
BLUE GIANT Blu-rayスペシャル・エディション(Blu-ray2枚組+特典CD)【初回生産限定版】
Amazon(アマゾン)
BLUE GIANTのブルーレイが届きました。
映画館には公開初日に観に行きました。
確かに、ライブシーンのCGがノペッとしていて肩幅お化けで浮いてしまっていて違和感バリバリだったり、終わり方が原作と違い少し無理筋感があったりしましたが、それでもそれを補って余り有るテンポの良さ、手描き部分のライブシーンの迫力、メインキャラ3人の自然で熱い演技、そして上原ひろみさんによる作中のBGMとライブ楽曲、演奏の素晴らしさ・・・
ハッキリ言って最高でした。
ただ、観に行った映画館の音量が物足りなかったので、サントラを買ってオーディオルームでガンガン鳴らして映画のシーンを反芻して楽しんでおりました。
で、Amazonでブルーレイの予約が始まるとすぐに予約し、10月17日にようやく届きました。
で、土曜日にじっくりと鑑賞しました。
いや、やっぱりスゲェわ、この映画。
原作漫画も大好きなので何度も読み返していますが、多分、この映画版も何度も観返す作品になるような気がします。
映画館で観たときには気になって仕方なかったライブシーンのCGは演出が変わったのか(それとも慣れたのか?)ほとんど気にならなくなっていました。
だからこそ映画館で観たときよりもライブシーンでの没入感が凄まじく、感情にダイレクトに訴えてきます。
ラストに関しても原作と異なる演出が「確かに、これが観たかったんだ」と思えるようになっていました。
いやぁ・・・まさか何度もポロポロと涙がこみ上げてくるとは。
映画館ではグッときても涙までは出なかったのに・・・。
やっぱりBLUE GIANTは最高だ!!
何かの悪い冗談かと思いました。
ある日、Youtubeを観ているとこんな動画が出てきました・・・・。
田代まさしさんが「ヒロポン」をもじった「ヒロポン酢」というポン酢の瓶を持ったCM的な動画でした。
いやいや、例の薬物の件で有罪判決が出て、某更生施設で薬物中毒からの脱却に勤しんでいたマーシーこと田代まさしさんが、昭和の禁止薬物「ヒロポン」と書かれたポン酢の瓶を持っているCMなんて・・・・悪い冗談以外の何者だって言うんですか・・・
てか、これ、マジでCMなの?
それともYoutubeチャンネルデビューを果たした田代まさしさんのネタなの・・・・・???
と、調べてみたら、本当に大阪の内職加工・軽作業請負会社「株式会社HERO」が本当に製造・販売しているポン酢だということが分かり、更にビックリです。
田代まさしさんと言えば、コーラスグループ「ラッツ&スター」のメンバーで、その後お笑いタレントとして志村けんさんの「志村けんのだいじょうぶだぁ」や「バカ殿さま」にレギュラー出演していましたが、「ミニにタコ事件」(ちがう)で有罪判決が出て表舞台から姿を消し、その後、前述の薬物事件で変わり果てた姿を世に晒してしまいました。
まぁ、個人的にはそんな前科のある田代さんですが、覗き事件では被害者の方が居ましたが、薬物事件は誰かを傷つけたり殺めたりしている訳ではなく自滅をしただけなので、「許さん!」とか「顔も見たくない!」など、そこまでは思わない訳です。
そこから立ち直って頑張って仕事をしていこうとしている姿は立派だと思いますし、応援したいとも思っています。
唯一残念なのは、覗き事件後も見捨てなかった志村けんさんを薬物事件で失望させ、その後、志村さんの逝去によって許しを得て共演することが出来なかった点でしょうが、そこは田代さん本人が一番悔いていると思いますので、やはり、非難されることも承知の上でCMの仕事を受け、さらに田代さんにその仕事を依頼したHERO社の志とシャレた感性に応えるためにも、このバカみたいに怪しい(笑)「ヒロポン酢」なる商品を買ってみようじゃないか・・・と思った訳であります。
HERO社のHPを確認したら、Yahoo!ショッピングで買えるとのことだったので早速注文をしてみました。
ホントに届きましたよ。
Yahoo!ショッピングで発注をかけた後も「本当に売ってるの?」と半信半疑でしたが、本当に売ってましたよ。
「覚醒」と「ヒロポン」のキーワードが外箱に堂々と書かれている攻めっぷり、さすが大阪です。
ちなみに、名前こそ「ヒロポン酢」とふざけていますが、モノとしては本当に自信を持ってつくった商品の様です。
この外箱を開けると、何やら高級感のある銀箔押しの箱が3個。
更に「ヒロポン酢」と書かれたキーホルダーが付属していました。
因みにこのキーホルダー、裏面にはある意味もっとヤバい表記が・・・
竹下通りとか軽井沢にあったよね、マーシーショップ・・・
てか、完全に田代まさし推しじゃん、この会社。
で、高級感溢れる銀箔押しの箱を開けてみると・・・
ドーン!!
