着物美人になりませう -4ページ目

純国産繭【松岡姫】

年に二度の催事に必ずご来店いただいております幼稚園の園長先生H様。本当に毎回楽しみにご来店され「今回は何かしら?」みたいな感じでわたくし自身かなりハードルを上げてしまい今ではほどよいプレッシャーになっています(笑)。

さて今回ご提案させていただきましたのがこちらの作品です。

 

日本を代表する優良な繭【松岡姫~山形県庄内藩発祥の優良蚕品種】より繰り出される良質な生糸を使用し製織し、生糸のセリシンを落とす精練工程を経て、美しい白生地の絹織物となります。すべての生産工程が日本国内にあり、作り手の顔が見えるトレーサビリティー認証済み純国産絹の信頼のブランド【松岡姫】使用の江戸小紋を単衣でご提案し袋帯は洒落系の小千谷縮の染帯がドンピシャで決まりご納得いただきました。

次回は7月ですがまたお似合いになられる作品探しの旅が始まります(笑)

祭礼用紫幕のご依頼

今年もあっという間に残すところ3か月となりました!いつ秋が来るのでしょうかね?さて

とあるご縁で(ローカルチェーンの統括部長が数年前に定年退職されてます)「この案件なら堀文さんにお願いしよう!今から行くわ」みたいなノリでゴールデンウィーク後にお越しになられました。

破れもありかなり日焼けした紫幕の修繕のご依頼でした。正絹でシボのある一越の縮緬で誂えた立派な紫幕でした。

私もやぶれた箇所を当て布してから糊伏せして染め直しと簡単に思っておりましたが悉皆屋さんに相談しに行きましたが答えはNOでした。そこからが本当に大変でしたがなんとか秋の大祭に間に合うことができました。週末の天気の良い日に試しにかけてみました!と満足げに氏子総代から写真を送っていただきました。

 

初めての経験でしたがまだまだお役に立てることのできる仕事があるんだと思いました。つくづく先代が申しておりました「日々是勉強」重い言葉です。

 

 

担当者様に感謝!

西陣織で有名な「川島織物」さんとは長いお付き合いですが、我々の業界は色々な流通ルートがあり西陣買継問屋経由➡地方問屋が一般ですが弊社ではおかげさまで直接取引をさせていただいております。当然過去にも出回らないような逸品や目玉商品など専門店様ローカルチェーンストア様経由でエンドユーザーのもとにお嫁に行くわけです。

 

それでたまーに「シークレットの出物が入荷しましたのでいかがですか?」とLINEで画像が送られてきて商売をさせていただくわけです。担当者のパワーバランス次第で弊社としては感謝以外ありませんね!

 

川島織物さんの定番商品上代43万円です。

 

 

こちらも振袖には最適な上代58万円

 

 

派手目な訪問着などにも最適な亀甲紋様上代63万円

 

 

若向きな訪問着・留袖に最適な熨斗柄紋様上代93万円

 

川島織物さんは千總さんと同じく全国統一共通価格にての設定になっており中々お値引きも厳しい商材ではありますが、内緒シークレットLINEでの商談でしたので破格な提示をいただきました!改めまして感謝申し上げます。さあ秋商戦頑張っていきます!!!!

振袖☆藤井寛作品展

先日着物フリークの方々でも大人気の藤井寛先生の振袖作品展に出かけました。

皇室の方々も愛好者の多い所謂 皇室献上作家さんです。春の園遊会でもひときわ目立っていた印象がありますね!

 

ただ記憶に新しい大横綱・白鳳関の断髪式は「参りました!」言わざるを得ないお嬢様型の艶やかな振袖姿は圧巻の一言に尽きます。

 

奥様は千總なのですが、お嬢様たちは藤井先生。この写真を見るだけで幸せオーラ満載のショットだと思います。

 

さて肝心のさくひんてんの写真です。白ベースにピンクや赤もいいし!迷いに迷ってチョイスしてきました!またどなたのもとに行くか非常に楽しみです。

 

 

 

弊社お客様のI様です。まさにTHE・藤井寛作です。

 

世間ではくすみ、くすみという流れですが栄枯盛衰やはりTHE・古典を弊社では推奨していきたいと思います。

平日のデパート巡り

たまーに思い立って某百貨店にフラッと行きますが、昨日は長女が帰省しておりランチに「昼だけうなぎ屋」さんに誘われ12時30分待ち合わせだったので早めに出かけデパート巡りをしました。デパ地下ではお惣菜やおこわを買い求める大勢のお客さん。また名古屋では有名な

東鮨さんは80代くらいの女性同士のランチ会でにぎわっており長蛇の列にびっくりしましたね!本当の目的は市場調査(笑)で、エスカレーターで最上階の呉服売場に行きました。

目立つところに鎮座しておりました振袖が印象的で写真を撮らせていただきました!

