今できることを
平素より大変お世話になっております。3年アルペンの船本新大です。気づけばもう12月です。ほとんどの部員が、というか僕以外みんなすでにシーズンインしています。そんな姿をSNS等で見ると、私もスキーがしたくてたまらなくなります。引き続き部員の皆さんには体調に気をつけて、スキーに励んでほしいと思います。さて、上の文章を読んで「なんでお前はスキーしないの?」って思った方が少なからずいらっしゃると思います。実は、左手首を骨折してしまい、つい先日手術を終えたばかりなんです。怪我をしたのは、後期朝練の初日なので3ヶ月前に遡ります。誤診など色々あり、ここまで長引いてしまいました。また、骨折した箇所が「手舟状骨」という骨になり、血行が悪くとても治りにくいと言われています。ただ、私はその中でも舟状骨結節部骨折であり、全身麻酔の大きな手術は避けることができました。不幸中の幸いです。この場を借りて、怪我の治療にご協力いただいた皆様に心から感謝申し上げます。皆様の献身的なサポートにより、回復の道を順調に歩んでおります。現在は術後の安静期間を過ごしているわけですが、これがけっこう辛いです。というのも、ここにきて運動が完全に禁止されちゃいました。体を動かしたくてうずうずしているわけですが、明日抜糸できる予定なので、この安静期間も終了間近です。安静期間が終わると、いよいよリハビリが始まります。一般的に舟状骨の手術をした場合、復帰まで2, 3ヶ月は必要と言われていますが、私は簡易的な手術で済んだのでそこまで長引かないとのことです。しかし、時間がかかることには変わりないので、インカレには万全の状態で臨めるように、全力でリハビリに励みたいと思います。ここまで怪我について淡々と話してきましたが、正直なところだいぶこの状況に気が滅入っています。4月から厳しいトレーニング積み重ねてきて、ウエイトのMaxも大きく更新するなど、夏休みまでのオフトレーニングはかなり充実していました。しかし、9月以降はウエイトをはじめ多くのトレーニングができなくなりました。そして現在は、完全にトレーニングが不可能な状態に至っています。さらに、冒頭のとおり、部員をはじめとする多くの選手が各地でスキーに励んでいます。なかなかメンタルやられる状況です。ただ、だからといって寝込んで何もしない日々を過ごすのは、それこそ本末転倒です。そのため、この安静期間は、昨年のスキー動画を見返したり、今シーズン既に行われている大会の動画を見たりなど、技術研究やイメージトレーニングをしています。また、抜糸後は徐々にトレーニングも開始していき、怪我前と同じ状態までとはいかないと思いますが、シーズン戦える体に整えていきたいと思います。このように、自分が今できることを模索し、実行していくことは、今怪我をしているからとかではなく、何時どんな状況下においても重要なことだと思います。って怪我をして学びました。想定とは大きく変わってしまった今シーズンですが、目標は変わらず「ポイント獲得」です。昨シーズンは悔しい思いをしたので、必ず部に貢献します。次は、そろそろ日本に帰ってくる山中です!