PioneerのフラグシップBlu-rayプレイヤー『UDP-LX800』が届いたよ
発表になった直後からズット気になっており、予約開始直後には既にヨドバシで予約していたPioneerのフラグシップBlu-rayプレイヤー『UDP-LX800』が先日届きました♪

11月中旬・・・という発売日のみがアナウンスされ、実際にいつ発売になるのか・・・続報を待っていたら突然届いたので少し驚き焦りましたが、これは嬉しい驚きであります。
なぜこんなにもUDP-LX800を待っていたかというと、使い始めてからかれこれ何年になるか覚えておりませんが、それまでズッと使用していたLINNのフラグシップユニバーサルプレイヤー『UNIDISK1.1』がメーカーサポートも完全終了し、今後も長期間利用するのが心細かった事と、UNIDISK1.1ではBlu-rayオーディオやMQA-CD(これは現時点でのUDP-LX800もそうですが)等の最新フォーマットに対応していない事、AVルームのテレビを4Kに変更する予定だった(予約当時。現在は既に4Kテレビ導入済み)事などが重なり、どうしても最新フォーマットに対応して4K Blu-rayに対応した高品位なプレイヤーが欲しかったのです。
少し前まではOPPOの『UDP-205』が選択肢に上がっていたのですが、メーカーの製造終了とともに市場からあっという間に姿を消してしまい買いそびれてしまっておりました。
なので、現状では「唯一」と言っても過言ではない選択肢となった『UDP-LX800』が届くのを今か、今かと待ち続けてきたのであります。
届いたのが11月15日で、オイラが家に帰ったのが9時過ぎ。
10時のオーディオ自主規制時間の10時が迫っておりましたが、あまりにも嬉しくて早々に開梱、設置を開始致しました。

開梱直後、本体を正面から見た瞬間、事前にデザインはWebニュースなどで知っていたけれど、垢抜けないデザインで「もう少しデザイナーは仕事しろよ」と思ってしまいました・・・
さて、まずはオーディオラックからLINNのUNIDISKを撤去し、UDP-LX800を設置・・・なのですが、UNIDISKが重量約5kgなのに対し、UDP-LX800は約15kg。
そっかぁ、15kgというと、CDトランスポートで使っているアルミ削り出しのORACLEのCD1000(mk2)に迫る重さか・・・さすが物量投入の日本製プレイヤー。
UNIDISKは軽々と取り外してラックから下ろせたのに、UDP-LX800はラック位置まで持ち上げるのにちょっとだけ重かった・・・
で、ケーブルはLINNのUNIDISKに接続していたものを流用。
電源ケーブルはPurist Audio Designの「Proteus」、プリアンプ接続用のXLRケーブルはOYAIDEの「AR-910」、UNIDISKはモニタ接続していなかったので、HDMIケーブルだけは新しくPanasonicの「RP-CHKX50」でAVアンプと接続です。

さてさて、接続は以上で終了なのでもう自主規制時間の夜10時目前ではありますが、取り急ぎSACDを再生してみることに・・・
・・・と思ったのに、ディスクを入れると勝手にテレビがONになって曲名やらスクリーンセーバーが出てしまい、ちょっと慌てます。
急いでUDP-LX800のセッティングを確認し、制御用信号をHDMIで送信しないように設定。
なんとかCDやSACDを入れても勝手にテレビが起動しないようになりました・・・
そんなトラブルもありつつ、まずはESOTERICが出したカラヤンとウィーン・フィルの『ドヴォルザーク交響曲第8番』。
1961年録音のDECCA盤をESOTERICの大間知さん(当事社長)がプロデュースしてリマスタリングされたSACD盤で、1961年という57年前の録音とは思えない鮮烈さ、鮮明さのある作品。
LINNのUNIDISK1.1の時には、その雄大なオーケストラの音がフワッ!と眼前に広がり感動的でしたが、UDP-LX800ではどのように再生してくれるのか・・・
イジェクトボタンを押してトレイにディスクをセットし、再度イジェクトボタンを押してトレイを閉めると、ディスクの規格を非常に素早く読み取り、勝手に再生が始まります・・・
・・・まず一聴して感じたのは、「日本オーディオらしい真面目な音」という事。
決して馬鹿にしているとか、そういう他意はなく、非常に緻密で純粋な1音1音漏らさずしっかり引き出しているのが分かり、この盤の良さを再認識できました。
バイオリンの弦の細かいニュアンスやホールの音の広がりなど、非常に鮮明でUNIDISKよりもより微細なところまで音を掘り下げています。
音が出る瞬間から消える瞬間までの、非常に透明でホールの空気まで再現されている様な音場再現は「立派」の一言。
