Audio Physic MEDEA 帰還
先月のブログで書きました通り、自宅のメインスピーカーAudio Physicの『MEDEA』が故障し、修理に出しておりましたが、昨日、23日に無事、帰還致しました。
仕事を終えて帰ってくると、玄関に段ボール箱が2つ。

どうやら修理会社の方がスピーカーのサイズに合う段ボールに梱包し、宅急便で送ってくれたようです。
・・・こうすれば宅急便でも送れたのか・・・。
・・・なんか納得いきませんが(苦笑)。
で、段ボールをオーディオルームに運び入れて開梱すると、前面と左右の3カ所に設置されているMangerユニットを破損しないように、緩衝材でしっかりと固定してくれています。

んで、緩衝材とユニット保護用の段ボールを外してスピーカーを取り出し、MEDEAのウーファー筐体の上にManger筐体を設置します。

あぁ・・・ようやく見慣れた景色に戻りました。
さて、今回スピーカーの修理をお願いしたのは「YOSHIDA スピーカーリペアサービス」という修理業者さん。
スピーカーユニットが破損している場合にはスピーカーユニット自体を修理してくれる業者さんらしく、上手くいけば今回の修理依頼で一番恐れていた「Mangerユニット6個を全て交換」という事態を回避できるのではないか・・・と一縷の望を託して修理をお願いしたわけです。
というわけで先月、スピーカーの修理をお願いしたところ、以下の様な診断結果が来ました。
・MEDEAユニットのビビリはスピーカーの両方で発生していた。
・短辺方向のユニットが振動板とラバープレート剥離していた。
・放射状のボイスコイル断線箇所は最終的に6ユニット中(1ユニット4か所)
24か所中で、8か所の断線だった。
修理対応としては、
・断線箇所は、コイル磨き半田付を行い、全ての箇所にラバー接着剤を塗付して更なる断線を防ぐ。
とのこと。
あぁ・・・もしも別の業者さんにお願いをしていたら、「Mangerユニット6個全部交換です」という最悪の事態になっておりました。
修理費用も「上手くいってこのくらいで済めば有り難い・・・」と思っていた費用の半額以下。
すぐに修理をお願い致しました。
で、修理されたユニットはこんな感じです。

Mangerユニット表面の経年劣化はさておき、確かに放射状配線はキレイに直っています。
最中央部の配線もキレイに処理されています。
流石に今日はもう夜も遅くなっており、オーディオ再生自主規制時間も有るので、ササッと結線を済ませて僅か10分程度の再生テストです。

おぉぉぉぉぉぉ~~~~~・・・・・・
直ってる。
音の歪みは全くなくなっている。
それどころか、ユニット表面の配線が新品同様になったことで、音の解像度が上がって、楽器が目の前に存在する様な生々しさが増している感じがします。
あぁ、こんなに安く、しかも完璧に直るなら、もっと早く修理に出しておくんだった・・・・
今週末、じっくりと鳴らしまくろう!!
YOSHIDA スピーカーリペアサービスさん、この度は本当にありがとうございました!!
仕事を終えて帰ってくると、玄関に段ボール箱が2つ。

どうやら修理会社の方がスピーカーのサイズに合う段ボールに梱包し、宅急便で送ってくれたようです。
・・・こうすれば宅急便でも送れたのか・・・。
・・・なんか納得いきませんが(苦笑)。
で、段ボールをオーディオルームに運び入れて開梱すると、前面と左右の3カ所に設置されているMangerユニットを破損しないように、緩衝材でしっかりと固定してくれています。