本当にYoutubeで観たままの「ヒロポン酢」の瓶が入っておりました。
本当に覚醒しちゃうお酢なんじゃなかろうな・・・と、瓶をクルクル回してみると、
ヒロポンの語源の説明と、本物志向で製造した自信作で有ることが書かれておりました。
でも・・・成分を見たらなにかぶっ飛べるような成分が入ってるんじゃ無いの?と、さらに瓶をクルクル回してみると・・・
うん。
メタンフェタミン塩酸塩は入っていないようだ・・・(笑)
とりあえず五臓六腑に染み渡るそうなのですが、やっぱりぶっ飛びそうなので未だ使用できておりません(笑)。
味見をしてみたらブログで書くかもしれませんので、その際にはどうぞよろしく。
もし、YoutubeのCMを観て気になっちゃったら是非、お買い求めくださいませ。(高いけど)
現場からは以上です。
今年のお盆休みは前半は馬鹿みたいに暑かったり、中盤から後半は台風の影響があったりで外出するのも何かと億劫になり・・・今年購入したCD(主にジャズ)を聴き直していました。
まぁジャズだけでザックリ90枚程度なので全部が全部聴き直せた訳ではありませんが、その中でも気に入り何度か繰り返し聴いた作品もありました。
それが以下の作品です。
まずはピアニスト上野香織さんの「BLACK HEART Live at Twilight」。
メンバーはピアノが上野香織さん、アルトサックスがPatrick Bartley Jr.、ベースがNoah Jackson、ドラムが木村紘さん、ゲストドラムが岡部朋幸さん。
軽妙に始まる1曲目の「Sweet Pumpkin」は進行をしていくにつれて熱を帯びていく演奏はライブならではの高揚感。
メンバーとの息もばっちりでソロ前にビシッと決めてくれるところなんかゾワッとするほどの気持ちよさがあります。
2曲目の上野さんのオリジナル「My Little Sundhine」も可愛らしく美しいメロディーで、どこか儚さも感じる素晴らしい曲なのですが、それがどんどんと雄大に展開していくところなんか聴いていて胸が熱くなってきます。
ライブ録音らしく1曲当たりの演奏時間が短いものでも9分、長い曲だと15分ほどあるのですが、どの曲も演奏時間を全く長いと感じない表現力のすばらしさを実感できる1枚です。
また、音も凄い。
芯のあるピアノの音色はしっかりと収録されていながら、ややもすると強調され過ぎなのではないかと思われるようなベースの重低音も、全ての音の軸がピアノにあり、ドラムのスネアやシンバルなどの音の粒立ち、繊細さも余さず収録されているため、ボリュームを上げてもベースの重低音がほかの楽器の邪魔をすることなく、ライブ会場の熱気の一端をじっくりと堪能できます。
次はアメリカ人ピアニストRichie Beirachの「LEAVING」。
本作はRichie Beirachによるピアノソロのライブ盤。
昨年7月、Beirachが75歳の時に録音された作品で、ピアノソロ作品は1981年に日本でのみ発売された「Live in Tokyo」以来らしい。
1曲目のNardisからキャリアと実力を感じる変幻自在なメロディー展開が素晴らしく、ピアノソロ作品を聴いていることを忘れてしまうほど魅力的な音の数に圧倒されてしまいます。
2曲目はWhat Is This Thing Called Love?からAlone Together、Blue In Greenと流れるように展開していき、あまりの自然さに最初から1つの交響曲だったのではないかと錯覚するほど。