ただ・・・そう、「真面目」なんです。
遊びがないというか、ホッと気を抜ける雰囲気の様なものが一切なく、清廉潔白で濁りの無い気泡の一切ない水晶玉の様な音なので、これと比べるとLINNの音はフラットでいながら棘の無い音は聴き疲れがしない心地よい音だったのだなぁ・・・というのを改めて実感。
そういう意味で、このUDP-LX800分解能の高さは非常にオーディオ的には「真面目」で、「真面目過ぎる」が故に・・・少し聴き疲れしそうな予感です。
でも・・・分析的に音楽の「音」を楽しみたい時にはこちらの方がうってつけです。

で、そこからほぼ1週間は色々あったのでほとんどまともに聴きこむことができず、23日の勤労感謝の日、ようやくまともに鳴らし込み、聴き込みができました。
クラシックはファーストインプレッションの通りなので、次はJazzです。
Jazz1曲目は、SACDじゃなくてHELGE LIENの『SPIRAL CIRCLE』から1曲目の「LITEN JAZZBALLONG」と7曲目の「TAKE FIVE」。
「LITEN JAZZBALLONG」は非常に静かな、透明感のあるピアノと沈み込むベースの低音、ドラムの静かなシンバルと口径の大きなタムの低音で始まり、バスドラムの重低音が一切の濁りなく混じり合い、澄んだ空気の中に消えていく・・・メロディーも素晴らしい名演なのですが、その透明感がUNIDISKの時よりもはるかに透明・・・
音の消える瞬間も美しく、ピアノとベースとドラムが大きな音で混じり合う瞬間も音が団子にならずにハッと息をのんでしまうほどです。
そして「TAKE FIVE」冒頭のドラムソロはオーディオのイベントなどでも使用されるほど、ダイナミックレンジの広さや炸裂音の鮮烈さ、バスドラムの沈み込む低音・・・オーディオ的には最高の音質チェック曲なのですが、果たしてこのドラムの炸裂音の連続にUDP-LX800は対応できるのか・・・?
というのは杞憂でした。
ドラムの各楽器の音がしっかりと分離し、炸裂音も非常に細かく描写されていて鼓膜をつんざくような迫力で迫ってきます。
バスドラムの量感、超低域の沈み込み、音のキレ共に非常に優秀なのですが、ORACLEのCD1000(mk2)+B.M.C. DAC1Preとの組み合わせで聴く方が各楽器の艶っぽさというか、温かさ、熱さ、音力が上。
まぁ、価格帯も違うので一緒に出来ないのは当たり前なのですが・・・
もともと、CDトランスポートのORACLE CD1000(mk2)はジャズやロックなど、音の厚みと熱さを楽しみたい時用、LINNのUNIDISKはSACD等の再生のほか、クラシック等の繊細さと音場の広がりを要求される作品を聴く時用・・・と、聴くジャンルで分けて使用しておりましたが、このUDP-LX800も同じような切り分け方で使い分けできそうです。
と、言うわけで、PioneerのUDP-LX800、これからもっと色々と聴き込んでいきたくなるかなり優等生な製品でした。
いやぁ、良い買い物したなぁ。
あ、ただ・・・・
リモコンがちょっと・・・
表面こそヘアライン加工された金属製風デザインなのですが、裏面が安っぽいプラスチックで・・・そこだけは「フラグシップ」らしからぬ残念な点でした。

Pioneer UDP-LX800(B) Ultra HD Blu-ray対応ユニバーサルディスクプレーヤー
今年も熱かった!「第8回キャッツハウス&メグの会 対抗戦」 その2
「その1」からの続きです・・・
ということで、小休止も終わって、JazzCAB藤田さんからのイベント案内です。
先日出版した寺島さんの著書『JAZZ遺言状』のトーク・サイン会の案内です。
11月18日(日)15時から、御茶ノ水のdiskunion JAZZ TOKYOで開催とのことで、主役の寺島さん以外は司会がDIWレーベルの坂本さんで、ゲストがJazzCAB藤田さん。
これは恐らく・・・トークの方は本の事半分、またはそれ以下で他のネタで盛り上がりそうな予感です。
寺島さんからは「後藤さん、そんなわけだから18日はサクラで来てよね。俺はさ、とにかく楽しく盛り上げたいんだよ」とのことで、18日の私のスケジュールは確定となりました。。
因みに寺島さんからの伝言です。
「みなさん、悪いことは言わないので、ぜひ『JAZZ遺言状』を買ってください。」
さて、次はいよいよ第5回戦「ピアノトリオ対決」です。
キャッツハウス側は代表の花村さんが登場。
メグの会側は、出場予定だった吉田さんの欠場により、代理出場の平井さん。
平井さんが対戦相手だと知ると、ちょっと苦笑いの花村さん。
後でその苦笑いの理由が分かります。
さて、最初の曲は・・・なんだか名盤な感じ?