んで、緩衝材とユニット保護用の段ボールを外してスピーカーを取り出し、MEDEAのウーファー筐体の上にManger筐体を設置します。

あぁ・・・ようやく見慣れた景色に戻りました。
さて、今回スピーカーの修理をお願いしたのは「YOSHIDA スピーカーリペアサービス」という修理業者さん。
スピーカーユニットが破損している場合にはスピーカーユニット自体を修理してくれる業者さんらしく、上手くいけば今回の修理依頼で一番恐れていた「Mangerユニット6個を全て交換」という事態を回避できるのではないか・・・と一縷の望を託して修理をお願いしたわけです。
というわけで先月、スピーカーの修理をお願いしたところ、以下の様な診断結果が来ました。
・MEDEAユニットのビビリはスピーカーの両方で発生していた。
・短辺方向のユニットが振動板とラバープレート剥離していた。
・放射状のボイスコイル断線箇所は最終的に6ユニット中(1ユニット4か所)
24か所中で、8か所の断線だった。
修理対応としては、
・断線箇所は、コイル磨き半田付を行い、全ての箇所にラバー接着剤を塗付して更なる断線を防ぐ。
とのこと。
あぁ・・・もしも別の業者さんにお願いをしていたら、「Mangerユニット6個全部交換です」という最悪の事態になっておりました。
修理費用も「上手くいってこのくらいで済めば有り難い・・・」と思っていた費用の半額以下。
すぐに修理をお願い致しました。
で、修理されたユニットはこんな感じです。

Mangerユニット表面の経年劣化はさておき、確かに放射状配線はキレイに直っています。
最中央部の配線もキレイに処理されています。
流石に今日はもう夜も遅くなっており、オーディオ再生自主規制時間も有るので、ササッと結線を済ませて僅か10分程度の再生テストです。

おぉぉぉぉぉぉ~~~~~・・・・・・
直ってる。
音の歪みは全くなくなっている。
それどころか、ユニット表面の配線が新品同様になったことで、音の解像度が上がって、楽器が目の前に存在する様な生々しさが増している感じがします。
あぁ、こんなに安く、しかも完璧に直るなら、もっと早く修理に出しておくんだった・・・・
今週末、じっくりと鳴らしまくろう!!
YOSHIDA スピーカーリペアサービスさん、この度は本当にありがとうございました!!
DiXiM Digital TV Plusで快適になったテレビライフ
昨年末、リビングで使っていた某メーカーのブルーレイレコーダーが故障(Blu-rayドライブが使えなくなった)したのに伴い、ソフトが使いづらかったしダビングもやりづらかったので、いっそのこと新しいのを買ってしまおう・・・という事で、Panasonicの「BRZ2000」を買いました。
(故障した某メーカーのBlu-rayレコーダーは修理をして別部屋で使用中)

Panasonic Blu-rayレコーダー「BRZ2000」
BRZ2000、動作速度もメッチャキビキビしていてスゴク良い。
録画番組をBD-Rに焼く際も、番組のデータ容量やBD-Rの残り容量が出るのはやっぱり良いなぁ。
故障したBlu-rayレコーダーの前はPanasonicのBlu-rayレコーダーを使っていたのだけれど、より使いやすくなっていてホッコリです。
んで、本題はここから。
BRZ2000は無線LAN内蔵ということで、購入直後に無線LAN設定をし、Youtube等をリビングのテレビで見られるようにはなったのですが、そんな事はどうでも良くて、ネットワーク利用で一番やりたいのは、リビングのレコーダーで録画した番組を自室のパソコンで観たいのだ。
だって、オーディオ部屋ではテレビを観られるし録画も出来るのだけれど、自室ではテレビ環境が無いのでテレビも録画番組も観られないのだ。
しかも、最近録画しっぱなしで観られない番組が溜まっていく一方で、パソコンをやっている間もそれを消化したいな・・・・と。
で、ネットワーク的にはこんな感じでBRZ2000とPCは繋がっているので、

なんとか観れんものか・・・と。
で、レコーダーを買う時に店員さんに「パソコンで観れないの?」と聞いたところ、「観られません」と言われてしまっていたのだが、仕様的にはPC側にソフトがあれば観れんじゃねぇのかと・・・
で、Blu-rayやDVDを観るのに使っている「PowerDVD11」がネットワーク越しにデジタル放送を送信する規格「DTCP-IP」に対応していそうなので、早速試してみたら・・・

と、アラートが出て「アクティブにする」をクリックしても・・・全くダメ。
でも、諦めずに調べてみたら、このソフトがなんか使えそう・・・・ということで、6000円程度でしたが、使えるかどうか分からないままダウンロード購入をしてみることに。

