のようです。林蛟さんは敵は手強いが、がんばれば勝てると3人を励まします。

 

徐假さんの方も林蛟さんのことを調べ、3人の仲間を何宗道さんたちに放ちます。が、何宗道さんたちは協力して彼らを倒します。

 

計画が失敗した徐假さんは社長に怒られます。なので、次の計画に取り組みます。

 

あるとき、何宗道さんは見知らぬ男性から何も入っていない封筒を渡され、握手を求められます。その男性を追いかけますが、彼は車に乗っていなくなります。

 

彼らの狙いは何宗道さんが封筒を受け取り、握手をしている写真を撮ることでした。この写真を利用して、近隣の人たちに何宗道さんが実は不動産側の人間であると噂を広めます。信じてしまった人たちは彼らを嫌い、武舘にも人が来なくなります。

 

落ち込む彼らに不動産側の人間が招待状を渡しに来ます。徐假さんは彼らが来るのを待っていました。彼らの狙いに気付いた何宗道さんはあえて彼らの誘いに乗ります。

 

タクシーに乗っていると、背後から車がやってきて、トラブルになります。何宗道さんと錢月笙さんは降りて、彼らと戦います。殆どを倒したところで、車内に残っていた徐假さんが出てきます。またしても徐假さんに苦戦しますガーン

 

錢月笙さんは徐發さんに鎖で首を巻かれ、車に引きずられます。タクシーの運転手を追いやり、何宗道さんはタクシーで追いかけます。車を止め、徐假さんにキックします。

 

徐假さんの手下が執拗に錢月笙さんを攻撃します。徐發さんに手を焼く何宗道さんはなかなか助けることができません。それでもそれぞれががんばり、2人で徐假さんを倒します。

 

警察がやってきます。何宗道さんは錢月笙さんと逃げます。錢月笙さんは何宗道さんをトラブルから避けるため、彼を無理やり逃がし、自分1人が罪を被る形を取ります。

 

錢月笙さんは逮捕。叔母は何宗道さんたちが余計なトラブルを起こしていると誤解し、関わらないでほしいと怒られます。叔母は家を出ていく決心をしました。

 

錢月笙さんは何宗道さんとJOHNと面会します。お互い、元気そうに振る舞いますが、3人とも無理をしていました。

 

何宗道さんは俳優の道を歩み始めていました。JOHNはアメリカに帰り、勉強をすることに。取り残された感のある錢月笙さん・・・。

 

出所した錢月笙さんは男性に声をかけられ、車に乗り込みます。着いた先はなかなか豪華なマンション。何宗道さんのマンションでした。男性は何宗道さんのマネジャーっぽいです。何宗道さんは彼を歓迎し、再び一緒に行動するようになりますが、人気者になり、常にいろいろな人に囲まれている彼を見て、錢月笙さんは気後れするようになります。

 

そして、林蛟さんのところへ戻ります。事件以来、左脚が不自由になっていました。しかし、いくらでも功夫の技はあるから、諦めてはいけないと励まされ、錢月笙さんは修行を再開します。

 

ある夜、酒に酔っていた林蛟さんは襲撃されます。必死に抵抗しますが、条件が悪過ぎた。ボコボコにされます。相手は徐假さんの師匠 李海生さんでした。彼は錢月笙さんを探しており、居場所を知るために林蛟さんを襲ったのでした。徐假さんの仇を討つ気なのでしょう。林蛟さんを殺し、立ち去ります。

 

何も知らずに帰宅した錢月笙さん。衝撃を受けます。林蛟さんが血で書いた文字を見て、何が起きたのかを察した彼は何宗道さんに会いに行きます。

 

マンションにいたのはJOHNと何宗道さんのGFのみ。本人は外出中でした。JOHNも危険を感じてわざわざ香港に来てくれたようです。困る2人。GFは何宗道さんはたくさんの契約を抱えているからトラブルに巻き込まないでと強い調子で2人に文句を言います。彼を気遣い、錢月笙さんはJOHNと共に帰ります。

 

後から帰宅した何宗道さんはGFから話を聞くと、ビンタをしていなくなりますパー「警察に任せましょう。」と言っていたGFの方が正しい対応だとは思いますが。

 

錢月笙さんはJOHNと李海生さんの道場へ向かいます。待っていた李海生さんは錢月笙さんを激しく攻撃。JOHNも加わりますが、それでも強い!

