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休日の気合いの入ったお昼ご飯(大宮 駕籠休み & 台湾茶房e-one)

2月最初の3連休初日、多少無茶をしても2日かけてリカバリーすれば良いので、元気よくお昼ご飯を食べに行こう!と、大宮へ。

 

 

今日はお目当てのランチがあるのです。

 

開店前から行列が出来るお店で、過去にチャレンジしたものの臨時休業で食べ損ねた経験もあります。

 

直近では1月7日に食べに行き、出足が少し遅れてしまったが為に売り切れのメニューばかりで、肝心のメインもギリギリで食い逃すところでしたが、なんとか最後の1食にありつけました。

 

 

 

さて、そのお店とは・・・?

 

 

武蔵一宮氷川神社の一の鳥居から少し神社方面に歩いたところにあるうどん屋さん『駕籠休み』です。

 

 

大宮駅から徒歩で旧中山道を南下してお店へ急ぎます。

 

 

10時開店でお店に到着したのは9時20分。

既に十数名のお客さんが並んでおりました。

 

慌てて列の最後尾に並び、開店のその時を待ちます。

 

 

開店時間が近づいてくると店員さんが並んでいるお客さんに整理番号の書かれた紙を配っていきます。

私が受け取ったのは「14番」。

う~ん、開店後速やかに入店できるか非常に微妙です。

 

また色々と売り切れてしまいやしないかドキドキしながら開店時間を待っていると、ようやく10時、開店時間になりました。

 

 

店員さんから「14番のカードをお持ちのお客さんは?」と声をかけられたので手を挙げると、「お客さんまでが1巡目に入店頂けます」と店内に案内されました。

ほんとギリギリだったんだな・・・

 

 

で、入店後、整理番号1番から順番に注文を取られていくので、自分の番になるまでに何を注文するのか思案します。

 

前回来たときにはきのこ汁うどんの特盛りを注文しましたが、今回は・・・

 

手元のメニュー表や壁にゴチャゴチャと貼られたメニューを見ながら待っていると、どんどん売り切れの商品が出てきているようです。(特にご飯もの)

1巡目のオーダーで売り切れが続出していく商品ラインナップ、怖すぎです。

 

で、ようやく最後に私の注文の順番が巡ってきました。

 

 

まずは肉汁うどんの並盛りを。

そして前回来たときに売り切れで食べられなかった鬼倉ゴボーも注文。

そして豪麺附け掛け並盛り!!

 

さぁ、どうだ!

うどんと豪麺の両方を注文したぞ!

ちなみに豪麺とは長野の5種の小麦粉の特徴を活かした駕籠休みの特製うどんらしい。

 

 

駕籠休みは料理が出来上がるとテーブル番号(席番号)が呼ばれるので、呼ばれたら受け渡し口まで受け取りに行くセルフサービス方式。

 

なのですが、なぜか1人で2品注文したからなのかボーッとしているように見られたのか、肉汁うどんが出来上がったら店員さんがテーブルまで持ってきてくれました。

 

 

ほら、見てくださいこのうどんの太さと不揃い加減。

 

 

これがいかにも武蔵野うどん!という見栄えですが、これが良いんですよ。これが食いたいんですよ。

 

この太いうどんを熱々の肉汁にたっぷり漬けてわしわしと口に押し込んでギュッ!と噛むと、うどんの太さと強めのコシで顎に掛かるテンションが非常に心地良く、甘辛い肉汁の醤油の香り、豚肉の油の香り、ネギの香ばしい香りに負けない小麦の香りが口いっぱいに広がって、ズッとこのうどんを噛み続けていたくなります。

うどんのコシとしては、他の武蔵野うどんではもっと強靱なコシのお店もありますが、そういう「強靱系」のうどんに比べると少し柔らかいのですが、噛むときの顎の心地良さが最後まで続く(強靱系のお店だと後半疲れてくる)なんとも絶妙なコシです。

 

 

そんな駕籠休みのうどんを味わいつつ、前回来たときに売り切れで食べられなかった鬼倉ゴボーをいただきます。

 

 

半分に切られたゴボウと人参が甘辛い醤油だれでしっかり煮込まれていて、ジュージューと炒めていないアホみたいに太いきんぴらゴボウのような味わいですが、煮込まれているので人参もゴボウもまぁ柔らかい。

