3月23日(土) 吉祥寺の音吉MEGで女子オーディオイベントが開催されました
2019年3月23日(土)、吉祥寺のジャズ喫茶「音吉MEG」で『第22回女子オーディオ』イベントが開催されました!!
冗談から始まった女子オーディオイベントがまさか22回も続くなんて・・・・冗談みたいな話ですな。
さぁ、そんな今回の女子オーディオイベントですが、ご協力を頂いたオーディオメーカーさんは卵形デスクトップスピーカーや超小型ナノコンポでもお馴染みの「Olasonic」さん。
Olasonicさんと言えば、過去にも女子オーディオイベントにご協力を頂きました。
そのときはデスクトップ用卵形USBスピーカー「TW-S5」やナノコンポをご紹介いただきました。
あれ以来、個人的にPC用の簡易スピーカーとして「TW-S5」、そして今は「TW-S9」を自宅で使用しています。
さて、そんな「Olasonic」も東和電子からインターアクションに引き継がれ、新製品も色々と発表されて今まで以上に盛り上がっているようです。
そんなインターアクションからOlasonicマーケティング部長の清水潤一さんが駆けつけ、今回のイベントで女子にもうってつけの音楽が楽しくなる(であろう)商品を紹介してくれました。
清水さんの挨拶に続き、今回の女子オーディオイベントの会場を提供してくれた音吉MEGオーナーの柳本さんからもご挨拶。
そうか、寺島靖国さんがオーナーだった「MEG」から『音吉MEG』になったのが1年前の4月1日。
あとわずかで『音吉MEG』1周年なんですね。
去年の4月1日、こけら落としのライブはピアニストの高木里代子さんのピアノトリオライブでした。
そして1周年の2019年4月1日にはジャズボーカリストMAYAさんのライブが開催されるとのことでした。
そして、「酔っちゃう前にちょこっとだけ」と、女子オーディオ会長のオーディオ評論家林正儀さんからもご挨拶。
そして本日のイベントの司会、奥野さんにバトンタッチをしていよいよイベントの始まりであります。
最初に紹介されたのが、我が家でも使っているデスクトップ用USBスピーカー『TW-S9』。
やはりこうやってデスクトップから飛び出してしまうと・・・小さいなぁ。
この小さいボディから強力な低音と音量が出るし、繊細で微細な音までしっかりと奏でてくれるのでデスクトップスピーカーとしてはこれだけで大満足です。(当方宅での導入期はこちら)
・・・が、流石に音吉MEG店内に音を轟かせるだけのパワーはありませんでした・・・
無理にボリュームを上げると音が割れちゃうし・・・
まぁ、仕方ないっちゃ、仕方ない。
とは言え、この小さな図体のTW-S9から、音吉MEGのオーディオイベントのテーマ曲として毎回かけられているケニー・バロントリオのアルバム「THE MOMENT」2曲目の「Fragile」で、Rufus Reidの奏でるベースの沈み込むような超低音までズズーン・・・と、鳴るのはさすがTW-S9でした。
そう言えば、以前女子オーディオでOlasonicの「TW-S5」を紹介したときには、スピーカー本体を両手に持って店内を歩き回ってお店中のお客さんの近くまで持って行って聴いてもらったっけ。
ちなみに隣の席では女子オーディオの首席受講生(?)のMAYAさんが、しきりにメモを取りながら真剣に清水さんの話に、音に耳を傾けておりました。
「TW-S9」に続いて紹介されたのがBluetoothスピーカーの「IA-BT7」。
この大きくもなく薄っぺらい筐体のコイツ。
わたしはネットでこの「IA-BT7」を見たときに「Olasonicは卵型スピーカーを捨てたのか!?家電メーカーが片手間で「オーディオ的な製品を出さなきゃ」というような感じでレトロ調のラジカセ的な製品を作りました・・・というようなコイツはなんなんだ?Olasonicもヤキが回ったのか?」と、若干ガッカリと感じていたのですが・・・そいつが今、目の前に・・・・
Bluetoothスピーカーという事で、音源はスマホやBluetooth対応携帯音楽プレイヤーがメインになるようです。
所謂「ハイレゾ」音源に対応するため、音声コーデックもLDACやQualcomm aptX HDに対応しているため、これらのコーデックに対応したプレイヤーでハイレゾ音源を再生できたり、通常のBluetoothで受信した非ハイレゾ音源も96KHzにアップコンバートされて再生されたり・・・と、とにかくハイレゾ押しの製品となっております。
昨今の「ハイレゾ」押し一辺倒のオーディオ業界には若干閉口気味な私ではございますが、兎にも角にもこんなに熱く清水さんに語られ、しかも、MAYAさんもご自宅でお使いとの事では、まずは黙って聴くしかありません。
そんな猜疑心プンプンの私ですが、音が鳴りだした途端、手のひらを反すように心の中で歓喜の声を上げておりました。
確かに、この小さい1台のBluetoothスピーカーで鳴っているので、音の左右への展開は乏しくステージの広がりが出ないため、モノラル的な鳴り方になるが、そんなことは些細なことだと圧倒するこの音圧はなんだ!?