次の曲は、録音からすると・・・新しい演奏。・・・ん?これは・・・
挙手の時間です。
前半が4票で後半が6票。
この時点で花村さんが頭を抱えながら「あぁ・・・家に帰れないよ!」と落胆し、メグの会、本日初めての勝利となりました!
敗者花村さんの弁によると、吉田さんが対戦相手とのことで「吉田さんだったらこう来るだろうな・・・って裏をかこうとしたら、平井さんが相手なんだもん。予定が狂っちゃったよ」と肩を落としておりました。
そんなお二人がかけたのはこちら。
花村さんがかけたのは、講談社CDブックスの付録CDで"Modern Jazz ピアノ・トリオでティーブレイク"。
平井さんがかけたのは松尾明さんの新譜で"Mostly Latin"。
なんだよ平井さん、松尾さんの新譜って・・・平井さんのレーベルの新譜じゃないか!
さて、平井さんのレーベルの新譜紹介が終わったところで第6回戦。
第6回戦は「レーベル対決」で、キャッツハウス側は大西さん、メグの会側は御大、寺島さん。
最初の曲は、なんだかBuddy Richっぽいなぁ。だとすると・・・寺島さんじゃ無いんじゃ?
次の曲はギターリーダーの作品なのかな?あれ?寺島さんこっち?あれ?
さて、ジャッジです。
最初にかかった曲は5票。
次にかかった曲は7票。
寺島さんが満面の笑みです。
と、いうわけで休憩後からメグの会が2連勝!このまま勝ち進めるか!?
大西さんがかけたのは、やっぱりBuddy Richの"Buddy Rich in Miami"。
寺島さんがかけたのは、Kenny Burrellの"Guitar Forms"。
勝者の寺島さん曰く、「俺はね、いままでは皆さんの事を考えてね、何をかけたら手挙げてもらえるかとか、そういうことを忖度して選んでたんだけど、今日はそういうこと一切考えず好きな物を持ってきたんだ。いやぁ、好きな物を持ってきて勝つのは気持ちが良いね。」とニッコニコ。
ウッキウキの寺島さんに対して敗者の弁を述べる大西さんですが、まぁ、御大に花を持たせたということで・・・
寺島さんと大西さんとの対戦が終わり、お次は第7回戦、再び曲対決で「Everything Happens to Me対決」です。
キャッツハウス側は内藤さんで、メグの会側は連絡が取れずに来なかった松田さんの代わりに和田さん。
最初にかかったのはなんだろう?聴いたことない感じのサックスだけどイイ感じ。
次にかかったのは・・・あ、たぶん和田さん、こっちだな。
でも、なかなかムードの良い演奏でかなり良いかも。
で、挙手。
最初にかかったのは4票、次にかかったのは10票で、メグの会の伊藤さんの勝利となりました!
やった!!あと1勝でキャッツハウスとメグの会の勝敗が並ぶぞ!!
内藤さんがかけたのは、Terry Myersの"Smiles"。
和田さんは・・・・ディスク失念。
ちなみに、開始から半分を過ぎましたが、気付けば店内はフリーのお客さんも入って結構な賑わいとなっておりました。
さて、第8回戦は「カルテット or クインテット対決」で、キャッツハウスからは内藤さん、メグの会からは伊藤さん。
最初の曲は・・・わからない・・・クインテットなんだけど、メンバーは誰なんだ?
次の曲は・・・こっちは多分、伊藤さんだな??
