Transparentのパワーコンディショナー『POWERBANK6 G6-C』を導入 | UNTITLED

Transparentのパワーコンディショナー『POWERBANK6 G6-C』を導入

先月21日に日課の「Impress AV Watch」でオーディオニュースを見ていたらアメリカのオーディオケーブルメーカーTRANSPARENTのパワーコンディショナー「POWERBANK6」の新バージョンが発売になるとの情報が!!

 

オーディオケーブルではTRANSPAREN製品に強い信頼感を持っている私。

スピーカーケーブル、XLRケーブル、電源ケーブルはもちろん、壁コンセント直付け用の「POWERBANK P2」も愛用しております。

 

POWERBANK6も買おうかなと考えたことのある機器だったのですが、結局別の機器を購入して、プリアンプやCDトランスポート、ユニバーサルプレイヤーの電源を供給しています。

 

 

でも、そんな一時期購入をしようか考えた機器の世代が最新化されて登場するとなると・・・俄然興味がある訳です。

 

 

 

その後、ズッときになりつつ、仕事帰りに秋葉原のヨドバシカメラに寄って予約が出来ないか店員さんに聞くも、まだPOSに登録されていない状況で販売できるかどうか決まっていないと聞かされ、その後1日1~2回程度Yodobashi.comで販売開始しないかチェックをしておりました。

いや、まぁ秋葉原ならダイナミックオーディオで予約すりゃ良いじゃないかという話もあるのですが・・・

 

 

で、3月1日にYodobashi.comでチェックをしたところ「POWERBANK6 G6-C」が販売開始になっていたので、ソッコーで予約を致しました。

こういうのは勢いが重要。

 

 

予約後、いつ届くのかウキウキしながら待っていたところ、3月5日にYodobashi.comから手配状況連絡のメールが届き、「4月上旬入荷予定」との記載がありました。

 

「まぁ仕方ない」と、4月上旬の納品を待つことにしたのですが、3日後の3月8日、再びYodobashi.comから「商品出荷のお知らせ」が・・・

 

 

ん?

 

3日前のメールはなんだったんだ?

いや、早く届くことに越したことは無いのだけれど。

 

 

 

 

で、3月9日(土)、いよいよ到着致しました。

 

 

TRANSPARENTPOWERBANK6 G6-Cです。

 

「G6」てことは、TRANSPARENTの第6世代ネットワークを使用しているのかな?HPには記載が無いけど。

 

 

で、早速開梱です。

 

 

 

 

真っ黒で丸みを帯びたボディは非常にチャーミングです。

サイズは幅25cm、高さ9.5cm、奥行き19cmと、少し大きめな電源タップのような感じですが、ケース自体はアルミ製で重量もありしっかりとしています。

正面にはメーカーロゴと製品名、電源LED、極性チェックLED、保護状況LEDがあり、点面にもメーカーロゴマークがしっかりと入っているのがポイントです。

 

で、買って早々分解をして保証が無くなるのは嫌なので点面の蓋は開けませんが、コイツの主な機能は以下の取り。

 

●電力ロスのないトランスペアレント独自のACラインノイズフィルター: 搭載されたACラインノイズフィルターは、トランスやチョークコイル、直列フィルターなどの電流制限や歪の原因となるデバイスは一切使用しない独自のパラレル方式。AC電源ラインに混入してくるノイズを効果的に低減させながら、壁コンセントからの電力をロスなく100%取り出すことを可能とし、クリーンな電源を6口のアウトレットに供給します。
●6口のACアウトレットはリアパネルのON-OFFスイッチで
一括オン/オフが可能。
●15Aブレーカーを装備。オーバーロードから保護します、
●着脱式ACインレットへのAC主電源コードに、トランスペアレントhardwired HW3CPC6(1.8m)が付属。
●LED表示: サージプロテクター機能、電源極性判定、通電状態

●高性能サージプロテクターを2系統搭載: 機器の音質/画質などのパフォーマンスに影響を及ぼすことのない高性能サージプロテクターが、AC電源ラインとギガビットイーサネット・ラインに装備され、機器にダメージを与える危険なサージとスパイク(*)を瞬時に除去します。サージプロテクターの性能は実に通常の一千倍にあたる1ナノ秒の反応スピードで3千万Wのピークサージパワーと5万8千アンペアのピークスパイク電流から保護する驚異的実力。しかも、この機能はAC電源ラインではノーマルモードのみならずコモンモード(**)にも対応する完璧さです。

