当時は東京の水道水はまずくて
飲めたものではないとよく言われていたものだ。
1970年代後半から異臭がするとか
濁っているという水道水に関する苦情が
1000万件を超えていたという。
平成3年当時は利根川水系の
高度浄水処理が導入されたことにより
以前に比べて水道水も美味しくなり
苦情もほとんどなくなっていたというが、
実際に団地の水道水を飲んでみると、
まずかった。やっぱりまずかった。
北海道の水道水と天と地の差であった。
当時の大谷田団地の給水方法が
どうなっていたのかは不明であるが、
もしかしたら団地の給水タンクや
給水管の影響もあったのかもしれない。
なんか生ぬるいし匂いもするし
そのままでは飲む気はしなかった。
都内の別のところに住む同僚に聞いても
東京の水は美味しくないといっていたので、
団地のせいではなく当時の水道水が
それだけ酷かったということかもしれない。
基本的にペットボトルの
お茶なんかを飲んでいたので、
水道水をそのまま飲むということは
なかったので問題はなかった。
せいぜいカップ麺を食べるために
沸かすぐらいなのであまり気にはならなかった。
近年の東京の水道水は美味しくなったらしく、
「東京水」として
ペットボトルでも販売されているらしい。
技術の進歩はすばらしい。
【色褪せていく東京足立区大谷田物語】
目次
01 大谷田一丁目団地
03 千代田線の通勤ラッシュ
05 ヨドバシカメラCMソング
06 八か村落し親水緑道
07 上京は東京都庁移転の年
08 未知との遭遇1
09 未知との遭遇2
11 アモール東和
12 シーナマコトにはまる
13 赤坂の漆黒の闇
14 部屋の間取りは2DK
15 ランチが唯一の楽しみ?
16 東京の水道水はまずい
17 中華料理 汀翁
18 梅雨空の憂鬱
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