さっきの「TW-S9」では破綻してしまった音量などは全く別次元の大音量で、音吉MEGの店内を音楽で満たしていきます。
コイツはすごい!!
さらに驚くのは低音の音圧。
この、決して大きいとは言えない直径11センチのウーファー、厚みが無く容量の小さな密閉型のエンクロージャ、それなのにこの重厚な低音はどこから出てくるのでしょうか。
会場に回されてきたIA-BT7を持ってみるとズシリと重く、2.2kgもあるのだとか。
さらに、木製ケースに突板のウォルナット仕上げのものと、純白に塗装されたものの2種類があり、純白に問うされたものは4回も塗装を繰り返してピアノフィニッシュ加工をしているということで、会場のお客さんからは「だったらピアノフィニッシュの方がお得じゃない?」との突っ込みも。
たしかに、ウォルナットのサラリとした木の手触りも良いけれど、このピアノフィニッシュのエンクロージャは手に吸い付くような手触りで重厚感があり、個人的にもこちらのほうが良いかな。
お客さんの持ってきたiPhoneや携帯音楽プレイヤーもBluetoothでペアリングし、ジャズに限らず色々な曲を次々に聴かせてもらいましたが、いやはや、これは正直、驚きました。
音楽と真剣勝負で対峙して聴くには向かないかもしれませんが、リビングや庭先で作業をしながら音楽を楽しんだりするにはこちらの方が良いかもしれません。
また、今回は「女子オーディオ」なので、キッチンで料理をしたりお菓子を作ったりするとき、女子会で話を盛り上げるときのBGMとしてコイツがあると重宝するのではないでしょうか。
ちなみにMAYAさんは料理をしているときにコイツで音楽を聴きながら調理をしているらしいっス。
さて、ここまでのポテンシャルを見せつけられるとウズウズするのがオーディオマニア。
林先生の要望で、IA-BT7の下にインシュレータを置いてみるとどうなるのか・・・ということで、音吉MEG愛用のローゼンクランツ製インシュレータを3点支持でIA-BT7の下に設置。
インシュレータ1セットが3万円ちょっとなので、それを3点なので10万円弱・・・
IA-BT7が3万円ちょっとなので・・・インシュレータだけでIA-BT7が3台買えてしまう計算です。
アンバランス感がハンパじゃありません(笑)。
果たして出てきた音はというと、1曲終わった後お客さんから「こんなに変わるんだ」と感嘆の声が上がった程変化がありました。
具体的には、音のベールが一枚剥けたと言うか、より1音1音が明瞭になり低音の沈み込みはそのままに音の輪郭がしっかりとしました。
これが「ローゼンクランツ」だからなのかどうなのかはさておき・・・インシュレータは効果があるオーディオ機器であることは分かりました。
これに喜んだほろ酔い(?)の林先生も興奮気味にIA-BT7のポテンシャルと、それを活かすアクセサリーの楽しみ方を語っていました。
そんなわけで、熱気ムンムン、おっさんだらけじゃ無く女子や女性も多く居る店内の雰囲気はそのままに、休憩を挟んで後半戦に突入するのでありました。
後半戦が始まる前に、MAYAさんから改めて挨拶と4月1日の1周年記念ライブのお知らせ。
遊びに来ていた某オーディオエンジニアの方が持参された自作LPプレイヤーミニチュアに驚きつつ・・・
後半戦はOlasonicのナノコンポとMonitor Audio社のスピーカーと組み合わせたオーディオシステム『Mariage Elle』の試聴になりました。
Mariage Elleは以下のOlasonicのナノコンポとスピーカーのセットになっています。
Olasonic CDプレイヤー NANO-CD1
Olasonic USB DAC内蔵プリメインアンプ NANO-UA1a
Olasonic Bluetoothレシーバー NA-BTR1W
Monitor Audio スピーカー Radius Series 90
