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第15回 さいたま新都心JAZZ DAYに行ってきた

2018年9月15日~16日、我がさいたま市、さいたま新都心でジャズイベント『さいたま新都心 JAZZ DAY』が開催されるということで、今年も行ってみました。


今回で15回目という、「そんな前からやってたんだ」という感じのジャズイベントで、こういう街レベルのジャズ祭は年がら年中、色々な都市でやっているようなのですが、よくよく調べない限り誰も知らないよ・・・という感じのイベントが多いんでしょうねぇ・・・勿体ない。


で、初日の15日はあいにくの雨。

と言っても、小雨がぱらつくというレベルの雨だったので、大丈夫かな・・・と思いながら13時頃にさいたま新都心に到着。
 

しかし、駅の改札を出ても「ほんとうにやってるの?」と、不安いっぱいの雰囲気が・・・
だって、目立つ看板もないし、音も聴こえてこないし・・・


恐る恐る改札を出て左に歩き、さいたまスーパーアリーナ前の「けやきひろば」が見えてきても・・・音が聴こえない(涙)。



いよいよ「日にち間違えた?帰る?」と、心細くなってきたところで、ようやくかすかにジャズが漏れ聞こえてきました。

 

しかし、メイン会場のけやきひろばオープンスペースにはテントはあれど客席に人影は無く・・・


焦って看板を見てみると・・・

 

どうも雨の影響でメインステージ(BigBand Stage)を移して、けやきひろば1階の小規模編成バンド用ステージ(SmallBand Stage)をメインステージに切り替え、追いやられた小規模編成バンドは1階ステージ裏のTUTAYA前のスペースで演奏をしていました。

 

 

で、やはりというかなんというか、お客さんもそんなに多くない・・・

ビッグバンドも天井は吹き抜けだけれど筒状にこもった環境で演奏をしているので、音が反響しちゃってやりづらそうだし聴く方も何が何やら。
主催者側も相当苦労をしているのだろうけれど・・・。


とはいえ、時間を追うごとに少しずつお客さんも増えていき、地下のメインステージもSmallBand Stageもお客さんが集まり始めました。


オイラもこの状況にワナワナしていないで(笑)、このお祭りを楽しむことに。



会場に到着するのが遅れてしまったので、メインステージ1組目のこけら落としバンド「白岡市菁莪中学校」が聴けなかったのは痛手だな。
来年はもっと早起きしてちゃんと来なきゃ(苦笑)。


社会人バンドが大勢を占める中、時折現れる学生バンド、これもまたこの手のジャズ祭の楽しみの一つ。
中には舌を巻くような演奏を聴かせてくれる学校や個人が現れ、そんな時には思わず「おじさんと一緒にてっぺんを目指さないか?」とスカウトをしたくなってしまいます。(何のスカウト?)
 

 

 


で、ずっとパラパラしていた小雨も落ち着き、15時過ぎにようやくメインステージをけやきひろばのオープンスペースに移しなおしたので、オイラもメインステージの最前列に陣取って、腰を据えて祭りを楽しむことに。

 

 

 

 


でも、結局初日は屋台もほとんど稼働しなかったのは残念だなぁ。

それでも、さすがにメインステージがオープンスペースに移動をすると、お客さんもどんどん集まり、空席はほぼなくなりました。


メインステージで演奏されるビッグバンドの演奏はなかなか聴き応えのあるものが多く、演奏者側も大勢のお客さんの前で演奏するのが楽しそうで聴いているこちらもどんどんと楽しくなってくるのがジャズ祭のいい所なのでしょう。

 

 

 

 


そんな感じでしばらくビッグバンドの演奏に酔いしれていると、またもやパラパラと雨がちらついてきてしまいました。

とはいえ、本降りではないので構わないっちゃ構わないのですが、トリ前バンド「BRILLIANT GROOVY BIGBAND(BGBB) THU.with 麻生ミツキータ光希」の演奏前に実行委員の方からアナウンスがあり、なんでも最後のゲストバンドの演奏は再びけやきひろばの地下に移るかもしれないとのこと。


えぇぇぇ~~~~!!!


今日はゲストバンド「守屋純子オーケストラ」の演奏を楽しみにしてきたのに!?!?


もしそうなったらいい席を確保して聴きたい!!