 

まずはゴボウにガブリとかぶりつきますが、しっかりしたゴボウの繊維を感じつつもホロリと柔らかく噛み切れるので繊維が残る感じはありません。

そしてゴボウを噛むと染みた出汁がジュワーッと口の中に広がって、ゴボウの土臭さと醤油の出汁の香りがとにかく美味い。

そしてゴボウの上にどんと鎮座している人参もクタッとするほど煮込まれていて柔らかく、噛むと人参の香りと甘さをしっかりと感じられて、これはうどんの付け合わせとしてはかなり素晴らしい逸品です。

 

 

 

さて、肉汁うどんを平らげると、再び店員さんが出来上がった豪麺を持ってきてくれました。

 

 

前述の通り、豪麺もうどんではあるものの、先ほど肉汁うどんで食べた武蔵野うどんとは異なるフォルムで、見た目から細くはあるものの冷や麦ほど細くも無く、五島うどんに近しいサイズでもう少し厚みのある、切り口が正方形に近いうどんになります。

 

 

コイツを鰹節や羅臼昆布、豚骨や鶏ガラで出汁を取ったチョイ辛の醤油スープにつけていただきます。

スープは魚介系のつけ麺に有るようなラーメン的な仕上がりになっていますが、この見た目はサラッとしているのに全ての素材からしっかり旨味の抽出されたスープに、ラーメンでは無いこのうどんをつけて食べると・・・まぁ美味いんですよ。

冠水が入っていないので冠水の香りや冠水由来のツルッとしてコシのある食感はないものの、小麦の香りがしっかりを感じられてムチッとした食感がたまりません。

前回来たときにはギリギリで手打ちうどんが選べたのであのごつい手打ちうどんを食べたのですが、この豪麺もうどんの旨味をしっかり感じら、太いうどんには無い食感を楽しめることが分かりました。

今度はこの麺を肉汁につけて食べてみたいな・・・

 

 

2杯目の豪麺もペロリと平らげ、お会計へ。

 

店の入り口やレジの周りにはお買い得なお野菜が並んでおりますが、この後行きたいところがあるのでとりあえず無しで。

 

 

 

お会計を済ませて店の外に出て、そのまま隣のコチラへ。

 

 

 

 

駕籠休みの隣にある氷川参道沿いにあるコーヒー豆販売店『自家焙煎珈琲豆 南回帰線』さん。

 

以前何度か来ているのですが、ここで買ったブラジル産の樹上熟成豆が美味しかったので、今回も買ってみることに。

前回はフレンチローストだったので、今回はシティローストで試してみることに。

 

豆のまま買って帰るのが正しいのは分かっちゃいますが、家でミルできないのでペーパードリップ用に挽いて貰いました。

 

 

 

さて、うどんも食べたし、珈琲も買ったし、後はあそこに行くべく氷川参道を北上していきましょう。

 

 

因みに氷川参道は一の鳥居から境内まで2kmあり、日本記録認定協会で日本最長の神社参道として認定されたそうです。

天気が良ければ散歩をするにはちょうど良い距離で素晴らしい環境です。

 

例えば大宮区役所の移転に伴い整備された区間は自動車も通らず子供連れでも安心して散歩が出来ます。

 

 

そして参道沿いには、中学校の卒業式をしたこんな施設跡地も。

 

 

懐かしいなぁ・・・。

学校の芸術鑑賞会の時も、ここでオーケストラの演奏を聴いた記憶が。

 

でも、いつ潰すんだろう?

いい加減跡地活用しないとね。

 

 

と、周りをキョロキョロしながら氷川参道を歩いていると、第二の目的地に到着です。

 

 

 

 

 

氷川参道沿いにある台湾料理店『台湾茶房e-one』さんです。

 

コチラのお店も何度も来ているのですが、平日の夜はなかなか行けないし、日曜日はお休みなので行けないし、土曜日のお昼に行くしかないわけです。(ホントは平日の夜行きたい)

 

で、先ほどうどんを2人前食べた後ではありますが、未だ大丈夫!なんとかなる!!多少無茶しても明日もあさっても休みだから大丈夫だ!!!

