嶋田神社


大和国添上郡
奈良市八島町320
(P無し、いつも社前の端にぴったり寄せて停め置きしています)

■延喜式神名帳
嶋田神社の比定社

■旧社格
村社

■祭神
神八井耳命
崇道天皇


奈良市の郊外、のどかな旧村地帯「八島町」に鎮座する社。
◎非業の死を遂げたとして丁重に葬られ、即位せずとも「天皇」の称号を付けられた、崇道天皇(早良親王)の御陵(八嶋陵)の東方200mほどに位置します。
◎この八嶋陵の上にかつて崇道天皇社と嶋田神社の二社があったようです。荒れ果てていた陵墓の整備、そして治定の際に、二社を合祀して現在地に遷座したとか。地元の方の間では崇道天皇社として通っているようです。
◎この嶋田神社自体の由緒は、神八井耳命の後裔が第13代成務天皇の御代に尾張国島田の悪神を平服し「島田姓」を賜ったとされ、それらが祖神の神八井耳神を祀ったと考えられています。
◎また別の資料によると赤穂明神、島田神、御前社原石立神、天乃石吸神の四神を春日大社の摂社、紀伊神社に分霊したとあります。
赤穂明神は高畑町の赤穂神社(記事未作成)、島田神は当社、御前社原石立神は古市町の御前原石立命神社、天乃石吸神は夜支布山口神社の境内社 立磐神社または山添村峰寺の六所神社、或いは柳生町の天石立神社説も。

なお現在の紀伊神社のご祭神は、伊太祁曾三神と不詳の四神に変えられていますが。
◎集落の外れの田園地帯の中にある神社、とてもキレイに管理されており、地元民の間でとても大切にされているのが分かる社です。

*写真は2015年または2016年の秋頃、2021年8月撮影のものとが混在しています。








以下、境内社。