篠笛奏者こと 『龍の目醒め』
2月10日に吉祥寺MEGで開催された『第6回女子オーディオイベント』では多くのお客様においで頂き本当にありがとうございました。
で、イベント当日もOlasonicのTW-S5やナノコンポで駆動したAvantgardeのDuoでかけたのですが、神楽の篠笛奏者ことさんのCD『龍の目醒め
』、最近毎日のように聴いています。


龍の目醒め / こと
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最初、このCDを出したレコード会社の人に勧められるままに聴いてみたのですが、篠笛の音色の青空を突き抜けるような澄んだ音色に驚き、ハマってしまいました。
もしこのCDがドップリと神楽の世界観だったら・・・ちょっと引いていたかも知れませんが、全般的に楽器構成や曲調はポップス寄りなので、「さぁ、神楽を聴け!篠笛を聴け!」という感じではなく、若い人でも神楽に馴染みのない人でもスッと音楽に入っていける作品ではないかと思います。
現在、我が家のメインシステムはプリアンプの修理中なのでこのCDをじっくりと聴けていないのが残念なのですが、2ndシステムやOlasonicのTW-S5ではたっぷりと聴いています。
やはり1曲目の「Awakening of the Dragon」のメロディーが好きですねぇ。
この手の作品って、ややもすると環境音楽のようなイージーリスニングのような作品になってしまいがちですが、適度な緊張感のあることさんの演奏がそういった印象を払拭して作品としての完成度をグッと上げています。
中国~インドの様な、オリエンタルな雰囲気のメロディーが多いのですが、やはり日本人ならではの節回しが随所に出てきます。この雰囲気って、老若男女問わずに好きなんじゃないでしょうか?
4曲目の「Blue Dragon」ではことさんの湿度の高いスローなソロから始まりますが、しばらくすると三味線が加わり、いよいよ和を感じる展開に。
サビでは切ないような、狂おしいようなメロディーにキュンとしてしまいます。
女子オーディオのイベントでは、持参してくれた篠笛で楽器の解説付きで生演奏を聴かせてくれました。
ジャズがかかっていないと機嫌が悪くなるMEGオーナーの寺島さんもことさんの演奏後、満面の笑みで喝采を送っていましたが、いやはや、素晴らしかった。
なんだかこの作品を聴き、ああやって間近に生の篠笛の音色を聴くと、ことさんの本業、神楽の演奏もじっくりと聴いてみたくなります。
26日に文京区のシビックホール(小ホール)でコンサートがあるようですが、そこでことさんが所属している「苅屋形神楽団」の皆さんも登場されるそうなので、当日は仕事が押さない事を祈りつつ、行ってきたいと思っています。


で、イベント当日もOlasonicのTW-S5やナノコンポで駆動したAvantgardeのDuoでかけたのですが、神楽の篠笛奏者ことさんのCD『龍の目醒め

龍の目醒め / こと
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最初、このCDを出したレコード会社の人に勧められるままに聴いてみたのですが、篠笛の音色の青空を突き抜けるような澄んだ音色に驚き、ハマってしまいました。
もしこのCDがドップリと神楽の世界観だったら・・・ちょっと引いていたかも知れませんが、全般的に楽器構成や曲調はポップス寄りなので、「さぁ、神楽を聴け!篠笛を聴け!」という感じではなく、若い人でも神楽に馴染みのない人でもスッと音楽に入っていける作品ではないかと思います。
現在、我が家のメインシステムはプリアンプの修理中なのでこのCDをじっくりと聴けていないのが残念なのですが、2ndシステムやOlasonicのTW-S5ではたっぷりと聴いています。
やはり1曲目の「Awakening of the Dragon」のメロディーが好きですねぇ。
この手の作品って、ややもすると環境音楽のようなイージーリスニングのような作品になってしまいがちですが、適度な緊張感のあることさんの演奏がそういった印象を払拭して作品としての完成度をグッと上げています。
中国~インドの様な、オリエンタルな雰囲気のメロディーが多いのですが、やはり日本人ならではの節回しが随所に出てきます。この雰囲気って、老若男女問わずに好きなんじゃないでしょうか?