 

ということで、伺った訳です。

 

うどんを食べた後でお店に到着をしたのは11時20分頃。

11時開店で店内は既に1巡目のお客さんで満員。

お店の外には数組のお客さんが待っている状態でした。

 

お店の外の呼び出し表に名前を書き、未だ少し時間が掛かりそうなのでドラクエウォークをしながらお店の周辺をウロウロ。

しばらく待ってお店に入れたのは12時でした。

 

店内はこんな感じ。

 

 

店の外を見てみると、ビックリするくらいお客さんが並んでおりました。

いやはや、これでもタイミングが良かった方だな。

 

 

 

さて、うどんを食べてから1時間経っています。

お腹ペコペコという状況ではありませんが、十分に食べられるハズ!

という根拠の無い自信で、ランチタイム限定の「台湾満喫セット(魯肉飯)」と台湾コーラの「黒松沙士」、そしてデザートに「スペシャル豆花」を注文しました。

 

 

 

先ず運ばれてきた黒松沙士を飲みながら料理を待っていると、出て参りました。

台湾満喫セットです。

 

 

肉焼売2個と小籠包1個、豆腐干糸、腸詰め、炸花枝丸(イカ団子)、大根のスープ、魯肉飯、凍頂烏龍茶。

・・・魯肉飯、普通にボリューム有るな・・・

 

魯肉飯のボリュームを忘れていたので軽く衝撃を受けつつも、大丈夫、これくらいペロリと行けるさ!と、いざ、3食目のお昼ご飯の開始です!!

 

まずは豆腐の水分を飛ばして細く切った豆腐千糸で口の中を整えます。

抑えめの味付けなので豆腐の淡泊な旨味が引き立ち、このキュッとした食感も好きです。

 

お次は焼売。

シンプルな肉焼売ですがジューシーで肉々しい餡と薄いながらもモッチリとした皮のバランスがちょうど良く、ふだんそんなに焼売を食べないのですが、改めて焼売の美味しさを実感。

一つ目は酢醤油でさっぱりと頂き、2個目は何もつけずにそのまま食べましたが、餡にしっかりと味があるのでそのままの方がより焼売の美味さを実感できました。

 

一旦、非常に淡い塩味の大根スープを挟みつつ、魯肉飯へ。

八角と醤油香る豚肉の旨味、そうそう、これが魯肉飯ですよ。

久しぶりの魯肉飯に喜びつつパクパクと3分の1ほど食べ進めたところで・・・・・・あ、このまま食べ進めると相当苦しいぞ。

うどん2人前が胃の中で主張し始めた・・・・

 

慌てて味変のために好物のイカ団子へ。

軽く塩とこしょうで味付けされた揚げたイカ団子、かじり付くとプリップリで熱々のイカのすり身団子が美味い美味い。

イカの香りが本当に強くて好きなんですよ、これ。

 

よし、勢いが戻ってきたぞ!(多分)

 

次は未だ熱々の小籠包。

てっぺんに少し穴を開けて酢醤油の小皿に入っている生姜をぶっ刺して勢いよくパクリ!

おほぉっ!!

コクのあるスープが皮の切れ目から溢れてきて、これを口の中でホロホロ転がしながら少しずつ噛みしめる喜び。

2個も3個も食べたくなる小籠包が蒸籠に1個しか入っていないのが恨めしい・・・

 

再び魯肉飯を3分の1ほど勢いよく食べると・・・うっ・・・急に閾値を超えて来た感があるぞ。

 

黒松沙士をグビッと飲んで流し込もうとすると、炭酸の逆撃を食らって更に窮地に立たされることに・・・

 

一旦落ち着き腸詰めをはさみつつ魯肉飯を完食します。

 

 

正直メチャメチャ胃がパンパンで苦しいです。

が、料理が美味しいので苦しくてもじっくり味わって食べられます。

 

まぁ、台湾満喫セットだけでは物足りないので、物足りないままお昼ご飯を終えるよりはイイかな。

何せ今日は「気合いの入ったお昼ご飯」だから。

 

 

と、いうわけで台湾満喫セットと黒松沙士で台湾をこれでもか!と言うほど満喫致しました。

 

 

 

ふぅ~・・・・お腹いっぱい過ぎ。

 

 

 

と、一息ついたところで・・・・・忘れてた・・・・

 

 

 

スペシャル豆花のお出ましです。

 

