Olasonic の新USBスピーカー 『TW-S9』を買ってみた
WindowsPC用のUSBスピーカーとして、Olasonicの「TW-S5」を使用しておりますが、

同社の最新型USBスピーカーが発売になるということで、すぐにヨドバシドットコムで予約し、昨日商品が届きました。
(TW-S5のレポートは過去のブログをご覧ください。)
事前情報では、大型になって1wayフルレンジスピーカーから2way同軸スピーカー構成になった・・・ということでしたが・・・

おぉ、確かに箱がデカい。
ただ、TW-S5の時に感じた重量感は・・・TW-S9ではそんなに感じません。
箱から取り出してみると、

うん、確かにTW-S5よりも確かにデカい。
表面もちょっと高級感ある感じ。
フロントはネットが固定されているので、2way同軸構成になっているスピーカーをはっきりと窺うことはできません。

※OlasonicのHPより
背面はTW-S5と同じくドロンコーンが配置されていますが、TW-S5よりも大型のドロンコーンなので効果も大きそうです。
で、付属品なのですが、USBケーブルと左右のスピーカーを結線するステレオミニプラグケーブルが1本ずつ。
これはそのうちある程度のグレードのものに買い替える必要があるかな。

で、本体を見ているとうれしくなったのは、ボリュームがついていること。
まぁ、これは音質の面を中心に考えるとあまり良い事ではないかもしれないけれど、運用上どうしてもうれしいわけです。
なぜかというと、TW-S5を使っているとき、Windows側のドライバの問題なのか何なのか、設定していたボリュームが無視されて、最大ボリュームでなってしまう場合があるわけです。
TW-S5は小さいながらかなりデカイ音が鳴るので、夜中だったりするとかなり肝を冷やすわけです。
エロ動画を観ているときじゃなくて良かった・・・とか(笑)
そんなわけで、本体にボリュームがついているということは、本体のボリュームさえ絞っていれば肝を冷やす心配もないわけです。
尚、TW-S9の右チャンネルスピーカーの背面にはAUDIO IN端子があるので、iPod等を直接接続して利用することも可能なようです。
このあたりの機能は後日、オーディオルームで確認してみます。

というわけで、まずは今使っているTW-S5とTW-S9を並べてみて実際にどのくらい大きさが違うのかを見ていただきましょう。

こんな感じです。
ちなみに、TW-S5で使っていた御影石のインシュレータ(普通はこれを3~4個ほどプレイヤーやアンプ、スピーカーの下に敷いて使います。)をTW-S9でも引き続き使おうと思って載せたのですが、ちょっとはみ出しちゃいます・・・

まぁ、底面のスポンジ足がちゃんと載っているから大丈夫かな。
さて、TW-S9とTW-S5のスペック上の使用は以下の通り。
こいつがどれほどの実力を持っているのか・・・いざ、お手並み拝見です!