4曲目の「Blue Dragon」ではことさんの湿度の高いスローなソロから始まりますが、しばらくすると三味線が加わり、いよいよ和を感じる展開に。
サビでは切ないような、狂おしいようなメロディーにキュンとしてしまいます。
女子オーディオのイベントでは、持参してくれた篠笛で楽器の解説付きで生演奏を聴かせてくれました。
ジャズがかかっていないと機嫌が悪くなるMEGオーナーの寺島さんもことさんの演奏後、満面の笑みで喝采を送っていましたが、いやはや、素晴らしかった。
なんだかこの作品を聴き、ああやって間近に生の篠笛の音色を聴くと、ことさんの本業、神楽の演奏もじっくりと聴いてみたくなります。
26日に文京区のシビックホール(小ホール)でコンサートがあるようですが、そこでことさんが所属している「苅屋形神楽団」の皆さんも登場されるそうなので、当日は仕事が押さない事を祈りつつ、行ってきたいと思っています。


第20回 メグ対抗戦
2月10日に吉祥寺MEGで開催された『第6回女子オーディオ』イベント、盛況のウチに終わることが出来ました。
ご参加いただきました皆さん、本当にありがとうございました。
興味はあったけれど来られなかったという皆さん、是非次回宜しくお願いいたします。
MEGで開催したにも関わらず、大勢の女性のお客様にご来場いただき、ただただ感謝でございます。
第6回女子オーディオイベントのレポートは女子オーディオのブログに掲載中です。
よろしければご覧下さいませ。
で、そんな「女子オーディオ」イベントの前、2月10日の昼間のイベントは「第20回 メグ対抗戦」だったのですが、「どうせ夜のイベントに出るんだったら昼のイベントにも出なさいよ」と、オイラも強制参加(笑)となったのでありました。
昼間のイベントは午後1時スタートということで、だいたい1時ちょっと過ぎにMEGに到着。
既に店内は大勢の人で大賑わい。
・・・ただ、ほとんどが対抗戦の参加者と見た(笑)。
というわけで、いよいよ対抗戦の開始です。

まずは日本対抗戦協会公認判定士(笑)で対抗戦呼びかけ人の坂上さんによる挨拶と、日本対抗戦協会専属司会者(なんだかなぁ)の平井さんの挨拶で本日の対抗戦が始まります。
今回は坂上さんがリーダーの「たそがれチーム」と、人妻Aさんがリーダーで女性メンバーが中心の「ともしびチーム」による対抗戦で、それぞれテーマに沿った選曲を何のアルバムをかけたのか分からないように、どちらのチームがかけたのか分からないようにして披露し、会場のお客さんが最初にかかった曲と後にかかった曲のどちらが良かったか、好きかで判断して挙手し、その票数で勝敗を決する・・・という仕組みです。
第1回戦は「アルトサックス対決」。
たそがれチームはミユキイチバン(出走馬名)ことY谷さん、対するともしびチームはジャズキャブ(出走馬名)こと藤田さん。
先にかかったのが「Northland
/ Standard Connection」で、後にかかったのが「BLUES UP & DOWN - BOSS TENORS & DIG HIM
/ Gene Ammons&Sonny Stitt」。
勝者は・・・・後にかかった「BLUES UP & DOWN - BOSS TENORS & DIG HIM」で選者はミユキイチバンことY谷さん!
「最新のモノから選んだんだけど・・・想像以上に大差で負けたなぁ・・・」と嘆くジャズキャブ藤田さん。
なんと第1回戦から17対4という大差の勝負となりました。
第2回戦は「トロンボーン対決」で、たそがれチームはコウボクテナーマンことN村さん、ともしびチームはユニオンパトロールことN口さん。
・・・でしたが、N村さんが欠席の為、急遽たそがれチームリーダーの坂上さんが代理出走です。
先にかかったのが「The Great Trombone
/ Ulf Johansson Werre」で、後にかかったのが「The Swinger
/ Zoot Sims」。
勝者は・・・先にかかった「The Great Trombone」で、選者はリーコイツこと坂上さん。
11対9という僅差での勝負になりました。
というわけで、2戦での勝敗はたそがれチーム2勝でともしびチームは0勝・・・そろそろ次の勝負でともしびチームが勝たないとともしびチームの気分が沈んできてしまいます。
第3回戦は「黒いオルフェ」対決で、たそがれチームはナンチャッテトミーことT澤さん、ともしびチームはエフエムハンゾウモンこと太田さん。
太田さんも仕事が入ってしまい急遽欠席となったのですが、選んだCDを託しておりました。
先にかかったのは「JOÃO GILBERTO ESPECIAL 30 SUCESSOS / JOÃO GILBERTO」で、後にかかったのが「Nights Of Key Largo
/ Tessa Souter」。
奇しくも男性ボーカル&女性ボーカル対決になりましたが、勝者は「Nights Of Key Largo」で選者はエフエムハンゾウモン太田さん。
欠席しながらも勝利です。
続く第4回戦は「ビッグバンド対決」で、たそがれチームはチンバンスキーこと平井さん、ともしびチームはアナログマッシグラこと野口さん。
先にかかったのは「Dizzy in Greece / Dizzy Gillespie」で、後にかかったのは「Brass Paradice!! 2
」。
もうこれは・・・かかっている最中からどっちがどっちをかけたのかすぐ分かりました。
で、案の定(?)、勝者は「Dizzy In Greece」で野口さんの勝利!
というわけで、これでたそがれチームが2勝、ともしびチームが2勝とイイ感じになってきました(笑)。
しかし・・・まさかこの後あんな展開になるとは・・・・
続く第5回戦は「テナーサックス対決」で、たそがれチームはアカギプリンターことK部さん、ともしびチームはジュクジョホマレことK野さん。
因みにこの対決は対戦者を名指しした対決との事で、前回の勝負での遺恨がくすぶっているようです(?)。
先にかかったのは「Trouble in Mind
/ Archie Shepp」で、後にかかったのは「Smooth Sailing
/ Arnett Cobb」。
勝者は「Smooth Sailing」でK部さんの勝利。
続く第6回戦は「ピアノトリオ対決」で、たそがれチームはパート・ファーマーことI間さん、ともしびチームはホンケ・イロジャケーこと白澤さん。
先にかかったのは「STANDARDS
/ Rob Schneiderman」で、後にかかったのは「Ki Koté / Grégory Privat」。
で、聴き比べていると・・・アレアレアレ?後にかかった方の作品、ピアノトリオ対決のハズなのに怪しいコーラスが入っているぞ?
