※記事内の写真は2022年5月に撮影したものです。
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古平町のはずれにある、周囲には小さな漁港しかない群来町というバス停から小樽駅前行きのバスに乗車。
トンネルを抜けると景色は一変、古平町の市街地に入り車窓には住宅が並びます。古平町は広くなく5分ほどで抜け、トンネルの連続に。特に長いトンネルで余市町に入ります。
古平の市街地から約20分、余市の市街地のはずれにある余市梅川車庫バス停から先は本数が一気に(平日ダイヤの場合)3倍以上に増え、昼間でも概ね2本運行となります。地方としてはなかなか充実していますねぇ。
利用者も多いのかと思いきや余市梅川車庫以降も乗車は少なかったです。10分ほどで余市駅前に到着。ここから先は函館本線の近くを並行する国道5号線を走ります。
余市駅前から10分少々の蘭島バス停で下車。まずは国道から約300m北にある海へ。
①↓海岸線を東に望む。砂浜は夏場は蘭島海水浴場となります。蘭島海水浴場は北海道最古の海水浴場です。奥には忍路(おしょろ)半島という小さな半島が海に突き出しています。奥の方は崖になっていますね。
②↓上写真背後を望む。こちらで海に突き出しているのはフゴッペ岬。幅20m足らずの非常に細い岬ですが、ちょうど岬の真ん中を余市町と小樽市の境が通っています。
③↓上写真右奥(北)を望む。奥に何重にも突き出している陸地は積丹半島です。
④↓日が落ちて影が伸びてきました。放置された椅子もいい雰囲気w
⑤↓海岸に並行して伸びる道路を東に望む。お店はほとんどありません。所々見受けられるきれいなお宅は別荘なのではないでしょうか。
⑥↓上写真背後を望む。空き地が目立ちますが、夏場は駐車場として利用されるようです。
バス停のある国道に戻ります。バス停からさらに内陸側には函館本線蘭島駅があります。
蘭島駅は東西方向に伸びる駅です。駅出入口は北側にのみあります。蘭島バス停は国道5号線上のセブンイレブン目の前にあります。
1日乗降客数=56人(2015年度)
観察時の状況:平日、夕方
⑦↓蘭島バス停から国道を西に望む。右奥に反対方向の乗り場があります。周囲は住宅が密集していますがそれが続くのは奥の山の手前まで。
⑧↓上写真右を望む。奥に蘭島駅があります。右にチラッと見えるセブンイレブン、蘭島海水浴場の最盛期である昭和後期の数年間は日本一の売り上げを記録していたそうです。
⑨↓上写真右を望む。こちら側も住宅が並ぶのは奥の山まで。しかし奥の山は細いので短いトンネルを抜けて少し進むと余市町の市街地になります。
⑩↓上写真奥の信号から南(上写真左方向)を望む。正面に蘭島駅が鎮座しています。
⑪↓駅の背後には山が迫ります。駅出入口はこちらのみですが、駅の真裏には何もないので不便を強いられている人はいなさそうです。
⑫↓駅正面(上写真背後)を望む。所々に空き地があるのは気になりますが、住宅が密集しています。お店は皆無です。
⑬↓ホーム小樽寄り(東)にある跨線橋。木造でかなり古そうです。寒風が吹きこむのを防ぐためか入口部分は半分以上塞がれています。
⑭↓跨線橋上から小樽方向を望む。線路脇には木々が並び、建物は見えませんが左は住宅街になっています。しかしそれはすぐ途切れ、隣の塩谷との間はカーブと勾配が連続するちょっとした山越え区間となります。
⑮↓上写真背後を望む。長めのホームが過去の栄華を偲ばせますね。以前は海水浴シーズンには臨時列車も運行されたそうですよ。現在は定期列車の増結もないだろうなあ。
⑯↓現在やってくる列車は、朝夕には3両編成もありますがもっぱら1~2両編成。この小樽行きに乗車します。
車内はガラガラというほどではありませんが相席ならまだたくさん座れるくらいの乗車率。
小樽~余市間の鉄道の本数は17往復。それに対して並行する路線バスは平日36.5往復、休日30.5往復です。所要時間は鉄道が25分前後でバスが35~40分。所要時間は鉄道優位ですが本数はバスの方が圧倒的に多いですね。
蘭島からは20分ほどで小樽に到着。
⑰↓向かいには各駅停車札幌方面江別行きが停車していましたが、こちらに乗り継ぐ客はわずかでした。
⑱↓上写真右の4番ホームは「裕次郎ホーム」の愛称があり、倶知安寄りには石原裕次郎のパネルがあるとともに、レトロな雰囲気になっています。倶知安方面の列車は基本的に4番線に発着するそうですが、先ほど乗ってきた列車は2番線に到着したので、訪問時は閑散としていました。
小樽駅を出ると観光地には目もくれず、セイコーマートへwしかし店内調理のないタイプのお店でガッカリ・・・。色々と買い込んですぐ近くにある小樽グリーンホテルにチェックインします。少し年季の入ったお部屋でしたが料金は高くなかったので満足満足。
明日へつづく
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