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そして、大阪にも行った ・・・林檎博'14

いやはや、何が起こるか分からないものです。


人生で初めて、仕事以外で大阪に行きました。


それもこれも、先日2日間参戦した椎名林檎のライブ『林檎博』の大阪公演に参加するためだったのでございます。



林檎博'14




元々、ファンクラブのチケット先行予約でさいたまスーパーアリーナ公演を2日間購入するはずだったのですが、操作ミスだったのでしょうか、予約結果が届いたところ、さいたまスーパーアリーナ公演の1日目と、大阪城ホール公演の1日目が当選していたのでございます。

で、慌てて一般先行予約の際にさいたまスーパーアリーナ公演の2日目を予約したのでありますが、既に当選が確定してしまった大阪城ホール公演のチケットはキャンセルできず、このチケットは残念ながら「捨て」チケットになったかと思っておりました。



で、「林檎博'14」さいたまスーパーアリーナ公演も終わり、いよいよ大阪城ホール公演のチケットは捨てることになるであろうと思っていたところ、翌土曜日に休日出勤をすることになりました。

会社の規定で、土曜出勤の代休は翌週に取得する必要があります。(取得しない場合はお金になる)

すると・・・・あれ?もう1日休めば、大阪に行ってライブを堪能し、一泊して帰ってくることができるのではないか??

ということで、上司にお願いをしたところ無事にお休みを取得することが叶い、9日、大阪に行くことができたのでございます。



それはさておき、休暇を貰う前日(8日)の夜、会社帰りの電車内で急に胃が痛くなったと思ったら、次の瞬間上半身全体に原因不明の蕁麻疹が出て顔も目も腕も胸も背中も手も、どこもかしこも真っ赤に腫れて充血してしまったのは何故でしょう?
休みを貰ったことがそんなにイヤなのか?俺の体(笑)。




で、お休み1日目の9日、東京駅でお昼を食べてから大阪へ向かおうと、駅ナカをウロウロしていたところ、へぇ、東京駅の駅ナカも中々色々できたんですね。

かんだやぶそば5代目が監修したおそば屋さん「江戸せいろう蕎麦」でせいろう蕎麦2枚を注文してズルズル。
2014年12月9日 その1

なるほど、蕎麦の香り、風味は確かにかんだやぶを感じます。
汁も濃くて出汁がしっかり効いたかんだやぶ味。
2014年12月9日 その2

ただ、かんだやぶそばの方が蕎麦はコシ、喉越しが良いし、汁も出汁の風味を強く感じます。
が、駅ナカでコレを食えるのなら全然イイかな・・・と。
「ソフトシェルクラブと冬野菜の天ぷらせいろ」のような独特な商品もあるし。
まぁ、値段も1枚あたりの少なさもかんだやぶを継承しているので、お腹ペコペコで行くと、かなり高額出費になること請け合いです。


で、案の定せいろ2枚じゃ足りなかったので、近くにあったお寿司屋さん「築地寿司清」で和にぎりと赤貝をペロリ。
2014年12月9日 その3
2014年12月9日 その4

うんうん、ここも駅ナカにしちゃなかなか食わせるじゃないか。
中トロは上品な脂でさらっと口の中でとろけるし、赤貝なんか清々しい香りで食感もイイ。

それにしても、お昼だけで3200円の出費って・・・どうよ。





そんなこんな有りましたが、大阪に着きました。

で、まだ開場時間まで随分とありましたが、そう言えばさいたまスーパーアリーナ公演ではグッズを買ってなかったなぁ・・・と思い、そのまま大阪城ホールへ・・・。


2014年12月9日 その5



ホール前のグッズ販売スペースで手旗、先行販売の単行本、扇子、ありあまる富箱を購入。
ホクホクしながらホール周辺をブラブラしていると、なんと本日の林檎博で出演されるバイオリニストの斎藤ネコさんを発見!
思わずピッ!と直立して敬礼、声を掛けてしまいました。


そんな不意のサプライズもあり、さらにホクホクしながら、近くの喫茶店で時間をつぶし、開場時間近くになったのでホール入り口の行列に並びます。

2014年12月9日 その6



「立ち見のチケットをお持ちの方はこちらの入り口ではありません!」とのアナウンスを何度も聞き、「えっ!?立ち見席なんか有るの!?」と驚きつつ、開場時間になったのでホールに入り、アリーナ席へ。

アリーナ席としては結構後列の46列目だったのに、思いの外ステージまで近い感じがします。
天井もさいたまスーパーアリーナよりも低いので、全体的に近いな。


で、実際に公演が始まると、やはり林檎嬢が近い。
さいたまスーパーアリーナ公演1日目のアリーナ席よりも林檎嬢の顔、衣装がしっかりと見えます。
Aya&Bambiのダンスも事細かに見えます。
後ろの方の席ですが。

また、天吊りの可動式ライトも天井が低い分、林檎嬢の正面あたりまでググーッと下がってきて上下したり色とりどりに光るので、さいたまスーパーアリーナとはまた趣向の違った演出になっていました。


う~ん、楽曲等はさいたまスーパーアリーナ公演と同じでしたが、やっぱり林檎嬢のライブ、最高!