・・・・って、ありゃ!?なんだか小さくラッパ的な音が・・・(笑)
そんなこんなで、勝者は先にかかった「STANDARDS」でI間さんの勝利。
20対1て・・・・(笑)。
「いやぁ・・・頭の方だけ聴いて選曲したら、まさかこんな事になるとは・・・」とは敗者の弁。
続く第7回戦は「Polka Dots And Moonbeams対決」で、たそがれチームはシネマダイオウこと柳沢さん、ともしびチームはパイド・パンパースこと豊田さん。
こちらも前回の対決の敗者豊田さんが柳沢さんを名指しで対決。
でも、そんな豊田さん、インフルエンザで欠席です。しかし、CDはリーダーに託されました。
どっちが何をかけたのかメモミスでわかんなくなっちゃいましたが、結果は柳沢さんの勝利。
豊田さんのリベンジは叶いませんでした。
続く第8回戦は「トランペット対決」で、たそがれチームはホクダイオールドことH瀬さん、ともしびチームはメグレポーターこと私。
先にかかったのは「Spirit Fiction
/ Ravi Coltrane」で、後にかかったのは「The Return of Howard McGhee
/ Howard McGhee」。
勝敗は、?票対16票で私が勝たせていただきました!
いやはや、オイラもトンガった選曲で対決すれば良かったなぁ・・・
続く第9回戦は「女性の名前の曲対決」で、たそがれチームはリーコイツこと坂上さん、ともしびチームはミタカセレブことF水さん。
先にかかったのは「Clifford Brown with Strings / Clifford Brown」で、後にかかったのは「Shiny Stockings
/ Frank Foster」。
10票対9票で「Clifford Brown with Strings」で坂上さんの勝利となりましたが・・・常日頃「名盤を持って来ちゃったら面白くないよ」と言っている公認判定士の坂上さんが超名盤のClifford Brownだなんて・・・ということで、自己申告で2票減点して8対9となり、ともしびチームのF水さんの勝利となりました。
続く第10回戦は「女性ヴォーカル対決」で、たそがれチームはレモンチャンこと三上さん、ともしびチームはアサクサノタメイキこと山本さん。
しかしながら、三上さんが欠席の為代理出走はイイダバシノダミゴエこと平井さん。
先にかかったのは「Beauty of Sadness
/ Sinne Eeg」で、後にかかったのは「HERE'S TO BEN
/ Jacintha」。
勝ったのは「HERE'S TO BEN」で勝ったのは山本さん。
第11回戦は「ヨーロッパジャズ対決」で、たそがれチームはチュウコスキーワダこと和田さん、ともしびチームはヒトヅマ・オードリーこと若林さん。
いよいよともしびチームのリーダー登場です。
如何せんともしびチームの分が悪いのでがんばって貰わなければ・・・
で、先にかかったのは「JORGEN RYG QUARTET
/ Jorgen Ryg Quartet」で、後にかかったのは「And All Those Cats
/ Sahib Shihab」。
リーダーの善戦虚しく、12票対10票で「JORGEN RYG QUARTET」をかけた和田さんの勝利。
これは・・・対局は決したか・・・?
続く第12回戦は「男性ボーカル対決」で、たそがれチームはヒノノハードバップこと伊藤さん、ともしびチームはマリー・アンタハネットこと小林さん。
先にかかったのは「Alma Latina
/ Aldo Romano」で、後にかかったのは「Count Basie & The Mills Brothers
/ Count Basie & The Mills Brothers」。
男性ボーカル対決を決したのは「Count Basie & The Mills Brothers」。
かけたのはたそがれチームの伊藤さん。
第13回戦は「バラード対決」で、たそがれチームはハダカダンサーこと占部さん、ともしびチームはセトノウタヒメこと瀬戸さん。
占部さんは美人の奥様を連れての参戦です。
先にかかったのは「Jam Session / Norman Granz」で、後にかかったのは「Trumpet Legacy
/ Fabrizio Bosso & Flavio Boltro」。
無念。
「Trumpet Legacy」が勝って、占部さんの勝ち。
そして最終戦の第14回戦は「レーベル対決(ベツレヘム)」で、たそがれチームはレーベルキングこと吉田さん、ともしびチームはヘイセイケーブルオーこと寺島さん。
先にかかったのは「The Return of Howard McGhee
/ Howard McGhee」で、後にかかったのは「寺島靖国選曲 ベツレヘム・コレクション
」。
なんと、吉田さんとオイラがかけたアルバムが丸かぶりでした。
しかも吉田さん曰く、かけようとしていた曲も全く同じだったようで、急遽かける曲を変えたとの事。
それにしても・・・寺島さん、反則臭いというか、ずるいというか(笑)。
で、勝者は寺島さんになりました。
結果は以下の通り。
ともしびチーム、負けちゃいました・・・
う~ん、オイラはこの後、女子オーディオのイベントやらなきゃいけないんだよなぁ・・・
て、テンションが・・・(笑)
というわけで、皆さんが中華街での2次会に行ってしまった後、オイラは一人残って女子オーディオの準備をするのでありました・・・
ちなみに、『第6回女子オーディオ イベント』のレポートは女子オーディオのブログに掲載中ですので是非、ご覧下さいませ。
そして、女子オーディオイベントにご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました!!