DigiOn DiXiM Digital TV plus
オイラは新しくアカウントを取得するのが面倒なのでAmazon
でダウンロード購入しましたが、I・Oデータの地デジキャプチャ製品やレコーダー対応HDD製品ユーザーはコチラで買うと3680円でダウンロードできるそうです。
んで、インストールしてみると・・・

わぉ!
あっさりBRZ2000の中の録画番組の一覧が出てきました。
で、番組名をダブルクリックしてみると・・・

著作権保護機能で画面のキャプチャは取れませんが、ホントあっさりと観れました!
これはかなり快適になったなぁ・・・
と、本当に嬉しいのですが、1点、問題が・・・・
通常、パソコンをする際にDVDやBlu-rayを観る場合、メインの作業はメインディスプレイ(4Kモニタ)で行い、DVDやBlu-rayはサブモニタ(1920×1200ドットのヤツ)に映しているのですが、この「DiXiM Digital TV plus」はサブモニタに映そうとすると・・・

こうやって拒否られるんですよ。
サブモニタとはいえ、Blu-rayも再生できるように、ちゃんとグラフィックボードのデジタル接続もしてHDCP対応してるのに・・・
どうやらソフト側の仕様で、PCに複数台のモニタが接続されている場合は、メインモニタにしか映像表示が出来ないようになっているようです。
ここがこのソフトの難点。
せめてHDCP対応しているサブモニタには表示させてくれ・・・
因みに、この問題の回避方法は無いので、使う時だけディスプレイ設定でメインモニタを切り替えて使っておりますが、これもまた使いづらくて・・・
とはいえ、リビングで録画した番組を観られるようになったのは大きな進歩。
しばらくは面倒ではありますが、メインディスプレイを切り替えて、録画番組を観られるメリットを享受しようと思っております。
(故障した某メーカーのBlu-rayレコーダーは修理をして別部屋で使用中)

Panasonic Blu-rayレコーダー「BRZ2000」
BRZ2000、動作速度もメッチャキビキビしていてスゴク良い。
録画番組をBD-Rに焼く際も、番組のデータ容量やBD-Rの残り容量が出るのはやっぱり良いなぁ。
故障したBlu-rayレコーダーの前はPanasonicのBlu-rayレコーダーを使っていたのだけれど、より使いやすくなっていてホッコリです。
んで、本題はここから。
BRZ2000は無線LAN内蔵ということで、購入直後に無線LAN設定をし、Youtube等をリビングのテレビで見られるようにはなったのですが、そんな事はどうでも良くて、ネットワーク利用で一番やりたいのは、リビングのレコーダーで録画した番組を自室のパソコンで観たいのだ。
だって、オーディオ部屋ではテレビを観られるし録画も出来るのだけれど、自室ではテレビ環境が無いのでテレビも録画番組も観られないのだ。
しかも、最近録画しっぱなしで観られない番組が溜まっていく一方で、パソコンをやっている間もそれを消化したいな・・・・と。
で、ネットワーク的にはこんな感じでBRZ2000とPCは繋がっているので、

なんとか観れんものか・・・と。
で、レコーダーを買う時に店員さんに「パソコンで観れないの?」と聞いたところ、「観られません」と言われてしまっていたのだが、仕様的にはPC側にソフトがあれば観れんじゃねぇのかと・・・
で、Blu-rayやDVDを観るのに使っている「PowerDVD11」がネットワーク越しにデジタル放送を送信する規格「DTCP-IP」に対応していそうなので、早速試してみたら・・・

と、アラートが出て「アクティブにする」をクリックしても・・・全くダメ。
でも、諦めずに調べてみたら、このソフトがなんか使えそう・・・・ということで、6000円程度でしたが、使えるかどうか分からないままダウンロード購入をしてみることに。