と、慌てて地下のSmallBand Stageで待っているも、どうにもその気配を感じられない。

再びオープンステージ周辺をウロウロしていると、守屋純子オーケストラのメンバー、トランペットの岡崎好朗さんが「どこに行けばいいのだろう?」的な感じでステージから少し離れた所に立っていたり、トロンボーンの佐野聡さんもメインステージ手前で腰かけていたり・・・パラパラ来ていた雨もどんどん再びやんできたり・・・これはゲストバンド、このオープンスペースでやりそう!


ということで、再び運良く開いていた最前列の席に忍び込んでトリ前バンドの演奏を堪能します。

気付けば辺りは暗くなり、けやきひろばのけやきの木のイルミネーション試運転が始まってとてもムーディーな雰囲気になっていました。

 

 




・・・で、結局、守屋純子オーケストラのライブは無事、このオープンスペースのメインステージで行われることになりました。
 
良かった・・・あの空間じゃ絶対に足りないもの。
お客さんのキャパも、音のキャパも。



守屋純子オーケストラと言えば、7月にニューアルバム『Art in Motion』を発売したばかり。

蕨のジャズライブハウス「OurDelight」で守屋さんと市原ひかりさん古野光昭さんのトリオライブの時に、このアルバムの中の「Pine Trees / 松林図屏風」の演奏を聴き、ハマり、CDを聴き、どハマりして今日の演奏が本当に心待ちだったのです。


『守屋純子オーケストラ』メンバー
守屋純子(P)、清水昭好(B)、加納樹麻(DR)、岡部洋一(Per)、近藤和彦(AS)、サイモン・コスグローブ(AS)、岡崎正典(TS)、アンディー・ウルフ(TS)、
鈴木圭(BS)、佐野聡(TB)、佐藤春樹(TB)、東條あづさ(TB)、山城純子(BTB)、佐久間勲(TP)、木幡光邦(TP)、奥村晶(TP)、岡崎好朗(TP)


そんなわけで、念願の守屋純子オーケストラによるアルバム「Art in Motion」からの演奏、超・堪能しました。
なんというか、恍惚です。
なんてったって、メンバーの皆さんのレベルが違い過ぎる・・・これ、絶対に2日目の大トリだろ。
(しかし、守屋さん、前日までロシアで、翌16日は御殿場という超多忙なスケジュールなので今日以外の余地がなかったのでしょう)


守屋順子オーケストラの皆さんの雄姿を撮影すべく、一眼レフと70-200mmのレンズを持ってきてよかった・・・

 


















座席位置の関係で皆さんをバッチリ撮ることができなかったのは残念!

でも、最高の演奏が聴けて素晴らしい1日を過ごすことができました。



で、演奏終了後に実行委員テントで守屋さんのCD即売・サイン会だったので、2枚目の「Art in Motion」をゲットし、サインをいただきました。




初日のJAZZ DAY終了後、さいたまスーパーアリーナから大勢の親子連れがさいたま新都心駅に向かって歩いて行きます。
小さな女の子はドレスを着ていたり、キラキラ光るスティックを持っていたり・・・

後で知りましたが、15日~17日まで、さいたまスーパーアリーナで「ディズニー・オン・アイス」が開催されていたようです。

なるほど、だから昼間からJAZZ DAYを素通りしてあんなに大勢に人が歩いていたのか・・・

因みにさいたま新都心駅が混んでいたので、オイラは氷川参道を大宮駅まで歩いて帰りましたとさ。





・・・・・・・・





さて、一夜明けて日曜日。
今日も晴れ・・・てはいないけれど、雲の間からわずかに青空が見える瞬間も有り、昨日よりは晴れている。

というわけで、2日目も行って参りましたが、1ステージ目からメイン会場はけやきひろばの屋外オープンスペースで、SmallBand Stageはけやきひろば1階のスペースでちゃんと開催されておりました。
 


お客さんの数も初日とは段違い。
屋台も営業をしていて、大勢のお客さんがビールや食べ物を片手にジャズを楽しんでいました。
 



写真では人がまばらですが、楽器体験コーナーもセッションが始まったりと盛況なようでした。
 


2日間、ステージも2つという短く規模の小さなイベントでしたが、楽しめたイベントでした。



例えば、さいたま新都心駅の改札を出たスペースにもステージがあれば(仙台駅がやってるんだから出来るはず!?)とか、けやきひろばまでの間でも、ディキシーランドのマーチングバンドが演奏をしていたら・・・とか。

他にも、diskunionや大宮だったら「ぐりぐり」などの中古レコードショップに出展をしてもらって、ジャズを聴いて楽しかった人がジャズを買って(CDやレコードなど)家に帰れるように出来ないか・・・とか。



いやいや、必死になって準備・運営をして下さった皆さんのご苦労を思えば、思いつきでああだこうだ言うべきじゃ無いのは分かってるんですけどね・・・・ごめんなさい!!!