ご参加いただきました皆さん、本当にありがとうございました。
興味はあったけれど来られなかったという皆さん、是非次回宜しくお願いいたします。
MEGで開催したにも関わらず、大勢の女性のお客様にご来場いただき、ただただ感謝でございます。
第6回女子オーディオイベントのレポートは女子オーディオのブログに掲載中です。
よろしければご覧下さいませ。
で、そんな「女子オーディオ」イベントの前、2月10日の昼間のイベントは「第20回 メグ対抗戦」だったのですが、「どうせ夜のイベントに出るんだったら昼のイベントにも出なさいよ」と、オイラも強制参加(笑)となったのでありました。
昼間のイベントは午後1時スタートということで、だいたい1時ちょっと過ぎにMEGに到着。
既に店内は大勢の人で大賑わい。
・・・ただ、ほとんどが対抗戦の参加者と見た(笑)。
というわけで、いよいよ対抗戦の開始です。

まずは日本対抗戦協会公認判定士(笑)で対抗戦呼びかけ人の坂上さんによる挨拶と、日本対抗戦協会専属司会者(なんだかなぁ)の平井さんの挨拶で本日の対抗戦が始まります。
今回は坂上さんがリーダーの「たそがれチーム」と、人妻Aさんがリーダーで女性メンバーが中心の「ともしびチーム」による対抗戦で、それぞれテーマに沿った選曲を何のアルバムをかけたのか分からないように、どちらのチームがかけたのか分からないようにして披露し、会場のお客さんが最初にかかった曲と後にかかった曲のどちらが良かったか、好きかで判断して挙手し、その票数で勝敗を決する・・・という仕組みです。
第1回戦は「アルトサックス対決」。
たそがれチームはミユキイチバン(出走馬名)ことY谷さん、対するともしびチームはジャズキャブ(出走馬名)こと藤田さん。
先にかかったのが「Northland
勝者は・・・・後にかかった「BLUES UP & DOWN - BOSS TENORS & DIG HIM」で選者はミユキイチバンことY谷さん!
「最新のモノから選んだんだけど・・・想像以上に大差で負けたなぁ・・・」と嘆くジャズキャブ藤田さん。
なんと第1回戦から17対4という大差の勝負となりました。
第2回戦は「トロンボーン対決」で、たそがれチームはコウボクテナーマンことN村さん、ともしびチームはユニオンパトロールことN口さん。
・・・でしたが、N村さんが欠席の為、急遽たそがれチームリーダーの坂上さんが代理出走です。
先にかかったのが「The Great Trombone
勝者は・・・先にかかった「The Great Trombone」で、選者はリーコイツこと坂上さん。
11対9という僅差での勝負になりました。
というわけで、2戦での勝敗はたそがれチーム2勝でともしびチームは0勝・・・そろそろ次の勝負でともしびチームが勝たないとともしびチームの気分が沈んできてしまいます。
第3回戦は「黒いオルフェ」対決で、たそがれチームはナンチャッテトミーことT澤さん、ともしびチームはエフエムハンゾウモンこと太田さん。
太田さんも仕事が入ってしまい急遽欠席となったのですが、選んだCDを託しておりました。
先にかかったのは「JOÃO GILBERTO ESPECIAL 30 SUCESSOS / JOÃO GILBERTO」で、後にかかったのが「Nights Of Key Largo
奇しくも男性ボーカル&女性ボーカル対決になりましたが、勝者は「Nights Of Key Largo」で選者はエフエムハンゾウモン太田さん。
欠席しながらも勝利です。
続く第4回戦は「ビッグバンド対決」で、たそがれチームはチンバンスキーこと平井さん、ともしびチームはアナログマッシグラこと野口さん。
先にかかったのは「Dizzy in Greece / Dizzy Gillespie」で、後にかかったのは「Brass Paradice!! 2
もうこれは・・・かかっている最中からどっちがどっちをかけたのかすぐ分かりました。
で、案の定(?)、勝者は「Dizzy In Greece」で野口さんの勝利!
というわけで、これでたそがれチームが2勝、ともしびチームが2勝とイイ感じになってきました(笑)。
しかし・・・まさかこの後あんな展開になるとは・・・・
続く第5回戦は「テナーサックス対決」で、たそがれチームはアカギプリンターことK部さん、ともしびチームはジュクジョホマレことK野さん。
因みにこの対決は対戦者を名指しした対決との事で、前回の勝負での遺恨がくすぶっているようです(?)。
先にかかったのは「Trouble in Mind
勝者は「Smooth Sailing」でK部さんの勝利。
続く第6回戦は「ピアノトリオ対決」で、たそがれチームはパート・ファーマーことI間さん、ともしびチームはホンケ・イロジャケーこと白澤さん。
先にかかったのは「STANDARDS
で、聴き比べていると・・・アレアレアレ?後にかかった方の作品、ピアノトリオ対決のハズなのに怪しいコーラスが入っているぞ?
