ハバナまでの長過ぎるフライト | 歩き人ふみとあゆみの徒歩世界旅行 Fumi's trek around the world on foot
2017年03月02日

ハバナまでの長過ぎるフライト

テーマ:北米横断準備編

これまでの総歩行距離】約21,400km(海外12,000km、国内9,400km)

【あゆみと歩いた距離】5,960km(西日本+台湾)

【現在地】ハバナ7日目(キューバ)

【現在の旅】北米大陸(主にカナダ)夫婦徒歩二人旅



キューバのWi-Fi状況は聞いてた情報の通り良くなくてなかなか更新することもできないなあ


日本を出る前も最後までバタバタしてたけど、日本を出てキューバに入るまではさらにバタバタした。

まず東京で泊めてもらってた友人きったんのマンションを朝5時の始発電車に乗って羽田空港へ。

余裕をみて2時間半前に着きチェックインする。飛行機はAir Chinaで北京経由。


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日本でのチェックインは簡単だと思ったのに結果的にこれが一番時間がかかった。
まずカナダのeTAのことを聞かれる。
なぜカナダが関係あるんだ?
もちろんカナダは旅のメインだけど、カナダへの入国はずっと先の話だ。

ネットで取った飛行機のチケット控えには
羽田→北京、北京→ハバナ(途中給油一回)
としか書かれていない。

これがどうやらカナダのモントリオールでの給油だったようだ。

eTAはもちろん必要となるのでとってあったから良かった。

eTAは登録しておけば、カナダへの入国の際にも見せる必要はないとのことなので印刷していなかったが、

Eメールの登録認証画面を見せたらOKだった。


次にキューバのビザについて。

キューバはビザは必要ないが、代わりにツーリストカードなるものが必要となる。

飛行機の機内で渡されるとの話もあるが、ネットで調べても諸説あってどうも定かではない。

着いてから駄目だと言われたらかなわないから日本のキューバ大使館に申請して郵送でもらってあった。

チェックインカウンターでまずそれの提示を求められたので、まずは取っておいたことにホッとした。


でもそれを眺めていたお姉さんが言う。

「有効期限が書かれていない」

うーん、確かに書かれていない。

でも確か3ヶ月くらいは有効だったはずだ。

こちらは郵送なので日付の判るものを持ってない。

なんだかんだやってると、別の人がキューバのツーリストカードはいいのよ、と言ってようやく航空券を

発行してもらえることになった。

私達がずっとその1つのカウンターを独占している間に、他のカウンターでは列を作っていた人達がどんどんチェックインしていった。

預け入れ荷物は2人で一つ。これはハバナ受け取りでいいらしくホッとする。


そしてようやくチェックインをすませ、機内持込手荷物検査。

ここでバックパックの中のテント用ボールやペグ、アルミ製の風防等の金属製品があったせいで、

2人とも中身を出してのチェックでまたしてもずいぶん時間がかかった。

余裕を持って空港に来たはずなのに、ゲートに着いたらもう機内への乗り込みが始まっていた。


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飛行機は定刻に出発して、ひとまずは一息ついた。
でも結構揺れるな


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運良くたまたま隣の席が空席だったので、あゆみも疲れが出て横になる。

まず北京までの短いフライトだが、心配の種があった。
北京での乗り換え時間が1時間40分しかないのだ。
飛行機の乗り換えでも入国審査と手荷物チェックがあり、しかも北京空港は世界最大の広さを誇る馬鹿でかい空港で、
着く場所によっては審査場所まで長い道のりがあると言うのだ。
飛行機のチケットを購入する時は、乗り換えするだけにそんな審査があると思わず、1.5時間あれば充分だと思っていたが
こうなると短い気がする。
羽田のチェックインの時、係のお姉さんが前の方の席に替えてくれたので降りる時は早く降りられそうだ。


時計を見る。
あれ、もう到着予定時刻近いのにまだなんのアナウンスもない。時計の時差直したつもりだったけど間違ってたかな?

えっ、遅れてるって?
それはまずいぞ。ただでさえ時間短いのに。
遅れは20分ほど。つまり残り1時間20分。
乗務員に相談しても「急いで行って」と言うだけだ。

飛行機を降りる。
もう1組、空港を同じく走る2人がいて、抜きつ抜かれつするが、行くべき方向がわかって助かる。
先の2人について、乗り換え場所に着くと列ができている。
その場にいた係員にチケット控えを見せると「まだ時間はある」と言うので少し安心して列に並び待っていた。

まだ1時間ある。なんとかなりそうだ。

次が私達の番という時になって、そういえば羽田のカウンターで、北京からハバナへのフライトのチェックインを

北京空港でするように言われていたことを思い出した。

というかこの後にチェックインするのかと思っていた。

しかしここではパスポートとチケットのチェックをしている。

あれ?チケットカウンターはどこだったんだ?