というか、聴きながら誰がかけた曲かクイズみたいになっちゃってますが、そこはまぁ、新しい楽しみと言うことで。
で、挙手です。
最初にかかったのは4票で、次にかかったのは8票。
メグの会の伊藤さんがニコニコしております。
はい!!キャッツハウスとメグの会の勝敗数がついに、並びました!!
これには、最初意気揚々としていた花村さんの顔にも焦りが・・・
内藤さんがかけたのはJesper Thiloの"Strike Up The Band"。
伊藤さんがかけたのはNat Adderley Quintetの"The Old Country"でした。
と、ここで2回目の休憩になります。
休憩開け、現メグの会会長の坂上さんから1月27日に開催される「メグの会V.S.国立ノートランクス」の発表と、参加者募集の告知がありました。
なんでも、今回はメグの会が国立ノートランクスに出向いて対戦するとのこと。
対戦方法は今回の対戦方法に類似しているのですが、今回の対戦はメグの会はブルーノート盤に限定されノートランクスはプレスティッジ盤に限られるという縛りが有り、更に「地雷」が設定されており、事前に「地雷」指定されている盤を対戦でかけてしまうと・・・地雷レベルにより原点されてしまうという恐怖の対戦なのであります。
はぁ~~、そんな怖い対戦、参加出来ないですよ(笑)。
さて、続く第9回戦は「ザ・ジャズメッセンジャー対決」。
なぜ「ザ・ジャズメッセンジャー」が対戦テーマになったのかというと、今回のような対戦イベントでは、「ザ・ジャズメッセンジャー」のアルバムを持ってきても、ネタバレし過ぎてしまい勝てないよね・・・という話が以前の対戦で交わされ、「だったらジャズメッセンジャーをテーマにして戦おうじゃないか!」ということになったそうです。
キャッツハウス側は内藤さんが、メグの会側は坂上さんが出場です。
もう、ジャズメッセンジャー対決となると、何を選曲してくるのか・・・まさかバレッバレの選曲をしてこないだろうなぁ・・・と、ドキドキしながら聴きましたが、案外どちらがどの作品を書けたのか分からない・・・これがザ・ジャズメッセンジャー対決か・・・。
で、この対決で今大会初のローカルルールが適用されました。
挙手をしたところ、5対5の同数票になってしまったのです。
ローカルルール(第3条2項だっけ?)では、「同数票だった場合、先にかかった方が勝ち」とあり、先にかかったのは・・・メグの会の坂上さんだったのです。
しかも!アルバムはどスタンダードの"MOANIN'"!
坂上さんは得意気に「みんなこのアルバムは1曲目のMoanin'を聴いたら満足して終わっちゃうでしょう?」と、敢えてこの代表アルバム中の代表アルバムをかけた事を自慢しています。
尚、内藤さんが選曲したのは"Buttercorn Lady"でした。
さぁ!これでメグの会が逆転しましたよ!!
で、お次は第10回戦「ボーカル対決」です。
キャッツハウス側は藤田さんで、メグの会側は豊田さん。
藤田さんの好み、分かりやすいからなぁ・・・
で、最初にかかったのは・・・うん、これは藤田さんじゃなさそうだ。
次にかかったのは・・・・あれ?これ・・・・藤田さん選曲じゃない?と、やっぱり分かりやすかった(笑)。
挙手をしたところ、再び同数でローカルルール(第3条2項でしょ?)により、最初にかかった方が勝ち!
やはり、藤田さん・・・ではなくて豊田さんの勝ち!
豊田さんがかけたのはDORIS DAYの"The Best of Doris Day"。
寺島さんは「え?これDoris Day?晩年の録音??え!初期の録音なの??へぇ・・・!」と感心しきり。
藤田さんがかけたのはMaysaの"Maysa Sings Songs Before Dawn"。
藤田さんは「もうこのね、ジャケットを見て興奮するわけですよ!」と、いつもの藤田節炸裂。
寺島さんも「いやぁ、この盤はイイねぇ。俺、持ってねぇなぁ。欲しいなぁ・・・」とポツリ。
さて、対戦はこれでキャッツハウス4勝、メグの会6勝で、残り対戦数が2戦なので、少なくともメグの会が「負ける」事は無くなりました!
続く第11戦は「サックス対決」で、キャッツアイ側はさっきの負けを引きずっている(?)藤田さん、メグの会側は欠席の諏訪さんに代わって和田さん。
最初にかかったのは・・・う~ん、これ、藤田さんじゃなさそうだなぁ。ストリングスは・・・和田さん?
