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篠笛・神楽笛奏者こと ミニコンサート in 丸の内・行幸地下ギャラリー

3月22日、篠笛・神楽笛奏者ことさんが丸の内の行幸地下ギャラリーでミニコンサートをするという事で行って参りました。



行幸地下ギャラリー、思えば行った事がありません。

丸ビルと新丸ビルの間の行幸通り地下にあった駐車場をリニューアルしたものらしいのですが、地下駐車場にもあまり縁がなかったしなぁ・・・。


というわけで、仕事終了後、急いで東京駅丸の内中央口地下通路へ・・・




コッチかなぁ・・・?

たぶん・・・コッチだよなぁ・・・

と、改札を出て歩いていると、聴き覚えのある篠笛の音色が・・・



音の方向に歩いて行くと、ことさんのミニコンサートの後半が始まったところでした。

UNTITLED-2013年3月22日 ことさんライブ1


アルバム「龍の目醒め」の曲ではなく、五味俊也さんのキーボードと鍵盤ハーモニカ(先日のコンサートではドラムも叩いていらっしゃいました)とDUOでポップスを中心に聴かせてくれます。

地下通路という空間も手伝ってか、篠笛の響きが美しく広がり渡り、その音色に引きつけられるようにお客さんが集まってきます。

こうやって近くで聴くと改めて実感するのは篠笛の音圧。
アンプを通してはいますが、この距離だと楽器の直接音がモロに響いてきます。
特にオーディオで歪ませずに再現するにはかなり大変そうな篠笛の高域の音圧、響き、余韻は感動すら覚えます。

UNTITLED-2013年3月22日 ことさんライブ2


五味さんのオリジナル曲も暖かみのあるメロディーが美しい曲で、ことさんの篠笛が見事にそのメロディーを歌い上げます。

五味さんは先日のコンサートではドラムを叩いていたイメージの方が強かったですが、確かに曲に応じてキーボードを弾いていました。

今回はキーボードと鍵盤ハーモニカの両刀遣いでことさんをバックアップしつつ、ソロになると篠笛に負けずにメロディーを歌い上げていました。

UNTITLED-2013年3月22日 ことさんライブ3


そしてアルバム「龍の目醒め」からはタイトル曲の「龍の目醒め」を披露してくれました。

キーボードとのDUOバージョンのアレンジもなかなか面白く、あの世界観が小さくならずに、より自由に展開していったのには聴き応えがありましたよ♪


そして、最後にはことさんの「宇宙」をテーマにしたオリジナル曲。

アルバム未収録の楽曲でしたが、「龍の目醒め」の世界観とはガラリと雰囲気の変わった面白い曲でした。


UNTITLED-2013年3月22日 ことさんライブ4


コンサート中、辺りを見渡すと、ジャズ仲間のI氏が居るではありませんか!
後で一緒に飯でも食いに行きましょう。

さらに、行幸地下ギャラリーで同時開催中の行幸マルシェ×青空市場の責任者でもある俳優の永島敏行さんも青空市場の様子を見ながらことさんの演奏を聴いていました。



で、コンサート終了後、ことさんと五味さんにご挨拶。

I氏は池袋のことさんのコンサートにも行かれていたようで、ことさんは「え!?お二人ってお知り合いだったんですかぁっ!?」とビックリしていました。



ちなみに今回のコンサートは、街角に音楽をというNPO法人からの依頼で演奏をしたのだとか。

誰でも、無料で、気軽に音楽に触れて貰いたいというコンセプトで、各地の街角でこのようなミニコンサートを開催しているようなのですが、ことさんは去年も丸の内でミニコンサートをしたそうです。
その時にはまだ行幸地下ギャラリーが出来ておらず、屋外での演奏だったそうなのですが、雨が降ってしまい五味さんと二人で震えながら演奏をしていたのだとか。

でも、休日の昼下がりとか、街角でこういう演奏外が行われていたら聴いちゃうよなぁ。


なにはともあれ、ことさん、五味さん、素晴らしい演奏ありがとうございました!
UNTITLED-2013年3月22日 ことさんライブ5




で、I氏と一緒に青空市場を見て回り、気付けば食パンとほうれん草と蜂蜜を買っちゃいました。

永島敏行さんともちょっとだけお喋りできましたが・・・あぁ!ことさんと並んで貰ってツーショットを撮らせてもらうの忘れた・・・(笑)


で、その後I氏と、KITTE marunouchiに移動し、「伊達の牛たん」で食事をして帰りました。(I氏は「今日は千鳥ヶ淵の桜を撮影したくて重い思いをして三脚を持ってきたんだ~!」と、千鳥ヶ淵に向けて消えていきました)

で、帰ってきたから知ったのですが、KITTEって21日にオープンしたばかりだったんですね。
やけに人が多かったので「何でかな?」と思ったら・・・(笑)




龍の目醒め / こと
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McINTOSH C45が修理から戻ってきた・・・・でも

先日、家に帰ってくると玄関を占拠している大きな段ボール箱が届いていました。

UNTITLED-McINTOSH C45が戻ってきた1




おぉぉ!!

