立磐神社 (夜支布山口神社境内社)


大和国添上郡
奈良市大柳生町3080 (夜支布山口神社内)
(P無し、いつも二の鳥居を下った社前道路に寄せて停めています)

■延喜式神名帳
天之石吸神社の論社

■祭神



夜支布山口神社の境内摂社として鎮座する社。元々は当社地に、中世の頃に夜支布山口神社が遷座されてきたと伝わります。
◎御神体は2m超の「立磐」。立て起こした上に、表面を加工し丸く仕上げているようにも見受けられます。都祁地方や山添村に多数座している、縄文早期からの磐座の一つではないかと考えます。そして当地に入植した都祁氏(闘鶏氏)により、祭祀が引き継がれたのでしょうか。
◎かつて「神野宮(神野森)」などと称されていた境内は、神の坐す森といった霊地そのもの。現在に至ってもその雰囲気は十分に残されています。都への資財供給という本来の役目を終えた夜支布山口神社が、当社地に遷座されたのも分かるような気がします。




ここから当社の鳥居。






当社北方の御神木二体。かつての鳥居だったのでしょうか。