慶應義塾高校野球部関係者各位 優勝おめでとう! | 着物美人になりませう

慶應義塾高校野球部関係者各位 優勝おめでとう!

正直言うと、今大会の数ある出場校の中で、「こことやったら負けるかもな…」と思っていたのが広陵と仙台育英でした。よりによってその広陵と同じブロックに入ってしまい、「スゲーくじ運だな」と驚いたものですが、なんとかタイブレークの末に広陵を振り切った時は「こりゃ優勝するかもな」と思いました。そしてラスボスともいえる仙台育英との決勝。それでもやはり「やや不利かな…」という読みはぬぐえず、勝つとしたら僅差、負けるならば思わぬ大差もありうるなと予想しておりましたが、生憎京都出張のためネットも見ることなくあとから浸ろうとNHKを録画して出かけました。

今大会の慶應は「投打がうまくかみ合った」という試合が多かったように思います。投げるべき人がしっかり抑え、打つべき人が打った。エラーもありましたけど、全員でそれをカバーした。マスコミには慶應の強さの秘密についてもっと迫る記事をお願いしたいのですが、髪型がどうのとか、美白のプリンスなどという下品な記事しか書けないようでは期待するだけ無駄かな…?キャプテンのセカンド大村君とショートの八木君・二遊間の選手たちが名古屋市の公立中学出身というのも私にとっていつも以上に熱くなりましたね。

ここでネット民たちの悲しい投稿やマスごみの何も知らない評論家かぶれのゲストの情けない対応を耳にすると非常に腹が立ちますね!


仙台育英の外野手が交錯して落球したプレーをめぐり「慶應の応援がうるさすぎたせいだ、あんな応援は許せない」という声がネットのあちこちで沸き起こっておりますが、まずはこれに反論したい。


確かに当該の両外野手は「応援でお互いの声が聞こえなかった」と言っていますが、それは言い訳にならんだろうと。そもそも甲子園はうるさい場所なんです。しかも2死二、三塁というチャンスなら応援席のボルテージも最高潮ですよ。野球部としてはお互いの守備位置に対する守備範囲をあらかじめ決めておくなど、「声が届かないときにどうするか」ということも想定した練習をしてくるべきなんです。厳しい言い方ですが、要するに準備不足です。ただ、同情すべき点があるとすれば、コロナ禍で今の高校生たちは静かな環境でしか野球をやってこられなかった。こういう慶應応援団のような大歓声の中で戦うことも初めてだったことでしょう。つまり大観衆の中で戦うノウハウというものがほとんどなかった。今年ならではのエラーと言えるのかもしれません。これが試合を決定づけるプレーとなったのは非常に残念ではありますが、これも含めて勝負というものです。ましてやこういうことがあったから応援を自粛せよ、などという意見はもってのほか。慶應の応援を批判する人たちは2021年のような無観客の大会を望んでいるのか?選手たちは大観衆の中で戦う甲子園を夢見ているというのに。そんなことも考えもせず、無責任で好き勝手な言い分を押し付けることがどれだけ罪深いか考えたこともないだろう。慶應の応援団の音量がとんでもないというが、慶應の吹奏楽部にしてもあれだけの音を出すのにどれだけの練習を積んだと思う?「選手同士の声が聞こえるよう、応援の音量に制限を設けるべき」という声もありました。球場に音量計でも設置しますか?一定の音量を超えるのはNGってことで。そんなことできるもんかい、バカタレが!あなた方は習志野高校や大阪桐蔭の美爆音にも物申したんですか?新湊高校の巨大応援団も批判してきたんですか?習志野や、大阪桐蔭、新湊をスルーして、慶應だけを批判する理由は何?その辺をじっくり聞いてみたいものです。

「応援とは選手を勝利へ後押しするものであって、相手選手に威圧感を与えてはならない」と偉そうに講釈する人まで現れました。面白いこと言う人だなと。前半は同意しますが、後半は笑止千万。応援する側は相手を威圧しようとしてやってるわけではない。あくまで自チームのためにやっているに過ぎない。相手選手がこちらの応援で動揺するかどうかは向こうの勝手としか言いようがない。そもそも選手たちは大観衆の中でプレーすることを望んで甲子園に出てくるわけで、スタンドの声援に動揺して力を発揮できないような選手はそもそも出てくるべきではない。というか、甲子園に出てくるレベルの人でそんな弱音を吐く選手はいないと思う。つまり前述のようなコメントをする人は「存在しない部員」のことを慮っているわけですね。

 

とにかく各放送局のお偉方さんは慶應OBが多いため、当分は放映し続けるでしょうね!ただいつ聞いても「若き血」は鳥肌が立ちます!改めましておめでとうございます。清原氏の言葉を借りれば我々昭和世代の野球観を根底から覆す歴史的な一日となりました。美肌・サラサラヘアー&エンジョイベースボール。そして春のWBC世界一

これで野球人口が増えてくれることを切に願います。