ここに来てようやく「オーディオ」らしくなってきましたが、トータル価格216,000円(ヨドバシ価格)と、今までの商品に比べてやや高価な印象です。(オーディオとしては決して高い価格ではありませんが)
そして出てきた音はというと・・・あぁ・・・オーディオらしいしっかりした音だ(笑)。
そもそものアンプの出力が25Wということで、小型スピーカーを大音量で鳴らしてMEGの店内を音で満たすには明らかに力不足。
ボリュームを上げるとどうしても音が割れてしまいます。
スピーカー自体は70Wまでの入力に耐えられる様ですが、さすがにNANO-UA1aでは大音量での常時音楽再生には無理があったか・・・。
しかし、音が割れ始める直前までの音量での音はオーディオの、そして音楽の楽しさがビンビンと伝わってくる魅力ある音でした。
低音は重低音まで出るとまでは言いませんが、しっかりと厚みのあるキレのある低音に支えられ、高音の伸びが透明度が高く美しい。
ステレオのステージの広さはさすがセパレートコンポ、奥行きもしっかりと表現されています。
CD、Bluetoothのハイレゾ音源と聴かせてもらいましたが、Bluetoothのハイレゾ音源の方がやはり、高音の伸びがキレイで生々しかったのが印象的でした。
Bluetoothでハイレゾ・・・便利で良いのだけれど、ハイレゾ音源はデータ容量が大きいし、端末(スマホやポータブル音楽プレイヤー)の記憶容量は大きくないのですぐ容量がいっぱいになっちゃうからなぁ・・・
今回のMariage ElleはプリメインアンプとCDプレイヤー、Bluetoothレシーバー、スピーカーのセット商品になっているけれど、Bluetoothレシーバーなんて使えない・・・というデジタルに弱い人や、最近の人だとネットやストリーミングでしか音楽を聴かずそもそもCDを聴く習慣が無い・・・という人もいると思うので、そういう組み合わせの「Elle」もあれば良いのにな・・・と思ったり。
さて、ここで女子オーディオからちょこっとだけ「MEGオーディオ愛好会」にバトンタッチし、音吉MEGのシステムに「NA-BTR1W」を繋ぎ、音吉MEGのアンプ、スピーカーを活用してBluetoothオーディオを楽しんじゃおう!ということに。
音吉MEGのシステムはかなり複雑なので詳細は省きますが、OlasonicのBluetoothレシーバー「NA-BTR1W」をソニーのヘッドフォンアンプ「TA-ZH1ES」に繋いで・・・って、なんだか最早「女子オーディオ」とは乖離したマニアな「おっさんオーディオ」になりつつありますが、でもまぁ、面白いからいっか。
こうやって見ると「NA-BTR1W」の小さい事ときたら・・・
ちなみに「NA-BTR1W」はDACを搭載しているのでデジタル出力のほかにアナログ出力があります。
簡易的に使いたい場合はお使いのコンポにアナログ出力をすればすぐにBluetoothオーディオが楽しめ、今回のテストの様にお手持ちのDAC等に接続すれば自宅のオーディオにBluetoothオーディオ機能を実装できることになります。
ここでお客さんの女子学生が持ってきたiPhoneに入っていた音源(圧縮音源)でPOPSなどを聴かせてもらいましたが、圧縮音源なので若干ザラついた印象はありましたが、アップコンバートされているのか圧縮音源ならではの高音部の不自然さはほとんど感じませんでした。
ここまでお手軽に自分のオーディオにBluetoothオーディオが組み込めるんだったら「NA-BTR1W」・・・アリだな。
と、いうわけで、Olasonicさんの製品、特に今回はBluetoothオーディオ製品を中心に取り上げてまいりましたが、清水さんの熱心で分かりやすい説明のおかげで「女子オーディオ」らしい分かりやすさ、楽しさも伝わったのではないかと思います。
で、イベント終了前にOlasonicさんから素敵なサプライズ!!