他にもRound MidnightやOn Green Dolphin Street、Solarなどの名曲が立て続けに演奏される本作は、ピアノソロ作品にありがちな「オリジナル曲ばかりでとっつきにくい」というジャズファンの方でも楽しめる構成になっていると思います。
展開が目まぐるしいので「これからジャズを聴いてみたい」という人には少し難しいかもしれませんが、でも、ピアノが好きであればどこかのタイミングで聴いてみてもらいたい1枚です。
3枚目はフランス人ピアニストSimon Chivallonの「Esquisses」。
1曲目のオリジナル曲「La Cible」は演奏前の椅子に座る音やスタジオの音全てが繊細に収録されており、耽美的な美しさを持つメロディーと相まって本作のスタートを切るにふさわしい曲でした。「さぁ、これからSimon Chivallonという人の演奏を聴くぞ!」という期待感に満ち溢れてきます。
2曲目の「Les Passantes」も曲の持つ少し不思議なメロディーの世界観に変な小細工なしに引き込んでくれるSimon Chivallonという人の感性と演奏に、ただただ魅せられてしまいます。
ショパンの曲も2曲ほど演奏していますが、曲の展開が見事でショパンの曲でありながらSimon Chivallonの作品として完成していて素晴らしいの一言。
前述のとおり、とにかく椅子に座る音の1音1音も漏らさない美しい録音で、ステージのすぐ近くで、目の前にピアノが現れるような非常に繊細で収録現場の空気を感じることができます。
本作、かなり好きです。
最後はピアニスト豊秀彩華さんの「それから」。
気付けばピアニストの作品ばかり聴いていたんだなぁ・・・。
昨年の11月に蕨のライブハウス「OurDelight」で豊秀さんの師匠、守屋純子さんとのTwin Pianoライブで初めて演奏を聴き、その際に「来年CDを出します」と聞いていたので楽しみにしていました。
ライブの際には師匠に気を使ったのか、守屋さんをサポートするような演奏が目立っていましたが、音のチョイスなど非常にセンスが良かったので、あの子がどんなリーダーアルバムを出すのか・・・楽しみにしていました。
で、7月に発売されるや速攻で購入し、それ以来定期的に聴いているアルバムです。
メンバーはピアノが豊秀彩華さん、サックスは江澤茜さん、ベースは手島甫さん、ドラムは山崎隼さん。
1曲目のオリジナル曲「春の波」冒頭から「そういう入り方するか!?」とただただ感心。ジャズらしくないというか、日本的というか、クラシック的でもあるメロディーをピアノソロで重厚に演奏し、その後この曲がジャズとして展開していく気持ちよさったらありません。江澤茜さんのソプラノサックスの入り方も絶妙で最高です。
そしてそんなオリジナルで気持ちを持っていかれたと思ったら、2曲目はチャーリー・パーカーのDonna Leeでどジャズまっしぐらなビバップの楽しさ全開の演奏で楽しませてくれ、そうかと思えば3曲目は竹内まりやの「駅」です。
竹内まりやの「駅」をDonna Leeの次に持ってこようなんて、だれが考えたんでしょうか。しかもそもそもこの選曲って誰の影響??
ともかく、この「駅」の演奏も素晴らしく、江澤さんのソプラノサックスもそこまで感情的ではない非常にシラフ(?)の演奏でメロディーを吹き始めるのですが、演奏が進むにつれバンド全体が熱を帯び、気づけば江澤さんのサックスの情感的なことと言ったら、惹き込まれないわけがありません。
個人的に、今、イチオシの作品です。
今回はお盆休み期間中の限られた時間の中で特に気になって繰り返し聴いた作品なので、他にもたくさんの素晴らしい作品があります。
なのでそれらはまた別の機会にご紹介できれば・・・・