主体性こそ集大成-Beyond the Borders- -17ページ目

私の役目

マネジメントとは、とどのつまり


想像以上に上昇志向のある人を採用、登用し、


その人に宣言以上の権限委譲を行い、


その人の主体性を集大成まで引き上げるよう


環境を整え、サポートしてあげることである。


そして、その人の成功を自分の成功と同様に心から祈り、


そのための努力を惜しまないことである。


そのような人々を1人でも多く生み出し育て、成功させることが


自分の成功につながる。


そこに私心なかりしか。



と我が意を得たり。


高野勇斗

ジャカルタ三銃士ー完全版ー

今週、「ジャカルタ三銃士全員にやっと会えましたー」という投稿を2件見たんだけど、お、おめでとうございます、いや、ありがとうございます(笑)

最近、飲み会とかでも「他の2人も呼んでください」とか言われるですが、揃って行動してませんし、基本揃いませんよ。ただ片方ずつはけっこう会います。

僕ら3人も会話で普通に使うけど、定着してよかったです。

ジャカルタ三銃士という方がいらっしゃるそうですが、誰と誰と誰ですか?」みたいに言われたら完全に言葉の独り歩きですね。

これは決してお世辞だから言うわけではないのですが、この2人は会ったときから、ズバ抜けて優秀でした。今でもサービス知識、業界知識系は鈴木くんに、経営や営業戦略系はテソンに紹介したり、相談することがあります。初めて会った日のことをよく覚えています。テソンはクニンガンのスタバで会い、鈴木くんは、シンガポールで会いました。加えて四銃士に入る三好くんもそうです。同世代でもあるが、歳は僕より2つ下になりますが、飛びぬけてます。

この2人に共通するのは、完全に「個人」としても知識、能力、モチベーションがズバ抜けて、そしてキャラ立っていて、その上組織に加わってもすごい。なのでこの2人は独立してもやっていけるように組織に依存しすぎず、他の見よう見まねをしなくとも、直感的にFacebookの使い方もインドネシアで重要になることもわかって当初から使っていました。Blackberryメッセンジャーも同様。だからジャカルタ三銃士になる前から、接触している人間も友人の数も極めて多い。

さらにやはり「個人」として際立つためには、プレゼンもうまいということ。見せ方もうまいということ。ノリがよい。そしてエロい。仕事ばっかりとか勉強ばっかりにならない。僕と違って2人はダイエットと筋トレにいそしみ、イケメンになるために余念がない(笑)こんなパーフェクトの男を女性が放っておくわけがないでしょ(笑)あぁ僕もイケメンに生まれたかった...


ジャカルタはビジネスマンにとって観光名所が少ないので、モナス、バタビアカフェに続く第三の観光名所になれたらうれしいです。。いや、JKT48劇場の次でもいいです。そのためにも、3人それぞれがこの地で、さらに精進していきます。

今後ともご支援のほどよろしくお願いします。皆様のジャカルタ出張もお待ちしております。

ジャカルタ三銃士について

ジャカルタ四銃士について

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2011年と2012年の自社記事

2011年じゃかるた新聞と2012年NNAのアドウェイズインドネシアの記事。保存。


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アドウェイズインドネシア、第二弾ゲームリリース

遅ればせながら、アドウェイズインドネシアですが5月1日に、『Musica Sphere』に続く第二弾タイトル『Mononoke Capture』をリリースいたしました。東南アジア、特にインドネシア向けです。

どうぞよろしくお願いいたします。

以下、日本のパートナー様のコメントです。

アドウェイズインドネシアさんのご協力のもと、その昔、日本で流行ったガラケー向けソーシャルゲームを、新興国で伸びている有力なゲームSNS(mig33やkotagamesとか)に提供する取り組みを始めました。(ブラウザ型なので、スマホにも対応)

日本で静かに眠っているゲームに再び息を吹きかけて、現地で一番使われている決済手段で、街でも田舎でも、山でも海でも、クレジットカードを持つ人でも持たない人でも、1円でも良いので手軽に日本のコンテンツを買ってもらえるようになるのは素敵ではないかと思います。