なんと、今日紹介された卵型USBデスクトップスピーカー「TW-S9」1セットと、Bluetoothスピーカー「IA-BT7」1台を会場のお客さんにプレゼントするとのこと!!
そういえば6年前のイベントの時にも卵型USBスピーカー「TW-S5」をお客さんにプレゼントされていました・・・。
Olasonicさん、なんて太っ腹なのでしょう!!
というわけでプレゼントの当選者を、お客さんと首席受講生のMAYAさんとのじゃんけん大会で決めることになりました。
当選者は2名のみ。
全員一斉にじゃんけんをして、MAYAさんに勝った人だけが残っていき、最後の2名を決めることに。
というわけで・・・・
じゃーん・・・
けーん・・・
・・・ぽんっ!!
MAYAさんは「チョキ」を出しましたので、「グー」を出した方のみ残って・・・・・・
・・・・
・・・・・・
・・・・・・・・
って、この時点で勝者は2名のみ!!
当選者確定!!!
一人は先ほど持参のiPhoneでBluetoothオーディオの音源提供をしてくれた学生女子。
そしてもう一人は・・・・・オイラ!?
ヤ、ヤバイ。
勝っちゃった・・・・
・・・・
・・・・・・
・・・・・・・・
でも、さすがにオイラがプレゼントをもらうわけにはいかないなぁ・・・・
ということで、急遽、女性のお客さん限定で、Olasonicの清水さんとじゃんけんをしてもらい、残りの当選者を決めることに。
じゃーん・・・・けーん・・・・・ぽん!!
はい。
ようやくもう一人の当選者が決まりました。
一番後ろの席に座っていた、旦那さんと一緒にいらっしゃった先輩女子の方。
最初に勝った学生女子はBluetoothスピーカー「IA-BT7」を。
次に買った先輩女子の方には卵型USBスピーカー「TW-S9」が進呈されました。
じゃんけん大会で勝てなかった方にも、女子オーディオ参加特典としてOlasonicのオンラインストア購入した方、または家電量販店などで購入した方にもハイレゾ音源配信サイトの商品券がプレゼントされるアナウンスが。
う~ん・・・Olasonicさん、いつも太っ腹!!
そんなわけで、最後の最後まで大興奮の「第22回女子オーディオイベント【Olasonic編Part2】」も終了となりました。
ご協力をいただきました清水さんをはじめOlasonicの皆様、会場をご提供いただいた音吉MEGの皆様、MEGオーディオ愛好会の皆様、林先生、MAYAさん、司会の奥野さん、皆さんどうもありがとうございました!!
次回、23回イベントが開催されるのかは分かりませんが、ぜひ、今後ともどうぞよろしくお願いいたします!!
LG Stylerを使っています
年末、某サイトでオーディオ評論家の麻倉怜士さんの記事を読み、LGエレクトロニクスの衣類用自動スチーマー『LG styler』が欲しくて欲しくて仕方なくなってしまい、ボーナスはPioneerのUDP LX-800を買っちゃったけれど、「えいっ!」と清水の舞台から飛び降りる気持ちで注文してしまいました。
(注文時、Yodobashi.comでは税込み189,000円だったのに、店舗だと税込み20万円越えだったのが解せず、Yodobashi,comで注文してしまいましたが・・・)
LG styler (S3MF)
LG styler自体は、かなり前から「LGがこういう物を開発している」と、情報サイトで見たりテレビで見たりして知っていたのですが、「花粉症男としてはこんな機械欲しいけれど、こんなデカいの、置けないよなぁ・・・」と思っていたのですが、もう、注文しちゃったからね。
注文したら最後、置き場所を作るために断捨離、頑張りました!!(笑)
注文からしばらくして届いたLG stylerの箱は異様にデカく、持ってきてくれたヤマト運輸さんからも「これ、2階まで上がりませんよ?」と言われてしまったのですが、同じく2階の当方の部屋にほぼ同じタッパで横幅がもう少しある冷蔵庫を上げた事がある事を現物を見て確認してもらい、「ホントはダメなんですけど、階段でこすっちゃったり壁や本体に傷がつく可能性があることを了承してくれるなら・・・」と、無理矢理2階まで上げてもらいました。(ヤマト運輸のおふたり、その節は本当にありがとうございました!!)
