「ブログに書いたクリスマスに欲しいもの」が貰える(かもしれない)キャンペーンらしい

本文はここから
Amebaでブログに書いたクリスマスに欲しいものが貰えるかもしれないというキャンペーンを開催しているらしい。
クリスマスにプレゼントが貰えるなんて、何年味わっていないだろうか・・・(遠い目)
そんなわけで、私が今、リアルに欲しい物は何なのか、じっくり、じっくりと考えてみましたよ。
彼女?
・・・いやいや、貰えないだろ。
てか、貰えたとしたら色々怖いし。
GT-R?
・・・いやいや、欲しいけど、欲しいけれど、ペーパードライバーの俺には無用の長物だ。
じゃあ何か・・・・
そういえば、最近会社の先輩とオーディオの話をする機会が増えた。
ただ、今年のボーナスは予定外に細かく刻んで使ってしまっているので、どうやら「欲しいオーディオ機器」貯蓄に回らなくなってしまいそうだ。
さて、そんな私が今(というか、数年前から)一番欲しい物は!!!
コレだ!!

VIVD Audio 『G1 GIYA』
あぁ、貰えない様な物を書いてしまって恥ずかしい(笑)。
『いやぁ、参った!』なCD3枚。
ずいぶん前から準備だけはしていたのですが、ようやく時間をとってブログを書けそうなのでちゃちゃっと。
最近、なかなかCDショップに行けていないので、未知の新譜に出会う機会がめっきり減ってしまっているのですが、それでも素晴らしい作品には出会うわけです。
例えば以下3作品など。
まずは日本のレコードカートリッジの権威、古屋明さんがプロデュースするレーベル「Audio Fab. Records」より、ジャズボーカリストayukoさんの作品。
【Can We Do It? / Ayuko】

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この作品、「その筋」では有名なオーディオ狂の三上剛志さんが制作に関わっていると言うこともあり、「その筋」では発売前から話題となっておりました。
私も当たり前のように早期予約をして発売日には自宅に盤が届いていました。
盤が到着してからしばらく、なかなか時間が無くて聴けなかったのですが、ようやく自宅のオーディオでこのCDを再生してみたら・・・!!
ひっそりと始まるアユコさんのささやき声のような歌声が、まるで本人が今、耳元でこっそりと歌ってくれているように生々しくスピーカーから出てきたときには、「三上先生、やりおった!」とニヤけてしまいました。
耳元に生暖かい吐息を感じるような声、明瞭でありながら野太さがあるピアノやベース、なんてオーディオチックな作品なんでしょう!
でも、音だけでは無くて内容もバラエティに富んでいて楽しみ所満載です。
唯一の難は(私の場合)、このCDを聴くとアユコさんが歌い上げている顔、格好では無く、三上さんや古屋さんの顔が浮かんでしまうのが・・・(笑)
お次はジャズピアニスト西山瞳さんの「NHORHMプロジェクト」のファーストアルバム。
【New Heritage Of Real Heavy Metal / 西山瞳(NHORHM)】


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この作品で実は西山さんが大のメタルロックファンで有ることを知りましたが、このアルバムではメタルロックの名曲をカバーしまくりです。
メガデスやアイアンメイデン、ディープ・パープルやミスター・ビッグなど、蒼々たるロックバンドの名曲がカバーされておりますが、ベビーメタルもしっかりとカバーしているあたりはお茶目です。
個人的にはせっかくのヘヴィメタプロジェクトなので、E.S.T.やTHE BAD PLUSのような音作りでも良かったんじゃ無いかな?と思いながら聴くのですが、聴いているうちにこれで良いんだ・・・と、思い直すようになる説得力のあるアレンジと演奏はさすが西山さんです。
また、このアルバムのもう一つの素晴らしいところは、なんと言ってもジャケットです。
裸の女性のモノクロ写真が使われておりますが、「西山さんはこんな感じじゃ無かったよなぁ・・・」と、改めてじっくり見てみると、あれ?このショートカットに大きな目・・・・オイラが好きなモデルのルキノさんじゃ有りませんか!?
いやぁ・・・ルキノさんの写真をこんな形で見られるとは・・・この1点を以てしても、このアルバムは秀逸なのであります(笑)。
最後は、日本フリージャズ界の大御所、ピアニストの山下洋輔さんのビッグバンドによるクラシックの名曲演奏するプロジェクトの新作です。
【新世界より / 山下洋輔 Special Big Band】


