十五郎穴横穴墓群(茨城県ひたちなか市)。
虎塚古墳のすぐ近くに、横穴がいっぱい空いている場所があります。
「十五郎穴」と呼ばれている史跡です。
これは「横穴墓」という、つまりはお墓です。
日本に数多くあり、埼玉の吉見百穴が有名です。
十五郎穴横穴墓群は規模が大きく、いま見えているのは全体のほんの一部。
館出支群、笠谷支群、指渋支群の3つに分かれています。
この資料によれば、確認した数が274基、推定で500基以上あるとのこと。
(「ひたちなか埋文だより59」より引用)
そして貴重な太刀や刀子なども出土しています。
最近も珍しい刀子が発見され、いまだに発掘作業が続いています。
正直、現地で横穴を見ても、もの珍しいだけであまりピンと来ませんでした。
しかしこの他にまだたくさんの未調査の穴が眠っており、貴重なものが出土するかもしれないと思うとワクワクします。
現地にある看板。驚いたことに所有者が。個人の所有物なんですね。
<訪問日:2024年3月>