そんな、ヤマト運輸さんにせっかく上げてもらったLG stylerの勇姿を写真で公開しようとしたのだけれど・・・前面ミラー仕上げの「S3MF」を買ってしまったので、写真で写しても全く意味が分からないというか、映えないというか、オイラの部屋の中大公開状態というか・・・
なので、勇姿は掲載出来ませんでした。
もしご購入を検討されている方は、姿見が必要ないようであればミラーモデル・・・要らないと思います。
さて、コイツが届いてからもう何回使ったでしょうか。
ていうか、ほぼ毎日使っています。
会社から帰ってきたらLG stylerにスーツとコートを入れてスイッチオン!
休みの日は出かける前にコートを入れてスイッチオン!
コイツで蒸してカラッとさせると、着心地が格段に良くなるし、前日の焼き肉臭も全くしないし、完成直後はふわっふわのホッカホカで気分もホックホクなのです。
ホント、なんでこういう物を日本の家電メーカーは作らなかったのでしょうか。
Panasonicもナノイーや衣類スチーマー製品をバンバン出しているのだから、合わせ技でこういった製品が作れたでしょうに・・・残念です。
そんなLG stylerを使っていて気になったところをご紹介致です。
まずLG stylerのドアを開くと中身はこんな感じになっています。
上部にはハンガーを掛けるバーがあり、ハンガーを掛けられる溝が5本あります。
運転を開始すると、コイツが振動してかけたジャケットやスーツなどがユサユサ揺れ、付着したホコリや花粉などが下に落ちる仕組みになっています。
この辺りの動作は家電量販店でデモンストレーションしていますのでお店でご確認下さい。
で、ジャケットやスーツ、コートやシャツなどを掛けるハンガー2本が付属しており、ユサユサ揺れたときにジャケットやスーツなどが滑ってズレ、シワが寄らないように方のところに滑り止めが付いています。
本体下部にはスチームを噴出させるための水タンクと、庫内に充満したスチームを集めて水として貯めておくタンクが設置されています。
しかし、このタンクが見栄えは良いのですがちょこっと曲者で、タンクの給水、排出口の構造上、排水時に水を排出し切れません。
上記の通り給水・排水口の構造に難があるため、排水をしても必ず少し水が残ってしまうのです。
まぁ、それはそれで、長期間使わない場合には狭い給水・排水口にティッシュやタオルなどをツッコんで指で上手くグリグリやれば良いので大問題では無いですが・・・日々のメンテナンスを考えるとチョット難がある点です。
次に、ドア部にはズボンのシワを伸ばすプレッサー的な機構が備わっています。
このズボンプレッサーを利用するためには、付属のズボンハンガーでズボンを挟んで専用フックにかけて使用するわけです。
ちなみに、ズボン用ハンガーにズボンを吊すためには、ハンガーのネック部分を手前に曲げるとクリップが開き、ここにズボンを挟んで吊します。
で、水タンクの上にはスチームでしっかり蒸された衣類を乾かす熱風の通風口と、庫内に充満したスチームの水分を集めるタンクに水分を通すための穴があり、運転中にスーツなどから落ちたホコリ等がネットに引っかかるようになっているので、ここの定期的なお掃除は必要ですが、掃除機で吸えば大丈夫なのでお手入れは楽ちんです。
で、庫内の奥にはスチームの噴出口と熱風の通風口がありますが、ここに専用のアロマシートを入れるためのホルダーが居ます。
このシートホルダーに専用のアロマシートを入れるのですが・・・
ん?
なんだか「専用アロマシート」と言う割にはサイズが変じゃない?
