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第6回女子オーディオイベントで紹介するスピーカー「Olasonic TW-S5」を使ってみた

いよいよ次の日曜日、2月10日の18:30より吉祥寺MEGにて『第6回女子オーディオイベント』を開催いたします!!


UNTITLED-第6回女子オーディオのチラシ


詳しくは女子オーディオの公式HP公式ブログ(準備中)をご覧下さいませ。







で、第6回女子オーディオイベントでご紹介するのは東和電子さんのオーディオブランドOlasonicのUSBスピーカー「TW-S5」と「ナノコンポ」なのですが、東和電子さんとMEGの近くの中華料理店で打合せをした際に、「えっ!?TW-S5を使った事がない!?それはいけない、是非イベントの前に使ってみて下さい。」(一部誇張有り)と、TW-S5を送って下さいました。


UNTITLED-Olasonic TW-S5 その1




というわけで、お言葉に甘えて早速「TW-S5」を試してみる事にしました。






UNTITLED-Olasonic TW-S5 その2


Olasonicの『TW-S5』はパソコンに接続して使用するUSBスピーカー。

WindowsでもMacでもどちらでも利用可能です。



我が家のPCオーディオ環境は、Windows7 64bitのマシンにRMEのオーディオボード「HDSP 9632 PCI」を入れて、2ndオーディオシステム(Technics SU-C1010 → Technics SE-A1010 → FAL Supreme S C60)に接続して鳴らしています。
PC以外の総額で約50万程度(定価ベース)のそろそろプリアンプをオーバーホールしなきゃダメかな・・・という感じのチャチなシステムです。

ですが、ヘッドフォンを使わずにPCの音を出そうとすると、プリアンプの電源を入れて、パワーアンプの電源を入れて・・・とやらなければならず、消費電力を考えても普段使いにはあまり向かないシステムです(苦笑)。



なので、コンパクトなPCスピーカー、ちょっと興味があったのです。

そんな中、渡りに船で「TW-S5」が手元に!


早速箱から出してデスクの上に設置します。

UNTITLED-Olasonic TW-S5 その3


箱から取り出す際、こんなに小さな卵形スピーカーが予想外にズッシリと重くてビックリ。

ちゃんと「オーディオ」らしい重さです。

接続はとっても簡単で、右チャンネル用のスピーカーと左チャンネル用のスピーカーをスピーカー本体から出ているケーブルで繋ぎ、右チャンネル用のスピーカーから出ているUSBケーブルをパソコンに挿すだけ。

恐るべき事に電源ケーブルもありません。


USBケーブルをパソコンに挿すと、以下の表示が出て、勝手にドライバがインストールされて、ユーザーは何もしないで準備OKです。
UNTITLED-Olasonic TW-S5 その4


というわけで、まずはiTunesを起動してiPodにも入れている楽曲を次々と鳴らしていく事に。





で、ココで注意です!!



TW-S5を繋いだ後、音を出す前にパソコン側の音量を"0"にして下さい!!


そして、鳴らし始めたらボリュームを徐々に上げて調整して下さい。



じゃないと、スゲェ驚く事になります。

時間帯や使用場所によっては、お隣さんから「うるせぇ~!!」と怒りの鉄拳が飛んでくるかも(笑)。





で、まずは手始めに松尾明トリオの『アローン・トゥゲザー』を聴いてみます。



ほぉ~、なるほど。


この作品はドラムのシンバルとベースの重低音がたっぷり入っているのですが、さすがにこのサイズのスピーカーではウッドベースの野太い沈むような重低音を出すのは難しいかな?

シンバルの「シャリッ」とした鳴り出しの繊細な表情はしっかりと出ています。

音の分離もこんなに狭いデスク上でもしっかりと再現されているし、なかなかなんじゃないですか?

大型システムでは低音に埋もれてしまうピアノもしっかりと立っているし、鍵盤のタッチのニュアンスもちゃんと聞こえます。


へぇ、なかなかやるもんだなぁ・・・これで8800円(定価)とは驚きだ。



等と思いながら、フとボリュームを上げていくと・・・・






ゲッ!!
コイツ、本気出して来やがった!!




慌ててボリュームを絞り、急に唸り出しながら盛大に暴れ出したTW-S5を見てニヤリとしてしまいました。




ダメだ、この状態ではとてもじゃないけれどコイツの本気の音を出し切れない!!