次にかかったのも・・・あれ?これ、藤田さん??アレ?わからない(笑)。
ちなみに1番目の曲がかかった途端、「これ、Sonny Stittだよね。」と寺島さん。
挙手をしたところ、先にかかった方が5票で、後にかかった方が7票。
この対決は藤田さんの勝利となりました。
やっぱりストリングス入りが敗因かなぁ・・・?
因みに和田さんがかけたのはSonny Stittの"The Sensual Sound Of Sonny Stitt"。
藤田さんがかけたのはJohnny Hartmanの"I Just Dropped By to Say Hello"。
さてさて、いよいよ最後の一戦です。
最後は「お気に入りジャズ」というなんとも曖昧なテーマで、イレギュラーな三つ巴戦。
キャッツハウスからは本日5戦目(!)の内藤さん、メグの会からは本日3戦目の和田さん、そして最後はスペシャルゲスト(?)のラズウェル細木さん。
ラズウェルさんが買ったら、本当はメグの会・・・なのだけれど、ドロー試合と言うことになります。
で、まずは1曲目。
おぉ・・・これは・・・今日の流れだと・・・和田さんじゃね?(笑)
お次は・・・比較的新しめな快活なバップ・・・ごめん和田さん、こっちの方が好き(苦笑)。
最後にかかったのは、あぁ・・・このアルバムね。この雰囲気・・・あ、でも、あの人がこれ、かけるかなぁ・・・あれ?
さすが三つ巴戦、最後の最後になって「この人はこれ」「この人はこれ」という予想がぐっと難しくなってしまいました。
そんな中、いよいよ最後のジャッジメントタイムです。
最初にかかった曲は2票、次にかかった曲は5票、最後にかかったのは3票・・・・ということで、とうとう本日のキャッツハウス V.S. メグの会の全ての結果が出揃いました・・・
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勝者 |
1回戦 ギター対決 |
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Django Reinhardt "Gipsy Jazz School |
佐藤恭子 "LOVE SONGS |
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内藤 |
2回戦 アルトサックス対決 |
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Paul Desmond with MJQ "The Only Recorded Performance of Paul Desmond with MJQ |
EDDIE ALLEN QUINTET "リメンバランス (紙ジャケット仕様) |
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大西 |
3回戦 トランペット対決 |
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Chris Botti "Chris Botti in Boston |
Freddie Hubbard "First Light |
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花村 |
4回戦 星影のステラ≪曲≫ |
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Anita O'Day"THE VERVE JAZZ CLUB Vol.3 Jazz Vocalより" |
伊勢秀一郎 "Serenade For Your Eyes |
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ひろちゃん |
5回戦 ピアノトリオ対決 |
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"Modern Jazz ピアノ・トリオでティーブレイク" |
松尾明Trio "Mostly Latin |
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平井 |
6回戦 レーベル対決≪Verve≫ |
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Buddy Rich "Buddy Rich in Miami |
Kenny Burrell "Guitar Forms |
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寺島 |
7回戦 Everything Happen to Me≪曲≫ |
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ディスク失念 |
ディスク失念 |
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和田 |
8回戦 カルテットorクインテット対決 |
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Jesper Thilo "Strike Up the Band |
Nat Adderley "The Old Country |
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伊藤 |
9回戦 ザ・ジャズメッセンジャー対決 |
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"Buttercorn Lady |
"Moanin' |
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坂上 |
10回戦 ボーカル対決 |
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Maysa "MAYSA SINGS SONGS BEFORE DAWN |
Doris Day "The Best of Doris Day |
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豊田 |
11回戦 サックス対決 |
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Johnny Hartman "I Just Dropped By to Say Hello |
Sonny Stitt "The Sensual Sound Of Sonny Stitt |
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藤田 |
12回戦 3人対抗戦 お気に入りジャズ |
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Joe Ascione "Movin Up |
Johnny Hodges "BUENOS AIRES BLUES |
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内藤 |
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Horace Silver "Cape Verdean Blues |
上記の通り、
キャッツハウス6勝 : メグの会6勝
めでたく(?)同点で引き分けとなったのでありました・・・。
ちなみに最後のラズウェルさんの選曲ですが、ラズウェルさん曰く「先日、急に頭の中にこのメロディーが舞い降りて、誰の演奏だっけなぁ・・・と探していたらこれだった!」とのことで、神様(?)の選曲だったようです。
いやはや、この駆け引き、人間模様、これだから対抗戦は楽しいですな!!
