日本人は他の民族に比べて、衛生観念が発達していて、清潔志向が強いといわれています。
そのため、企業は抗菌作用のある製品や抗菌グッズを次々と開発して売り出されています。
しかし、この過剰な清潔志向は、私たちの体の免疫機能にとって必ずしもいいことばかりではありません。
無菌・無ウィルス状態で育つと、一見、最近やウィルスを防御しているように思いがちですが、抗体能力が弱まり、かえって最近やウィルスにやられやすい体を作ってしまいます。
実際、私たちの身のまわりを顕微鏡で見ていないので見えませんが、細菌やウィルスだらけです。コレラ菌もいます。
そして、私たち自身の体も細菌とともに共生しています。
このように菌といっても、私たちの健康に役立っている菌も存在していますので、すべてを敵とみなして、排除するような考え方は危険な面があります。
例えば抗生物質ですが、細菌は抗生物質に対して耐性を身につけます。
すると、従来の抗生物質が効かなくなるので、新たな抗生物質を開発しなければなりません。
細菌はその抗生物質に対して、また耐性を身につけるので、結局いたちごっこになってしまいます。
確かに清潔にする必要はありますが、いきすぎた抗菌作用は人間を弱くしてしまいます。
以前こんな話を聞いたことがあります。
東南アジアに世界各国から観光客が訪れるそうですが、なぜが他の国の人たちはコレラにかからなくても、日本人だけがコレラにかかるようです。
過剰な衛生観念が日本人の抵抗力までも弱くしてしているようです。
もっとおおらかに!
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