 

そうなんです!二女と意匠が同じなんですね。まったく お色目が違いますので別物に見えますね!さわやかなペパーミントの振袖 さてどなたが射止めるか非常に興味のあるところですが(笑)親バカですが古典柄はいいですね!まさに「不易流行」

 

小物屋さん・新規開拓!

「アロハ・オエ」のBGMが駆け巡る中、新規の小物専門店に立ち寄りました。

ついついディスプレイの美しさ、器材・什器の卓越した配置に感動しついつい写真を撮り忘れてしまいましたが、目に留まった見たこともない「草履」に驚愕!

名古屋は暑くて有名ですが、意外と1・2月は雪が積もるくらい寒い日があるのです!

そんなどうしてもお出かけしなければ・・・という日用にいかがでしょうか?

 

アザラシの草履です!販売価格は¥130,000です。ビビビッとこられた方は是非ともご連絡ください。

買いたーい!よし!買っちゃうか

最近は週一ペースで京都にお出かけております!毎回色々な商品に出会い感動し、悩み、そして腹をくくり「仕入れ」る。という流れですが昨日は久々に手が震え、過去の記憶が一気によみがえり我を忘れてスマホ撮影してしまった作品をご紹介します。

 

誰もが一度は雑誌やコマーシャルましてや訪れた!ことのある印象的な風景をモチーフにした訪問着に出会いました‼‼!

 

 

誰もが知るハワイ・オアフ島ワイキキビーチから望むダイヤモンドヘッドです。

よーく画像を引き延ばしてみてください・・・なんと地紋にハワイの象徴「モンステラ」の葉が織り込まれているではないですか!

青い海・白い雲・輝く太陽この三拍子がそろったこの訪問着 はたしてどなたに着ていただこうと妄想しながら頭の中は「アロハ・オエ」が流れていたのでした(笑)行きたいなあ!

今日から9月ですね!

お盆明けのBIGイベントのホテル催事も無事終了しました。各メーカーも真新しい企画を用意してお客様をお迎えしましたが、フォーマル系を得意とする弊社にとりまして今回の催事は非常に厳しい結果となりました。過去のデータからすると黒留袖・色留袖・訪問着といういわゆるフォーマルの着物が通常は10セット近く動いておりましたが今回は2セットという結果に終わりました。ただし高額品を販売することができましたので数字自体は昨年並みでしたが、来年以降ある意味舵を違った方向に向けざるを得ない状況に今来てるかもしれませんね⁉

 

あと特筆したいのがご夫婦でお着物姿でご来場されたお客様が大勢見えて「男性の着物姿」の良さも再確認できました。

 

とまあ後ろ向きなことばかり言っていても仕方がないので最近の嬉しかったことを綴っていきたいと思います。7月初旬のLC様の催事にて常連さんにお勧めさせていただきました「人間国宝・羽田登喜男」氏のちりめん地染名古屋帯ですが、タペストリーやテーブルクロスをお持ちということは知っていたのですが常連のH様に是非とも見てほしく弊社の宝の蔵から持ち出してご覧いただきました。「まさか未仕立てのものが存在するとは?まして2つ落款!」と驚きを隠せない表情でしたが冷静さを取り戻しご帰宅されました!

 

4週間後どうしても頭の中から離れられないH様…違う店舗で弊社の催事にお越しになられ無事「ご購入」いただきました。

 

 

お嫁に行ってしまうと悲しいものですが、もう出会うことのできない商材を備忘録として画像とともにご紹介させていただきました。

 

 

 

 

 

慶應義塾高校野球部関係者各位 優勝おめでとう!

正直言うと、今大会の数ある出場校の中で、「こことやったら負けるかもな…」と思っていたのが広陵と仙台育英でした。よりによってその広陵と同じブロックに入ってしまい、「スゲーくじ運だな」と驚いたものですが、なんとかタイブレークの末に広陵を振り切った時は「こりゃ優勝するかもな」と思いました。そしてラスボスともいえる仙台育英との決勝。それでもやはり「やや不利かな…」という読みはぬぐえず、勝つとしたら僅差、負けるならば思わぬ大差もありうるなと予想しておりましたが、生憎京都出張のためネットも見ることなくあとから浸ろうとNHKを録画して出かけました。

今大会の慶應は「投打がうまくかみ合った」という試合が多かったように思います。投げるべき人がしっかり抑え、打つべき人が打った。エラーもありましたけど、全員でそれをカバーした。マスコミには慶應の強さの秘密についてもっと迫る記事をお願いしたいのですが、髪型がどうのとか、美白のプリンスなどという下品な記事しか書けないようでは期待するだけ無駄かな…?キャプテンのセカンド大村君とショートの八木君・二遊間の選手たちが名古屋市の公立中学出身というのも私にとっていつも以上に熱くなりましたね。

ここでネット民たちの悲しい投稿やマスごみの何も知らない評論家かぶれのゲストの情けない対応を耳にすると非常に腹が立ちますね!


