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オーディオ部屋のレイアウトを変更しました(その5)

レイアウト変更中の惨事、DS-V3000の音問題とLINNのUNIDISK1.1故障問題が起きつつも、レイアウト変更を途中でやめるわけにもいかず、荷物をあっちへもっていったりこっちへ移動したり、別部屋の押し入れを空けてDVD置き場を確保しなければならないので、押し入れに大量に入っていた昔のパソコンのゲームソフトをせっせとヤフオク!で売り払ったり・・・

で、オーディオ部屋の大まかなレイアウトが決まり、オーディオラックも新調して音出し確認までできたので、1点、その場しのぎで調達したものをちゃんと入れ替える必要が出てきたわけです。


そう、B.M.C.のDAC1PreとAMP-S1の間を繋いでいる約4mのXLRケーブルです。


TOSLINKケーブルはとりあえずこのままでよいので、価格と在庫の有無だけで緊急調達したオヤイデ電気の「PA-02 TX V2」を気合の入ったケーブルに交換せねば・・・!!


「PA-02 TX V2」も決して悪いケーブルじゃないんです。
ですが・・・オーディオファンとして、音楽に没頭するにはちょっと物足りないのです。
なにせ、それまではオヤイデ電気の純銀XLRケーブル「AR-910」を使用していたので、それと比べると・・・深み、響き、広がりに欠けるのです。
今まで聴いていた音との差が分かってしますのです・・・


そんなわけで、何かいいケーブルはないかと物色。
とはいえ、これまでの投資額もそこそこの金額になってしまっているので、あまり盛大にお金をかけられません。


持っていきたい音の方向性としては、解像度はもちろん、ジャズもクラシックも楽器の持つ音の生々しさ、特にクラシックではホールの響きや奥行きを感じることができる音にしたいのです。

さてさて・・・上を見れば凄いケーブルは数多ありますが、今の自分にとってのベスト・バイはどのケーブルなのか・・・
しかも、そこそこの長さ(4~4.5メートル)でオーダーができる必要がありますので、そこも大きな問題点です。

というわけで、色々物色をしてたどり着いたケーブルは以下の2つでした。


ACROKINK 7N-A2070II(1.5m+3m延長)
ZONOTONE Royal Spirit AC-1(1m+3.5m延長)


正直、ZONOTONEはこれまでイベントなどで聴く限り「ジャズやロックを聴くなら最高だけど・・・」と、クラシックの繊細な表情も楽しみたい私としては少し敬遠してきましたが、どうやら「Royal Spirit」は違うぞ!という話を聞いていたので、非常に興味がありました。


また、今回のレイアウト変更でここまで出費をしていなかったら、海外のTransparentのMusik Link UltraやReference XL等の出物を物色していたかもしれませんが・・・今回はこの2択で。


そんなわけで、悩みに悩んで購入したのは・・・



ZONOTONEの「Royal Spirit AC-1(4.5m)」です。
 


届いたケーブルを持ってみると、そこそこズッシリと重量はありますが、径の割にケーブルが柔らかくしなり、オヤイデ電気のAR-910よりも取り回しが容易そうです。

購入前に少し心配していたB.M.C.のAMP-S1のXLR端子間の距離も問題なく接続でき一安心。(Royal Spirit AC-1のXLRケーブルは左右のケーブルが1本の太いケーブルでまとめられており、分岐をするのは端子がついている20数センチ程度しかないため、左右の端子間の距離が40cm以内でないと接続ができないのです。)


早速色々と聴いてみると・・・うはっ!!
クラシックのピアノソロではホールのステージが眼前にパッと広がり、その広さや奥行きが目に浮かぶような繊細な音の広がりを感じました。
フルオーケストラではホールの広がりとともに、各楽器の繊細な描写、コントラバスなどの低音楽器の沈み込むような野太い音の明瞭な響き、これは今までにZONOTONEに感じていた印象とは全く異なる音でした。
で、JazzではZONOTONEらしい芯の太い各楽器の音の力強さと生々しさがあり、なんて絶妙に「イイ所取り」をしたケーブルなのかと感動してしまいました。

また、LINNのUNIDISK1.1帰還後はSACDのハイレゾ再生でもホールトーンの美しさと各楽器の解像度の高さを実感。

オヤイデ電気のAR-910よりも力感があるため、より音の実在感がある感じがします。


・・・うん、今回の賭けは大勝ちしたぞ!!