最後、次回の日程が和田会長から発表され、次回参加者と参加テーマがほぼほぼ決まりました。
『第9回 キャッツハウス V.S. メグの会』
2019年11月17日(日) 13:00より開始
因みに私の参加テーマは、再び曲対決で「Angel Eyes」、対戦相手は再びひろちゃんさんとなりました。
・・・また負けそうな予感・・・(苦笑)
対抗戦後、お隣の中華街に移動をして打ち上げになりました。
打ち上げでは「当たり前」の様にジャズの話はほとんど無く、思い切りくだらない雑談に花が咲きまくっておりました。
更に、寺島さん、ラズウェルさん、藤田さん、坂上さん、豊田さん、オイラで居酒屋に繰り出し、更にくだらない話に大輪の花が咲きましたとさ。
キャッツハウスの皆さん、メグの会参加者の皆さん、音吉MEGの皆さん、そしてフリーのお客様、本当にどうもありがとうございました!!
さて、近日中に帰りにラズウェルさんに教えてもらった鰻屋に行こっと。
今年も熱かった!「第8回キャッツハウス&メグの会 対抗戦」 その1
2018年11月11日(日)、13時から吉祥寺の「音吉MEG」で『第8回キャッツハウス&メグの会 対抗戦』が開催され、前回に引き続き私も参加をしてきました。
三重県桑名のキャッツハウスのメンバーと、メグの会のメンバーとに別れて、それぞれのテーマにしたがって選んだCDやレコードを持ち寄り、ブラインド(誰が選んだ何のアルバムかを隠した状態)で聴き比べ、先にかかった曲と次にかかった曲のどちらが良かったかを挙手をして、手が上がった数が多かった方が勝ち・・・という、相手の出方を窺えない非常にスリリングな(?)勝負なのです。
しかも、対戦数が多いため、1曲の長さにも制限が有り、基本的には1曲5~6分程度、それ以上に長い演奏は強制フェードアウトというルールも存在します。
前回もボッコボコにやられてしまったこの対抗戦。
生半可なチョイスではジャズを聴き込んでいる参加者、お客さんに手を上げてもらえないのです。
というわけで、オイラも家にあるCDの中から時間をかけてじっくり選曲。
対抗戦のルールとは別に、個人的ポリシーとして
「ジャズジャイアントの名盤はかけない」
「コンピレーション盤やベスト盤は避ける」
という決め事をしているので、選択肢の幅が狭まって自分で首を絞めるというマゾっぷりです。
因みに今回の私の担当テーマは「星影のステラ」で、星影のステラの演奏であれば歌でもインストでも何でもOK。
とは言え、いざ「星影のステラ」を演っているCDで名盤以外の物・・・で、更に対抗戦に出せる物・・・すげぇ難しい・・・(苦笑)
というわけで、なんとか20数枚から絞り込んだ4枚のCDをバッグに入れ、吉祥寺に辿り着いたわけであります。
お店に到着をすると、イベント開始15分前なのにメグの会側代表(及び司会進行)の和田さん他、オイラを含めて5人しか集合していない。
相変わらず(?)集合時間を守らない人が多いなぁ(笑)。
その後、13時を回っても11名しか揃っていなかったのだけれど、キャッツハウス側代表の花村さんも来ているし、時間も無いので始めてしまうことに。
和田さんの挨拶で『第8回 キャッツハウス&メグの会 対抗戦』が始まりました。
挨拶冒頭、メグの会側の吉田さんの欠席と、メグの会側松田さんが連絡が取れずに不参加・・・との発表が有りました。
・・・寺島さんもまだ来ていないけれど、大丈夫なのか!?メグの会!?
