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ウメです。
見てくれてアリガト。

小梅の通院①
小梅の通院②【病院を変えてみる】

小梅の通院番外編

小梅の通院③-1【悪性腫瘍の疑い】

お母さん大あわて。
なんかよく知らんけどウメはおなかすいたよ。





続きです。

※2024年1月17日のお話です








レントゲンを待って数分後

診察室に呼ばれました。


先生はモニタに映る小梅の肺と心臓を見ながら



「肺はとても綺麗です。この腫瘍が悪性だったとして…今のところ転移などもありません。心臓が少し肥大しているので、これは麻酔を受けるに当たって心配な部分です。できるなら今から心臓の薬を始めてもらった方がいいと思います。」


そして


「少し診せてもらいましたが、札幌の大学病院で診察を受けた方がいいと思います。なぜなら──」



先生の予想では小梅の腫瘍はかなり大きいだろうとの事で。


CTとMRIを撮って見てみなければわからないけど、

頬の骨も溶かしている可能性があるかもしれず、そうなると手術そのものが難しいと…




そして、CT、MRI、組織検査の為の組織切除とスケーリングまでは同日にD病院でも可能。


けれど組織を検査機関に出して、結果が出るまで2週間。


仮に検査結果次第でこの大きさで悪性腫瘍となるとやはりD病院では手術はできず結局札幌に行くことになるので、その時間を考えると先に大学病院まで行った方が良いとの事でした。





そう言われた私はできるなら今すぐにでも行きたいくらいでしたが、小梅と同じだけあんずとかりんも心配で。





あんずは精神的にデリケートですぐお腹を壊しやすく、かりんはかりんで癲癇があるのでこの2人を置いて札幌に…もちろんお父さんは仕事があるし…

なにより最大のネックは冬道。


札幌まで140kmの冬道を私1人で小梅を乗せて行けるのか。


万が一スリップでもして事故を起こしたら?




そもそも良性かもしれない。


悪性のはずが無い。





「もし…もし、良性の腫瘍だったとしたらこちらでも手術できますか?目の下のと、歯茎を切り取って食べやすくしたりできますか?」



悪性なんて認めたくない。

小梅に限ってそんなことあるわけ無い。



「そうですね…仮に良性だとしたら、この目の下の肉腫だけを取るとしたら…。だとしても、やはり難しいかもしれません。かなりの範囲顔のお肉を取ることになりますので…。良性だとしても頬の肉と骨とが貫通してる可能がありますし…」




「そうなんですね………すぐにでも行きたいんですが、うちは多頭飼育で…他の子も心配があるので一旦こちらでCT、MRI、組織検査の為の組織切除とスケーリングの予定を組ませてもらって、帰って主人と相談しても良いですか?」



「そうですね。色々いっぺんにお話ししてすみません。急な事でお母さんも色々追いつかないと思いますのでご主人とご相談下さい。」



そこから先生と検査(CT、MRI、組織検査の為の組織切除とスケーリング)の日取りを1月26日と決めました。




ただ、1月17日から26日まで9日もあります。

それはそれでまた不安なので、経過観察として1月21日に診察の予約を入れました。




この日の診察は2時間以上。


小梅と私は午前の診察の最後だったので…

と言うかネット予約の時に記入した問診であえて先生は最後にしてくれたのかも?


先生もかなりお忙しいのにとにかく丁寧に丁寧に

私の気持ちを察してくれながら、けども現実的な話として色々説明してくれました。







その夜、診察の結果をお父さんにも説明。



診察の途中や帰宅前、電話やLINEで簡単に状況説明はしてはありましたが、

お父さんもまさか悪性腫瘍の疑いなど毛頭なかったので改めての説明にショックを受けていました。



そしてやっぱり、私だけでは札幌まで行かせるのは心配。

できるところまでD病院でお願いしよう。


とにかく26日のMRIと病理検査の診断結果で手術してもらおう。

その上で小梅に最期の時まで食べさせてあげられるようにしようと2人で話し合って決めました。





MRIの日までとにかく待つしかありません。




どうかどうか、良性でありますように。