前を走っていた2人はとっくに通過してしまったが、羽田で既にチェックインできてたということだ。

まずいぞ!

焦っている間に私達の番がきて尋ねるとやはり、チェックインカウンターはここへ来る手前だと言う。

慌てて人の列をかき分けながら戻ると、脇にエアチャイナのカウンターがあり、チェックインをする。

もしここで時間がかかったら非常にまずい。

カウンターの中国人の係りの人は少し迷惑そうにだが、手早くチェックインしてくれ、再び列に戻るが既に凄い数の人が並んでる。

これを待ってたら確実に乗り遅れる。

そばにいた赤い服の係員に声をかけると、今度はもう危ない時間になっていたのだろう、別の特急ラインに通され審査を受ける。

私達の他にも時間ギリギリの人が数人いたらしく、皆まとめて係員について長い列を素通りしてゲートを抜けた。

いやあ、これはなかなか気持ちいいな。

でも手助けしてくれるのはそこまででそこからは2人で走る。

こっちだ!急げ。

いや反対だった!走れ。


空港内を走ってる乗り物に乗った人が声をかけて来た。

「急いでるんなら乗るか?」

 お、これは速そう。

「有料だけど」

要らない。


いや、ほんとに広い。

走って走ってやっとゲートに着いたらもう乗客は大部分の人が乗ってたが、私達が最後という訳でもなかった。



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いやあ、走った、走った。
空港でこんなに走ったのは初めてだ。


そして再び飛行機の中へ。今度は長い。
あゆみとは離れ離れの席だし。


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モントリオールについて乗り換え待ちに2時間。
今度は入国審査はなく、ただ給油待ちなので気は楽だ。

でも空港に着く少し前にまたちょっとしたミスに気がついた。
日本を出るのが2月24日でハバナ到着は2月25日だと思っていたのに、実は到着も24日だったのだ。
空港に着くのが遅く、またキューバで知り合いと会う約束があったためカサ・パルティクラル(民泊宿)を取ってあったのだが、それは25日からだ。
しかも25日に空港まで迎えのタクシーを用意してくれているそうだ。
まずい、ネットが使えるのは空港にいる間だけ。
慌てて変更のメールを送る。
すると奇跡的に、飛行機の搭乗しかけた頃にスペイン語で返事のメールが届いた。
「今夜は部屋は空いてないけど、隣のカサは用意できそうだが、それでいいか?タクシーも今夜用意できるからもしこのメールを読んだら正確な到着便と時刻を教えて」
長らく使っていないスペイン語を思い出しつつ急いで、便名と時刻、そして「部屋とタクシーお願いします」とメールを送るが飛行機に乗るとWi-Fiが弱くてなかなか遅れない。
半分諦めながらも何度も送り続けているとようやく
「送信できました」
のメッセージが出て安心した。

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モントリオールを出てアメリカ上空を飛ぶうちに日が沈む。
モントリオールとハバナの時差はないので今はそのまんまの日暮れということだ。
するとなんと機内でキューバのツーリストカードが配られた。
あんなに気を揉んで取ったツーリストカードが・・・
でも日本を出る時に必要だったんだからこれでいいんだよな


ハバナに到着。

降りてすぐにあゆみがトイレに行くと、トイレの入口に人がいて、トイレ使用料をとっていたのを見て
キューバに来たことを実感する。
でも入国審査前でキューバのお金もないので勘弁してもらった。

その間にたくさん並んでいた人の列もはけて私達が最後に近く、あゆみと私は隣り合った審査窓口で審査を受けた。
しかし、ここでまたもや引っかかる。
なんか全ての空港で何かに引っかかってる気がする。
なんだかんだやりとりするが、何が問題なのか分からない。別の係員が来て質問されて、その人が
私達の持っていた機内で渡されて何も記入せずに持っていたツーリストカードをチラッと見て
「これだ、これだ、通っていいぞ」
と通してくれた。
わ、わからん。どういうシステムだ?
まあいいや。もうどうでも


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預け入れ荷物を受け取ると「HOT」と書かれたシールが貼られていた。
何がホットなんだろう?
また何か言われるかと思ったら素通りでゲートを抜けられた。
ふぅ。

人混みの中に、「FUMIAKI」と書かれたダンボール紙を持ったタクシードライバーが立っていた。
飛行機は少し遅れてたし、審査に時間がかかってから結構待ってもらってたに違いない。
彼の案内で両替所に行って日本円10万円をキューバペソ(CUC)に両替する。

わりと立派なタクシーで市内のカサまで乗せてもらって30CUC。情報ではだいたい25-30CUCということだったので、まあ妥当な値段だろう。
カサは泊まる予定のすぐ隣のカサだった。
シャワーだけ浴びてベッドに入り、1日を締めくくる。

なんというか、まるっきり素人旅人感丸出しの不安続きの長い長いフライトだった



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いつもどうもありがとう

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