もっとも、キャッツハウス側は元々参加メンバーが足りていないので、前回同様、メグの会から大西さんがキャッツハウス側として参加し、内藤さんがお一人で何戦も組まれていたりしているのですが、「細かい事」を気にしちゃいけません。
今回は12のテーマが有り、これを17時までの4時間でこなさなければならないため、タイムスケジュールが厳しい厳しい。
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1回戦 ギター対決 |
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13:00~13:20 |
2回戦 アルトサックス対決 |
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13:20~13:40 |
3回戦 トランペット対決 |
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13:40~14:00 |
4回戦 星影のステラ≪曲≫ |
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14:00~14:20 |
5回戦 ピアノトリオ対決 |
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14:20~14:40 |
6回戦 レーベル対決≪Verve≫ |
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14:40~15:00 |
7回戦 Everything Happen to Me≪曲≫ |
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15:00~15:20 |
8回戦 カルテットorクインテット対決 |
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15:20~15:40 |
9回戦 ザ・ジャズメッセンジャー対決 |
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15:40~16:00 |
10回戦 ボーカル対決 |
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16:00~16:20 |
11回戦 サックス対決 |
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16:20~16:40 |
12回戦 3人対抗戦 お気に入りジャズ |
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16:40~17:00 |
因みにこの対抗戦表をもらって初めて知りました。
・・・トランペット対決の後なのね・・・・
しかも、第4戦目だと、悩んでいる暇も無く対戦に出すCDを提出しなければならないため、より難易度が上がってしまいました。
そんな感じであわあわ慌てていると、第1回戦、「ギター対決」が始まってしまいました。
ギター対決の担当は、キャッツハウス側は内藤さん、メグの会側は平井さん。
平井さんはいつも一癖ある(?)選曲をするので、果たして正統派の内藤さんを切り崩せるのか・・・?
最初にかかったのはアルトサックスのバックにギターが入ったメロディアスな演奏。
次にかかったのはジプシーギターのリズミカルで激しい演奏・・・
なんだか、誰がどちらを選曲したのか分かりそうな気もしますが・・・対抗戦では「好きだった方」に挙手をするのが鉄則です。
果たして、1対6でジプシーギターの快勝となりました。
さて、対戦結果が出てから種明かしです。
最初にかかったのは、平井さんが選曲したサックス奏者の佐藤恭子さんのアルバム"LOVE SONGS"。
なんだよ、平井さん、自分のレーベルの作品じゃないか!!
後にかかったのは、内藤さん選曲のDjango Reinhardtのベスト盤"Gipsy Jazz School"。
勝者の内藤さんは誇らしげに曲紹介です。
2回戦目は「アルトサックス対決」です。
キャッツハウス側は大西さん、メグの会側は仙台から出場の高橋さん。
最初にかかった作品は、確かに良いのだけれど、アルトサックスは添え物感があって残念。なかなか出番が回ってこないし(笑)恐らく、メインは他の楽器かな。
一方、次にかかった作品はドン!とアルトサックスがしっかりと主張していて「アルトサックス対決」では・・・こちらかなぁ。
というわけで、結果は、最初にかかった作品が3票、後にかかった方が5票で後攻の勝ち。
最初にかかった方の選曲は、メグの会の高橋さんでEDDIE ALLEN QUINTETの"REMEMBRANCE"。
次にかかったのは、大西さん選曲のPaul Desmond with MJQの"The Only Recorded Performance of Paul Desmond with MJQ"。
しまった!
メグの会、2連敗してしまった!!