こちらの豆花の豆腐は一般的な日本の豆腐よりも若干寒天ぽい弾力があり、ツルンとした食感です。

そこに優しい甘さのシロップ(ここは甜菜糖がベースかな?)が掛かっていて、その上に白キクラゲ、小豆、タピオカ、芋圓、地瓜圓が乗っかっている豪華版。

 

・・・なぜスペシャルを頼んでしまったのか・・・

 

 

しかし、まぁ、食後のデザートです。

デザートは別腹とどこかの誰かが言っていました。

 

 

気持ちを新たに、豆花を食べ進めます。

 

コリッとした食感が良いアクセントになる白キクラゲとタピオカを食べ進めます。

タピオカがかなり胃の中で主張し出すのは気にしないことにします。

 

そして淡泊な豆腐と甘い小豆を一緒に食べ進め、もちもち食感の芋圓と地瓜圓を1個ずつ確実に食べていきます。

 

豆花、好きなんですよ。

MeetFresh 鮮芋仙」や「春水堂」でもたまに食べてます。

だから、お腹いっぱいでもスプーンは止まらないんですよ。

(止まったら終わりなんですよ・・・・)

 

そしてシロップの最後の一滴まで飲み干し、最後の最後にコップに残っていた黒松沙士を飲み干して台湾茶房e-oneさんでの食事を終えました・・・

 

 

ごちそうさまでした!!!

 

 

もう、本当の本当にお腹いっぱいです。

胃が膨れすぎて他の臓器を圧迫し、呼吸が浅くなって深呼吸が出来ないなんて・・・無茶食いをしていた大学生の頃以来でしょうか・・・

良いオッサンがやることはありません。

 

 

でも、なんでしょう、この気合いを入れた3食分+デザート、どれもやっぱり美味しかったし、満足感と達成感はハンパじゃ有りません。

 

でも、とにかくお腹がいっぱいです。

仕方が無いので少し大宮の街中を散歩して、少し落ち着いてから帰りましょう。

 

 

 

皆さんも是非、ここまで無茶な食事をする必要は有りませんが、絶対に後悔しないので「駕籠休み」と「台湾茶房e-one」でお食事をしてみてくださいませ!!

性懲りも無くインシュレータを追加

昨年末、プリアンプにNAGAOKAのルビーを使ったインシュレータを設置したのですが、そのときの音の変化に気を良くして「いっそのこと、パワーアンプ(B.M.C. AMP S-1)にもインシュレータを設置しようか」と・・・止めときゃ良いのに再びNAGAOKAのインシュレータを注文してしまいました。

 

 

この間は真鍮モデル「INS-BR02」を購入したので、今回はステンレスモデル「INS-SU01」を買ってみました。

 

 

ステンレスバージョンは綺麗な銀色で、重量感は真鍮バージョンよりも僅かに軽いかな。

で、こちらもルビーの玉が美しく、色味的にはこっちの方が好きかな。

 

 

メーカーサイトによると「ルビー+真鍮は、帯域のバランスはそのままに、豊かな響きとクリアさ、解像度、定位感が向上します。」で、今回購入したステンレスモデルは「ルビー+ステンレスは、特に低域が締まり、中高域のクリアさ、解像度、音像の定位感が向上します。」とのこと。

なるほど、低域が締まるのか。

まぁ、今でも低音はもったりとしていないしスピード感もあるからそこまで締まらないでも良いのだけれど、まぁ中高域がもっとスコーン!と抜ける様な、飛んで行く様な解像度の上がり方がすれば良いかな・・・と、ものは試しに設置してみることに。

 

 

 

しかし・・・40kgのアンプを寝転んだ様な体勢で片手で持ち上げてインシュレータを設置する作業・・・しんどい。

無理がある・・・。

 

特に、インシュレータをアンプのフット部分にはめ込むまではなんとか出来るのですが、スパイク受けを上手く噛ませようとすると1カ所目はなんとかなるとしても、2カ所目は1カ所目のインシュレータがズレるので無理!