※AXISSのHPから転載

 

電源に混入するノイズを除去してくれつつ、トランスなどを搭載していないのでそこまでの重量は無く、トランスの唸りの心配もありません。

高性能なサージプロテクタ機能を備えているので、万が一、近隣の落雷等によるサージやスパイク電流から機器を保護してくれます。

 

 

で、背面はこんな感じ。

 

 

3系統6個口のACアウトレットとGIGABIT ETHERNETポート(IN/OUT)、電源ボタンとヒューズBOX、電源インレット1系統が配備されています。

デジタル機器とアナログ機器はBANKを分けて接続して使用します。

今回はB.M.C.DAC 1PreORACLEのCD1000mkII、PioneerのUDP-LX800の3台の機器を接続するので、それぞれのBANKに1本ずつ電源ケーブルを挿していく予定です。

ETHERNETに関しては、ケーブル調達後に接続予定。

 

そして裏面はこんな感じです。

 

 

裏面もコンコン叩いても鳴きが少なくアルミの厚みもしっかりとありそうです。

インシュレータはそこまで凝ったものではなさそうですが、プラスチックのちゃちなものではなさそうです。

尚、インシュレータの底面にはゴムシートが貼られているので滑り防止の機能はありそうですが、音質的に有利なのかは検証が必要かも。

 

そして、本体以外には電源ケーブルが付属しています。

 

 

TRANSPARENTで最も安い電源ケーブル「HW3CPC6(1.8m)」が付属しています。

1万円の電源ケーブルではありますが、これはまぁ、そのうち替えるかな。

とりあえず1.8mあるので設置場所から壁コンセントにはギリギリ届くので、しばらくはこのまま使うことに。

 

 

 

 

さて、このPOWERBANK6を設置するためには、既存の電源コンディショナーを取り外す必要があります。

 

 

現状はラックの最下段にFURMANの「PL-C8 J」を設置し、前述のDAC 1Pre、CD1000mkII、UDP-LX800の電源供給を行っております。

FURMANの製品も決して悪くなく、プロ仕様の高性能な電源コンディショナー機能を安価に利用できていたので、何か決定的に不満があるわけではなかったのですが、今回のPOWERBANK6の対サージ、スパイク性能がズバ抜けて高かったことと、あとは個人的に好きなメーカーTRANSPARENTの電源コンディショナーを導入したらどうなるのか・・・この欲求から逃れることができなかったわけであります。

 

 

そんなわけで、PL-C8から各機器の電源ケーブルを抜線し、撤去して同じ場所にPOWERBANK6を設置します。

 

各機器をそれぞれ別のBANKに接続し、最後にPOWERBANK6本体の電源ケーブルを接続して電源をONにします。

 

 

電源ランプと保護機能有効のランプが点灯しました。

真ん中の極性チェックランプは・・・点灯していなければ極性に問題ないということで良いんだよな・・・多分。

 

 

さて、多分大丈夫なので、各機器の電源をONにして音の確認です。

 

 

まだ設置したばかりなのでまずは慣らし運転がてらいろいろと聴いてみましたが、無音状態やピアニッシッシモなどの小音量演奏の際のノイズ感というか静寂感は変わらず。

まぁ、PL-C8導入の時に確認したとおり、ちゃんと電源由来のノイズ感、音の濁りはほぼ感じなくなっていましたので、ここはPL-C8もPOWERBANK6も電源コンディショナーとしてしっかり仕事をしてくれているということなのでしょう。

 

しかし、違いはなかったかというと大きな変化がありました。

 

まず、音がより前に出てくるようになり、力感がグッと上がりました。

特にライブ盤などはステージ上での各楽器の一音一音が明瞭になり、体感的な音のエネルギーも上がっているのですがうるさくなくなりました。

低音もグッと力強く沈み込み、総合的に各楽器が大音量で鳴り出した時の音の見通しが良くなりました。

これは大きな変化です。

ライブ盤を聴くのがさらに楽しくなりました。

 

来週以降、さらにいろいろな作品を聴き込んでみようかなと思います。

 

 

いやはや、やっぱりTRANSPARENTの製品、好きだな。