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もうね、ドヴォルザークの「新世界」とか、カラヤン指揮、ウィーンフィル演奏のCDを何度聴いたか分からないくらい大好きな作品なのです。
それが山下洋輔さんのピアノと、ビッグバンドでどのように調理されるのか・・・聴く前からウキウキ、ワクワクが止まりません。
しかも、ビッグバンドのメンバーも全員凄いこと・・・。一人書き出したら全員書かなきゃ行けないくらいの蒼々たるメンバーですので、ジャズファンはメンバー一覧だけでも見る価値ありかも。
第1楽章の出だしは山下さんのピアノソロからはじまり、場面転換のある39秒くらいまでの間は、どうしても頭の中でクラシックでのフルオーケストラの持つ音の厚みと比較をしてしまい、「あれ?あれ?」と動揺してしまうのですが、場面転換から急転して「Jazz」が前面に出てくるので、あとは勢いと各所でのソリストがメロディーの持つ強さを活かしながらアドリブをしてくれるので、後は本当に身をゆだねるだけで「新世界」の世界と「山下洋輔のジャズ」の世界を行ったり来たりできるので、楽しくて仕方有りません。
この作品の素晴らしいところは、第1楽章から第4楽章まで、原曲の流れを忠実になぞっているところにあります。
それでいて、ジャズアレンジをしているので、「新世界」の原曲を見失わずに最後まで楽しめます。
もうこれ、iPodに入れて朝の通勤時にヘビーローテーションです。(演奏時間も約53分とちょうど良いので)
巨匠、山下洋輔さんの常に挑戦をし続ける姿に圧倒されつつ、陶酔しきりです。
と、いうわけで、どのアルバムも発売からそこそこ経ってしまっていますが、是非、機会がありましたら聴いてみてくださいませ。
最近、なかなかCDショップに行けていないので、未知の新譜に出会う機会がめっきり減ってしまっているのですが、それでも素晴らしい作品には出会うわけです。
例えば以下3作品など。
まずは日本のレコードカートリッジの権威、古屋明さんがプロデュースするレーベル「Audio Fab. Records」より、ジャズボーカリストayukoさんの作品。

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この作品、「その筋」では有名なオーディオ狂の三上剛志さんが制作に関わっていると言うこともあり、「その筋」では発売前から話題となっておりました。
私も当たり前のように早期予約をして発売日には自宅に盤が届いていました。
盤が到着してからしばらく、なかなか時間が無くて聴けなかったのですが、ようやく自宅のオーディオでこのCDを再生してみたら・・・!!
ひっそりと始まるアユコさんのささやき声のような歌声が、まるで本人が今、耳元でこっそりと歌ってくれているように生々しくスピーカーから出てきたときには、「三上先生、やりおった!」とニヤけてしまいました。
耳元に生暖かい吐息を感じるような声、明瞭でありながら野太さがあるピアノやベース、なんてオーディオチックな作品なんでしょう!
でも、音だけでは無くて内容もバラエティに富んでいて楽しみ所満載です。
唯一の難は(私の場合)、このCDを聴くとアユコさんが歌い上げている顔、格好では無く、三上さんや古屋さんの顔が浮かんでしまうのが・・・(笑)
お次はジャズピアニスト西山瞳さんの「NHORHMプロジェクト」のファーストアルバム。