 

30分くらい、腕がパンパンになりながら試行錯誤をしましたが、結果、スパイク受けを噛ませるのは諦めました。

無理無理。

 

まぁ、アンプの下にはサンシャインのオーディオボード「B-50」が敷いてあるからラックにルビー玉がめり込むことも無いでしょう。

 

 

そんなこんなで必死の思い(?)で4カ所にインシュレータの設置が完了致しました。

スゲェ疲れた・・・

 

 

 

 

で、腕がピリピリいっていますが、前回プリアンプに真鍮バージョンを設置したときに聴いたアルバムと同じものでどう変わったのか聴き比べをしてみましょう。

 

 

 

まずは姫神の「神々の詩」の2曲目、風の彼方。

前回は冒頭のトーキングドラムの様な音がそれまで以上にグッと左右に広大に展開し、グルッと頭の後ろを回る様な錯覚に感動したのですが、今回は・・・?

 

 

 

う~ん・・・プリアンプにインシュレータを設置した時の様な分かりやすい変化が・・・ないな。

音の出方、方向性は変わらず。

低音が締まる様なことが書いてあったけど、そこも特に・・・変化無し。

 

坂本龍一さんの「未来派野郎」を聴いても同じ印象。

 

 

 

・・・これは不味いぞ。

せっかくあれだけ必死に設置したのに・・・

 

 

 

そんな感じで焦りと感じつつ、最後にHELGE LIENトリオの「Spiral Circle」。

 

1曲目のLiten Jazzballongの沈み込む重低音の出方・・・は変わらないのですが、その低音の消えていく静けさの様なモノが僅かに見通しが良くなった気がします。

そして7曲目のTAKE FIVEの出だしのドラムソロ。こちらはスネア、タム、シンバル、ハイハット等様々な楽器の定位が、こちらも僅かではありますが揺らぎが無くなりビシッと決まった感じがします。

 

 

 

と、まぁ、いずれにせよ「気がする」「感じがする」というとの変化に若干の脱力感はありますが、まぁ、これもオーディオです。

もしかしたらしばらくするとインシュレータとオーディオボードが馴染んできてまた音が変わってくるかもしれないし。

とりあえず悪い方向に音が変わらずに良かった、良かった。

 

 

しばらくはこれで音楽を楽しんでいきましょう。

 

 

 

貴ちゃんねるずで貴さんが唸ったマグロを食べてきた (銀座鮨処 まぐろ相馬水産)

昨年12月、Youtubeの『貴ちゃんねるず』で石橋貴明さんが「一番高いまぐろを食う❗️今年一最高の大間まぐろ✨」という動画をアップロードし、豊洲のマグロ仲卸業者相馬水産が有楽町にオープンしたお寿司屋さんで美味しそうに大間のマグロを食べていました。

 

 

口に合わないモノは「美味しくない」、特段取り上げるほど美味しいわけでは無いモノは「普通」とハッキリと言ってしまう貴さんの食レポには絶対的な信頼を寄せているのですが、そんな貴さんが中トロの握りを食べるなり顔をほころばせて「コレは美味い! パンチ(パーマ)が握る寿司は普通って言おうと思ったけど、悔しいかな美味い」と認めたそのマグロ・・・食いたくなるに決まってるじゃないですか!!

 

 

 

と、いうことで昨年12月8日にネットで予約を入れようとしたところ、ちょうど年明け、仕事はじめの1月5日(金)の19時から予約できるとのことだったので予約をしてみました!

 

 

 

 

そしてウキウキそわそわしながら年が明けるのを待ち、仕事はじめの1月5日、残業もほどほどに「銀座鮨処 まぐろ相馬水産」に行って参りました!!

 

尚、お店の住所で検索をするとGoogleマップなどで実際にお店があるビルとは異なる場所にチェックが入ってしましますが、正しいお店の場所はこちら。

 

有楽町方面から銀座コリドー通りを歩いて行くと、左手に見えるこのビルに「銀座鮨処 まぐろ相馬水産」は入っています。

 

 

ビルを別の角度から観るとこんな感じ。

 

 

エレベーター前の柱にしっかりお店の名前が書いてあります。

 

 

で、エレベーターに乗って3階へ。

 

エレベーターを降りると年季の入った雑居ビルの薄暗いエレベーターホール。

本当にお店はあるのかな?と不安になりながら向かって右側に歩いて行くと(左側に歩いて行くと下り階段)、数軒のお店が・・・

 

 

あぁ・・・なんか、貴ちゃんねるずで観たような景色・・・

しかし、まだ確信がないまま奥に進んでいくと・・・

 

 

ちゃんとお店がありました・・・・

 