DigiOn DiXiM Digital TV plus
オイラは新しくアカウントを取得するのが面倒なのでAmazon
んで、インストールしてみると・・・

わぉ!
あっさりBRZ2000の中の録画番組の一覧が出てきました。
で、番組名をダブルクリックしてみると・・・

著作権保護機能で画面のキャプチャは取れませんが、ホントあっさりと観れました!
これはかなり快適になったなぁ・・・
と、本当に嬉しいのですが、1点、問題が・・・・
通常、パソコンをする際にDVDやBlu-rayを観る場合、メインの作業はメインディスプレイ(4Kモニタ)で行い、DVDやBlu-rayはサブモニタ(1920×1200ドットのヤツ)に映しているのですが、この「DiXiM Digital TV plus」はサブモニタに映そうとすると・・・

こうやって拒否られるんですよ。
サブモニタとはいえ、Blu-rayも再生できるように、ちゃんとグラフィックボードのデジタル接続もしてHDCP対応してるのに・・・
どうやらソフト側の仕様で、PCに複数台のモニタが接続されている場合は、メインモニタにしか映像表示が出来ないようになっているようです。
ここがこのソフトの難点。
せめてHDCP対応しているサブモニタには表示させてくれ・・・
因みに、この問題の回避方法は無いので、使う時だけディスプレイ設定でメインモニタを切り替えて使っておりますが、これもまた使いづらくて・・・
とはいえ、リビングで録画した番組を観られるようになったのは大きな進歩。
しばらくは面倒ではありますが、メインディスプレイを切り替えて、録画番組を観られるメリットを享受しようと思っております。
Audio Physic MEDEA そして入院へ・・・
いやぁ・・・思えばどれくらいの間、自宅でオーディオを聴いていないでしょうか。
というのも、メインスピーカーのAudio Physic『MEDEA』が故障してしまっていたのです。
去年の初旬のある日、いつも通りオーディオルームで買ってきたCDを聴こうとリクライニングチェアに腰掛け、CDの再生ボタンを押したところ・・・・
右側のスピーカーから異音が・・・
異様に歪んで、まるで全てがディストーションギターの様な音に!!
慌ててアンプを止め、結線を確認・・・ダメ。
ケーブルを全て交換・・・ダメ。
プレイヤーを交換・・・ダメ。
プリアンプを交換・・・ダメ。
パワーアンプを交換・・・ダメ。
何をしても全く改善しませんでした。
・・・ということは、スピーカーが故障したわけであります・・・
なんでだろう、スピーカーが故障するような音量を出したこともないし、過大入力もなかったんだけどなぁ・・・
ということで、打つ手もないままに、かと言って、修理に出そうにも修理費用がいくらかかるのか全く分からず、蓄えもないので恐ろしくて修理に出すことも出来ず、ただただモンモンとしていたのでございます。
しかし、冬のボーナスを戴いたので、いい加減修理に出そう・・・と決意。
まずは某オーディオショップに修理の相談をしたところ、「ユニットの交換になると、全交換で修理費は100万円オーバーになります」と脅され、心がポッキリ折れました(苦笑)。
ですが、やっぱり修理をしないとどうしようもないので、別のオーディオの修理会社に連絡をしたところ、「問題がある上部だけ(MANGERユニットの実装されたスピーカーの上部)だったら大きさ的にも受けられる」とのことだったので、それで修理をして貰うことに。
で、修理をした貰うことが決まったら決まったで、修理会社にスピーカーを送らなければいけません。
しかし、送るための箱は無いのです。
いや、メーカー純正の運搬用木箱は有るのです。
栃木に。
しかし、この木箱を取りに行くのも、運ぶのも、それはそれで費用がかかってしまいますし、木箱に入れたところで、サイズや重量の関係で結構な運送費用になってしまうのです。
そこでヤマト運輸に相談をしたところ、「スピーカーはお受けできません」とあっさり断られ、他にも色々運送会社を当たってみたのですが、なかなかどうして、梱包されていないスピーカーをすんなりと受けてくれる運送業者はないのでございます。
そこで、ピアノ運送会社を当たってみたところ、「池田ピアノ運送」さんが受けてくれることになりました。
まぁ・・・・かなりの輸送料なのですが・・・仕方有りません。
で、本当は先週くらいに発送したかったのですが、ようやく昨日、スピーカーを引き取りに来ていただきました。
まずは、池田ピアノ運送さんが到着する前に、運んで貰うMEDEAの上部を玄関に下ろさなければなりません。