・・・・って、ありゃ!?なんだか小さくラッパ的な音が・・・(笑)
そんなこんなで、勝者は先にかかった「STANDARDS」でI間さんの勝利。
20対1て・・・・(笑)。
「いやぁ・・・頭の方だけ聴いて選曲したら、まさかこんな事になるとは・・・」とは敗者の弁。
続く第7回戦は「Polka Dots And Moonbeams対決」で、たそがれチームはシネマダイオウこと柳沢さん、ともしびチームはパイド・パンパースこと豊田さん。
こちらも前回の対決の敗者豊田さんが柳沢さんを名指しで対決。
でも、そんな豊田さん、インフルエンザで欠席です。しかし、CDはリーダーに託されました。
どっちが何をかけたのかメモミスでわかんなくなっちゃいましたが、結果は柳沢さんの勝利。
豊田さんのリベンジは叶いませんでした。
続く第8回戦は「トランペット対決」で、たそがれチームはホクダイオールドことH瀬さん、ともしびチームはメグレポーターこと私。
先にかかったのは「Spirit Fiction
勝敗は、?票対16票で私が勝たせていただきました!
いやはや、オイラもトンガった選曲で対決すれば良かったなぁ・・・
続く第9回戦は「女性の名前の曲対決」で、たそがれチームはリーコイツこと坂上さん、ともしびチームはミタカセレブことF水さん。
先にかかったのは「Clifford Brown with Strings / Clifford Brown」で、後にかかったのは「Shiny Stockings
10票対9票で「Clifford Brown with Strings」で坂上さんの勝利となりましたが・・・常日頃「名盤を持って来ちゃったら面白くないよ」と言っている公認判定士の坂上さんが超名盤のClifford Brownだなんて・・・ということで、自己申告で2票減点して8対9となり、ともしびチームのF水さんの勝利となりました。
続く第10回戦は「女性ヴォーカル対決」で、たそがれチームはレモンチャンこと三上さん、ともしびチームはアサクサノタメイキこと山本さん。
しかしながら、三上さんが欠席の為代理出走はイイダバシノダミゴエこと平井さん。
先にかかったのは「Beauty of Sadness
勝ったのは「HERE'S TO BEN」で勝ったのは山本さん。
第11回戦は「ヨーロッパジャズ対決」で、たそがれチームはチュウコスキーワダこと和田さん、ともしびチームはヒトヅマ・オードリーこと若林さん。
いよいよともしびチームのリーダー登場です。
如何せんともしびチームの分が悪いのでがんばって貰わなければ・・・
で、先にかかったのは「JORGEN RYG QUARTET
リーダーの善戦虚しく、12票対10票で「JORGEN RYG QUARTET」をかけた和田さんの勝利。
これは・・・対局は決したか・・・?
続く第12回戦は「男性ボーカル対決」で、たそがれチームはヒノノハードバップこと伊藤さん、ともしびチームはマリー・アンタハネットこと小林さん。
先にかかったのは「Alma Latina
男性ボーカル対決を決したのは「Count Basie & The Mills Brothers」。
かけたのはたそがれチームの伊藤さん。
第13回戦は「バラード対決」で、たそがれチームはハダカダンサーこと占部さん、ともしびチームはセトノウタヒメこと瀬戸さん。
占部さんは美人の奥様を連れての参戦です。
先にかかったのは「Jam Session / Norman Granz」で、後にかかったのは「Trumpet Legacy
無念。
「Trumpet Legacy」が勝って、占部さんの勝ち。
そして最終戦の第14回戦は「レーベル対決(ベツレヘム)」で、たそがれチームはレーベルキングこと吉田さん、ともしびチームはヘイセイケーブルオーこと寺島さん。
先にかかったのは「The Return of Howard McGhee
なんと、吉田さんとオイラがかけたアルバムが丸かぶりでした。
しかも吉田さん曰く、かけようとしていた曲も全く同じだったようで、急遽かける曲を変えたとの事。
それにしても・・・寺島さん、反則臭いというか、ずるいというか(笑)。
で、勝者は寺島さんになりました。
結果は以下の通り。
対戦項目 | たそがれチーム 騎手名/出走馬名 | 得点 | 得点 | ともしびチーム 騎手名/出走馬名 |
アルトサックス | Y谷さん/ミユキイチバン | 17 | 4 | 藤田さん/ジャズキャブ |
トロンボーン | N村さん/コウボクテナーマン 代理出走 坂上さん | 11 | 9 | 野口さん/ユニオンパトロール |