 

JOHNは倒されます。李海生さんは錢月笙さんが左脚を庇っているのに気づき、狙ってきます。錢月笙さんは跳馬や肋木などを使って応戦します。しかし、右脚もやられそうになります。

 

そのとき!!何宗道さんが飛び込んできます。2人がかりで倒そうとしますが、李海生さんはマジ強い。錢月笙さんも倒されます。何宗道さんは1人で彼に向かっていきます。

 

後半、復活した錢月笙さんが助けに入ります。置いてあったホースで李海生さんの足を押さえ、何宗道さんが攻撃しやすいようにします。2人同時に彼に攻撃をして倒します。

 

途中で離脱したJOHNを両側から支えて、笑顔で道場から去る3人。終わり。

 

常にかっこいい設定が李小龍さんっぽいけど、割と何宗道さんらしさが感じられる作品でした。

 

キャストは地味でありましたが、錢月笙さんのアクションは丁寧に作られており、見応えがありました。彼の要求に対応できるのは鍾發さん&李海生さんくらいでしょう。惠天賜さんもかっこよかったです。

 

錢月笙さんが演じる方もかなりがんばっていた作品だと思います。

 

1974年の香港映画。李作楠監督作品。

 

凌雲さんが馬車に乗って山を移動しています。金漢さんが彼を襲います。しかし、凌雲さんは金漢さんが気を抜いた瞬間を狙って、鉄の棒で彼の後頭部を殴ります。気絶した彼から財布を奪い、馬車に乗って逃げます。

 

飲食店奥の賭博場で賭け事を楽しんでいると、金漢さんがやってきます。そして、お金を返すように要求します。凌雲さんはお金を増やしたよと言って、誤魔化します。増えているのは事実なので、様子を見ることにします。

 

酒を飲んでいる人がやってきます。金漢さんは酒が飲みたくなり、彼が儲けた小銭をいくつか取り、飲食店へ行きます。

 

凌雲さんは賭け事で1人がいかさまをしていることを見抜きます。一連の様子を見ていた男性が凌雲さんにある場所に来るように声をかけます。

 

いかさまをした男性がおり、隣にはボスの苗天さんが。凌雲さんが余計なことをしたと言い、ビンタしてきます。彼は怯まず、苗天さんを腹パンします。

 

怒った苗天さんは手下たちに攻撃を命じます。手下の中に江生さんと戴徹さんを発見飛び出すハート凌雲さんは手下たちを倒すも、苗天さんに苦労。そこに金漢さんが駆け付け、助けてくれます。

 

凌雲さんは金漢さんに利子をつけてお金を渡します。しかし、ちょっと隙を見せると、お金を誤魔化そうとするので、警戒しまくる金漢さん。案の定、ちょっと気を抜いた瞬間にまた財布を盗まれます。

 

「留春院」にやってきた金漢さんは東方美鳳さんを見かけると、強引に彼女の手を引いて2階へ上がります。彼は支払いをしようとして、財布がないことに気付きます。

 

お金を払わないで出ていこうとするので、経営者と部下たちは彼を攻撃しますが、彼は堂々とした態度でみんなを倒します。部下の中に王永生さんと余太平さんがいます。

 

そして、凌雲さんがいそうな場所を探し回ります。凌雲さんは男性専用の公衆浴場で垢すりをしていました。泡で顔を隠すも即バレ。

 