MEDEAはMANGERユニットが装着された上部と、アクティブウーファーの下部に分離しており、その間を粘着性のあるゲル状のシートが接着しているのであります。
で、この粘着力が結構強力で、力一杯引っぺがそうとしてもビクともしない!
ヤバイ!
これ、剥がれないんじゃないか!?!?
剥がれなかったらスピーカーを持って行って貰えないじゃないか!?
そんなこんな焦りつつ、MEDEA上部とゲル状のシートの間にアイスピックを挟み込み、スピーカーを傷つけないようにアイスピックをくるくると回しながらシートに潜り込ませ、少しずつシートを剥がしていきます。
そして、ある程度アイスピックが潜り込んだところで、再度力一杯に引きはがしてみると・・・
メリメリメリ・・・・と、音がして・・・・

剥がれました。
で、そんなこんなで何とか左右のスピーカーの上部を分離しました。

これでなんとか修理に出すことが出来ます。
ホッと一安心。
で、ドライバーさんから「あと5分くらいで到着します」との電話があり、スピーカーを玄関に運びます。

すると、間もなく池田ピアノ運送さん、到着です。

クレーン車なのね。
ピアノの場合、これで2階への運搬や荷下ろしをする様ですが、今回はクレーン機能は発揮せず。
で、スタッフの方がスピーカーを丁寧に運び出し、現状確認と梱包をしてくれます。

玄関が狭かったので、トラックの後ろにマットを敷いてもらい、そこで梱包をして貰いました。
そして、約15分で搬出、梱包、荷積みが終わり、池田ピアノ運送さんは去っていきました。
池田ピアノ運送さん、宜しく頼みました!!
で、搬出後のオーディオルームに戻り、MEDEAのゲルシートがホコリで汚れないようにサランラップを掛けます。

んで、やはり音楽は聴きたい。
ということで、休眠状態にあったDIATONEの『DS-A5』をMEDEAの上に載せ、せっかくなのでMEDEAのウーファーとも繋いでみました。

で、久しぶりにボリュームを上げた状態でCDを聴いてみたところ・・・
おぉぉ・・・・
なかなか良いんじゃない?
DS-A5で不足していた低音の量感とスケール感がMEDEAのウーファーのおかげで圧倒的に増して、ジャズのピアノトリオもクラシックのフルオーケストラも、軽く表現してくれます。
まぁ、MEDEAで聴いていたような艶めかしさ、奥行き、音像の定位は得られませんが、修理が完了するまでの間、この構成で音楽を楽しむことにしましょう。
あとは・・・・本当に修理費用がいくらになるのか・・・・
もう・・・ドキドキしちゃう。
というのも、メインスピーカーのAudio Physic『MEDEA』が故障してしまっていたのです。
去年の初旬のある日、いつも通りオーディオルームで買ってきたCDを聴こうとリクライニングチェアに腰掛け、CDの再生ボタンを押したところ・・・・
右側のスピーカーから異音が・・・
異様に歪んで、まるで全てがディストーションギターの様な音に!!
慌ててアンプを止め、結線を確認・・・ダメ。
ケーブルを全て交換・・・ダメ。
プレイヤーを交換・・・ダメ。
プリアンプを交換・・・ダメ。
パワーアンプを交換・・・ダメ。
何をしても全く改善しませんでした。
・・・ということは、スピーカーが故障したわけであります・・・
なんでだろう、スピーカーが故障するような音量を出したこともないし、過大入力もなかったんだけどなぁ・・・
ということで、打つ手もないままに、かと言って、修理に出そうにも修理費用がいくらかかるのか全く分からず、蓄えもないので恐ろしくて修理に出すことも出来ず、ただただモンモンとしていたのでございます。
しかし、冬のボーナスを戴いたので、いい加減修理に出そう・・・と決意。
まずは某オーディオショップに修理の相談をしたところ、「ユニットの交換になると、全交換で修理費は100万円オーバーになります」と脅され、心がポッキリ折れました(苦笑)。
ですが、やっぱり修理をしないとどうしようもないので、別のオーディオの修理会社に連絡をしたところ、「問題がある上部だけ(MANGERユニットの実装されたスピーカーの上部)だったら大きさ的にも受けられる」とのことだったので、それで修理をして貰うことに。
で、修理をした貰うことが決まったら決まったで、修理会社にスピーカーを送らなければいけません。
しかし、送るための箱は無いのです。
いや、メーカー純正の運搬用木箱は有るのです。
栃木に。
しかし、この木箱を取りに行くのも、運ぶのも、それはそれで費用がかかってしまいますし、木箱に入れたところで、サイズや重量の関係で結構な運送費用になってしまうのです。
そこでヤマト運輸に相談をしたところ、「スピーカーはお受けできません」とあっさり断られ、他にも色々運送会社を当たってみたのですが、なかなかどうして、梱包されていないスピーカーをすんなりと受けてくれる運送業者はないのでございます。
そこで、ピアノ運送会社を当たってみたところ、「池田ピアノ運送」さんが受けてくれることになりました。
まぁ・・・・かなりの輸送料なのですが・・・仕方有りません。
で、本当は先週くらいに発送したかったのですが、ようやく昨日、スピーカーを引き取りに来ていただきました。
まずは、池田ピアノ運送さんが到着する前に、運んで貰うMEDEAの上部を玄関に下ろさなければなりません。

