今年も熱かった!「第8回キャッツハウス&メグの会 対抗戦」 その1
2018年11月11日(日)、13時から吉祥寺の「音吉MEG」で『第8回キャッツハウス&メグの会 対抗戦』が開催され、前回に引き続き私も参加をしてきました。
三重県桑名のキャッツハウスのメンバーと、メグの会のメンバーとに別れて、それぞれのテーマにしたがって選んだCDやレコードを持ち寄り、ブラインド(誰が選んだ何のアルバムかを隠した状態)で聴き比べ、先にかかった曲と次にかかった曲のどちらが良かったかを挙手をして、手が上がった数が多かった方が勝ち・・・という、相手の出方を窺えない非常にスリリングな(?)勝負なのです。
しかも、対戦数が多いため、1曲の長さにも制限が有り、基本的には1曲5~6分程度、それ以上に長い演奏は強制フェードアウトというルールも存在します。
前回もボッコボコにやられてしまったこの対抗戦。
生半可なチョイスではジャズを聴き込んでいる参加者、お客さんに手を上げてもらえないのです。
というわけで、オイラも家にあるCDの中から時間をかけてじっくり選曲。
対抗戦のルールとは別に、個人的ポリシーとして
「ジャズジャイアントの名盤はかけない」
「コンピレーション盤やベスト盤は避ける」
という決め事をしているので、選択肢の幅が狭まって自分で首を絞めるというマゾっぷりです。
因みに今回の私の担当テーマは「星影のステラ」で、星影のステラの演奏であれば歌でもインストでも何でもOK。
とは言え、いざ「星影のステラ」を演っているCDで名盤以外の物・・・で、更に対抗戦に出せる物・・・すげぇ難しい・・・(苦笑)
というわけで、なんとか20数枚から絞り込んだ4枚のCDをバッグに入れ、吉祥寺に辿り着いたわけであります。
お店に到着をすると、イベント開始15分前なのにメグの会側代表(及び司会進行)の和田さん他、オイラを含めて5人しか集合していない。
相変わらず(?)集合時間を守らない人が多いなぁ(笑)。
その後、13時を回っても11名しか揃っていなかったのだけれど、キャッツハウス側代表の花村さんも来ているし、時間も無いので始めてしまうことに。
和田さんの挨拶で『第8回 キャッツハウス&メグの会 対抗戦』が始まりました。
挨拶冒頭、メグの会側の吉田さんの欠席と、メグの会側松田さんが連絡が取れずに不参加・・・との発表が有りました。
・・・寺島さんもまだ来ていないけれど、大丈夫なのか!?メグの会!?
もっとも、キャッツハウス側は元々参加メンバーが足りていないので、前回同様、メグの会から大西さんがキャッツハウス側として参加し、内藤さんがお一人で何戦も組まれていたりしているのですが、「細かい事」を気にしちゃいけません。
今回は12のテーマが有り、これを17時までの4時間でこなさなければならないため、タイムスケジュールが厳しい厳しい。
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1回戦 ギター対決 |
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13:00~13:20 |
2回戦 アルトサックス対決 |
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13:20~13:40 |
3回戦 トランペット対決 |
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13:40~14:00 |
4回戦 星影のステラ≪曲≫ |
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14:00~14:20 |
5回戦 ピアノトリオ対決 |
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14:20~14:40 |
6回戦 レーベル対決≪Verve≫ |
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14:40~15:00 |
7回戦 Everything Happen to Me≪曲≫ |
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15:00~15:20 |
8回戦 カルテットorクインテット対決 |
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15:20~15:40 |
9回戦 ザ・ジャズメッセンジャー対決 |
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15:40~16:00 |
10回戦 ボーカル対決 |
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16:00~16:20 |
11回戦 サックス対決 |
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16:20~16:40 |
12回戦 3人対抗戦 お気に入りジャズ |
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16:40~17:00 |
因みにこの対抗戦表をもらって初めて知りました。
・・・トランペット対決の後なのね・・・・
しかも、第4戦目だと、悩んでいる暇も無く対戦に出すCDを提出しなければならないため、より難易度が上がってしまいました。
そんな感じであわあわ慌てていると、第1回戦、「ギター対決」が始まってしまいました。
ギター対決の担当は、キャッツハウス側は内藤さん、メグの会側は平井さん。
平井さんはいつも一癖ある(?)選曲をするので、果たして正統派の内藤さんを切り崩せるのか・・・?