オーディオ部屋のレイアウトを変更しました(その5)

レイアウト変更中の惨事、DS-V3000の音問題とLINNのUNIDISK1.1故障問題が起きつつも、レイアウト変更を途中でやめるわけにもいかず、荷物をあっちへもっていったりこっちへ移動したり、別部屋の押し入れを空けてDVD置き場を確保しなければならないので、押し入れに大量に入っていた昔のパソコンのゲームソフトをせっせとヤフオク!で売り払ったり・・・

で、オーディオ部屋の大まかなレイアウトが決まり、オーディオラックも新調して音出し確認までできたので、1点、その場しのぎで調達したものをちゃんと入れ替える必要が出てきたわけです。


そう、B.M.C.のDAC1PreとAMP-S1の間を繋いでいる約4mのXLRケーブルです。


TOSLINKケーブルはとりあえずこのままでよいので、価格と在庫の有無だけで緊急調達したオヤイデ電気の「PA-02 TX V2」を気合の入ったケーブルに交換せねば・・・!!


「PA-02 TX V2」も決して悪いケーブルじゃないんです。
ですが・・・オーディオファンとして、音楽に没頭するにはちょっと物足りないのです。
なにせ、それまではオヤイデ電気の純銀XLRケーブル「AR-910」を使用していたので、それと比べると・・・深み、響き、広がりに欠けるのです。
今まで聴いていた音との差が分かってしますのです・・・


そんなわけで、何かいいケーブルはないかと物色。
とはいえ、これまでの投資額もそこそこの金額になってしまっているので、あまり盛大にお金をかけられません。


持っていきたい音の方向性としては、解像度はもちろん、ジャズもクラシックも楽器の持つ音の生々しさ、特にクラシックではホールの響きや奥行きを感じることができる音にしたいのです。

さてさて・・・上を見れば凄いケーブルは数多ありますが、今の自分にとってのベスト・バイはどのケーブルなのか・・・
しかも、そこそこの長さ(4~4.5メートル)でオーダーができる必要がありますので、そこも大きな問題点です。

というわけで、色々物色をしてたどり着いたケーブルは以下の2つでした。


ACROKINK 7N-A2070II(1.5m+3m延長)
ZONOTONE Royal Spirit AC-1(1m+3.5m延長)


正直、ZONOTONEはこれまでイベントなどで聴く限り「ジャズやロックを聴くなら最高だけど・・・」と、クラシックの繊細な表情も楽しみたい私としては少し敬遠してきましたが、どうやら「Royal Spirit」は違うぞ!という話を聞いていたので、非常に興味がありました。


また、今回のレイアウト変更でここまで出費をしていなかったら、海外のTransparentのMusik Link UltraやReference XL等の出物を物色していたかもしれませんが・・・今回はこの2択で。


そんなわけで、悩みに悩んで購入したのは・・・



ZONOTONEの「Royal Spirit AC-1(4.5m)」です。
 


届いたケーブルを持ってみると、そこそこズッシリと重量はありますが、径の割にケーブルが柔らかくしなり、オヤイデ電気のAR-910よりも取り回しが容易そうです。

購入前に少し心配していたB.M.C.のAMP-S1のXLR端子間の距離も問題なく接続でき一安心。(Royal Spirit AC-1のXLRケーブルは左右のケーブルが1本の太いケーブルでまとめられており、分岐をするのは端子がついている20数センチ程度しかないため、左右の端子間の距離が40cm以内でないと接続ができないのです。)


早速色々と聴いてみると・・・うはっ!!
クラシックのピアノソロではホールのステージが眼前にパッと広がり、その広さや奥行きが目に浮かぶような繊細な音の広がりを感じました。
フルオーケストラではホールの広がりとともに、各楽器の繊細な描写、コントラバスなどの低音楽器の沈み込むような野太い音の明瞭な響き、これは今までにZONOTONEに感じていた印象とは全く異なる音でした。
で、JazzではZONOTONEらしい芯の太い各楽器の音の力強さと生々しさがあり、なんて絶妙に「イイ所取り」をしたケーブルなのかと感動してしまいました。

また、LINNのUNIDISK1.1帰還後はSACDのハイレゾ再生でもホールトーンの美しさと各楽器の解像度の高さを実感。

オヤイデ電気のAR-910よりも力感があるため、より音の実在感がある感じがします。


・・・うん、今回の賭けは大勝ちしたぞ!!

