オーディオ部屋のレイアウトを変更しました(その3)
見た目上のレイアウト変更が一段落した7月中旬、とりあえず音は出せる状況になりました。

そこで、DS-V3000をメインシステムに繋ぎ音出しをしてみたところ・・・なんなんだ!?このスッカスカで深みの無いラジカセみたいな音は!?
これじゃ1万円のスピーカーにすら及ばないじゃ無いか!?
じっくり、じっくりと聴いてみると、解像度に関しては分解的で緻密なのだけれど、それが完全に浮いてしまって中~低音が全く出てこない。
ジャズを聴いてもベースが出てこないのはもちろん、ピアノに至ってもおもちゃのピアノを弾いているような一切厚みの無い音で、クラシックもホールの空気感はもちろん、奥行きも出ないし、フルオーケストラなのに右半分の楽器が全て消えてしまったような、一瞬で聴く気を削がれる目も当てられない音・・・
これがDS-V3000の実力じゃ無いのは分かるけれど、それにしてもコイツは業者にお願いをして修理、リペアをしてもらうしか無いんじゃ無いか・・・
と、途方に暮れていると、DIATONEのスピーカーならではの不具合というか、DIATONEのスピーカーエッジは繊維にダンプ材を含浸させた物なので、他社のウレタン系スピーカーエッジの様に劣化してボロボロに崩れる事は無いのですが、経年で硬化してスピーカーが振動出来なくなってしまうという問題が発生します。
確かに、DS-V3000は初期ロットであれば発売年の1990年に製造された物なので、とっくにエッジが硬化してガッチガチに固まってしまっても不思議では無いのです。
確かにウーファーのエッジを指で押してみると、指が全く沈み込まないほどにガッチガチに固まっていました。
なるほど、これでは音なんか出るわけがありません。
と、いうわけで、どうやら自動車のブレーキフルード補充液をエッジに塗ると、硬化したエッジのダンプ材が溶解されて柔らかくなり、スピーカーが前後出来るようになって音が出るようになるとのことなので、早速ブレーキフルードを購入し、エッジに塗布してみました。

本来は、ユニットを取り外してエッジの裏側からブレーキフルードを塗布するのが良いらしいのですが、手抜きをして表から丁寧にブレーキフルードを塗布します。
で、塗布が終わったら一晩寝かせ、翌晩もう1回エッジの全体に丁寧にブレーキフルードを塗布。
さらに1週間寝かしてもう1回塗布・・・
と、ここまで来てかなりエッジも柔らかくなり、メインシステムに繋いで色々と鳴らし込んでみると今までの安いラジカセみたいな音が嘘のように、深みもあるし奥行きもある、姫神の「神々の詩」の様なシンセサイザーの楽曲では音が部屋中に飛び交うような、DIATONEらしい音が出るようになりました。
いやぁ・・・・よかったぁ・・・・あのままラジカセみたいな音のままだったら、DS-V3000の購入だけでなく、今回のオーディオ部屋レイアウト変更自体が「無駄」になってしまうところでした。
というわけで、しばらく鳴らし込んで安心をしたので、メインシステムはAudio PhysicのMEDEAに戻し、DS-V3000はAVアンプに繋いでフロントスピーカーとして活用をすることにしました。
だって、MEDEAとDS-V3000を聴き比べると、やっぱりMEDEAの方が圧倒的に格上の音がするんだもの・・・(まぁ、ズッと鳴らし込んでいるんだから当たり前っちゃ当たり前なのですが)
で・・・音出しをしているときに大問題が発生です。
もう・・・なんでこう色々と起こるかなぁ・・・
続きはまた後日。
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