できれば、会場毎に違う新曲を歌うなどのサプライズが欲しかった感はありますが、今回も林檎嬢、銀河帝国軍楽団、Aya&Bambiに魅せられ、打ちのめされた心地よい時間でありました。

やっぱりオイラ、椎名林檎、好きだわ・・・




今回のオイラの林檎博参戦はコレが最後ですが、あとは早く、Blu-rayで堪能したい今日この頃でございます。


林檎博'14

以上。

さいたまスーパーアリーナ 林檎博'14に行ってきた

先週の土曜日と日曜日(11月29日と30日)、さいたまスーパーアリーナで開催された『林檎博'14 -年女の逆襲-』に行って参りました。



林檎博'14




29日に一緒に行く予定だった同僚が風邪をひいてしまい、27日に「行けない」通告が・・・
焦りに焦りましたが、なんとかとある美人さんとコンタクトが取れ、ぼっちでライブに参加せずに済みました。
30日も別の美女と一緒。
更に、29日はアリーナ席でディテールを堪能し、30日はレベル400の席で会場全体を俯瞰で見渡して堪能することが出来ました。
なんと充実しまくりの2日間だったでしょうか。


まだこれから、大阪城ホールなどでツアーが開催されるため、詳しくは書きませんが・・・



おぉ・・・林檎嬢の衣装が次々と・・・えぇ・・・そんなお姿に!?

へぇ・・・逆輸入の中のあの曲がこんな風に使われるのか!

うぉ・・・AYA & BAMBIのダンスがカッコイイ!!

ほぉ・・・映像と照明が会場全体を立体的に演出していて見所はステージの上だけじゃ無いじゃないですか!

ぅひ・・・このストリングセクションとホーンセクション、そしてバンドサウンドの轟音、たまらん!!



林檎嬢の狂気の絶唱、銀河帝国軍楽団の狂気の演奏、AYA&BAMBIの狂気の舞踏、それぞれが渾然一体となって狂気が狂喜の渦へと変貌してさいたまスーパーアリーナを巻き込んでいく様が・・・数日経った今でも興奮です。

あぁ・・・はやくBlu-rayにならねぇかなぁ・・・・

アイドルの殻を破った「安倍なつみ」 ニューアルバム『光へ』を聴いた

毎週(基本的に)聴いているTBSラジオの深夜番組「月曜JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力」で、数週間前から耳にするCMがありました。

安倍なつみのニューアルバムのCMです。

伊集院光の面白話、下ネタの合間に澄んだ声で高らかに歌う美声が何とも感動的でした。



「安倍なつみ」といえば、モーニング娘。の初期メンバーでセンターを勤めていた女の子、「なっち」です。

本当に、あの「なっち」の歌声なのか!?

「なっち」といえば、昔、TSBの歌番組「うたばん」でとんねるずの貴さんに可愛がられていたけれど、執拗にイジラれキャラが立ってしまったジョンソン(貴さん命名)こと飯田圭織や保田圭に比べ、ひな壇の前列にいながら後列的な存在感になりがちだった気がする。

あの「なっち」が・・・しばらく見ない間にどう大人になっていったのか・・・・





・・・というわけで、注文していた安倍なつみのニューアルバム「光へ」が届いたので、iPodに入れて電車の中で、そして今、PCに接続しているOlasonicのTW-S5で何度も聴きながらブログを書いております。



光へ -classical & crossover- / 安倍なつみ
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まず1曲目、音が鳴り出して「おっ!」と感動するのが、シンセサイザーで誤魔化しているオーケストラ演奏ではなく、ストリングセクションと複数人のホーンセクションによる生演奏だということ。

最近ではコスト削減ということなのか、感性が無いプロデューサーが多いのか、オーケストレーションをシンセサイザーで作ってしまう作品が多いけれど、ちゃんと生演奏をしているのが感じられると、それだけで作品を作る「本気度」を感じられて嬉しくなります。
音も全然良いし。

で、そんな事に感動をしていると、安倍なつみの歌声が・・・


うわぁ・・・・軽く鳥肌が立ちました。


CMでは聴いていたけれど、モノラルのAMラジオなのでココまでの説得力は感じていませんでした。

しかし、こうやって聴き馴染んだイヤホンやスピーカーで聴くと・・・なんて胸に染みる歌声でしょうか。

この声にアイドル時代の「なっち」の面影は全くありません。

透き通った清涼感と声量のある歌声で「坂の上の雲」のテーマ曲だった「Stand Alone」を歌い上げます。
まさに、「歌い上げる」という感じ。
声楽家の歌い方、歌声とはまた違い、なるほど、ミュージカルの様な歌い方ですが、それよりも少しだけ声楽的なのかな。

要するに、執拗な情感や力の入れ方が無く、ちゃんと「歌」として歌っているのですが、変なビブラートやコブシが入らず、もの凄く素直な歌い方でもの凄く耳障りが良いのです。
心地良い歌声です。

それでいて、本気度はひしひしと感じるので「説得力」を感じるのかも知れません。


「Stand Alone」の後は、レ・ミゼラブルの「夢やぶれて」や、椎名林檎作詞作曲のNHK連続テレビ小説カーネーションの「カーネーション」、イングランド民謡の「グリーンスリーヴス」など、次々に歌い上げ、どれもこれもズッと聴いていたくなるような魅力「安倍なつみ」の魅力を堪能できました。
全曲日本語歌唱なので、ややもすればダサさを感じるものなのですが、この素直な歌い方のおかげで、そのダサさを全く感じ有る事がありませんでした。


そして何と言っても、本アルバムのタイトルソング「光へ」がまた、スゴイ。
これほど「純白以上の白」を感じる曲ってなかなかあるモンじゃありません。

これはこのアルバムのための書き下ろし曲とのことで、「安倍なつみ」の「今」の魅力を最大限に発揮させている逸曲です。
正直な気持ちとして、「あぁ、このアルバム、買って良かったな」と思えました。


安倍なつみさん、素晴らしいアルバムでした。

「なっち」の姿を脳裏に懐かしみつつ、安倍なつみの「今」に感動した良盤でした。