※2024年1月30日のお話です
↑からの続き
朝7:00に地元を出発してから
札幌を出る頃には11時間が経過していました。
お父さんが運転してくれる車の後部座席で
疲れた小梅の横で頭を撫でながら
「ごめんね…小梅ごめんね…」と
ただただ泣くことしかできませんでした。
何もしてあげられない
ただ崩れて行く小梅の顔を見続けるしか無いのか
顔が崩れるだけじゃ無い
口の中の腫瘍が大きくなって食べられなくなるかもしれない
食べものを目の前にして猿ぐつわをされてるようなものじゃ無いか
食べる事が楽しみなこの子にとって
こんなに辛いことあるだろうか
可愛い顔を自らの細胞が壊して行くなんてそんな残酷なことがあっていいのか
そしてあと半年なんて…
今年も来年もまだまだ小梅と当たり前に一緒にいられると思ってた
今年も海に行って
美味しいお魚食べようねって言ってたのに
毎年行くお花の綺麗な公園にも行くし
キャンプも行く予定だった
小梅は病気でなんか死なない
最期の日も美味しく食べて
老衰で静かに眠るように虹の橋を渡る
そう信じて疑ってなかった
そしてまた
なんであの時もっと…あの時こうしていたら…私がちゃんとしていれば…と頭の中で同じことを繰り返しました。
けれど、徐々に地元に近づくにつれ
小梅との明日から生活を考えなければと少しずつ現実に戻って行く感覚がありました。
とてつもなく悲しい
心臓が潰れるほど辛い
でも泣いていても小梅の癌が消えるわけじゃ無い
しばらくは毎日泣くし後悔もする
怖くてたまらない時もある
それは当たり前
それで良い
小梅が少しでも過ごしやすい様にケアしていかなきゃ。
その為にどうしようか。
そんな会話を少しずつし始めました。
2時間半の道のりを経てようやく帰宅。
心も身体も頭も疲れ
グッタリしつつ荷物を片付けながら
「朝からご飯抜きだったけど、流石の小梅も麻酔して、口の中も切ってる(組織切除したので)んだから今日は食べられないよね…」
「そうだよね…。でも少しくらいなら食べたいかも知れないよね。」
いつもの食事場所に水でふやかしたいつものフードを入れて置きました。
麻酔後でフラフラとした足取りでご飯に近づき
少しパクリ。
と、思ったら。
全 量 完 食
!!!
![驚き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/619.png)
こんなフラフラなのに??!!
絶対口の中痛いのに??!!
むしろ大丈夫?!
こっちが心配になるんだけど!!
しかも、あんずのご飯も食べようとしてる!!!
そんな姿を見て私とお父さんは
さっ…すが小梅だわ!!!![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/616.png)
![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/616.png)
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と、泣き笑いしたのでした。
だっておなかすくんだもん🐶