仙台育英の外野手が交錯して落球したプレーをめぐり「慶應の応援がうるさすぎたせいだ、あんな応援は許せない」という声がネットのあちこちで沸き起こっておりますが、まずはこれに反論したい。


確かに当該の両外野手は「応援でお互いの声が聞こえなかった」と言っていますが、それは言い訳にならんだろうと。そもそも甲子園はうるさい場所なんです。しかも2死二、三塁というチャンスなら応援席のボルテージも最高潮ですよ。野球部としてはお互いの守備位置に対する守備範囲をあらかじめ決めておくなど、「声が届かないときにどうするか」ということも想定した練習をしてくるべきなんです。厳しい言い方ですが、要するに準備不足です。ただ、同情すべき点があるとすれば、コロナ禍で今の高校生たちは静かな環境でしか野球をやってこられなかった。こういう慶應応援団のような大歓声の中で戦うことも初めてだったことでしょう。つまり大観衆の中で戦うノウハウというものがほとんどなかった。今年ならではのエラーと言えるのかもしれません。これが試合を決定づけるプレーとなったのは非常に残念ではありますが、これも含めて勝負というものです。ましてやこういうことがあったから応援を自粛せよ、などという意見はもってのほか。慶應の応援を批判する人たちは2021年のような無観客の大会を望んでいるのか?選手たちは大観衆の中で戦う甲子園を夢見ているというのに。そんなことも考えもせず、無責任で好き勝手な言い分を押し付けることがどれだけ罪深いか考えたこともないだろう。慶應の応援団の音量がとんでもないというが、慶應の吹奏楽部にしてもあれだけの音を出すのにどれだけの練習を積んだと思う?「選手同士の声が聞こえるよう、応援の音量に制限を設けるべき」という声もありました。球場に音量計でも設置しますか?一定の音量を超えるのはNGってことで。そんなことできるもんかい、バカタレが!あなた方は習志野高校や大阪桐蔭の美爆音にも物申したんですか?新湊高校の巨大応援団も批判してきたんですか?習志野や、大阪桐蔭、新湊をスルーして、慶應だけを批判する理由は何?その辺をじっくり聞いてみたいものです。

「応援とは選手を勝利へ後押しするものであって、相手選手に威圧感を与えてはならない」と偉そうに講釈する人まで現れました。面白いこと言う人だなと。前半は同意しますが、後半は笑止千万。応援する側は相手を威圧しようとしてやってるわけではない。あくまで自チームのためにやっているに過ぎない。相手選手がこちらの応援で動揺するかどうかは向こうの勝手としか言いようがない。そもそも選手たちは大観衆の中でプレーすることを望んで甲子園に出てくるわけで、スタンドの声援に動揺して力を発揮できないような選手はそもそも出てくるべきではない。というか、甲子園に出てくるレベルの人でそんな弱音を吐く選手はいないと思う。つまり前述のようなコメントをする人は「存在しない部員」のことを慮っているわけですね。

 

とにかく各放送局のお偉方さんは慶應OBが多いため、当分は放映し続けるでしょうね!ただいつ聞いても「若き血」は鳥肌が立ちます!改めましておめでとうございます。清原氏の言葉を借りれば我々昭和世代の野球観を根底から覆す歴史的な一日となりました。美肌・サラサラヘアー&エンジョイベースボール。そして春のWBC世界一

これで野球人口が増えてくれることを切に願います。

 

シェ様・6月/単衣の着物の巻

6月に歌舞伎鑑賞のため単衣きものを着用された写真をいただいていたのですがついつい画像アップし忘れました申し訳ございません!盛夏ではありますがご紹介させていただきます。

 

薩摩花織着尺です。今年の「決算!問屋☆THEバーゲン」で花火の夏帯とセットでご購入いただいた作品です。

風合いも単衣向きで袷にされるお客さまもおみえになりますが、あえて「単衣」でご提案させていただきました。

 

 

 

 

今年盛大に開催されました隅田川花火大会を彷彿させる立派なお太鼓柄です。2尺玉ならぬ4尺玉でしょうか?

豆知識ですがよく花火大会のフィナーレはスターマインとともに打ちあがる2尺玉(直径60㎝約60-80㎏を450メートルの高さまで打ち上げ500メートルの大輪の花を咲かせます)ですが新潟などでは4尺玉(直径120㎝、420㎏を750メートルの高さまで打ち上げ750メートルの大輪の花を咲かせます)値段はなんと300万円。すごいですね!

 

 

この業界にいながら歌舞伎はどうも…という私は先日御園座に大好きな「吉本新喜劇」に出かけました。7月末ということで浴衣姿のお客さんが大勢いましたがお一人絽の訪問着をお召しになられている若いお客さんがいました。御園座は本当に着物が似合う場所ですね!