いやぁ、1月5日と言うことで同じフロアでも営業していない(9日から営業)お店ばかりで雰囲気も薄暗く、お店に入るまでドキドキでした。

 

 

 

 

さて、そんなこんなでようやく入店。

 

お店には貴ちゃんねるずでみたパンチパーマの大将、山口さんがいらっしゃいました。

 

 

因みにこの写真は入店後、写真を撮らせて頂いてOKとのことで撮影させていただきました。

こんな一見強面の大将ですが、物腰柔らかく、とても優しい方でした。

 

さて、店内を見渡すと、席数はカウンターのわずか8席のみ。

しかも、17時から予約のお客さんが終わり、次のお客さんが20時30分ということで19時に予約をしていた私はカウンターを独占状態。

パンチの大将を独り占め状態でした!(笑)

 

そしてお店の壁には、貴ちゃんねるずでみた貴さんのサインが!

 

 

そして少し離れたところに少し小さめにマッコイ齋藤さんのサインも。

 

 

サインの日付を見ると・・・貴ちゃんねるずの収録の翌週にわざわざ食べに来たんだ・・・

 

 

 

さて、そんなこんなでまるでお店を貸し切ったような状況の中、いよいよお寿司祭りのはじまりです。

 

 

こちらのお店はメニューは「魚を旨く味わう極み鮨コース」という1万円で2時間のおまかせコースのみ。

 

今日は寿司と一品料理が合計13品出てきて、それが終わるとあとは残りの時間内で大将の気分でマグロを次々に出してくれるお代わりタイムに突入します。

お客さんからの「アレが食べたい、コレが食べたい」のオーダーは出来ません。

「ストップ!」と言うまで時間内に次々とマグロだけが出てくるというとんでもないコースです。

 

 

 

まず出てきたのは大間の本マグロの中トロ。

今日のマグロは1本143kgと少し小ぶりの本マグロのようですが、旨味はたっぷりと載っているとのこと。

ドキドキしながら口に運ぶと・・・

 

 

うわぁ・・・なんだこれ!?

口に入れた途端にさらさらと解けて溶けていき、口いっぱいにマグロの脂の旨味が広がって、脂をまとったシャリはスーッと喉の奥に流れ込んできます。

そして最後には爽やかなマグロの旨味と香りが残って、あれほど感じた脂はもうどこにもありません。

 

いやいや、こりゃ貴さんも顔をほころばせるのが分かります。

気付けば私も同じような表情をしていました・・・

 

 

 

次に出てきたのは同じマグロの赤身。

 

 

深いルビー色の美しい赤身。

見ているだけで惚れ惚れしますが、いやはや、赤身も凄かった・・・

鮮烈なマグロの旨味が口いっぱいに広がり、適度にモチッとした身をしっかりと噛みしめると中トロの時には無かった清々しい香りが広がって、よくある赤身臭さのようなモノは一切感じずに、こちらも気付けば口の中から居なくなっていました。

 

 

 

お次は白身魚のマハタ。

 

 

コリッ、モチッとした食感で、噛んでいると淡泊な甘みが上品に広がってきます。

これもメチャメチャ美味いな。

 

ちなみにマグロは相馬水産が競り落としたマグロを使っているそうですが、それ以外のネタは毎朝大将が豊洲に行って吟味しているとのこと。

さすがこの道のベテラン、お魚を見る目は確かです。

マグロ以外も素晴らしいじゃ無いか!!

 

 

 

次に出てきたのは赤貝の刺身。

 

 

赤貝の身、ひも、そしてあまり出てこない肝にしその花がまぶされて出てきました。

醤油が垂らされているのでそのままパクリ。

そうそう、おいしい赤貝ってこの清々しい青物のようなさわやかな香りが美味いんだよ・・・。

そこにしその花の香りがふわりと加わり、香りを味わう赤貝、完成です。

肝もうま味がしっかりしていて変な癖もなくおいしかった。

 

 

 

そして次に出てきたのがこちら。

 

 

冗談のようなトロまみれの太巻きです。

シャリとトロの比率が無茶苦茶なのですが、大きく口を開けてこいつを一口で頬張ると・・・何だこりゃ~~っ!!