黒いオルフェ | T澤さん/ナンチャッテトミー | 10 | 11 | 太田さん/エフエムハンゾウモン |
ビッグ・バンド | 平井/チンバンスキー | 3 | 19 | 野口さん/アナログマッシグラ |
テナーサックス ★ | K部さん/アカギプリンター | 16 | 6 | K野さん/ジュクジョホマレ |
ピアノ・トリオ | I間さん/パート・ファーマー | 20 | 1 | 白澤さん/ホンケ・イロジャケー |
Polka Dots And Moonbeams ★ | 柳沢さん/シネマダイオウ | 13 | 12 | 豊田さん/パイド・パンパース |
トランペット | H瀬さん/ホクダイオールド | ? | 16 | 後藤/メグレポーター |
女性の名前の曲 ★ | 坂上さん/リーコイツ | 9 | F水さん/ミタカセレブ | |
女性ヴォーカル | 三上さん/レモンチャン 代理出走 平井さん/イイダバシノダミゴエ | 1 | 18 | 山本さん/アサクサノタメイキ |
ヨーロッパジャズ | 和田さん/チュウコスキーワダ | 12 | 10 | 若林さん/ヒトヅマ・オードリー |
男性ボーカル ★ | 伊藤さん/ヒノノハードバップ | 15 | 6 | 小林さん/マリー・アンタハネット |
バラード | 占部さん/ハダカダンサー | 13 | 9 | S戸さん/セトノウタヒメ |
レーベル対決(ベツレヘム) | 吉田さん/レーベルキング | 9 | 12 | 寺島さん/ヘイセイケーブルオー |
★=名指し対決 | 合計勝利数 | 9 | 5 |
ともしびチーム、負けちゃいました・・・
う~ん、オイラはこの後、女子オーディオのイベントやらなきゃいけないんだよなぁ・・・
て、テンションが・・・(笑)
というわけで、皆さんが中華街での2次会に行ってしまった後、オイラは一人残って女子オーディオの準備をするのでありました・・・
ちなみに、『第6回女子オーディオ イベント』のレポートは女子オーディオのブログに掲載中ですので是非、ご覧下さいませ。
そして、女子オーディオイベントにご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました!!
2013年2月9日 Naoko Sakata Trio in 新宿PIT INN
3連休の初日、9日の土曜日に新宿PIT INNの坂田尚子Trioのライブに行ってきました。
1作目のCD「Kaleidoscope」が出たとき、澤野工房の石井さんから「スウェーデンで活躍してる日本人のピアニストで、とにかく凄いんですよ!ウチは基本的に日本人の作品は扱わないんだけど、日本人には無いリズムを持ってる。とにかく聴いてみて下さいよ!」と力説され、試聴機で聴いた演奏に圧倒。その場でCDを購入しました。
で、先日の「メグの紅白ジャズ合戦」で石井さんにお会いした際に、坂田尚子さんの帰国ライブが有る事を聞き、「東京は新宿のPIT INNだけなんだけど、後藤さんには聴いて欲しいんですよ!2月9日、4000円なんだけど、とにかく席は取っておきますから!」と、今回も力説され、オイラもあのCDで聴いた演奏を生で体験できるのかと思うと居ても立ってもいられず、席を確保して貰う事に。
そんなわけで、吉祥寺MEGでの女子オーディオ前日で、しかも明日は昼間のイベントにも参加しなきゃいけないので色々と準備しなきゃいけないのに、ウキウキと新宿へ出かけて参りました。
PIT INNに到着すると、澤野工房の石井さんが居たので早速ご挨拶。
で、席を探してきょろきょろしていると、久しぶりにお会いするMOONKSの白澤さんとお会いしたので白澤さんと相席しようかな・・・と思ったところ、最前列の席に見知った顔が・・・
MAYAファン仲間のI氏が一番前の、しかもピアノの真ん前の席に座っているではありませんか!
しかも、どうやら隣の席は空いている様子。
白澤さんにご挨拶してイソイソとI氏の隣の席へ・・・。
すると、後ろの席にはMEG仲間の人妻Aさんとそのご主人、さらにJazzCab藤田さん!!
なんと、ここだけ空気がMEGになっている感じです。
で、色々お話ししているとライブの開始時間も近くなってきたのでトイレに行く事に。
すると、さっきは気付かなかったけれど・・・・おぉぉ、石井さんが「ライブまで間に合わないかも知れない」と心配していた坂田尚子トリオの新作「Flower Clouds」が並んでいるではありませんか!
