和気生財≒和以為貴 | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

横浜の中華街は世界屈指のチャイナタウンだそうですが、発展の仕方が少し違うようです。通常チャイナタウンは中国人のための町として成立していますが、横浜のチャイナタウンは田中角栄先生が40年前に井戸を掘り、以来日本人観光客によって大発展を遂げた町であると横浜中華街で永年暮らしてきた中国人がいいます。


中国商人の世界では「和気生財」(和をもって財を生ず)といいます。
日本は古来より「和以為貴」(和を以って貴しとなす)の教えがあります。


一頃流行ったIT業界の言葉でいえば、当事者が和を重んじればWIN WINの関係となるという考えです。


中国人ビジネスマンは、商売上のライバルに対して和を前提に競争をしようとします。今日は勝っても明日は負けるかもしれない戦場で、勝者は万が一に備えて何事も相手の退路を絶たず逃げ道を残しておくようです。


ただし、今回の尖閣問題では中国指導者の面子を潰したので、別の四字熟語が用意されていることでしょう。