これだけ圧倒的な存在感を誇るトロが瞬く間に口から消えていき、シャリはうま味の塊のトロの油でリゾット状態に。

ほとんど咀嚼をせずに喉の奥に消えて行ってしまいました。

見た目も食感ものど越しも・・・ヤバいな、この太巻き。

 

 

 

口の中がトロのうま味でまったりしている中、お次は小肌です。

 

 

はぁ~・・・落ち着く。

ちょうど良い締め加減の小肌は噛みしめると甘酢と塩分と小肌のうま味をしっかりを感じて、マグロ一色になった口の中を見事にリセットしてくれます。

こういう光物、ありがたい。

 

 

で、大将は次のネタの準備をしながらマグロを柵に下ろしていきます。

 

 

こんな塊がほかにもゴロゴロ出てくるのですが、お客さんの食欲次第ではどんどんなくなっていくのだとか。

わずか8席、されど8席。

8人のお客さんが「ストップ!」を言わなければ時間いっぱいマグロが出てくるんだものなぁ・・・そりゃ無くなるか。

 

 

 

さて、次に出てきたのは車海老です。

 

 

身が厚くてプリっぷりの身質がしっかりした車海老は噛むごとにエビのうま味、甘みが口いっぱいに広がり、一口で頬張ったため口の中はプリプリ祭り状態です。

この車海老は美味いわ。

尻尾の先っぽの身までしっかり外されているので、エビのうま味を存分に味わえました。

 

 

 

さて、お次は暖かいもの。

 

 

真鱈の白子焼です。

塩がかかっているのですだちを絞っていただきます。

う~ん・・・この白子の上品な香りと甘み、生臭さは一切なくて口の中でトロっととろけていくこの感じ、やっぱり白子は焼き物が好きだな。

焼き加減も良く、焼き過ぎずに生過ぎずに、わずかに香ばしさを感じ、食べた後に根元部分の皮が残ることもなく、ただただこの芳醇で濃厚な白子のうま味を堪能できました。

 

 

 

次も握りではなく一品メニュー。

白バイ貝です。

 

 

甘じょっぱいやや淡白な出汁でしっかり煮てある白バイ貝は手に持ちながら箸で身をつまみ、貝をくるくると回してやるときれいに身を取り出せました。

こいつを一口でパクリ。

あぁ、コリコリと身をかみしめるたびに身から溢れてくる貝の甘味と香り、出汁のうま味がたまりません。

なんでこう、貝って美味いのかね。

少し大ぶりのバイ貝でしたが、あっという間に食べてしまいました。

 

 

 

さて、ふたたびマグロです。

 

 

奇麗なトロ。

刷毛で塗られた寿司醤油とトロの油が混じってキラキラと輝いています。

やっぱりね、コイツも口の中に入れるとホロホロと溶けてしまうんですよ。

普通に考えればこれが締めの一貫だな。

 

 

 

でもまだ握りは続きます。

お次はウニです。

 

 

大将の手が大きいから小さく見えるけど、決して小さくはないですよ。

軍艦になっておらずシャリの上に直接ウニを載せて、刷毛で醤油を塗っているので崩れやすく、大将の手から直接受け取ってそのままダイレクトに口で中へ。

うん、軍艦になっていないから海苔が邪魔をせずに噛むたびにウニとシャリが一体になって口の中で溶けていきます。

甘みも香りもなかなかに素晴らしい。

 

 

 

そして穴子です。

 

 

トロトロ溶ける系ではなく、柔らかいながらもしっかり身のうま味を感じる系の穴子。

ツメの甘味、香りもちょうどよく、穴子の味を引き立てていました。

なんでも昨年11月にこのお店をオープンするにあたり、大将は前のお店で何十年ぶりにゼロからツメを作ったそうです。

「あまりに久しぶりだったから心配だったんですけど、いざ作り始めたら体が覚えているもんで、いいツメができました」

だそうです。

 

 

 

 

そして本日のメインイベント(?)です。

こちらも貴ちゃんねるずでみた脳天とかまトロをミックスしたエベレストの登場です。

 

 

ノリに少しだけとったシャリを薄く広げ、そこに脳天とかまトロをミックスしたトロットロのネタを山のように乗せて提供されます。

動画でもやっていましたが、まさか高尾山レベルで済ませる訳はありません。もちろん、エベレストをオーダーです。

 

ど~~~ん!!!