ということで、パソコンデスクの上にでっかいスピーカーボードを持ってくるわけには行かないので、たまたま使わなくなっていて放置されていた御影石のスピーカー用インシュレーター(10×10×6cm)が2個有ったので、コレをTW-S5の下に置いてみると・・・

UNTITLED-Olasonic TW-S5 その5


見た目にもかなりしっかり決まっているではありませんか。

これでデスク回りがブンブン共振するのは避けられるかな?

UNTITLED-Olasonic TW-S5 その6



で、再度「アローン・トゥゲザー」をボリュームを上げて鳴らしてみると・・・


おぉ!

御影石のインシュレーターがかなり効いています。



ボリュームを上げると、不足に感じていたベースのうねるような低音が、この小さなスピーカーからブンブンと出てくるではありませんか。

確かに、大型スピーカーのような沈み込むような重低音や細かい表情を描き出すのは無理としても、このコンパクトなデスクトップUSBスピーカーから、しかも、電源無し(USBのみ)で鳴らしている事を考えると驚異です。


スペック上は低音は80Hzまで延びているらしいですが、こうなると、ワンサイズ大きな『TW-S7』にも俄然興味が湧いてきます。


とはいえ、まずは目の前のTW-S5を鳴らし込んでみましょう。



次は安室奈美恵の「BEST FICTION」から『FUNKY TOWN』を選曲。

エッジの効いたベースとSEがビンビンと上半身にぶつかってきます。
全身を包むような音でぶつかってこないのはデスクトップの小さなスピーカーだから仕方ありませんが、それにしても、ボリュームを上げたTW-S5はかなりヤンチャに安室を再生しています。



ならば、次はフルオーケストラはどうだ?

ということで、佐渡裕ベルリン・フィルの「佐渡 裕 ベルリン・フィル・デビューLIVE」から『ショスタコーヴィチ交響曲第5番 第4楽章』を。

ボリュームの調整が難しかったので、出だし1分くらいまでボリューム調整をして、再度頭から。

おぉ・・・眼前に、小ぶりながらオーケストラが展開します。
定位もなかなか。
もう少し左右のスピーカーの間隔を開けられれば、そしてもう少しスピーカーから離れられればなかなかに雄大なオーケストラの演奏を堪能できそうです。
ヴァイオリンの弦のニュアンスも見事に再現しているし、管楽器の定位が特に良い感じ。
やっぱりこれもTW-S7で聴きたくなります。




そして、色々なアルバムを聴いていてドキッとしたのが・・・

美輪明宏さんの「美輪明宏全曲集」から『ヨイトマケの歌』。

昨年末の紅白歌合戦に初出場してこの曲を歌いましたが、反響がすごかったのだとか。
確かにオイラも、2006年にテレビ東京で放送された『たけしの誰でもピカソ』で美輪明宏さん本人の歌唱を聴いた際に鳥肌が立ってすぐにCDを注文しました。
この曲の歌詞の凄味、三輪さん自身の歌唱表現の凄味がTW-S5から生々しく出てきたのにはビックリしました。

今度の女子オーディオのイベントにもCD持ってこうかな。




とにもかくにも、TW-S5はオーディオを始めるきっかけになるスピーカーに間違い有りません。


百聞は一見にしかず。


ご自分の目で見て、触って、聴いてみて下さい。



そんなわけで、2月10日(日)の女子オーディオイベントではこのTW-S5をじっくりと聴いていただけますので、ご興味のある方(特に女性!)は是非、2月10日午後6時半に吉祥寺MEGまでお越し下さいませ!!

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寺島靖国『JAZZ偏愛主義』出版記念サイン会

昨日、2月1日に御茶ノ水のdisk union JazzTOKYOにて開催されたMEG店主、寺島靖国さんの新著『JAZZ偏愛主義』出版記念サイン会に行ってきました。



7時少し前にJazzTOKYOに到着すると、既にサイン会は佳境に入ったところでした。

UNTITLED-2013年2月1日 寺島靖国出版記念サイン会1



大勢のサインをもらい終わったお客さんが店内をウロウロしています。

なにやら今日はサイン会の後に音楽プロデューサー行方均さんのラジオ番組「プロファウンドリー・ブルー」の公開録音があるようで、寺島さん達を交えてトークを繰り広げるらしい。


