【色褪せていく東京足立区大谷田物語】 千代田線の通勤ラッシュ | ガンバの日々大冒険

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 JR常磐線の亀有駅。

通勤には主に亀有駅から都心方面へ

向かっていたが

常磐緩行線の綾瀬と取手間の電車は

帝都高速度交通営団(今の東京メトロ)

千代田線と相互直通運転を実施しており、

一つ隣の綾瀬駅から

営団地下鉄千代田線となった。

 

平成3年当時、

東京の地下鉄の路線の中で

最も混雑していたのが千代田線。

朝の通勤ラッシュは本当に凄い状態であった。

上京する前は

職場まで徒歩10分という

ゆとり生活であったため

ドアツードアで1時間強を要する

通勤時間もさることながら

電車の混雑には辟易したものである。

東京の朝夕の通勤ラッシュの凄さは

テレビのニュースなどで知ってはいたが、

自分が実際にあの状況を目の当たりにし、

経験するとは思っていなかった。

 

亀有駅に到着した電車のドアが開くと

びっしりと乗客に溢れ立錐の余地もなく、

その電車に乗り込むには

それなりの覚悟と勇気がいる。

躊躇していると

後ろに並んでいる客に押し込まれ、

最後は駅員が力尽くで

車両に押し込むという、

テレビで見ていた世界が

現実にそこで繰り広げられるのだ。

 


ラッシュ時の電車に乗り込んだ後は

身動きがとれないので

手揚げ鞄などは

抱えるようにして乗り込まないと

自分の鞄があらぬ方向に

いってしまい大変なことになる。

当然つり革を掴むこともできないし

そもそも掴む必要もない混み具合である。

世の中には強者がいるもので

そのような大混雑の中でも

涼しい顔をして本や新聞を読む輩がいる。

昔から周りの迷惑を気にしない人はいるんです。

 

大手町駅までは降りる客より

乗り込んでくる客の方が多かったので

超満員電車の乗車時間は

毎日25分ほど続き、朝からぐったりでした。

 

 

【色褪せていく東京足立区大谷田物語】

目次

01 大谷田一丁目団地

02 乗合タクシーのピストン輸送

03 千代田線の通勤ラッシュ

04 私の自転車を返してください!

05 ヨドバシカメラCMソング

06 八か村落し親水緑道 

07 上京は東京都庁移転の年

08 未知との遭遇1

09 未知との遭遇2

10 都民(足立区民)ですけど、何か?

11 アモール東和

12 シーナマコトにはまる

13 赤坂の漆黒の闇

14 部屋の間取りは2DK

15 ランチが唯一の楽しみ?

16 東京の水道水はまずい

17 中華料理 汀翁

18 梅雨空の憂鬱

19 車寅次郎のふるさと葛飾柴又

20 「半ドン」て知ってる?四週六休制

21 初期のノートパソコン35万円

22 遅々として進まぬエレベーター

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