【色褪せていく東京足立区大谷田物語】 遅々として進まぬエレベーター | ガンバの日々大冒険

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大谷田団地には

各棟にエレベーターが2基設置されていた。

マンションで大怪我や急病人が発生したときに

救急患者を担架やストレッチャーに

乗せて運ぶことができるように

(場合によっては棺桶を乗せられるよう)

奥行きのあるサイズのエレベーターとなっていた。

そのため自転車を乗せることも可能で、

各階のエレベーターホールに

自転車を置いている住人も多かった。

 

このエレベーターは夜遅くには

防犯対策のため各階止まりとなる。

夜遅く疲れて帰ってきたときエレベーターが

2基とも上階に行っていることもあり、

ボタンを押してからエレベーターが

各階止まりで降りてきて、各階止まりで

9階まで行くのに結構な時間が掛ってしまう。

住人の安全安心のためとはいえ

何とかならないものかと思っていた。

階段で9階まで行ったこともあるが、

エレベーターより早く行くためには、

小走りで上らないとならないし、

そもそも9階までは疲れた体にはキツいし

足腰に堪えるので、結局は遅々として

進まないエレベーターに乗っていた。

とはいっても広いエレベーターだったので、

引っ越し作業のときは家具など大きい荷物も

載せることができたので大変ありがたかった。

 

 当時はゴミの分別も今のように

細かく仕分ける必要はなかった。

大谷田団地ではゴミの集積場所まで

ゴミ袋を抱えて行く必要がなく、

各階にあるダストシュートに放り込むだけなので、

曜日や時間なども気にすることなく

ゴミ捨ては楽だったと記憶している。

 

 

 

【色褪せていく東京足立区大谷田物語】

目次

01 大谷田一丁目団地

02 乗合タクシーのピストン輸送

03 千代田線の通勤ラッシュ

04 私の自転車を返してください!

05 ヨドバシカメラCMソング

06 八か村落し親水緑道 

07 上京は東京都庁移転の年

08 未知との遭遇1

09 未知との遭遇2

10 都民(足立区民)ですけど、何か?

11 アモール東和

12 シーナマコトにはまる

13 赤坂の漆黒の闇

14 部屋の間取りは2DK

15 ランチが唯一の楽しみ?

16 東京の水道水はまずい

17 中華料理 汀翁

18 梅雨空の憂鬱

19 車寅次郎のふるさと葛飾柴又

20 「半ドン」て知ってる?四週六休制

21 初期のノートパソコン35万円

22 遅々として進まぬエレベーター

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