アドウェイズインドネシアのゲームチームの皆さん、ありがとうござました!いつも勉強させていただいてますが、インドネシアの人の火事場の突破力は凄いものがありますね。
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自分の言葉で声で

孫さん、三木谷さん、昨日のJCB今田さんもそうだけど、

もはやグローバル化から逃れられず、決して海外育ちの人が話すような英語ではないが、相手にとって母国語であってもなくても「なんとしても自分の言葉で説明するのだ!」という本気さが伝わる。

むしろJapanese Englishの方が本気さという意味ではいいのかもしれない。

それが内外の人を動かすのであるから。固有のものすごい強いプロダクトを持ってない会社が特に世界で飛躍する条件は、「最初に自分の言葉でかます!」こと。7月の英語での講演は逃げてはいけないな。


不安を自信に変えてみせる!

最初にトップ自らの言葉でかます!

「最初にトップ自らの言葉でかます!」と。

そうすると相手は「おおおう、よくわからんが、コイツはすごそうだ。いやすごいはずだ。すごいに違いない。」と思われる。

そして、トップは社にもどり「こんなデカイことをかましてしまった。なんでもできるゆーてもうた。これに実体を速攻で理想に近づけな大変なことになるで。全員休まずガンガンガンガン行くぞ!!今年こそが勝負の年だ。来年には楽になる。バカンスバカンス。ババババカンス。」


「やばい!想像以上の上昇志向が災いして、たくさん受注してもうた!とにかくおまえら幸せなことだと思って成功させな。これ裏切ってもうたら、大変なことになるで。協力してくれた人には宣言以上の権限委譲をするから、みんな一人一人の主体性を集大成まで引き上げて、休まずガンガンガンガン行くぞ!今年こそ勝負の年だ!一年だけ延長や!来年はバリに行くぞ!バカンスバカンス。」というふうに、その繰り返しでどの成功企業もやってきたのだと思う。


いや、そうじゃないと無理だ。強いプロダクトができるところまでいかない。


ちなみに、(バカンスにつれてはいくが、本当の意味での)バカンスが訪れることはない。ただバカンスにいかなくても、毎日がバカンス以上に楽しい環境づくりを平行して進めているので、徐々にバカンスはどうでもよくなる。そんな楽しい環境を。


「常に最悪の事態を想定して」進めていたら、到達できなかったであろうというところまでのレベルの高みへ。人々の生活に革命をもたらすほどの。

新卒インド人社員マンスール

アドウェイズインドネシア唯一のインド人マンスール。入社して1年が経つ。

BuzooCTOの清水さんをして、「断トツの実力と吸収力」と現在進行形で言わしめる男。彼と最終面接をしたのがちょうど1年前か。EizhoやAlの大学の後輩であり、数学オリンピックの優勝経験を持つ。新卒社員。午後10時にジャカルタからボゴールの家に帰宅し、11時に就寝、母の教えを守り午前2時に起き、イスラム教としてお祈りをしてから、5時に家を出発。土日もプログラミングと読書。

以前、彼に呼び出され、「私には父親も母親もおりません。私は高野さんのことを自分の親であると思っています。ですから、今からここで高野さんに話すことの中に愚痴や他人について批判めいたことが含まれているかもしれませんが、親の気持ちで私を許してください...」と切り出し長いこと話し合ったことを今でも強く記憶に残っている.

謙虚で陽気でロイヤリティーの高いマンスールへ 出会えたこと、入社してくれたことに心から感謝している。もっともっともっと大きな人間になってほしい。すくすく成長してほしい。そしてゆくゆくは周りもどんどん巻き込み、そして周りも一緒に成長させていってほしいと思う。そんな人間になってほしいし、”言われなくても” 勝手にお前はそうなっていくだろう。まだまだ完全ではないが、そうなりたいと常に願っているからこそできるそのひたむきな行動、マジでかっこいい。親バカじゃなくて、マジ優秀。

『中国以外のアジアで成功する方法』(インドネシア編)