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この作品で実は西山さんが大のメタルロックファンで有ることを知りましたが、このアルバムではメタルロックの名曲をカバーしまくりです。
メガデスやアイアンメイデン、ディープ・パープルやミスター・ビッグなど、蒼々たるロックバンドの名曲がカバーされておりますが、ベビーメタルもしっかりとカバーしているあたりはお茶目です。
個人的にはせっかくのヘヴィメタプロジェクトなので、E.S.T.やTHE BAD PLUSのような音作りでも良かったんじゃ無いかな?と思いながら聴くのですが、聴いているうちにこれで良いんだ・・・と、思い直すようになる説得力のあるアレンジと演奏はさすが西山さんです。
また、このアルバムのもう一つの素晴らしいところは、なんと言ってもジャケットです。
裸の女性のモノクロ写真が使われておりますが、「西山さんはこんな感じじゃ無かったよなぁ・・・」と、改めてじっくり見てみると、あれ?このショートカットに大きな目・・・・オイラが好きなモデルのルキノさんじゃ有りませんか!?
いやぁ・・・ルキノさんの写真をこんな形で見られるとは・・・この1点を以てしても、このアルバムは秀逸なのであります(笑)。
最後は、日本フリージャズ界の大御所、ピアニストの山下洋輔さんのビッグバンドによるクラシックの名曲演奏するプロジェクトの新作です。

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もうね、ドヴォルザークの「新世界」とか、カラヤン指揮、ウィーンフィル演奏のCDを何度聴いたか分からないくらい大好きな作品なのです。
それが山下洋輔さんのピアノと、ビッグバンドでどのように調理されるのか・・・聴く前からウキウキ、ワクワクが止まりません。
しかも、ビッグバンドのメンバーも全員凄いこと・・・。一人書き出したら全員書かなきゃ行けないくらいの蒼々たるメンバーですので、ジャズファンはメンバー一覧だけでも見る価値ありかも。
第1楽章の出だしは山下さんのピアノソロからはじまり、場面転換のある39秒くらいまでの間は、どうしても頭の中でクラシックでのフルオーケストラの持つ音の厚みと比較をしてしまい、「あれ?あれ?」と動揺してしまうのですが、場面転換から急転して「Jazz」が前面に出てくるので、あとは勢いと各所でのソリストがメロディーの持つ強さを活かしながらアドリブをしてくれるので、後は本当に身をゆだねるだけで「新世界」の世界と「山下洋輔のジャズ」の世界を行ったり来たりできるので、楽しくて仕方有りません。
この作品の素晴らしいところは、第1楽章から第4楽章まで、原曲の流れを忠実になぞっているところにあります。
それでいて、ジャズアレンジをしているので、「新世界」の原曲を見失わずに最後まで楽しめます。
もうこれ、iPodに入れて朝の通勤時にヘビーローテーションです。(演奏時間も約53分とちょうど良いので)
巨匠、山下洋輔さんの常に挑戦をし続ける姿に圧倒されつつ、陶酔しきりです。
と、いうわけで、どのアルバムも発売からそこそこ経ってしまっていますが、是非、機会がありましたら聴いてみてくださいませ。
Olasonic の新USBスピーカー 『TW-S9』を買ってみた
WindowsPC用のUSBスピーカーとして、Olasonicの「TW-S5」を使用しておりますが、

同社の最新型USBスピーカーが発売になるということで、すぐにヨドバシドットコムで予約し、昨日商品が届きました。
(TW-S5のレポートは過去のブログをご覧ください。)
事前情報では、大型になって1wayフルレンジスピーカーから2way同軸スピーカー構成になった・・・ということでしたが・・・

おぉ、確かに箱がデカい。
ただ、TW-S5の時に感じた重量感は・・・TW-S9ではそんなに感じません。
箱から取り出してみると、

うん、確かにTW-S5よりも確かにデカい。
表面もちょっと高級感ある感じ。
フロントはネットが固定されているので、2way同軸構成になっているスピーカーをはっきりと窺うことはできません。