最初にかかったのはアルトサックスのバックにギターが入ったメロディアスな演奏。
次にかかったのはジプシーギターのリズミカルで激しい演奏・・・
なんだか、誰がどちらを選曲したのか分かりそうな気もしますが・・・対抗戦では「好きだった方」に挙手をするのが鉄則です。
果たして、1対6でジプシーギターの快勝となりました。
さて、対戦結果が出てから種明かしです。
最初にかかったのは、平井さんが選曲したサックス奏者の佐藤恭子さんのアルバム"LOVE SONGS"。
なんだよ、平井さん、自分のレーベルの作品じゃないか!!
後にかかったのは、内藤さん選曲のDjango Reinhardtのベスト盤"Gipsy Jazz School"。
勝者の内藤さんは誇らしげに曲紹介です。
2回戦目は「アルトサックス対決」です。
キャッツハウス側は大西さん、メグの会側は仙台から出場の高橋さん。
最初にかかった作品は、確かに良いのだけれど、アルトサックスは添え物感があって残念。なかなか出番が回ってこないし(笑)恐らく、メインは他の楽器かな。
一方、次にかかった作品はドン!とアルトサックスがしっかりと主張していて「アルトサックス対決」では・・・こちらかなぁ。
というわけで、結果は、最初にかかった作品が3票、後にかかった方が5票で後攻の勝ち。
最初にかかった方の選曲は、メグの会の高橋さんでEDDIE ALLEN QUINTETの"REMEMBRANCE"。
次にかかったのは、大西さん選曲のPaul Desmond with MJQの"The Only Recorded Performance of Paul Desmond with MJQ"。
しまった!
メグの会、2連敗してしまった!!
このままじゃオイラ、安心して負けられないじゃないか!!(苦笑)
ちなみに、2回戦の途中にキャッツハウス側助っ人のJazzCabの藤田さんがようやく来店です。
と、ここで司会進行の和田さんからアナウンスが。
キャッツハウスのひろちゃんさんが印刷してきた前回のオイラのイベントリポートの紹介です。
「こんなに詳しく、時系列もバッチリに書いていて凄いね。」までは良かったけれど・・・「今回も期待してますよ!」は超プレッシャーなんですけど(苦笑)。
さて、そんなわけで、今回はどれだけ詳細に書けるかわかりませんが(苦笑)、引き続きイベントリポートです。
3回戦目は「トランペット対決」。
キャッツハウス側は代表の花村さん、メグの会側は司会進行の和田元会長という、代表対決となりました。
最初にかかったのは、ややフュージョンっぽいライブ盤。なんか聴いたことあるなぁ。
次にかかったのはストリングス入りか。
どちらも「どジャズ」じゃ無いけど、両方良いなぁ。
などと感心をしていたら、ようやく寺島靖国さん登場。
オイラの隣の席に座って久しぶりの再会で笑顔。でも、ちょっと疲れていそうな感じ。
さて、両方の作品が終わり挙手です。
なんと、先にかかった方が10票で、後にかかった方が1票。
まさかこんなにも票差がつくなんて・・・。
しかも、10人が挙手したところで満面の笑顔の花村さん(笑)。
ネタばらし前にどっちがどっちか分かっちゃいました。
さて、先にかかったのはキャッツハウスの花村さんで、作品はChris Bottiの"Chris Botti in Boston"。
後にかかったのがメグの会の和田さんで、Freddie Hubbardの"First Light"でした。
敗因で「ストリングスが入ってるからだよ」とツッコまれた和田さん、必死に反論(?)するも、寺島さんに「和田さん、正論言わないの!」と笑いながら諭されておりました。
さて、次は4回戦。
いよいよ私が担当の「星影のステラ対決」です。
さて、これが大問題。
私が今日持ってきて「どちらをかけようか・・・」と悩んでいたのが両方ともトランペットなのです。
なのに、前の第3回戦が「トランペット対決」だったとは・・・
仕方がないので、悩んだ挙句に再生時間の短い方をチョイス。
というわけで第4回戦「星影のステラ対決」が始まったのですが・・・始まってまたまた大問題。
最初にかかった曲が、待てど暮らせど「星影のステラ」のあのメロディーが出てこないのです。
再生してからどのくらい経ったでしょうか・・・焦らし過ぎるにもほどがあるだろう!ということで事務局の確認が入り、なんと!!私の持ってきたアルバムで指定の曲番号じゃない曲がかかっていたのであります!!