というわけで、オイラも寺島さんの本と、先日寺島レコードから発売になった山本玲子さんの1stアルバム『TEMPUS FUGIT』を購入し、サインを貰います。

UNTITLED-2013年2月1日 寺島靖国出版記念サイン会2
寺島さんとヴィブラフォン奏者の山本玲子さん



で、サインも貰った事だし、一通り店内の知り合いには挨拶を済ませたから・・・




・・・とりあえず店内を物色です。



・・・ダメなんだよなぁ・・・物色しちゃ・・・アレもコレも欲しくなっちゃって・・・




気付けばサイン会は終わり、公開録音が始まっておりました。

UNTITLED-2013年2月1日 寺島靖国出版記念サイン会3



本当は今日、サイン会と公開録音にピアニストの妹尾美里さんも参加するはずだったのですが、インフルエンザにかかってしまったとかで残念ながら不参加になりました。

あぁ・・・妹尾さん目当てだったのに(笑)。



というわけで、CDを物色している間に公開録音は無事終わり、オイラの両手には多量のCDが・・・(苦笑)




で、サイン会ときたら、あとは恒例の飲み会です。


寺島さん、山本玲子さん、disk unionのエライひと菊田さん(途中で仕事に戻りましたが)、disk unionディレクターの坂本さんも参加し、合計16人でJazzTOKYOの下にある「ナポリの下町食堂」で打ち上げのどんちゃん騒ぎ。


昨日からドタバタだったらしくお疲れ模様の坂本さんとお喋りしながらコチラはコチラの川で楽しんでいると、隣に座っている山本玲子さんとMEG常連の野口さんがいつの間にかお経の話をしているではありませんか。

・・・なんで?と話に入っていったら、へぇ、山本さんのご実家ってお寺なのか。

ちなみに山本さん、普段は楽器(ヴィブラフォン)を運ぶ為に車で移動しているそうで、ライブの後の飲み会でもお酒を飲めずにいるらしいのですが、本日は楽器関係無しのサイン会なので、幸せそうにビールを飲んでました。



で、散々盛り上がった後、今度は場所を変えて飲む事に。

行き先はこれまた恒例になった御茶ノ水のジャズ喫茶「Olympus!」。


すると、Olympus!までの道中で寺島さんが嬉しそうに話しかけてきました。

「後藤さん、昨日ね、B.M.Cのアンプ(CS2)が届いてね、ステレオアンプ2台でスーパーツィーターとAvantgardeを鳴らしはじめたんだよ。いやぁ、気に入ったねぇ・・・」
と、満面の笑み。
さらに「もう1台買おうと思ってるんだよ。そうすれば、ステレオアンプ3台でスーパーツィーターとAvantgarde Mezzoのツィーターでしょ、スコーカーとウーファーか、全部にしっかりとアンプで駆動できるようになるんだよ。今まではこれを1台のアンプ(モノラルアンプだから合計2台)で鳴らしてたんだけどさ、やっぱりねぇ、スピーカー1個につき1台のアンプってすごくなると思うんだ。楽しみなんだよぉ。どう?後藤さんももう1台欲しくなったんじゃない?」と、終始ニッコニコ。

そっかぁ、とうとう寺島さん宅にB.M.Cが届いたか・・・

じゃあ今度、聴かせてもらいに行かなきゃ・・・・



そうこうしていると、目的地のOlympus!に到着。
UNTITLED-2013年2月1日 寺島靖国出版記念サイン会4



・・・あ、あれ?

いつの間に平井さん(MEGのHP管理人)が!?
さっきのナポリに居たっけか??

後で聴いたら、仕事で到着が遅れて、JazzTOKYOに着いたときにはすべて終わっていて、ナポリの下町食堂で打ち上げをやっているのなら、その流れでOlympusに来るだろう・・・と、先回りして待っていたらしい。
なんだかなぁ・・・(笑)



というわけで、Olympus!でも大いに盛り上がり、なんとか終電の時間ギリギリのタイミングで2次会も終わったのでありました。



うん、やっぱりこういう堅苦しくないお付き合いは楽しいネ。



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久しぶりに上野藪蕎麦で堪能した

この間の土曜日、休日出勤で上野の近くにいたので、仕事終わりにそのまま御徒町へ。


アメ横をブラブラして乾物やキムチに惹かれつつ、二木の菓子で色々とお菓子を買い、気付けばお昼ご飯も食べずに居たので久しぶりに上野藪蕎麦に行ってきました。



店内に入り、蕎麦茶を飲みながらメニューを見ていると・・・あ、あれぇ・・・?こんなに高かったっけ?(笑)


せいろが750円で、大盛りにすると300円増し。

せいろの大盛り1枚で1050円か・・・・

なんともまぁ、高級料理だなぁ。

前から大盛りは300円増しだったっけ・・・

しかし、せっかくなので「せいろ大盛り」と温かい蕎麦の「なめこ蕎麦」を注文。





・・・・いや、待てよ!?



