人工股関節、
右脚術後16ヶ月、
左脚術後14ヶ月。

ネット検索していたら、

す、すごいの
見つけちゃった!

世界最高峰のバレエ団、
パリ・オペラ座のダンサーが
人工股関節だった!びっくり

ヤニック・ビトンクール。
ご本人のインスタをスクショしました
   ↓

術後2ヶ月でこの可動域!びっくり
2ヶ月って言ったら、私はまだ日常生活も脱臼するんじゃないかとビクビク怯えてた頃だよ?

術後3ヶ月で初のセンターアダジオ!びっくり
術後3ヶ月←クリックして見て!

術後4ヶ月では、
アラセゴントゥール回ってるし!びっくり
術後4ヶ月←クリックして!

術後5ヶ月では
大きなジャンプも跳んでるし!びっくり


(ご本人のインスタより)

さらに術後6ヶ月では、
「白鳥の湖」でスペイン踊ってるし!びっくり



驚異の回復力!
凄すぎる!

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Yannikが手術したのは2016年
もう4年も前のこと。

日本ではいまだに
「人工股関節でバレエは無理」

「手術して痛みはとれても、
以前と同じようには動けない。

「脱臼リスクがあるから、
健常者と同じように動いてはいけない」

なんて言われている。

私は温存してた頃、
何人もの医師やPTにそう言われた。
さらにリウマチという持病があるから、
「リスクを冒してまで手術すべきではない」とも。ショボーン

最終的には「人工股関節でバレエできる」と言う医師に巡り合い、手術したけど、

術後のリハビリをお願いした
スポーツ整形のPT先生からは、
「お楽しみ程度の “いわゆる大人バレエ”なら可能だけど、あなたが求めているレベルのことは人工股関節ではまず無理と思って下さい」
と言われた。ショボーン

私が  "求めているレベル”、ったって、
全然たいしたことないアラ還の大人バレエなのに、それすら無理だと言われたんだ。

日本とフランス、
医療のレベルが違うのか?えー

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ヤニックも、
テニスのアンディ・マレー選手も
「プロとしてのキャリアを続けるために」人工股関節手術をしている。

(マレーについては2019年2月7日のブログで書いたけど、その後、なんと術後9ヶ月でツアー優勝してる!)

フランスやイギリスの手術は、
「一流のプロとして
復帰させられるだけの高いレベル」
ってことなのか。

youtubeではヤニックの
インタビューやリハビリも見られます。
ぜひ青字部分をクリックして見てみて!


これらを見て思ったんだけど、
身体が衰えないうちに手術してるよね?
それはすごい決意のいることだっただろうけど、素早い回復のキモはそこかな、と思う。

日本ではいまだに
「人工股関節手術は60歳超えるまで待つべし」なんて言う人もいるが、
いたずらに長引かせてこじらせたら、
壊れた関節は取り替えても
拘縮した筋肉はすぐには治らず、
なかなか動けるようにはならないんだよ。

私も術後1年以上経ったけど、
いまだに苦戦してる。
せめて仙腸関節痛が出る前に
手術すべきだったと思う。

それと、もう一つ。
これyoutubeからのスクショだけど、
ヤニックって、
臼蓋形成不全? 
かぶりが浅いよね?

広い可動域を必要とされるバレエでは、
臼蓋形成不全の方が有利らしい。
かぶりが浅い方が高く脚が上がるから。
なので、バレエダンサーには
生まれつきの臼蓋形成不全が多く、
しかも股関節を酷使するから
股関節疾患は多い、
との話を聞いたことがある。

ということは、
日本でも人工股関節手術をした
ダンサーはたくさんいるはずなんだ。
でも、指導者ならともかく、
現役バリバリで踊っている人の情報は
なかなか出てこない。

(60歳まで手術は待てという国だから、そりゃそうだわな)

人工股関節のダンサーさん、
もっと発信してくれないかな、って思う。

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日本では
「歩けるようになるだけでありがたい」といって手術を受ける人が多く、
"それ以上" (スポーツとかダンスとか)を
人工股関節手術に求めている人は
まだまだ少数派のよう。

それは
「人工股関節はその程度しかできない」
と刷り込まれてるからだろうけど、

人工股関節は 
“それ以上" ができる手術
んだよ。

望みは高く持っていい。おねがい
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コロナのせいで、
人工股関節手術どころではない今ですが。

敢えての投稿です。