まあ、細かいことには目を瞑るとして(日本のメーカーだったらちゃんとサイズは合わせるだろうなとは思いつつ)、上手に折りたたみつつホルダーを閉め、ホルダーの蓋を開けてセットすればOKです。
ちなみに、アロマシートは1枚で2~3回利用でき、アロマシートが無い場合にはコットンシートにお気に入りの香水を数滴垂らせば利用できるようです。
と、いうわけで、毎日会社から帰ってくるとコートとスーツを庫内にセットして使っています。
スーツやコート、ズボンをセットしてドアを閉め、前面の操作パネルにタッチして運転モードを設定します。
衣類の匂いやシワを取る「リフレッシュモード」、生地や繊維の種類毎に目的別のケアが出来る「専用ケアモード」、衣類や寝具などの除菌・消臭が出来る「除菌/衛生モード」、雨・雪や梅雨の時期などで湿ってしまった衣類の湿気を取る「乾燥コースモード」から選択でき、運転直後のホッカホカ、ふわっふわのスーツやコートを着たい場合には、出かける時間直前に運転が終わるようにタイマーのセットも可能です。
ここでLG stylerを使う上でもう1点、不満に思っていることがあります。
それは、「専用ケアモード」でシルクなどの水分や熱などで縮んだり型崩れしてしまう生地のケアをするためには、スマホにLG製品専用のアプリケーション「Smart ThinQ」をダウンロードし、スマホとLG stylerとをWiFiで接続し、LG stylerをアプリに登録して専用のケアモードをダウンロード・設定しなければなりません。
しかし、このアプリにLG stylerを登録する際に、WiFiルータを通してインターネットに接続しに行くようなのですが、我が家の場合、ルーターと端末の通信にはMACアドレス認証を行っており、各端末がルーターに接続するためにはルータ側に端末のMACアドレスを登録しなければならないのですが、LG styler本体のMACアドレスが分から無いため「Smart ThinQ」に登録が出来ず、結果、専用ケアモード用の各種コースをダウンロード出来ないのす。
なので、せっかく機能としては備わっているはずなのに、ネクタイなどの匂い取り等が出来ないのです・・・。
ちなみに、LGのサポートに電話をして、どうしたらLG stylerのMACアドレスを確認出来るのか聞いたのですが、「LG StylerのMACアドレスですか?確認出来ません。」と希望は完全に途絶えてしまいました。
この点、私としては大きなマイナス点です。
で、運転が終わると、ホッカホカ・ふわっふわで、アロマシートを使っていればほんのりとアロマの香るのスーツやコートが出来上がります。
因みに仕上がりはこんな感じになります。
ズボンのシワはそこまできれいには取れませんが、折り目はしっかりとキープ出来るので重宝します。
で、スーツのシワの中でも、背中の座りジワは流石にアイロンのようにはきれいに取れませんが、腕のシワに関してはかなりきれいに取れます。
いやはや、いくつかの問題はあるものの、やっぱり1回使うと手放せなくなってしまいます。
スーツの他にも、付属品の棚を使えばなかなか洗えないぬいぐるみなどの除菌・消臭も出来ますし、オイラはオーディオ部屋でくるまる為の毛布をハンガーに吊して除菌・ダニ対策に活用しています。
あ、最後の最後に1点、改善して欲しい点があります。
それは、専用のハンガーやアロマシートを買おうと思うとなかなか厄介で、店頭には売ってないし、ネットショッピングでも買えないので、店頭で取り寄せをしてもらわないといけないのが・・・わけわからんです。
そんなわけで、もし、買おうかどうしようか悩んでいる方がいらっしゃったら、もう、買っちゃって下さい!
まぁ、最近は韓国に関しては色々思うところが無いわけでは無いですが、これはなかなかの逸品ですよ!!