ようやくMcINTOSHのプリアンプ「C45」が修理から戻ってきました!!



修理に出してから実に4ヶ月余り。

こんなに長くかかるとは思っていませんでした。




で、仕事でヘロヘロになっていたのですが、このままじゃ玄関の出入りが出来ないし、邪魔なので、開梱をしてオーディオ部屋へ搬入です。



で、その日はそれで終了。

後日、休みの日に結線作業をする事に。





で、その数日後の土曜日、早速結線をしてみました。


とにかく全部のケーブルを一端抜いて、こんがら無いように1本1本各機器のケーブルを丁寧に結線していきます。




そしていよいよ電源投入!!

UNTITLED-McINTOSH C45が戻ってきた2


おぉぉぉ!


水色の表示板が神々しく光っております!

修理に出す前は表示板の一部が著しく退光してしまい、ボリュームもとても見づらい状況でしたが、さすが修理上がり、新品同様に表示板が光っています。



で、問題は音。



電源を入れるとボリュームに関係なく「ブ~~~~~~~~!」と、けたたましいノイズがスピーカーから鳴りっぱなしになり、一切音楽の音は聞こえない・・・という状況でした。


その問題も、もちろん解消!!



やったね♪


これで4ヶ月禁欲生活をしてきたこの欲求不満をガッツリと解消できます!!





と、いろいろCDを聴いてみようとしたところ・・・・

UNTITLED-McINTOSH C45が戻ってきた3


LINNのUNIDISK 1.1はSACDはほぼ壊滅的にディスクを認識せず、CDに関してもほとんどのCDを認識しないではないですか!

何のCDを入れても「NO DISC」と表示され、1曲も聴く事ができません。

そんな中、一部のCDは認識し、一度認識をすると問題無く聴けるというのが何ともやるせない感じに・・・



さらに!

UNTITLED-McINTOSH C45が戻ってきた4


ORACLEのCDトランスポート「CD1000」でCDを再生すると・・・音が飛ぶ!飛ぶ!!




デジタルディスク再生環境が全滅です!!





マジかよぉ~!!



せっかく4ヶ月ぶりに貯まりに貯まったCDを聴きまくろうと楽しみにしてたのに!!!


プリアンプの修理費やらスーツの費用やらでガッツリ金欠状態なのに!!




また修理かよ!!



UNIDISKとCD1000の修理費、合計いくらになるんだよ・・・


なんだか怖くて修理にも出せないよ・・・(苦笑)





結局我が家のメインシステムは現在、レコードしか聴けないシステムになってしまいました・・・・

UNTITLED-McINTOSH C45が戻ってきた5






あぁぁ・・・・・・・マジで、はやくCD1000とUNIDISKを修理に出さなきゃ・・・・




トホホ・・・・・・・・・

2013年2月26日 篠笛奏者こと『龍の目醒め』コンサート

2月26日、先日のブログでもご紹介しました神楽笛・篠笛奏者のことさんのCD発売記念コンサートが文京シビックホールの小ホールで開催されたので行ってきました♪



会場に到着するといきなり目に飛び込んできたのは、ステージ上に設置された神楽用の演奏台と大きな幕。

そう、今日のコンサートではことさんが所属している広島の神楽団「苅屋形神楽団」の演舞があるのです。

ことさんのCD『龍の目醒め』を聴いて以来、ずっと神楽を観たいと思っていたので、今回のコンサートはまさに渡りに船だったのです。

これから神楽を観られるんだ・・・とワクワクしながら開演を待っていると、約370席有る座席はどんどん埋まっていき、開演前には満席に!
その後、最前列に追加でイスが用意されるほどの大盛況ぶりでした。



というわけで、開演時間になり、白装束に水色の袴を着たことさんと大太鼓、締太鼓、チャッパ(だっけ?)の楽団員が登場。

幕(の向こうの神様?)に向かってお辞儀をして列を乱さずそれぞれの持ち場へ。

ことさんは演奏前、篠笛を両手で掲げて神様にお辞儀。
MEGでチラッと聴かせてくれた時にも同じ仕草をしていましたが、恐らく篠笛を吹かれるときにはいつも同じようにして敬意を払っているのでしょう。

篠笛と同時に大太鼓が叩かれ、会場内には緊張感が走ります。
なんだか一気に邪気が払われたような瞬間でした。

本日の演目は「磐戸」。
いわゆる「天の岩戸」です。

様々なお面と衣装を着た楽団員が曲中に舞い、曲が終わると口上を述べるのですが、口上がいわゆる現代語ではないので理解に時間がかかるモノもあるのですが、天の岩戸というあまりに有名な話なので何とかついて行けました(笑)。