今年2013年1月に出版されたムック本『中国以外のアジアで成功する方法』(別冊宝島)に私高野の記事が掲載されております。


いつも話しているところを太字で強調し全文掲載いたします。


フェイスブックやツイッターが盛んなインドネシアには、日本からIT企業の熱い視線が注がれている。近年、進出企業が増え、現在その数は10社前後。そのうちの一つで、2011年7月に独資で現地法人を立ち上げたアドウェイズ・インドネシアのCEO(最高経営責任者)高野勇斗さん(30)に話を聞いた。

リスクとチャンスは表裏一体

2011年2月に赴任し、現法立ち上げの準備を開始。インドネシアに来たのは前年の12月の出張が初めてだった。インドネシア語はもちろんのこと、英語もできなかったので、まずは人材紹介会社に行き、日本語のできるインドネシア人を雇うところから始めた。そのスタッフの人脈を通じ、2000枚の名刺を集めて、コネクションを構築した。

まったくゼロからのスタート。2007年にアドウェイズに入社後、自ら名乗り出て、大阪、名古屋、福岡と支社の立ち上げに関わり、海外事業へと活動の幅を広げた。「西へ西へと進んでいったのですが、九州まで行った後、その先がなくなってしまい、海を越えるしかないなと」。
アドウェイズはすでに中国に進出していたため、南下することを決意。シンガポールなども見たが、「すでに成熟していたので、何か違うなと」インドネシアへ。外資規制も存在し、公式な統計資料もない国で市場規模すら正確に把握できない。投資環境も周辺国と比べ透明化されていない現状だったが、リスクが多い方がチャンスも大きいとの信念からだ。

インドネシアのインターネット業界は、インフラやサービスの普及度で見れば、日本の10年遅れの状況という。一方、この10年でインターネットやSNSが世界で飛躍的に普及するなど、外的な要因もあり、「知識や成熟度はその限りではない」と高野さん。「PCから携帯電話、スマートフォンと進んでいった日本とは段階が違う。こっちでは、PCでなくスマホから入る人が圧倒的に多い」と例を挙げる。また、一定の教育を経ている層では、英語ができる人も多く、欧米など先進国から直接情報を取り入れているという。

現在の事業は、ホームページやキャンペーンページの制作や、そこから派生したインターネットやフェイスブック経由のキャンペーンといった広告代理業務が大半。今年は、昨年11月に発表した携帯電話向けゲームの普及にも本格的に取り組んでいく方針だ。


社員の関係が悩みの大半

苦労したこととして、個人的には生活環境の違いを挙げる。ジャカルタに来てから2年ほどで13キロも太ってしまったほか、日本では一度もなかった体調不良による欠勤もあったという。
社員数25人の現法のトップとしては、社員の関係に関する悩みが大半を占める。「日本人とその他の国籍の人の差別、区別することは絶対にしない」という信条で社員と接しているが、「日本人であれば当たり前のことが当たり前でない」ことも多い。社内のパーティーで騒いだ翌日に欠勤したりする人がいたり、社員の給与は全員が知っていたり。日本人スタッフ3人のほか、フランス人にインド人、インドネシア人でも、日本人とのハーフ、中華系やオランダ系など多様な社員を抱え、民族や宗教も様々なため、「イスラムの人のお祈りの時間が長い」というような声も上がるという。
 
会社を立ち上げ、ビジネスを進めるのと並行して就業規則を作り上げたのは大変な苦労で「戻れるなら、100万円払っても就業規則を先に作った方がいい」と話す。走りながら考えてきた故の苦労だが、社員からの提案には真摯に耳を傾け、規則を5分で変えることも。「遅刻2回で欠勤扱い」は、時間を守ろうと必死に努力する社員から「遅刻に甘いと不公平」との指摘を受けてのことで、「夜9時以降の退社にはタクシー代支給」は、夜になるとバスなどの公共機関がストップする路線も多く、仮にあったとしても安全面でリスクがあるという現地事情を考慮してのものだ。

権限委譲は必須

そのような状況に即した決断をする上で、日本の本社が現地の責任者に権限を100パーセント委譲する必要があるという高野さん。「意思決定はその社会を知る人がするべき」と強調する。公共輸送機関が貧弱で交通事情も悪いことから、外国人は、自分で車を運転することはほとんどなく、運転手付きの車で移動するのがインドネシアのスタンダード。しかし、本社からは「なぜ運転手付きの車で出勤するんだ」といった指摘も受けるなど、日々の生活から経営戦略に至るまで、現地の状況を把握している人間が地に足を付けた感覚で物事を判断していく必要があると説く。
 