浴場で大げんか。力では敵いません。凌雲さんは彼に手を組もうと話をもちかけます。ずる賢さで凌雲さん、力で金漢さん。一応、取引は成立。金漢さんは用心のため、馬車に乗るときは凌雲さんの手を縄で結ぶことにしました。

 

大きな賭博場へ。凌雲さんがあるテーブルにつきます。金漢さんがついて来れないレベルで判断し、賭け、お金を儲けていく凌雲さん。みんなに警戒され始めます。儲けた金を持ち帰ろうとする際、トラブルになります。2人は文句を言う人たちを殴り、その場を後にします。

 

酒店に入ります。賭博場から放たれた美女 李虹さん。何も知らない2人は彼女を気に入ってしまいます。金漢さんは凌雲さんより先に彼女の部屋へ向かいます。

 

金漢さんは李虹さんと一緒に過ごしていましたが、店主に凌雲さんがいなくなったと言われ、慌てて飛び出します。

 

これは凌雲さんの計画でした。彼がいなくなった後、李虹さんの部屋に入る凌雲さん。金漢さんが戻ってきたのを察して、自室に戻ります。

 

金漢さんは凌雲さんを疑いますが、凌雲さんにうまく丸め込まれてしまいます。そして、李虹さんを放った賭博場の男たちに詰め寄られます。2人は抵抗し、乱闘になります。手下役に陳金海さん、戴徹さんがいました。ボスもやってきて、騒ぎは拡大します。が、2人で全員をボコボコにします。

 

お金を分けますが、金漢さんは李虹さんを買ったからと言って、分け前を減らされます。いいように利用されていると感じた金漢さんは立ち去ります。

 

そして、山の中でよさそうな馬車を襲いますが、それは凌雲さんの馬車でした。結局、また一緒に行動することになりますアセアセ

 

移動をしていると、反対側からたくさんの人たちがやってきます。訳を尋ねると、彼らがいた集落に嫌な人たちが来たようです。暮らしにくいということで逃げているとのことでした。雰囲気は悪そうですが、お金はありそうということで向かいます。

 

しかし、山中で馬車が壊れます。キレる金漢さん。飄々としている凌雲さん。

 

嫌な人たちとは軍人たち。鄭富雄さんが部下たちを手荒に扱っています。彼らがお金を持っているのを発見。大金をゲットできそうです。行動開始!彼らの近くに3人の若者たちが隠れていました。龍世家さんたちです。

 

軍人たちの本拠地を見てから、人力車に乗って「恆昌西服」へ。背広をゲット~。凌雲さんは「大華鐘錶」へ寄ります。人力車に乗りなれない金漢さんがかわいい。

 

この地域で最も偉いっぽい葛小寶さんのところに苗天さんが訪ねてきていました。葛小寶さんは日本人と手を結び、わがまま放題しているようです。

 

2人は彼らの基地へ乗り込み、架空の道具を売り込みに行きます。葛小寶さんをうまく騙せたかと思いましたが、向こうも2人を疑っていたので、彼らを試す行動をします。

 

金漢さんの頭にりんごを乗せ、それを撃てと言うのです。追い詰められる2人。しかし、無事にりんごを撃つことができましたりんごでも、実際に撃ったのは葛小寶さんの愛人。彼女はスパイ!?

 

安心したのもつかの間、苗天さんが出てきて、彼らの正体がバレてしまいます。苗天さんの後ろに江生さんがいる!

 

葛小寶さんは部下に攻撃を命じます。戦う2人。ここでまた江生さん、戴徹さんが兵士役で登場。凌雲さんは脚を撃たれます。キレた金漢さんは彼を助けようと必死に戦います。動けない凌雲さんは金漢さんだけ逃げるように言います。

 

金漢さんは銃弾を避け、逃げます。そして、ずっと陰から様子を見ていた龍世家さんたちが火炎瓶を投げて、金漢さんを助けてくれます。

 

凌雲さんは抵抗しますが、拘束され、拷問を受けます。陰から様子を見ている葛小寶さんの愛人。

 

彼らは革命軍のメンバーで葛小寶さんをやっつけたいと思っていました。葛小寶さんの愛人がやってきて、凌雲さん情報を知らせてくれます。早く救出しないと命が危ない!