お恥ずかしながら、このアルバムの中でも普段聴かない曲がかかってしまっていたので、私も「この曲違いますよ!」と指摘ができず!!
うひゃぁ~~~!!!恥ずかしい!!!
どうやら、目隠し用の袋にCDを入れた際に、前の対戦で使った付箋が剥がれてオイラの持ってきたCDにくっついてしまっていたようで、その間違った付箋の番号の曲が再生されてしまい、その曲がたまたまオイラが普段聴かない曲だったという顛末でございました。
さて、気を取り直して、改めて「星影のステラ」が再生されたのでありますが、しかし、既にオイラが持ってきたCDだということはバレてしまったので、ブラインド対戦ではなくなってしまいましたが、そこは愛嬌で・・・
オイラの持ってきたCDの再生が終わり、次は対戦相手、キャッツハウスのひろちゃんさんの版です。
・・・なるほど、こう来ましたか・・・・・負けたかな・・・・・・(苦笑)
ということで、採決です。
前半(オイラ)が4票、ひろちゃんさんが7票で、前回に引き続き乾杯であります。
ちなみに、オイラがかけたのはトランペット奏者伊勢秀一郎さんの"Serenade For Your Eyes"。
ひろちゃんさんがかけたのはAnita O'Day"THE VERVE JAZZ CLUB Vol.3 Jazz Vocalより"でした。
さぁ大変です。
メグの会、なんとゼロ勝であします!
このままでは圧倒的敗北を喫してしまう可能性があります!!
「当たり前でしょう」と不敵の笑みを浮かべるキャッツハウス代表の花村さんと頭を抱えるメグの会の和田さん。
そんな明暗ハッキリとした状況で休憩時間となりました。
(休憩時間、寺島さんにあいさつに行く花村さんの図)
休憩時間、寺島さんとオーディオ談義です。
「今日のココの音は低音が出過ぎていて他を食っちゃってるねぇ」と苦笑いの寺島さん。
「高音と低音が出過ぎて、いわゆるドンシャリになっちゃっていて中域のピアノがグッと後ろに引っ込んじゃうんだ」との寺島さんとの会話が聞こえたか聞こえていなかったかは分かりませんが、「音吉MEG」オーナーの柳本さん、オイラがトイレの帰りに「前に来た時からシステム、なにか変わりました?」と聴くと、すかさず「ウーファーがねぇ、前使ってたやつから変えたんだけど、変に出過ぎちゃって調整が大変なんだよねぇ(それ以外はスーパーツィーターを追加したとの説明アリ)」。
とのことで、その旨を寺島さんに報告に行ったところ「なに?(低音の件)言いに行ったの?」と笑っておりましたが、いやいや、言いに行ったんじゃなくて自白したんです(笑)。
さてさて、ブログ投稿システムで「文字数が多すぎる」との指摘があり保存出来なかったため、「その2」へと続きます・・・