このままじゃオイラ、安心して負けられないじゃないか!!(苦笑)
ちなみに、2回戦の途中にキャッツハウス側助っ人のJazzCabの藤田さんがようやく来店です。
と、ここで司会進行の和田さんからアナウンスが。
キャッツハウスのひろちゃんさんが印刷してきた前回のオイラのイベントリポートの紹介です。
「こんなに詳しく、時系列もバッチリに書いていて凄いね。」までは良かったけれど・・・「今回も期待してますよ!」は超プレッシャーなんですけど(苦笑)。
さて、そんなわけで、今回はどれだけ詳細に書けるかわかりませんが(苦笑)、引き続きイベントリポートです。
3回戦目は「トランペット対決」。
キャッツハウス側は代表の花村さん、メグの会側は司会進行の和田元会長という、代表対決となりました。
最初にかかったのは、ややフュージョンっぽいライブ盤。なんか聴いたことあるなぁ。
次にかかったのはストリングス入りか。
どちらも「どジャズ」じゃ無いけど、両方良いなぁ。
などと感心をしていたら、ようやく寺島靖国さん登場。
オイラの隣の席に座って久しぶりの再会で笑顔。でも、ちょっと疲れていそうな感じ。
さて、両方の作品が終わり挙手です。
なんと、先にかかった方が10票で、後にかかった方が1票。
まさかこんなにも票差がつくなんて・・・。
しかも、10人が挙手したところで満面の笑顔の花村さん(笑)。
ネタばらし前にどっちがどっちか分かっちゃいました。
さて、先にかかったのはキャッツハウスの花村さんで、作品はChris Bottiの"Chris Botti in Boston"。
後にかかったのがメグの会の和田さんで、Freddie Hubbardの"First Light"でした。
敗因で「ストリングスが入ってるからだよ」とツッコまれた和田さん、必死に反論(?)するも、寺島さんに「和田さん、正論言わないの!」と笑いながら諭されておりました。
さて、次は4回戦。
いよいよ私が担当の「星影のステラ対決」です。
さて、これが大問題。
私が今日持ってきて「どちらをかけようか・・・」と悩んでいたのが両方ともトランペットなのです。
なのに、前の第3回戦が「トランペット対決」だったとは・・・
仕方がないので、悩んだ挙句に再生時間の短い方をチョイス。
というわけで第4回戦「星影のステラ対決」が始まったのですが・・・始まってまたまた大問題。
最初にかかった曲が、待てど暮らせど「星影のステラ」のあのメロディーが出てこないのです。
再生してからどのくらい経ったでしょうか・・・焦らし過ぎるにもほどがあるだろう!ということで事務局の確認が入り、なんと!!私の持ってきたアルバムで指定の曲番号じゃない曲がかかっていたのであります!!
お恥ずかしながら、このアルバムの中でも普段聴かない曲がかかってしまっていたので、私も「この曲違いますよ!」と指摘ができず!!
うひゃぁ~~~!!!恥ずかしい!!!
どうやら、目隠し用の袋にCDを入れた際に、前の対戦で使った付箋が剥がれてオイラの持ってきたCDにくっついてしまっていたようで、その間違った付箋の番号の曲が再生されてしまい、その曲がたまたまオイラが普段聴かない曲だったという顛末でございました。
さて、気を取り直して、改めて「星影のステラ」が再生されたのでありますが、しかし、既にオイラが持ってきたCDだということはバレてしまったので、ブラインド対戦ではなくなってしまいましたが、そこは愛嬌で・・・
オイラの持ってきたCDの再生が終わり、次は対戦相手、キャッツハウスのひろちゃんさんの版です。
・・・なるほど、こう来ましたか・・・・・負けたかな・・・・・・(苦笑)
ということで、採決です。
前半(オイラ)が4票、ひろちゃんさんが7票で、前回に引き続き乾杯であります。
ちなみに、オイラがかけたのはトランペット奏者伊勢秀一郎さんの"Serenade For Your Eyes"。
ひろちゃんさんがかけたのはAnita O'Day"THE VERVE JAZZ CLUB Vol.3 Jazz Vocalより"でした。
さぁ大変です。
メグの会、なんとゼロ勝であします!
このままでは圧倒的敗北を喫してしまう可能性があります!!
「当たり前でしょう」と不敵の笑みを浮かべるキャッツハウス代表の花村さんと頭を抱えるメグの会の和田さん。
そんな明暗ハッキリとした状況で休憩時間となりました。
(休憩時間、寺島さんにあいさつに行く花村さんの図)
休憩時間、寺島さんとオーディオ談義です。
「今日のココの音は低音が出過ぎていて他を食っちゃってるねぇ」と苦笑いの寺島さん。
「高音と低音が出過ぎて、いわゆるドンシャリになっちゃっていて中域のピアノがグッと後ろに引っ込んじゃうんだ」との寺島さんとの会話が聞こえたか聞こえていなかったかは分かりませんが、「音吉MEG」オーナーの柳本さん、オイラがトイレの帰りに「前に来た時からシステム、なにか変わりました?」と聴くと、すかさず「ウーファーがねぇ、前使ってたやつから変えたんだけど、変に出過ぎちゃって調整が大変なんだよねぇ(それ以外はスーパーツィーターを追加したとの説明アリ)」。
とのことで、その旨を寺島さんに報告に行ったところ「なに?(低音の件)言いに行ったの?」と笑っておりましたが、いやいや、言いに行ったんじゃなくて自白したんです(笑)。
さてさて、ブログ投稿システムで「文字数が多すぎる」との指摘があり保存出来なかったため、「その2」へと続きます・・・