あとは、スピーカーやプレイヤーを含む各機器の設置の微調整、インシュレーターの変更でどこまで追い込めるか・・・


さて、大量のCDやDVDをどう整理して各部屋に収容するか・・・・残るはここだけだ!!

 

 

Zonotone Royal Spirit AC-1
XLRケーブル(1.0m・ペア)

オーディオ部屋のレイアウトを変更しました(その4)

ヤフオク!で落札したDIATONEDS-V3000がスッカスカのラジカセみたいな音しか出ずに四苦八苦しているのとほぼ同時に発生した問題、それはLINNのユニバーサルプレイヤー「UNIDISK1.1」の故障です。


具体的な故障内容は、ドライブにどんなCDやSACDを入れても全く認識しないというもの。
こいつ、2013年の8月オーディオスペースコアさんでピックアップユニット交換修理をしているのに、故障までの期間、短くないッスか?

CDはまぁ、ORACLEのCDトランスポート「CD1000」で再生すればいいとして、SACDが再生できなくなるのは辛い・・・

 

ようやく進められたオーディオ部屋のレイアウト変更の最中に発生したDS-V3000の音スッカスカ問題と同時に、このUNIDISK1.1故障問題なので、テンションだだ下がりです。



もうここまでいろいろとお金をかけてしまったからあまり使いたくなかったけれど・・・これはしかし、背に腹は代えられないと踏ん切りをつけ、再びオーディオスペースコアさんに修理を依頼。



連絡をしたところ、既に交換用ピックアップユニットが入手困難な状況で、すぐに手配が付くかわからないと返信がありつつも、早速UNIDISK1.1をオーディオスペースコアさんにお送りして神頼みしながら修理上がり待つことに。



・・・で、2週間ほどで修理完了の連絡が!
なんとかLINNのピックアップユニットを調達してもらい、交換をしたところ読み込みエラーがなくなったとのこと。

すぐに修理代金を振り込み数日後に帰ってきたUNIDISK1.1を接続して、メインスピーカーのMEDEAで復帰一発目のSACDを再生しようとしたところ・・・

 

あ、あれ!?


音が出たかと思ったらなんだか歪みの多い音で、その後すぐに再生が止まってしまいました。
その後、再生を再開しようと試みるも・・・ダメ。
他のSACDやCDを入れ替えてみるも、やはり認識をせず振り出しに・・・


オロオロしながら再びオーディオスペースコアさんに連絡をして再度確認・調査をしてもらう事に。



その後、なかなか連絡が来ずやきもきして居りましたが、ようやくメールが!!

隅々まで調査をしてもらったところ電源に異常なノイズが出ていることが分かり、コンデンサの容量抜けがノイズの原因になっていたことが判明。
電源周辺のコンデンサを全て交換したところ、ノイズがなくなり、CDも問題なく認識をして再生できるようになったとのこと。
ただ、例の無い不具合だったため、担当のIさんも「これが根本原因なのか??」と不思議がりながらも「これで様子を見ていただけますか?」とUNIDISK1.1を返送してくれました。

というわけで、受領後数日間、色々とSACDやCDを再生しまくりましたが・・・UNIDISK1.1、完全復帰です!!
 


ほっと一安心をしてオーディオスペースコアのIさんにメールで連絡。
今回の追加の修理費用をうかがうと、コンデンサの件は最初の修理の時の見落としなので不要とのこと。むしろ丁寧にお詫びをいただいてしまい、こちらも恐縮です。


・・・いやはや、レイアウト変更でヘトヘトになり、DS-V3000の音で精神的に追い詰められていたところに今回のUNIDISK1.1の件なので非常に焦りましたが、何とか無事に直って結果オーライです。
もう、調子に乗ってSACDを中心にUNIDISK1.1で再生しまくりです。

オーディオスペースコアさん、担当のIさん、今回も本当にお世話になりました!!
おかげさまでレイアウト変更後の部屋でオーディオを満喫できました!!
どうもありがとうございました!!!!!