また、「インドネシアに赴任する時には、いつまでに帰るとか任期を考えないでほしい。自ら退路を断つぐらいコミットしないと、新規立ち上げはできない」と力を込める。「調査する時間があるならば、一刻も早く会社を作るべき。ここの市場は今後も成長していくことは間違いありません」とアドバイスを送った。




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トゥリマカシー


最近というかここ数年非常に多くの人から連絡をいただき、いろいろ依頼をいただくことが多くなった。

FBメッセージ見出し部分が「高野様、はじめまして...」または「高野さん、ご無沙汰してます...」という書き出しで点滅している。非常に光栄でうれしいこと。(土日祝日に来るメッセージはさらにうれしい。ありがとうございます。)

これは何も私に能力があるわけでもなんでもなく、「私が(今注目度上昇中の)インドネシアにいる」からである。そして、インドネシアに私がいることを多くの人に認知していただけたからである。(「会社名なんでしたっけ?」とか「事業は何やってるんですか?」って言われてもきっかけはなんでもいいです(笑))

それを可能なものにしてくれたインドネシアに感謝している。


さらに、私がアドウェイズインドネシアを経営していること。これがさらなる強みになっている。弊社には、20名のインドネシア人がいて、宗教もルーツの人種も出身地域も違う、他にインドネシアに長いこと住んでいるインド人、フランス人もいる。

先日「甘い紅茶は、コンビニやスーパーなどで売っているのになぜ甘くない紅茶はなぜ売っていないのか」という話をしたが。その原因は、今ここで僕が立ち上がって、「Sorry for interrupting you guys,but I have a question!I need your answer asap!!」と目の前にいるスタッフに大声で仮に話しかければ、大体の疑問はすぐに答えが出てしまう。実際に聞いてみたら、もう普通に思いつく答えの他に、全然違う答えも出てきたので、政治経済とかそういうマクロな意見や解釈を求めるものでなければ、もうどう考えても絶対うちのスタッフに聞いた方が良い(笑)

他の日本人にはなかなか難しいだろう。業界のことに詳しい人はいるが、インドネシア社会全般のインプット量はやはり人数、多様性と接触時間がものを言う。

スタッフが優秀でかつ母数が多ければ多いほど確実性が増し、多様性があればあるほど、議論が深まり答えを多角的に深みのあるものにすることができる。「あ、そうか!なるほど」インドネシアでリサーチ的な疑問は、彼らに聞いた方が正確で早い。

それを可能なものにしてくれた会社にも感謝している。

あとFacebookやブログなどにも感謝。ブログはアメブロ使ってますのでサイバーさん、ありがとう。

そしてみなさんにも。

Terima kasih banyak! トゥリマカシーバニャック!

「Terima」は受け取る、「Kasih」は与える
どういたしてましては「sama sama」と言って(あなたと)一緒という意味です。

「有り難う」と違い、こう何かを受け取ってありがとうという感じ。またsama samaと何かを与えることによって、(与える側も)感謝するというところがいいですね。そしてお返しする。
私もいろいろインドネシアから受け取ったので、感謝して、インドネシアのために貢献したいという気持ちになります。
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まず与える

どんな情報でも、今の時代、情報価値はあっという間に0になってしまう。


であるとしたら、価値があるうちに自分が得たすべての情報を、誰よりも早く、できるだけ無償でオープンにしてしまい、多くの人に届けるようにし、より多くの賛同者協力者を募った方が良い。それが成功への近道であると考えることにする。


「この人はこんなに包み隠さず教えてくれるのか...」


初めて会う人、顧客、仲間、同僚、どんな関係の人であっても。常に与えることが許されている情報は、全力で与えること。

まず与えなきゃ得られるものは少ない。

最初は誰でも0なんだから、この人に何を与えたらこの人は成功に近づくんだろうかと考えながら、行動する。
そうすると鋭敏な情報収集アンテナが立つ。

そうしているうちに自然とどんどん情報が入ってくるようになる。

それがコンセプト。