久しぶりにアレを食べたい!



そう、「鴨鍋そばがき」!!



そばがき単品だと2000円するのだけれど、鴨鍋とそばがきが一緒になった「鴨鍋そばがき」なら1950円。
そばがきの量はもちろん単品の方がたっぷりと食べられるけれど、「鴨鍋そばがき」が食べたくなっちゃったんだから仕方がない。

すぐに店員さんに「あのぉ~、さっき注文した「なめこ蕎麦」をやめて、「せいろ大盛り」と「鴨鍋そばがき」に変更して下さい~」と声をかけ、オーダーを変更しました。



しばらくすると、まずは「せいろ大盛り」が運ばれてきました。
UNTITLED-上野藪蕎麦 せいろ大盛り

そうそう、これこれ!
この角の立ったコシと香りのしっかりした蕎麦、そして辛口で鰹出汁の香りもしっかり追いかけてくるこのつゆ。

それに、上野藪蕎麦はかんだやぶそばとは違って量がそこそこしっかりしているのも嬉しい。

というか、以前食べたときよりも量がほんの少し多い気もする。
気のせいかも知れないけど。

ひとすすりひとすすり大切に、しかしチンタラしないで気持ちよくゾゾッ!ゾゾゾッ!とすすっては蕎麦をかみしめます。

喉ごしも蕎麦の香り、蕎麦の細かな粒を感じ、すすっては蕎麦の香りを楽しみ、噛んでは蕎麦の歯ごたえとつゆの濃厚で清々しい香りを楽しみ、飲み込んでは再び蕎麦香りを楽しみ・・・最高のローテーションです。

個人的には暖簾分けした浦和の「分上野藪かねこ」の方が好みだったりするのですが、場所を移転してからとんと行けていないので、とにかく今は目の前のこの蕎麦に集中です。



で、せいろ大盛りはあっと言う間に完食。

蕎麦湯をチビリチビリと飲みながら待っていると・・・



いよいよ本日のメインが登場です。

UNTITLED-上野藪蕎麦 鴨鍋そばがき


カセットコンロで加熱して行くにつれ、つゆの香ばしく甘い香り、春菊の清々しい香り、鴨の力強い香り・・・そして徐々に蕎麦のほのかな香りが立ってきて・・・そうそう!コレが食べたかった!!

オーダーを変更して良かった!
コレを注文していなかったら絶対に後悔してた。


つゆが煮立って鴨にも火が入ってきたので、器に取り分けながらまずは白菜、たけのこ、えのき、そしていよいよ鴨を一切れ・・・美味い!
油のところ以外は歯でしっかりとかみ切れます。
そして口の中は鴨の肉の香りと油の香りが広がり、ジューシーな肉からは噛む度に肉汁があふれ出てきます。
すかさず春菊をひとくち。
春菊の香りが鴨の脂をスーッと流してくれるようで口の中は何とも気持ちが良くなり、再び鴨の肉をひとくち・・・

そして口の中に鴨の余韻があるウチにそばがきをひとくち。
さらに鴨の香りをたっぷりとまとったつゆを少しすすります。

う~ん・・・モチモチッとしたそばがきの食感、そして口の中に広がる蕎麦の香りと鴨、出汁の香りが・・・たまりません!!

もう、無心になって食べてしまいました。


食べ終わる頃には体はポッカポカ。


最後に蕎麦茶で締めてごちそうさまでした。


余韻を楽しみつつ、すぐにお会計を済ませてお店を出ます。
男一人で酒も飲まずに蕎麦を食べに来たわけですから、ダラダラと店内で余韻に浸っているのは野暮ってもんでしょう(そう?)。


結局、帰りの電車の中でもポッカポカでした。



いやぁ・・・久しぶりに上野藪蕎麦で堪能しました。


今度は久しぶりに浦和で蕎麦三昧を楽しもうかな・・・と思いながら家路につきました。



■上野藪蕎麦総本店
 住所:東京都台東区上野6-9-16 (地図
 営業時間:11:30~21:00(ラストオーダー20:30)
 定休日:水曜日