オーディオ部屋のレイアウトを変更しました(その3)

見た目上のレイアウト変更が一段落した7月中旬、とりあえず音は出せる状況になりました。
 


そこで、DS-V3000をメインシステムに繋ぎ音出しをしてみたところ・・・なんなんだ!?このスッカスカで深みの無いラジカセみたいな音は!?


これじゃ1万円のスピーカーにすら及ばないじゃ無いか!?


じっくり、じっくりと聴いてみると、解像度に関しては分解的で緻密なのだけれど、それが完全に浮いてしまって中~低音が全く出てこない。
ジャズを聴いてもベースが出てこないのはもちろん、ピアノに至ってもおもちゃのピアノを弾いているような一切厚みの無い音で、クラシックもホールの空気感はもちろん、奥行きも出ないし、フルオーケストラなのに右半分の楽器が全て消えてしまったような、一瞬で聴く気を削がれる目も当てられない音・・・
これがDS-V3000の実力じゃ無いのは分かるけれど、それにしてもコイツは業者にお願いをして修理、リペアをしてもらうしか無いんじゃ無いか・・・


と、途方に暮れていると、DIATONEのスピーカーならではの不具合というか、DIATONEのスピーカーエッジは繊維にダンプ材を含浸させた物なので、他社のウレタン系スピーカーエッジの様に劣化してボロボロに崩れる事は無いのですが、経年で硬化してスピーカーが振動出来なくなってしまうという問題が発生します。
確かに、DS-V3000は初期ロットであれば発売年の1990年に製造された物なので、とっくにエッジが硬化してガッチガチに固まってしまっても不思議では無いのです。


確かにウーファーのエッジを指で押してみると、指が全く沈み込まないほどにガッチガチに固まっていました。
なるほど、これでは音なんか出るわけがありません。


と、いうわけで、どうやら自動車のブレーキフルード補充液をエッジに塗ると、硬化したエッジのダンプ材が溶解されて柔らかくなり、スピーカーが前後出来るようになって音が出るようになるとのことなので、早速ブレーキフルードを購入し、エッジに塗布してみました。

 


本来は、ユニットを取り外してエッジの裏側からブレーキフルードを塗布するのが良いらしいのですが、手抜きをして表から丁寧にブレーキフルードを塗布します。
で、塗布が終わったら一晩寝かせ、翌晩もう1回エッジの全体に丁寧にブレーキフルードを塗布。
さらに1週間寝かしてもう1回塗布・・・

と、ここまで来てかなりエッジも柔らかくなり、メインシステムに繋いで色々と鳴らし込んでみると今までの安いラジカセみたいな音が嘘のように、深みもあるし奥行きもある、姫神の「神々の詩」の様なシンセサイザーの楽曲では音が部屋中に飛び交うような、DIATONEらしい音が出るようになりました。
いやぁ・・・・よかったぁ・・・・あのままラジカセみたいな音のままだったら、DS-V3000の購入だけでなく、今回のオーディオ部屋レイアウト変更自体が「無駄」になってしまうところでした。

というわけで、しばらく鳴らし込んで安心をしたので、メインシステムはAudio PhysicのMEDEAに戻し、DS-V3000はAVアンプに繋いでフロントスピーカーとして活用をすることにしました。
だって、MEDEAとDS-V3000を聴き比べると、やっぱりMEDEAの方が圧倒的に格上の音がするんだもの・・・(まぁ、ズッと鳴らし込んでいるんだから当たり前っちゃ当たり前なのですが)


で・・・音出しをしているときに大問題が発生です。


もう・・・なんでこう色々と起こるかなぁ・・・
続きはまた後日。

 


三油化学 シグマ D4スーパー
ブレーキフルード補充液 50cc