ハイレゾ音源は有るは有りましたが、TW-S5との比較なので、iTunesに入れている楽曲で聴き比べをしてみることにしました。
まずは、ノルウェーのピアニスト、HELGE LIENの少し前のピアノトリオ作品『トゥー・ザ・リトル・ラジオ
』をを聴いてみました。
この作品の1曲目「GRANDFATHERS WALTZ」は非常に透明度が高く澄んだピアノからはじまり、ベースが合流してくるのですが、このベールがなかなかくせ者で、低音がしっかり出ないスピーカーで聴くと、スッカスカだったりベースが全く聞こえなかったりしていますのです。
それが・・・・
へぇ~!!
これは驚いた。
透明感のある、少し暖かいピアノの音色はしっかりと再現されているのはTW-S5でも驚いたけれど、TW-S9はさらに透明度が高く、奥行きと音の広がりが豊かで、そしてなにより、ベースがしっかりと沈み込み、緩みの無いエッジの効いた低音の再生能力にちょっと鳥肌が立ちました。
立て続けに、Torbjorn Zetterbergの「Torbjorn Zetterberg Hot Five
」から「Familyfarm Blues」をボリューム上げ気味で。
この曲はベースとバリトンサックスが叫びまくる強烈な内容なのですが、この迫力、音量を上げても破綻しない各楽器の音、生々しさに再びビックリです。
じゃあ、次はクラシックだ、と、ワレリー・ゲルギエフ指揮、ロンドン交響楽団演奏のグスタフ・マーラー交響曲第8番「千人の交響曲
」。
コーラスから入る○○楽章を聴いてみると、小さく囁くようなコーラスがステージの奥の方に位置しているのがちゃんと分かったり、さらにステージの幅もコーラスの声だけで分かってしまうような、定位の良さ、解像度の高さは立派です。
そして曲が進行して行くにつれ、オーケストラの大合奏になるのですが、その爆発力も音の定位、解像度を破綻せずに鳴らし切ったTW-S9くん、お見事でした。
できれば、もっとスピーカーの設置位置を広げて聴いてみたいなぁ・・・。
確かに、ペアで2万円オーバーのスピーカーと言うことで、USBスピーカーとしては少し高い製品ですが、これはちゃんと「オーディオ製品」として評価できるスピーカーです。
それを考えたら、2万円でこの音質のスピーカーということを考えると、いや、コストパフォーマンスはかなり優れているんじゃ無いでしょうか。
気を良くして、次は東京事変の「大発見
」をボリュームを上げて聴いてみたら、思わず恍惚としてしまいました。
ジャンルを問わない表現力の確かさ、サイズアップとUSB3.0対応で得た低音再生能力の高さ、ツィーターを搭載した事による音場感の豊かさ等々・・・どれをとってもTW-S5を遙かに凌駕するスピーカーでした。
TW-S5を使っている方で、もうちょっと背伸びをしてみたいな・・・と思っている人が居たら、是非とも使ってみて頂きたいスピーカーです。
オススメ♪

同社の最新型USBスピーカーが発売になるということで、すぐにヨドバシドットコムで予約し、昨日商品が届きました。
(TW-S5のレポートは過去のブログをご覧ください。)
事前情報では、大型になって1wayフルレンジスピーカーから2way同軸スピーカー構成になった・・・ということでしたが・・・

おぉ、確かに箱がデカい。
ただ、TW-S5の時に感じた重量感は・・・TW-S9ではそんなに感じません。
箱から取り出してみると、

うん、確かにTW-S5よりも確かにデカい。
表面もちょっと高級感ある感じ。
フロントはネットが固定されているので、2way同軸構成になっているスピーカーをはっきりと窺うことはできません。

※OlasonicのHPより
背面はTW-S5と同じくドロンコーンが配置されていますが、TW-S5よりも大型のドロンコーンなので効果も大きそうです。
で、付属品なのですが、USBケーブルと左右のスピーカーを結線するステレオミニプラグケーブルが1本ずつ。
これはそのうちある程度のグレードのものに買い替える必要があるかな。

で、本体を見ているとうれしくなったのは、ボリュームがついていること。
まぁ、これは音質の面を中心に考えるとあまり良い事ではないかもしれないけれど、運用上どうしてもうれしいわけです。
なぜかというと、TW-S5を使っているとき、Windows側のドライバの問題なのか何なのか、設定していたボリュームが無視されて、最大ボリュームでなってしまう場合があるわけです。
TW-S5は小さいながらかなりデカイ音が鳴るので、夜中だったりするとかなり肝を冷やすわけです。
エロ動画を観ているときじゃなくて良かった・・・とか(笑)
そんなわけで、本体にボリュームがついているということは、本体のボリュームさえ絞っていれば肝を冷やす心配もないわけです。
尚、TW-S9の右チャンネルスピーカーの背面にはAUDIO IN端子があるので、iPod等を直接接続して利用することも可能なようです。
このあたりの機能は後日、オーディオルームで確認してみます。

というわけで、まずは今使っているTW-S5とTW-S9を並べてみて実際にどのくらい大きさが違うのかを見ていただきましょう。

こんな感じです。
ちなみに、TW-S5で使っていた御影石のインシュレータ(普通はこれを3~4個ほどプレイヤーやアンプ、スピーカーの下に敷いて使います。)をTW-S9でも引き続き使おうと思って載せたのですが、ちょっとはみ出しちゃいます・・・