 

凌雲さんは鞭打ちされても決して、屈しません。

 

金漢さんと若者2人、愛人は凌雲さんがいる監獄へ行きます。愛人が兵士を油断させ、若者たちがボコボコにして中に入っていきます。兵士の服を着て、更に奥へ。

 

凌雲さんがいる場所にたどり着きます。凌雲さんは金漢さんによって助けられます。凌雲さんは自分を拷問した苗天さんを自分で倒します。

 

葛小寶さんは愛人を疑っていましたが、愛人はうまく誤魔化します。そこに苗天さんたちが殺され、凌雲さんが逃げたことが報告されます。葛小寶さんは激怒!トミオに八つ当たり。トミオは部下に八つ当たり。

 

街中を捜索。京劇をやっているところも捜索にやってきます。傍若無人な彼らは劇の最中でも舞台に上がります。

 

凌雲さんは龍世家さんたちの隠れ家で手当てを受けます。凌雲さんは彼らと手を組んで、葛小寶さんを困らせてやると燃えます炎

 

葛小寶さんは4人の侍たちを招いていました。史亭根さん、葛炮さん、強漢さん、齊復強さん。爆薬の取引をするようです。

 

その取引を利用して、彼らをやっつけようとします。真面目な龍世家さん、すぐ適当になる凌雲さん。凌雲さんに「命を助けてもらったんだから、ちゃんと恩返ししようよ。」と言い聞かせる金漢さん。この関係がちょっとおかしかったです。

 

行動開始!!人目につかないように軍服を脱いでお金を運んでいるトミオたち。馬金谷さんもいます。

 

4人はトミオたちの前に現れます。大乱闘。トミオたちは人数を減らしながらも日本人が待っている場所に向かいます。

 

「おーい、どうしてこんなに遅いか?」という謎な日本語と共に武士たちがやってきます。トミオたちは彼らに戦いを任せて逃げます。食い下がる凌雲さんたち。江生さん、金漢さんにぶん投げられてました。ここで龍世家さんの仲間が脱落します。

 

山の上の洞窟で日本人たちが品物を用意して待っていました。葛炮さん、さっきトミオの側にいたのに・・・。1人2役かな。そして、後ろに戴徹さん。

 

トミオたちがやって来ます。洞窟から出てきた日本人たち。今度は江生さんも日本人役として登場。

 

彼らはトミオたちと結託して、凌雲さんたちを襲います。3人とも苦戦します。凌雲さんは自分担当の敵を倒すと、龍世家さんを助けに行きます。腹部を刺された龍世家さん。凌雲さんは近くにあった縄で史亭根さんを押さえ、日本刀を奪って、倒します。金漢さんはトミオたちを倒して、彼らが持っていたお金の袋を持って駆けつけます。

 

金漢さんはお金を持ち、凌雲さんは重傷の龍世家さんを抱きかかえながら、下山します。助かるといいな。

 

場面が一転し、金漢さんは馬車に手を結び付けられています。文句を言いまくる金漢さん。全く気にしないで馬車を走らせる凌雲さん。仲がいいんだか、悪いんだか。これからも2人の珍道中は続いていくのでしょう。終わり。

 

江生さん狙いで観た作品でしたが、面白かったです。ふとした瞬間に見せる凌雲さんと金漢さんのお互いへの想いがなかなかステキでした愛

 

後半はかなり龍世家さんのアクションシーンが多かったので、李作楠監督に気に入られたのかなと思ってしまいました。

 

余太平さんも出ているので、私には特別な映画となりました照れ