 

 

コイツをこぼれ落ちないように注意しながら大将の手から受け取り、急いで口いっぱいに頬張ります。

もちろん、ひとくちです。

 

 

・・・・・なんじゃこりゃ~~~っ!!!???

 

あれだけ山盛りの、しかもひとくちで頬張れるかも怪しいほどあったハズの脳天とかまトロが、口に入れた途端にみるみる魔法のように溶けて消えていってしまいます。

シャリも申し訳程度に乗っていただけなので、感じたことの無い様な濃厚なトロの脂の旨味とマグロの持つ爽やかな赤身の香りに海苔の香ばしさが乗って全身に染み渡っていきます。

残ったのは得も言われぬ幸福感・・・

 

まいったな・・・コレは・・・

 

なるほど、これがこのお店の名物か。

 

確かに名物だな、コレは。

 

 

フと、エベレストを受け取った両手を見てみると、トロの脂でがっつりコーティングされてピッカピカ。

慌ててお手拭きで手をふきふき。

でも、魚の脂ってサラッとしてるからお手拭きでちゃんと拭くと綺麗に拭けますな。

 

 

 

そして甘い卵焼きとしじみの赤だしが出てきてコースは終了です。

 

 

このしじみも宍道湖のしじみだそうですが、身が大ぶりで臭みが少なくて美味しく、身も完食しちゃいました。

 

 

 

 

 

 

さぁ、ここからがお代わりタイムの始まりです。

 

 

ここから先は大将の気分で次々とマグロが出てきます。

 

 

まずは赤身。

 

お次は中トロ。

 

そして漬け。

 

赤身に霜降りがしてあるのでただの赤身とは食感、香りが異なっていてこれまた美味しい。

 

 

そしてホホ肉。

繊維がしっかりしていて食感が肉々しく、香りが強めで食べ応えがあります。

 

 

そしてトロ。

 

脇肉。

こちらもホホ肉に様に繊維がしっかりしていますが、ホホ肉よりも繊維のきめが細かく、より弾力を感じました。

 

 

次はトロ鉄火とトロたく。

言うこと無く美味しいのですが、トロたくにはシャキシャキとした香味野菜が・・・

「ネギ(?)が入るとトロたくって印象変わりますね」というと、大将と女将さんが「ネギじゃ無いんですよ。西洋の・・・」と言ったところでニンニクのような野蒜のような香りがフワッと立ってきました。

「エシャロット!?」と聞くと「正解!」

なるほど、ここに来てこのエシャロットの香りは嬉しい。

 

 

で、更に更に続きます。

 

 

次は大トロの炙り。

炙ることで香ばしさと身質が締まって食感が変わり、更に塩でさっぱりと頂けるのでまだまだ行けそうです。

 

 

次は再び赤身。

 

中トロ。(ほぼトロ)

 

赤身。

 

トロ。

 

もうなんかほぼ白い大トロ。

 

赤身を5分ほど醤油だれに漬けた浅漬け。

これ、醤油の旨味がしっかり身に入ってメチャメチャ美味しかった。

 

 

赤身。

 

インドマグロの中トロ。

 

再び大間の本マグロに戻って赤身。

 

トロ。

 

大トロの炙り。

 

 

 

そしていよいよタイムリミットで最後に出してくれたのが鉄火巻き。

最後にコレはホッとする・・・

 

 

 

 

以上、2時間たっぷりと食い切りました。

まさに怒濤の2時間でした。

 

まさか大間の本マグロでここまでお腹いっぱいになるとは・・・・

 

満足すぎる最高の2時間でした。

 

 

 

 

寿司は芸術品になっているので、繊細さや美しさ、技術やネタの多さなどこのお店より素晴らしいお店はたくさん有ると思いますが、それでもこちらの「銀座鮨処 まぐろ相馬水産」さんの満足度と言ったら最高でした。

 

1万円でこれ?

絶対に再訪決定でしょ!?

だって、1万円でこんなに満足できるんですよ?

量だけで無く、質の高さで。

 


 

お会計を済ませてお店を出ると、エレベーターまで山口さんがお見送りをしてくれます。

こういう気遣いも本当に嬉しい。

 

 

 

 

山口さん、お店の皆さん、美味しいお寿司、お料理、本当にありがとうございました。

ご馳走様でした!!