「いやぁ・・・ホント、ぎりぎりまで分からなかったんだけど、何とか間に合いました。」とニッコリしている石井さん。
トイレから戻ってくるときに早速1枚購入させていただきました。
そんなわけで、間もなくライブが始まりました・・・
しっかりと入った黒いアイラインに長さが左右非対称の赤髪、そして真っ黒のドレスを纏った坂田さんが席のすぐ横を通って目の前のピアノに座ります。
そしてBassのAnton Blomgren、DrumsのJohan Birgeniusも続いて登場。
・・・3人が楽器を手にした瞬間、それまで和気藹々としていた周囲の雰囲気がスーッと変わっていきます。
色で言うと・・・深い青。
そして演奏が始まった瞬間・・・会場の空気がピンと張り詰め、3人が活躍している冬のスウェーデンの景色が浮かんでくるような錯覚に陥ります。
スウィングをしない、同じ旋律を繰り返さない、フリースタイルのようなこの演奏は、観ては絶景、聴いては戦慄。
恐らく、ほかに当てはめられる音楽のジャンルが無いので「ジャズ」と言う事になっているのかも知れないけれど、これは「坂田尚子トリオ」というジャンルの音楽です。
そう感じました。
後に人妻Aさんが「殺気を感じた」と言われたのが良く分かるような、矛盾をしているようですが3人の絶対零度のような熱気がズシーン・・・と刺さってくるのです。
坂田さんのピアノは、弦を直接指で弾く、押さえる、鍵盤を叩き付けるなど様々なテクニックを駆使しているのですが、ただ見せる為だけのテクニックではなく、坂田尚子トリオの世界観を表現する音を出す為のテクニック。
しかも、上記の文字面だけ見ると「山下洋輔的な?」と思われるかも知れませんが、これが全然違うんです。
山下洋輔さんの演奏も好きなのですが、やはりあの人の演奏を聴くと根底に日本人を感じるのですが、坂田さんの演奏にはそれが全くない。
リズムも、繰り出す旋律も、引き算の様な独特な「間」を感じます。
さらに、左右非対称の髪を左右に振り乱しながら演奏している様はまさに狂気を感じる瞬間です。
ちなみに、休憩時間中に坂田さんの新譜のライナーを書いた前泊さんが感動のあまり満面の笑顔で我々のところに来て、「いや、やっぱりこのトリオはスゴイ!最後(1ステージ目の)に演奏をした曲、2ndアルバムに入ってるんだけど、そのまんまなんだよ!普通、あれだけフリー的な演奏をしていると、CDに入っている演奏とは違う演奏になるのが当たり前なんだけど、今聴いたまんまの演奏がCDに入ってるんだよ!こんな事あり得ない!!」と、解説してくれました。
もちろん、「フリーで」と、全くのフリーで3人が演奏した曲もありますが、その時の3人の緊張感、信頼感は、やはり観て感じて貰いたい・・・例えば、AntonとJohanがコール&レスポンスのように呼応しながら競り合っているのをピアノに前のめりになって寄りかかりながら笑顔で聴いている坂田さん、そんな坂田さんが入ってくるのを横目で確認しながら、入ってきたら目を瞑って、寡黙に坂田ワールド作りに勤しむAnton、そして裏でしっかりとリズムキープをしながらも演奏ではそれを感じさせずに不規則とも思えるリズムでピアノを支えているJohan。
この3人の一人でも欠けたらこの「世界」は成り立たないのではないか・・・と思えるような演奏でした。
ちなみに、そんな狂気の様な演奏を聴かせてくれる坂田さんですが、しゃべり出すと・・・可愛いんだなぁ・・・
優しい関西弁(坂田さんは奈良出身)で、可愛らしい声(個人的には安田美沙子のように感じました)でMCをするのですが、メンバーとはスウェーデン語、お客さんには日本語で・・・というのがここ5年日本語をほとんど使わない生活を送ってきた坂田さんにはなかなかハードルが高いそうで、「ご飯を食べに行ったら店員さんに英語で話しかけられたんです~。」と苦笑いしていました。
このホワ~ンとしたお喋りの雰囲気が・・・演奏になると180度変わるのが・・・さすがアーティストだ・・・
ライブ終了後、CDへのサインと写真撮影をお願いすると喜んで応じてくれました。

左から Anton Blomgren(Bass)、坂田尚子(Piano)、Johan Birgenius(Drums)
坂田尚子さん、Anton Blomgren、Johan Birgenius、素晴らしい演奏、ありがとうございました!!
坂田尚子さんのCD


Kaleidscope / Naoko Sakata Trio
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Flower Clouds / Naoko Sakata Trio
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1作目のCD「Kaleidoscope」が出たとき、澤野工房の石井さんから「スウェーデンで活躍してる日本人のピアニストで、とにかく凄いんですよ!ウチは基本的に日本人の作品は扱わないんだけど、日本人には無いリズムを持ってる。とにかく聴いてみて下さいよ!」と力説され、試聴機で聴いた演奏に圧倒。その場でCDを購入しました。
で、先日の「メグの紅白ジャズ合戦」で石井さんにお会いした際に、坂田尚子さんの帰国ライブが有る事を聞き、「東京は新宿のPIT INNだけなんだけど、後藤さんには聴いて欲しいんですよ!2月9日、4000円なんだけど、とにかく席は取っておきますから!」と、今回も力説され、オイラもあのCDで聴いた演奏を生で体験できるのかと思うと居ても立ってもいられず、席を確保して貰う事に。
そんなわけで、吉祥寺MEGでの女子オーディオ前日で、しかも明日は昼間のイベントにも参加しなきゃいけないので色々と準備しなきゃいけないのに、ウキウキと新宿へ出かけて参りました。
PIT INNに到着すると、澤野工房の石井さんが居たので早速ご挨拶。
で、席を探してきょろきょろしていると、久しぶりにお会いするMOONKSの白澤さんとお会いしたので白澤さんと相席しようかな・・・と思ったところ、最前列の席に見知った顔が・・・
MAYAファン仲間のI氏が一番前の、しかもピアノの真ん前の席に座っているではありませんか!