※OlasonicのHPより
背面はTW-S5と同じくドロンコーンが配置されていますが、TW-S5よりも大型のドロンコーンなので効果も大きそうです。
で、付属品なのですが、USBケーブルと左右のスピーカーを結線するステレオミニプラグケーブルが1本ずつ。
これはそのうちある程度のグレードのものに買い替える必要があるかな。

で、本体を見ているとうれしくなったのは、ボリュームがついていること。
まぁ、これは音質の面を中心に考えるとあまり良い事ではないかもしれないけれど、運用上どうしてもうれしいわけです。
なぜかというと、TW-S5を使っているとき、Windows側のドライバの問題なのか何なのか、設定していたボリュームが無視されて、最大ボリュームでなってしまう場合があるわけです。
TW-S5は小さいながらかなりデカイ音が鳴るので、夜中だったりするとかなり肝を冷やすわけです。
エロ動画を観ているときじゃなくて良かった・・・とか(笑)
そんなわけで、本体にボリュームがついているということは、本体のボリュームさえ絞っていれば肝を冷やす心配もないわけです。
尚、TW-S9の右チャンネルスピーカーの背面にはAUDIO IN端子があるので、iPod等を直接接続して利用することも可能なようです。
このあたりの機能は後日、オーディオルームで確認してみます。

というわけで、まずは今使っているTW-S5とTW-S9を並べてみて実際にどのくらい大きさが違うのかを見ていただきましょう。

こんな感じです。
ちなみに、TW-S5で使っていた御影石のインシュレータ(普通はこれを3~4個ほどプレイヤーやアンプ、スピーカーの下に敷いて使います。)をTW-S9でも引き続き使おうと思って載せたのですが、ちょっとはみ出しちゃいます・・・

まぁ、底面のスポンジ足がちゃんと載っているから大丈夫かな。
さて、TW-S9とTW-S5のスペック上の使用は以下の通り。
こいつがどれほどの実力を持っているのか・・・いざ、お手並み拝見です!

ハイレゾ音源は有るは有りましたが、TW-S5との比較なので、iTunesに入れている楽曲で聴き比べをしてみることにしました。
まずは、ノルウェーのピアニスト、HELGE LIENの少し前のピアノトリオ作品『トゥー・ザ・リトル・ラジオ
』をを聴いてみました。
この作品の1曲目「GRANDFATHERS WALTZ」は非常に透明度が高く澄んだピアノからはじまり、ベースが合流してくるのですが、このベールがなかなかくせ者で、低音がしっかり出ないスピーカーで聴くと、スッカスカだったりベースが全く聞こえなかったりしていますのです。
それが・・・・
へぇ~!!
これは驚いた。
透明感のある、少し暖かいピアノの音色はしっかりと再現されているのはTW-S5でも驚いたけれど、TW-S9はさらに透明度が高く、奥行きと音の広がりが豊かで、そしてなにより、ベースがしっかりと沈み込み、緩みの無いエッジの効いた低音の再生能力にちょっと鳥肌が立ちました。
立て続けに、Torbjorn Zetterbergの「Torbjorn Zetterberg Hot Five
」から「Familyfarm Blues」をボリューム上げ気味で。
この曲はベースとバリトンサックスが叫びまくる強烈な内容なのですが、この迫力、音量を上げても破綻しない各楽器の音、生々しさに再びビックリです。
じゃあ、次はクラシックだ、と、ワレリー・ゲルギエフ指揮、ロンドン交響楽団演奏のグスタフ・マーラー交響曲第8番「千人の交響曲
」。
コーラスから入る○○楽章を聴いてみると、小さく囁くようなコーラスがステージの奥の方に位置しているのがちゃんと分かったり、さらにステージの幅もコーラスの声だけで分かってしまうような、定位の良さ、解像度の高さは立派です。
そして曲が進行して行くにつれ、オーケストラの大合奏になるのですが、その爆発力も音の定位、解像度を破綻せずに鳴らし切ったTW-S9くん、お見事でした。
できれば、もっとスピーカーの設置位置を広げて聴いてみたいなぁ・・・。
確かに、ペアで2万円オーバーのスピーカーと言うことで、USBスピーカーとしては少し高い製品ですが、これはちゃんと「オーディオ製品」として評価できるスピーカーです。
それを考えたら、2万円でこの音質のスピーカーということを考えると、いや、コストパフォーマンスはかなり優れているんじゃ無いでしょうか。
気を良くして、次は東京事変の「大発見
」をボリュームを上げて聴いてみたら、思わず恍惚としてしまいました。
ジャンルを問わない表現力の確かさ、サイズアップとUSB3.0対応で得た低音再生能力の高さ、ツィーターを搭載した事による音場感の豊かさ等々・・・どれをとってもTW-S5を遙かに凌駕するスピーカーでした。
TW-S5を使っている方で、もうちょっと背伸びをしてみたいな・・・と思っている人が居たら、是非とも使ってみて頂きたいスピーカーです。
オススメ♪