MEDEAはMANGERユニットが装着された上部と、アクティブウーファーの下部に分離しており、その間を粘着性のあるゲル状のシートが接着しているのであります。
で、この粘着力が結構強力で、力一杯引っぺがそうとしてもビクともしない!
ヤバイ!
これ、剥がれないんじゃないか!?!?
剥がれなかったらスピーカーを持って行って貰えないじゃないか!?
そんなこんな焦りつつ、MEDEA上部とゲル状のシートの間にアイスピックを挟み込み、スピーカーを傷つけないようにアイスピックをくるくると回しながらシートに潜り込ませ、少しずつシートを剥がしていきます。
そして、ある程度アイスピックが潜り込んだところで、再度力一杯に引きはがしてみると・・・
メリメリメリ・・・・と、音がして・・・・

剥がれました。
で、そんなこんなで何とか左右のスピーカーの上部を分離しました。

これでなんとか修理に出すことが出来ます。
ホッと一安心。
で、ドライバーさんから「あと5分くらいで到着します」との電話があり、スピーカーを玄関に運びます。

すると、間もなく池田ピアノ運送さん、到着です。

クレーン車なのね。
ピアノの場合、これで2階への運搬や荷下ろしをする様ですが、今回はクレーン機能は発揮せず。
で、スタッフの方がスピーカーを丁寧に運び出し、現状確認と梱包をしてくれます。

玄関が狭かったので、トラックの後ろにマットを敷いてもらい、そこで梱包をして貰いました。
そして、約15分で搬出、梱包、荷積みが終わり、池田ピアノ運送さんは去っていきました。
池田ピアノ運送さん、宜しく頼みました!!
で、搬出後のオーディオルームに戻り、MEDEAのゲルシートがホコリで汚れないようにサランラップを掛けます。

んで、やはり音楽は聴きたい。
ということで、休眠状態にあったDIATONEの『DS-A5』をMEDEAの上に載せ、せっかくなのでMEDEAのウーファーとも繋いでみました。

で、久しぶりにボリュームを上げた状態でCDを聴いてみたところ・・・
おぉぉ・・・・
なかなか良いんじゃない?
DS-A5で不足していた低音の量感とスケール感がMEDEAのウーファーのおかげで圧倒的に増して、ジャズのピアノトリオもクラシックのフルオーケストラも、軽く表現してくれます。
まぁ、MEDEAで聴いていたような艶めかしさ、奥行き、音像の定位は得られませんが、修理が完了するまでの間、この構成で音楽を楽しむことにしましょう。
あとは・・・・本当に修理費用がいくらになるのか・・・・
もう・・・ドキドキしちゃう。