小梅のその後の経過を書こうと思いながら
書き出すと手が止まってしまい
こんなに時間が経ってしまってました😅
以下は1月21日に書いていたブログです。
少し時間が経過してかなり気持ちは落ち着いています。
今は大きな病院での検査も控えていて、少しでも小梅のために出来ることをやりつつ小梅と、あんず、かりんに余計な不安を煽らないよう、変わらない生活を送っています
流石に悪性腫瘍の疑いと言われた時は当然ながら頭がパニックになって色んな考えが巡りました。
その時の気持ちを思い出しながら書いてるので愚痴っぽくなったり、病状に生々しさがあったりして不快になるかも知れません。
家族に動物がいる方や、過去に経験のある方には辛くなる事もあるかも知れないので、閲覧を控えて下さいね。
②の続きです。
1月17日にD病院に行ってきました。
11:00の予約だったのですがとても忙しい先生で
診察室に呼ばれたのは11:55。
タブレットに記載されている小梅の情報を目にしながら
「大変お待たせしました。小梅ちゃん、今日はどうしましたか?」
と診察室に入ってきた腫瘍科のK先生。
話すより状態を見てもらった方が早いので
小梅の顔を先生に向けながら
「あの…こんな感じなんですが…」
と言うと
タブレットから目を離した先生は小梅を見るなり
「あーー…!はい。はいはい。なるほどですねぇ
と言い、軽く触診しつつ
「いつからこの状態ですか?」
と問診が始まりました。
12月からこれまでの経緯を説明すると先生は
「そうですか…。かなり…えー、この腫瘍の大きくなるスピードが早いですよね…。
えー…まず、全身麻酔をしてCTを撮ります。歯石を取りつつ、頬と歯茎の深いところの組織を取って病理検査をします。
その結果によっては、大きい病院で手術をして頂いた方がいいと思います。年齢も心配ですが、少しでも早いうちに…」
……?
………??
え…?CTは理解できます。
歯科医院でも撮りますもんね。
全身麻酔もそのつもりで来ました。
でも頬は化膿で腫れてるんでしょ??
梅はちょっと脂肪の塊が出来やすい子だから。
ほっぺたと歯茎はそのせいじゃ無いの?
ここで頬と歯茎の手術をして綺麗に治るんじゃ無いの?
先生腫瘍に強いんですよね?
先生が綺麗にしてくれるんですよね?
どう言うこと???え??どう言うこと?
「ここが腫れたのは今回が初めてですか?」
「今年の…5月くらいにも一度少し腫れて。
その時も化膿止め出してもらってその時はそれでおさまりました」
「その際は病理検査の話などは…?」
「無かったです。(M先生が)あー、おさまったね。でもまた腫れるとは思うけど。で終わりました。」
「そうですか…」
「先生、小梅はイボとか脂肪の塊ができやすいみたいで。だから多分ここはそのせいもあるんじゃ無いですかね?先生に歯と歯茎を綺麗にして、手術で取ってもらって…ってできないんですか?」
「そう…ですね。組織に問題がなければ僕ができます。ただ、えー…、かなり大きくなるスピードが早く、CTと病理の結果次第では見えない部分の範囲が広いと僕では対応できないので…」
かなり言葉を選んで説明してくれる先生。
「先生、はっきり言ってもらって大丈夫です。
小梅も15歳なんで。何かあっても不思議では無いと思ってます。それなりに覚悟はしてます。」
「…そうですか。えー、かなりちょっと辛いこと言いますが、小梅ちゃんの場合悪性肉腫の可能性がかなり高いんですねぇ。
ですので、CTと病理の結果次第ではありますがかなり広範囲の手術が必要かと思います。骨組織まで浸潤していれば骨を取って再建することも必要なのですが、そうなるとここでは設備が有りません。
そしてこのままでは、いずれ口の中の腫瘍が大きくなって食べられなくなります。」
………は………?
「癌ってことですか?顔と口の中の?」
「そうです」
いやいやいや嘘でしょ?
小梅、顔腫れてるけどめちゃくちゃ元気ですよ?
て言うか
小梅は若い頃何回か全身麻酔してるから
それ以降、全身麻酔は怖いから
その代わり毎日歯磨きしてたのに
小梅はすごくすごくいい子だから
私がすることは全然抵抗しないで頑張って毎日歯磨きさせてくれたのに
なんであんなにM病院行ったのに
薬飲ませても改善してないって
むしろ悪化してる気がするって訴えたのに
小梅はこんなになっても
どんなに食べづらそうでも
毎日美味しそうにご飯食べてるのに
こんなにも生命力に溢れてるのに
薬変えるばっかりで「歳だからね」って
なんで先生が勝手に諦めたんですか
一言も「良くないものかもしれない」とか言わなかったのなんでですか
それともわからなかったんですか
この1ヶ月はなんだったんですか
小梅の命の時間が無駄に短くなっただけ
可愛い顔もたった1ヶ月で
こんなにほっぺも痛々しくて毎日大きくなって
自分が診れないならすぐに、1日でも早く「他紹介しますって」言ってくれたらよかったのに。
ねえ、M病院の先生
それよりなにより
なんで私はもっと早くここに連れてこなかったんだろう。
1週間、1日でも
12月の最初の薬でおさまらないと思ったあの時
なんで私は
なんであの時
なんで、なんで、なんで、なんで…♾️
沢山のなんであの時がわずか5秒くらいの間に
何個も何個も浮かんできて
なんとか号泣は抑えつつも溢れる涙は止められず。
先生は私が落ち着くのを待って
「飼い主さんは、小梅ちゃんをどうしたいですか?」
と聞いてくれました。
「…小梅はとにかく食べることが大好きなんです。こんなになって食べづらそうでも、誰がどう見てもこんなんじゃ食べられないだろうって思ってても、痛く無いように自分で工夫して食べるんです。若い頃と変わらない量を完食するんです。だから、できるなら少しでも食べられるようにしてあげたいです。悪いものを取ってあげたいです。これから先いつまで生きてくれるかわからないけど、小梅が死ぬその日まで、今日も美味しかったって思って欲しいです。
先生が今この子に必要だと思うことを教えて下さい。」
と答えました。
「わかりました。まず今日は肺と心臓のレントゲンを撮ります。それから改めて組織検査とMRIの日取りを決めましょう。一度小梅ちゃんをお預かりしますね」
小梅は先生に連れられレントゲンへ───
小梅の通院③-2に続く。