久しぶりに上野藪蕎麦で堪能した | UNTITLED

久しぶりに上野藪蕎麦で堪能した

この間の土曜日、休日出勤で上野の近くにいたので、仕事終わりにそのまま御徒町へ。


アメ横をブラブラして乾物やキムチに惹かれつつ、二木の菓子で色々とお菓子を買い、気付けばお昼ご飯も食べずに居たので久しぶりに上野藪蕎麦に行ってきました。



店内に入り、蕎麦茶を飲みながらメニューを見ていると・・・あ、あれぇ・・・?こんなに高かったっけ?(笑)


せいろが750円で、大盛りにすると300円増し。

せいろの大盛り1枚で1050円か・・・・

なんともまぁ、高級料理だなぁ。

前から大盛りは300円増しだったっけ・・・

しかし、せっかくなので「せいろ大盛り」と温かい蕎麦の「なめこ蕎麦」を注文。





・・・・いや、待てよ!?



久しぶりにアレを食べたい!



そう、「鴨鍋そばがき」!!



そばがき単品だと2000円するのだけれど、鴨鍋とそばがきが一緒になった「鴨鍋そばがき」なら1950円。
そばがきの量はもちろん単品の方がたっぷりと食べられるけれど、「鴨鍋そばがき」が食べたくなっちゃったんだから仕方がない。

すぐに店員さんに「あのぉ~、さっき注文した「なめこ蕎麦」をやめて、「せいろ大盛り」と「鴨鍋そばがき」に変更して下さい~」と声をかけ、オーダーを変更しました。



しばらくすると、まずは「せいろ大盛り」が運ばれてきました。
UNTITLED-上野藪蕎麦 せいろ大盛り

そうそう、これこれ!
この角の立ったコシと香りのしっかりした蕎麦、そして辛口で鰹出汁の香りもしっかり追いかけてくるこのつゆ。

それに、上野藪蕎麦はかんだやぶそばとは違って量がそこそこしっかりしているのも嬉しい。

というか、以前食べたときよりも量がほんの少し多い気もする。
気のせいかも知れないけど。

ひとすすりひとすすり大切に、しかしチンタラしないで気持ちよくゾゾッ!ゾゾゾッ!とすすっては蕎麦をかみしめます。

喉ごしも蕎麦の香り、蕎麦の細かな粒を感じ、すすっては蕎麦の香りを楽しみ、噛んでは蕎麦の歯ごたえとつゆの濃厚で清々しい香りを楽しみ、飲み込んでは再び蕎麦香りを楽しみ・・・最高のローテーションです。

個人的には暖簾分けした浦和の「分上野藪かねこ」の方が好みだったりするのですが、場所を移転してからとんと行けていないので、とにかく今は目の前のこの蕎麦に集中です。



で、せいろ大盛りはあっと言う間に完食。

蕎麦湯をチビリチビリと飲みながら待っていると・・・



いよいよ本日のメインが登場です。

UNTITLED-上野藪蕎麦 鴨鍋そばがき


カセットコンロで加熱して行くにつれ、つゆの香ばしく甘い香り、春菊の清々しい香り、鴨の力強い香り・・・そして徐々に蕎麦のほのかな香りが立ってきて・・・そうそう!コレが食べたかった!!

オーダーを変更して良かった!
コレを注文していなかったら絶対に後悔してた。


つゆが煮立って鴨にも火が入ってきたので、器に取り分けながらまずは白菜、たけのこ、えのき、そしていよいよ鴨を一切れ・・・美味い!
油のところ以外は歯でしっかりとかみ切れます。
そして口の中は鴨の肉の香りと油の香りが広がり、ジューシーな肉からは噛む度に肉汁があふれ出てきます。
すかさず春菊をひとくち。
春菊の香りが鴨の脂をスーッと流してくれるようで口の中は何とも気持ちが良くなり、再び鴨の肉をひとくち・・・

そして口の中に鴨の余韻があるウチにそばがきをひとくち。
さらに鴨の香りをたっぷりとまとったつゆを少しすすります。

う~ん・・・モチモチッとしたそばがきの食感、そして口の中に広がる蕎麦の香りと鴨、出汁の香りが・・・たまりません!!

もう、無心になって食べてしまいました。


食べ終わる頃には体はポッカポカ。


最後に蕎麦茶で締めてごちそうさまでした。


余韻を楽しみつつ、すぐにお会計を済ませてお店を出ます。
男一人で酒も飲まずに蕎麦を食べに来たわけですから、ダラダラと店内で余韻に浸っているのは野暮ってもんでしょう(そう?)。


結局、帰りの電車の中でもポッカポカでした。



いやぁ・・・久しぶりに上野藪蕎麦で堪能しました。


今度は久しぶりに浦和で蕎麦三昧を楽しもうかな・・・と思いながら家路につきました。



■上野藪蕎麦総本店
 住所:東京都台東区上野6-9-16 (地図
 営業時間:11:30~21:00(ラストオーダー20:30)
 定休日:水曜日