同社の最新型USBスピーカーが発売になるということで、すぐにヨドバシドットコムで予約し、昨日商品が届きました。
(TW-S5のレポートは過去のブログをご覧ください。)
事前情報では、大型になって1wayフルレンジスピーカーから2way同軸スピーカー構成になった・・・ということでしたが・・・

おぉ、確かに箱がデカい。
ただ、TW-S5の時に感じた重量感は・・・TW-S9ではそんなに感じません。
箱から取り出してみると、

うん、確かにTW-S5よりも確かにデカい。
表面もちょっと高級感ある感じ。
フロントはネットが固定されているので、2way同軸構成になっているスピーカーをはっきりと窺うことはできません。

※OlasonicのHPより
背面はTW-S5と同じくドロンコーンが配置されていますが、TW-S5よりも大型のドロンコーンなので効果も大きそうです。
で、付属品なのですが、USBケーブルと左右のスピーカーを結線するステレオミニプラグケーブルが1本ずつ。
これはそのうちある程度のグレードのものに買い替える必要があるかな。

で、本体を見ているとうれしくなったのは、ボリュームがついていること。
まぁ、これは音質の面を中心に考えるとあまり良い事ではないかもしれないけれど、運用上どうしてもうれしいわけです。
なぜかというと、TW-S5を使っているとき、Windows側のドライバの問題なのか何なのか、設定していたボリュームが無視されて、最大ボリュームでなってしまう場合があるわけです。
TW-S5は小さいながらかなりデカイ音が鳴るので、夜中だったりするとかなり肝を冷やすわけです。
エロ動画を観ているときじゃなくて良かった・・・とか(笑)
そんなわけで、本体にボリュームがついているということは、本体のボリュームさえ絞っていれば肝を冷やす心配もないわけです。
尚、TW-S9の右チャンネルスピーカーの背面にはAUDIO IN端子があるので、iPod等を直接接続して利用することも可能なようです。
このあたりの機能は後日、オーディオルームで確認してみます。

というわけで、まずは今使っているTW-S5とTW-S9を並べてみて実際にどのくらい大きさが違うのかを見ていただきましょう。

こんな感じです。
ちなみに、TW-S5で使っていた御影石のインシュレータ(普通はこれを3~4個ほどプレイヤーやアンプ、スピーカーの下に敷いて使います。)をTW-S9でも引き続き使おうと思って載せたのですが、ちょっとはみ出しちゃいます・・・