そして篠笛の演奏もじっくりと観て、聴きましたが、なるほど、ことさんの『龍の目醒め』で繰り広げられる演奏技法、世界観のルーツは「神楽」なんだな・・・と改めて実感する事が出来ました。
ことさんの篠笛を聴いていると、当たり前なのかも知れないけれど、高速に旋律を奏でるところ、音をしゃくり上げるところ、どこをとっても迷いの無いスッっと筋の通った演奏・音色で、健やかで晴れ晴れとしていて何とも心躍る気分になります。
神楽なのに、思わずジャズライブよろしく足でリズムを取ってノッてしまいました。


それにしても、考えてみればこうやってじっくりと神楽を観たのは初めてです。
NHKやらでチラッと目にした事はありますが、なるほど、こうやって改めて観てみるとさすが伝統芸能、演奏、舞い、どれも練られた凄味があります。

石見神楽は島根西部や広島北部では今でも非常に盛んらしいのですが、小さな頃からこういう伝統芸能に馴染める環境って素晴らしいものがあります。

それにしても、能の演奏も同じなのですが、この楽器の音色と太鼓のリズムを聴いていると、馴染みはないはずなのになぜか落ち着くのは、やはり日本人としてのDNAなのでしょうか。


舞いと演奏に圧倒されていると、アッと言う間に1stステージ神楽の部は終了してしまいました。

う~ん、これはもっとじっくりと様々な演目を観てみたいかも。



さて、休憩時間を挿んでいよいよ2ndステージでは『龍の目醒め』ライブです。

ことさんは先ほどの白装束青袴からCDジャケットで着ていた龍の鱗の様なドレスを着て登場です。
あ、シッポも生えてる。



演奏は先ずCDの2曲目に収録されている「国生み」から始まりました。

UNTITLED-2013年2月26日 「龍の目醒め」コンサート


ここでホォ~と嬉しくなったのが伊藤ハルトシさんのチェロ。
CDで聴くよりも艶っぽく、コントラバスには無いチェロの低音と高音の美しい音色で歌うような演奏を聴かせてくれます。

そんな伊藤さんのチェロにウットリしていると、ことさんの篠笛がハツラツと入ってきて一気に盛り上がります。

なるほど、あの神楽の後だと、CD1曲目の「龍の目醒め」の静かな出だしよりも「国生み」の晴れやかな出だし、爽快でスピード感のあるメロディーがバッチリです。

ことさんの篠笛の音色はとても澄んでいて、そこに先ほどの神楽で培ったテクニックを上手く軽やかに盛り込んでくるので、もう、聴いていると思わずニンマリ。

そして「月のことば」では篠笛の表情がガラッと変わり、しっとりとした温かみのある音色で、まるで語りかけるような演奏を聴かせてくれます。

さらにさっきまでドラムを叩いていた五味俊也さんがキーボードを弾き、幻想的に曲を演出していきます。

「青龍」では、それまでギターを弾いていたKOHKIさんが三味線を!
伊藤さんといい五味さんといい、そしてKOHKIさん・・・みんな複数の楽器を駆使し、それぞれ一級の演奏を聴かせてくれるので、楽器構成が変わることによる音色の変化を楽しめるだけでなく、曲が変わる毎に全員の演奏から目が離せなくなってしまうのです。

これはライブならではの感動です。

そして忘れてはいけないのが、ことさんと共に紅二点でバンドをしっかりと支えている今橋正江さんのベース。
PAから出てくるベース音はCDよりも茫洋としていましたが、それでもしっかりと芯のある演奏でリズムをキープし、まさに縁の下からバンド全体を支え、盛り上げています。


とにかくメンバー全員の技術が非常に高く、その技術を「これでもか!」と聴かせるのではなく、しっかりと曲の世界観を聴かせる事に集中していたので、コチラは構えずにその世界観にドップリと浸っている事が出来ました。

これでインプロビゼイションも盛り込んでくるようになったら・・・このバンドは、ことさんはどこまで世界観を広げてしまうのでしょうか・・・


ハッキリ言って今後の活躍にも超期待です♪



ライブ終了後、ロビーでCDやグッズの即売会とサイン会が開催されましたが、大勢のお客さんで賑わっていました。

オイラもCDを持参し忘れたので、CDを買ってサイン会の列に並びます。

オイラの番になると、「あー!後藤さん~!!」と、覚えていてくれたようでした。


それにしてもことさん、演奏の時の凛々しさとは打って変わって、喋るとアニメみたいな声というか、可愛らしい声で人懐っこくなるので、ギャップが激しい。
でも、そこが楽しく可愛らしい。
「ことちゃ~ん!」と、お客さんに人気があるのもこういうところなんでしょうか。



尚、この後


3月16日(土)には名古屋の善光寺別院願王寺で19時から

4月26日(金)には広島の安佐南区民文化センターで19時から

5月15日(水)には大阪のザ・フェニックスホールで18時30分から


龍の目醒め」発売コンサート『龍の大宴会~太古の記憶が目醒める時~』が開催されますので、是非行ってみてはいかがでしょうか?

詳細はことさんHPの「ライブスケジュール」でご確認下さい。



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