まぁ、底面のスポンジ足がちゃんと載っているから大丈夫かな。
さて、TW-S9とTW-S5のスペック上の使用は以下の通り。
型番 | TW-S9 | TW-S5 |
スピーカ・ユニット | φ60mmコーン型フルレンジ φ55mmフェライトマグネット φ25mmソフトドームツイーター φ20mm超強力マグネット | φ50mmコーン型フルレンジ φ55mm高能率フェライトマグネット |
パッシブラジエーター | φ70mm平面振動板 | φ45mm発泡ウレタン |
周波数特性 | 45Hz~50,000Hz(アナログ再生時) 45Hz~45,000Hz(USB再生時) | 80Hz~20000Hz |
最大出力 | 12.5W+12.5W(ダイナミックパワー) | 10W+10W(ダイナミックパワー) |
入力音声フォーマット | USB:~96kHz/24bit(リニアPCM) | USB:~44.1KHz/16bit(?) |
オーディオ入力 | USB(Type B) AUDIO IN(φ3.5mmステレオミニプラグ) | USBポート |
電源 | USBバスパワー、推奨USB3.0規格以上 | USBバスパワー |
消費電力 | 電源OFF時:0.001W以下 電源ON時:1.2W 最大出力:5W | 2.5W(定格消費電力) |
外形寸法 | 113mm(W)×162mm(H)×117mm(D) | 87mm x 119mm x 87mm |
重量 | 1100g | 760g |
こいつがどれほどの実力を持っているのか・・・いざ、お手並み拝見です!

ハイレゾ音源は有るは有りましたが、TW-S5との比較なので、iTunesに入れている楽曲で聴き比べをしてみることにしました。
まずは、ノルウェーのピアニスト、HELGE LIENの少し前のピアノトリオ作品『トゥー・ザ・リトル・ラジオ
この作品の1曲目「GRANDFATHERS WALTZ」は非常に透明度が高く澄んだピアノからはじまり、ベースが合流してくるのですが、このベールがなかなかくせ者で、低音がしっかり出ないスピーカーで聴くと、スッカスカだったりベースが全く聞こえなかったりしていますのです。
それが・・・・
へぇ~!!
これは驚いた。
透明感のある、少し暖かいピアノの音色はしっかりと再現されているのはTW-S5でも驚いたけれど、TW-S9はさらに透明度が高く、奥行きと音の広がりが豊かで、そしてなにより、ベースがしっかりと沈み込み、緩みの無いエッジの効いた低音の再生能力にちょっと鳥肌が立ちました。
立て続けに、Torbjorn Zetterbergの「Torbjorn Zetterberg Hot Five
この曲はベースとバリトンサックスが叫びまくる強烈な内容なのですが、この迫力、音量を上げても破綻しない各楽器の音、生々しさに再びビックリです。
じゃあ、次はクラシックだ、と、ワレリー・ゲルギエフ指揮、ロンドン交響楽団演奏のグスタフ・マーラー交響曲第8番「千人の交響曲
コーラスから入る○○楽章を聴いてみると、小さく囁くようなコーラスがステージの奥の方に位置しているのがちゃんと分かったり、さらにステージの幅もコーラスの声だけで分かってしまうような、定位の良さ、解像度の高さは立派です。
そして曲が進行して行くにつれ、オーケストラの大合奏になるのですが、その爆発力も音の定位、解像度を破綻せずに鳴らし切ったTW-S9くん、お見事でした。
できれば、もっとスピーカーの設置位置を広げて聴いてみたいなぁ・・・。
確かに、ペアで2万円オーバーのスピーカーと言うことで、USBスピーカーとしては少し高い製品ですが、これはちゃんと「オーディオ製品」として評価できるスピーカーです。
それを考えたら、2万円でこの音質のスピーカーということを考えると、いや、コストパフォーマンスはかなり優れているんじゃ無いでしょうか。
気を良くして、次は東京事変の「大発見
ジャンルを問わない表現力の確かさ、サイズアップとUSB3.0対応で得た低音再生能力の高さ、ツィーターを搭載した事による音場感の豊かさ等々・・・どれをとってもTW-S5を遙かに凌駕するスピーカーでした。
TW-S5を使っている方で、もうちょっと背伸びをしてみたいな・・・と思っている人が居たら、是非とも使ってみて頂きたいスピーカーです。
オススメ♪