Buffalo製NetAudio用ネットワークHUB 『BS-GS2016/A』導入しましたが…
最近、ネットワークオーディオの隆盛に伴い、AVアンプや先日購入したPioneerのUDP-LX800もネットワークポート(いわゆるLAN用のRJ-45ポート)を搭載した機器がオーディオルームに増えてきたため、ネットワークオーディオの活用、ファームウェア更新などのメンテナンスの為にもそれらの機器をネットワーク接続しなければならなくなり、バッファローのNetAudio用ネットワークHUB『BS-GS2016/A』を買って、試してみました
。
バッファロー・・・オイラとしては頭の中ではずっと「メルコ」なんだよなぁ・・・
製品自体は2年以上前に発売されており、既にメーカーの生産が終了してしまっている製品だったため、ヨドバシカメラやビックカメラなどで購入ができず(せっかくポイントで購入しようと思ったのに・・・)、Amazonで購入を致しました。
製品の特長としては、
・ポート間の通信ノイズによるを極力低減するため、上下合計16ポートのうち、上段8ポートを利用不可にして出荷。
・HUB内部に1.5MBのバッファメモリを内蔵し、ネットワークオーディオでのデータ送信遅延を防止。
・金属筐体による放熱性向上により完全ファンレス化。
・同社ネットワークオーディオ「DELA」ブランドのカテゴリー7LANケーブル「C1AE (2.0m)」を1本同梱。
・インシュレーター付属。
と、確かに普通のネットワークHUBを使用するよりはよさそうな感じです。
この製品の一般向け製品「BS-GS2016」の販売価格が22000円程度で、「BS-GS2016/A」が35000円程度なので、13000円ほどの価格差ですが、果たしてそれだけの価値はあるのか・・・?まぁ、両方を比較したわけじゃないので分かりませんが。
と、いうわけで早速設置&配線です。
まずは開梱をして中身確認です。
うん、一見すると普通のバッファローのHUBです。
唯一の違いは16ポートの上段8ポートに蓋がしてあることくらい?
その蓋もプラスチックのちゃちいヤツね。
で、付属品のインシュレーターを見てみると、表面こそ金色にコーティングされていますが、コチラもプラスチック製のちゃちいヤツなので、高級感は皆無です。
BUFFALO・・・ハイエンドラインのDELAブランドがあるんだから・・・も少し頑張って欲しかったなぁ・・・。
さてさて、それはそうとして現在はNTTの光ONUから以下の様な配線を行っています。
AVアンプとUDP-LX800はLANケーブル接続をしていないため、取り急ぎ以下のLANケーブルを調達しました。
いわゆるオーディオ用LANケーブルでは無いけれど、よりノイズ耐性のあるCat.8だったら案外イイところまでいけるかな?と。
これを・・・こう配線します。
とりあえずオーディオ系のネットワークのみBS-GS2016/Aに集中して接続をして、他の自宅内ネットワークやテレビのネットワーク接続はONUに一任させることにしました。
で、設置位置としては、オーディオラックのSOUNDGENICやCDリッピング用Blu-rayドライブの下の段が空いていたので、そこにBS-GS2016/Aを設置することに。
設置、接続が完了し、各機器でネットワークの接続確認をした後、SOUNDGENICに入れた曲をLANケーブル経由でUDP-LX800とTX-NR686で再生し、USB接続したDAC1Preとの音質比較をしようかな・・・・と、思ったんだけど!!
・・・設置してからどうしても気になってしまうことが・・・・
BS-GS2016/A本体から発生する高周波音が気になって仕方ない!!
この不規則な高周波音は通常のネットワークHUBでも発生しているのは知っていましたが、オーディオ用を謳っているHUBでコレじゃだめだろ!!
この薄~く聴こえる高周波音は一度気になるとズッと気になっちゃうんだよなぁ・・・
確かに、音楽を聴き始めればボリューム的にかき消されてしまうのだけれど、PPPの最弱音で演奏されているときには・・・うっすらと聴こえてきちゃうんだよ・・・。
本体の上に御影石のインシュレーターを載せてもケースが鳴っているわけじゃないから止まないし、あぁぁ・・・・ケースか毛布被せたい・・・(苦笑)。
こういう詰めの甘いところが・・・・メルコっぽいんだよなぁ・・・と、感慨に浸りつつ、導入を少し後悔した私でございました。
本機、PCルームやリビングなどに設置をする分には全然良いと思うのですが、上記、高周波音の問題があるので無音状態になる様なオーディオルームには適さない・・・というのがオイラの結論です。
あぁ・・・バッファローでもIO DATAでも良いからちゃんとしたオーディオ用HUBを出して・・・!(手の届く価格帯で)