しかも、どうやら隣の席は空いている様子。
白澤さんにご挨拶してイソイソとI氏の隣の席へ・・・。
すると、後ろの席にはMEG仲間の人妻Aさんとそのご主人、さらにJazzCab藤田さん!!
なんと、ここだけ空気がMEGになっている感じです。
で、色々お話ししているとライブの開始時間も近くなってきたのでトイレに行く事に。
すると、さっきは気付かなかったけれど・・・・おぉぉ、石井さんが「ライブまで間に合わないかも知れない」と心配していた坂田尚子トリオの新作「Flower Clouds」が並んでいるではありませんか!
「いやぁ・・・ホント、ぎりぎりまで分からなかったんだけど、何とか間に合いました。」とニッコリしている石井さん。
トイレから戻ってくるときに早速1枚購入させていただきました。
そんなわけで、間もなくライブが始まりました・・・
しっかりと入った黒いアイラインに長さが左右非対称の赤髪、そして真っ黒のドレスを纏った坂田さんが席のすぐ横を通って目の前のピアノに座ります。
そしてBassのAnton Blomgren、DrumsのJohan Birgeniusも続いて登場。
・・・3人が楽器を手にした瞬間、それまで和気藹々としていた周囲の雰囲気がスーッと変わっていきます。
色で言うと・・・深い青。
そして演奏が始まった瞬間・・・会場の空気がピンと張り詰め、3人が活躍している冬のスウェーデンの景色が浮かんでくるような錯覚に陥ります。
スウィングをしない、同じ旋律を繰り返さない、フリースタイルのようなこの演奏は、観ては絶景、聴いては戦慄。
恐らく、ほかに当てはめられる音楽のジャンルが無いので「ジャズ」と言う事になっているのかも知れないけれど、これは「坂田尚子トリオ」というジャンルの音楽です。
そう感じました。
後に人妻Aさんが「殺気を感じた」と言われたのが良く分かるような、矛盾をしているようですが3人の絶対零度のような熱気がズシーン・・・と刺さってくるのです。
坂田さんのピアノは、弦を直接指で弾く、押さえる、鍵盤を叩き付けるなど様々なテクニックを駆使しているのですが、ただ見せる為だけのテクニックではなく、坂田尚子トリオの世界観を表現する音を出す為のテクニック。
しかも、上記の文字面だけ見ると「山下洋輔的な?」と思われるかも知れませんが、これが全然違うんです。
山下洋輔さんの演奏も好きなのですが、やはりあの人の演奏を聴くと根底に日本人を感じるのですが、坂田さんの演奏にはそれが全くない。
リズムも、繰り出す旋律も、引き算の様な独特な「間」を感じます。
さらに、左右非対称の髪を左右に振り乱しながら演奏している様はまさに狂気を感じる瞬間です。
ちなみに、休憩時間中に坂田さんの新譜のライナーを書いた前泊さんが感動のあまり満面の笑顔で我々のところに来て、「いや、やっぱりこのトリオはスゴイ!最後(1ステージ目の)に演奏をした曲、2ndアルバムに入ってるんだけど、そのまんまなんだよ!普通、あれだけフリー的な演奏をしていると、CDに入っている演奏とは違う演奏になるのが当たり前なんだけど、今聴いたまんまの演奏がCDに入ってるんだよ!こんな事あり得ない!!」と、解説してくれました。
もちろん、「フリーで」と、全くのフリーで3人が演奏した曲もありますが、その時の3人の緊張感、信頼感は、やはり観て感じて貰いたい・・・例えば、AntonとJohanがコール&レスポンスのように呼応しながら競り合っているのをピアノに前のめりになって寄りかかりながら笑顔で聴いている坂田さん、そんな坂田さんが入ってくるのを横目で確認しながら、入ってきたら目を瞑って、寡黙に坂田ワールド作りに勤しむAnton、そして裏でしっかりとリズムキープをしながらも演奏ではそれを感じさせずに不規則とも思えるリズムでピアノを支えているJohan。
この3人の一人でも欠けたらこの「世界」は成り立たないのではないか・・・と思えるような演奏でした。
ちなみに、そんな狂気の様な演奏を聴かせてくれる坂田さんですが、しゃべり出すと・・・可愛いんだなぁ・・・
優しい関西弁(坂田さんは奈良出身)で、可愛らしい声(個人的には安田美沙子のように感じました)でMCをするのですが、メンバーとはスウェーデン語、お客さんには日本語で・・・というのがここ5年日本語をほとんど使わない生活を送ってきた坂田さんにはなかなかハードルが高いそうで、「ご飯を食べに行ったら店員さんに英語で話しかけられたんです~。」と苦笑いしていました。
このホワ~ンとしたお喋りの雰囲気が・・・演奏になると180度変わるのが・・・さすがアーティストだ・・・
ライブ終了後、CDへのサインと写真撮影をお願いすると喜んで応じてくれました。

左から Anton Blomgren(Bass)、坂田尚子(Piano)、Johan Birgenius(Drums)
坂田尚子さん、Anton Blomgren、Johan Birgenius、素晴らしい演奏、ありがとうございました!!

Kaleidscope / Naoko Sakata Trio
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Flower Clouds / Naoko Sakata Trio
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