まぁ、底面のスポンジ足がちゃんと載っているから大丈夫かな。
さて、TW-S9とTW-S5のスペック上の使用は以下の通り。
型番 | TW-S9 | TW-S5 |
スピーカ・ユニット | φ60mmコーン型フルレンジ φ55mmフェライトマグネット φ25mmソフトドームツイーター φ20mm超強力マグネット | φ50mmコーン型フルレンジ φ55mm高能率フェライトマグネット |
パッシブラジエーター | φ70mm平面振動板 | φ45mm発泡ウレタン |
周波数特性 | 45Hz~50,000Hz(アナログ再生時) 45Hz~45,000Hz(USB再生時) | 80Hz~20000Hz |
最大出力 | 12.5W+12.5W(ダイナミックパワー) | 10W+10W(ダイナミックパワー) |
入力音声フォーマット | USB:~96kHz/24bit(リニアPCM) | USB:~44.1KHz/16bit(?) |
オーディオ入力 | USB(Type B) AUDIO IN(φ3.5mmステレオミニプラグ) | USBポート |
電源 | USBバスパワー、推奨USB3.0規格以上 | USBバスパワー |
消費電力 | 電源OFF時:0.001W以下 電源ON時:1.2W 最大出力:5W | 2.5W(定格消費電力) |
外形寸法 | 113mm(W)×162mm(H)×117mm(D) | 87mm x 119mm x 87mm |
重量 | 1100g | 760g |
こいつがどれほどの実力を持っているのか・・・いざ、お手並み拝見です!

ハイレゾ音源は有るは有りましたが、TW-S5との比較なので、iTunesに入れている楽曲で聴き比べをしてみることにしました。
まずは、ノルウェーのピアニスト、HELGE LIENの少し前のピアノトリオ作品『トゥー・ザ・リトル・ラジオ
この作品の1曲目「GRANDFATHERS WALTZ」は非常に透明度が高く澄んだピアノからはじまり、ベースが合流してくるのですが、このベールがなかなかくせ者で、低音がしっかり出ないスピーカーで聴くと、スッカスカだったりベースが全く聞こえなかったりしていますのです。
それが・・・・
へぇ~!!
これは驚いた。
透明感のある、少し暖かいピアノの音色はしっかりと再現されているのはTW-S5でも驚いたけれど、TW-S9はさらに透明度が高く、奥行きと音の広がりが豊かで、そしてなにより、ベースがしっかりと沈み込み、緩みの無いエッジの効いた低音の再生能力にちょっと鳥肌が立ちました。
立て続けに、Torbjorn Zetterbergの「Torbjorn Zetterberg Hot Five
この曲はベースとバリトンサックスが叫びまくる強烈な内容なのですが、この迫力、音量を上げても破綻しない各楽器の音、生々しさに再びビックリです。
じゃあ、次はクラシックだ、と、ワレリー・ゲルギエフ指揮、ロンドン交響楽団演奏のグスタフ・マーラー交響曲第8番「千人の交響曲
コーラスから入る○○楽章を聴いてみると、小さく囁くようなコーラスがステージの奥の方に位置しているのがちゃんと分かったり、さらにステージの幅もコーラスの声だけで分かってしまうような、定位の良さ、解像度の高さは立派です。
そして曲が進行して行くにつれ、オーケストラの大合奏になるのですが、その爆発力も音の定位、解像度を破綻せずに鳴らし切ったTW-S9くん、お見事でした。
できれば、もっとスピーカーの設置位置を広げて聴いてみたいなぁ・・・。
確かに、ペアで2万円オーバーのスピーカーと言うことで、USBスピーカーとしては少し高い製品ですが、これはちゃんと「オーディオ製品」として評価できるスピーカーです。
それを考えたら、2万円でこの音質のスピーカーということを考えると、いや、コストパフォーマンスはかなり優れているんじゃ無いでしょうか。
気を良くして、次は東京事変の「大発見
ジャンルを問わない表現力の確かさ、サイズアップとUSB3.0対応で得た低音再生能力の高さ、ツィーターを搭載した事による音場感の豊かさ等々・・・どれをとってもTW-S5を遙かに凌駕するスピーカーでした。
TW-S5を使っている方で、もうちょっと背伸びをしてみたいな・・・と思っている人が居たら、是非とも使ってみて頂きたいスピーカーです。
オススメ♪