あとは、スピーカーやプレイヤーを含む各機器の設置の微調整、インシュレーターの変更でどこまで追い込めるか・・・


さて、大量のCDやDVDをどう整理して各部屋に収容するか・・・・残るはここだけだ!!

 

 

Zonotone Royal Spirit AC-1
XLRケーブル(1.0m・ペア)

オーディオ部屋のレイアウトを変更しました(その4)

ヤフオク!で落札したDIATONEDS-V3000がスッカスカのラジカセみたいな音しか出ずに四苦八苦しているのとほぼ同時に発生した問題、それはLINNのユニバーサルプレイヤー「UNIDISK1.1」の故障です。


具体的な故障内容は、ドライブにどんなCDやSACDを入れても全く認識しないというもの。
こいつ、2013年の8月オーディオスペースコアさんでピックアップユニット交換修理をしているのに、故障までの期間、短くないッスか?

CDはまぁ、ORACLEのCDトランスポート「CD1000」で再生すればいいとして、SACDが再生できなくなるのは辛い・・・

 

ようやく進められたオーディオ部屋のレイアウト変更の最中に発生したDS-V3000の音スッカスカ問題と同時に、このUNIDISK1.1故障問題なので、テンションだだ下がりです。



もうここまでいろいろとお金をかけてしまったからあまり使いたくなかったけれど・・・これはしかし、背に腹は代えられないと踏ん切りをつけ、再びオーディオスペースコアさんに修理を依頼。



連絡をしたところ、既に交換用ピックアップユニットが入手困難な状況で、すぐに手配が付くかわからないと返信がありつつも、早速UNIDISK1.1をオーディオスペースコアさんにお送りして神頼みしながら修理上がり待つことに。



・・・で、2週間ほどで修理完了の連絡が!
なんとかLINNのピックアップユニットを調達してもらい、交換をしたところ読み込みエラーがなくなったとのこと。

すぐに修理代金を振り込み数日後に帰ってきたUNIDISK1.1を接続して、メインスピーカーのMEDEAで復帰一発目のSACDを再生しようとしたところ・・・

 

あ、あれ!?


音が出たかと思ったらなんだか歪みの多い音で、その後すぐに再生が止まってしまいました。
その後、再生を再開しようと試みるも・・・ダメ。
他のSACDやCDを入れ替えてみるも、やはり認識をせず振り出しに・・・


オロオロしながら再びオーディオスペースコアさんに連絡をして再度確認・調査をしてもらう事に。



その後、なかなか連絡が来ずやきもきして居りましたが、ようやくメールが!!

隅々まで調査をしてもらったところ電源に異常なノイズが出ていることが分かり、コンデンサの容量抜けがノイズの原因になっていたことが判明。
電源周辺のコンデンサを全て交換したところ、ノイズがなくなり、CDも問題なく認識をして再生できるようになったとのこと。
ただ、例の無い不具合だったため、担当のIさんも「これが根本原因なのか??」と不思議がりながらも「これで様子を見ていただけますか?」とUNIDISK1.1を返送してくれました。

というわけで、受領後数日間、色々とSACDやCDを再生しまくりましたが・・・UNIDISK1.1、完全復帰です!!
 


ほっと一安心をしてオーディオスペースコアのIさんにメールで連絡。
今回の追加の修理費用をうかがうと、コンデンサの件は最初の修理の時の見落としなので不要とのこと。むしろ丁寧にお詫びをいただいてしまい、こちらも恐縮です。


・・・いやはや、レイアウト変更でヘトヘトになり、DS-V3000の音で精神的に追い詰められていたところに今回のUNIDISK1.1の件なので非常に焦りましたが、何とか無事に直って結果オーライです。
もう、調子に乗ってSACDを中心にUNIDISK1.1で再生しまくりです。

オーディオスペースコアさん、担当のIさん、今回も本当にお世話になりました!!
おかげさまでレイアウト変更後の部屋でオーディオを満喫できました!!
どうもありがとうございました!!!!!