【色褪せていく東京足立区大谷田物語】 シーナマコトにはまる | ガンバの日々大冒険

ガンバの日々大冒険

今日も一日頑張りましょう!

上京前は本を読む習慣がなく

SF小説を中心に年に数冊読む程度であった。

平井和正、星新一、マイクル・ムアコックなどを

読んでいたものの

作品に入り込んだという記憶はイマイチない。

いわゆる純文学なども読んでみたが

何を書いているのか私には理解できずに

あっという間に睡魔に襲われた。

 

 

上京後の職場で

いつも本を読んでいる上司がおり、

東京のお偉いさんは普段

どんな本を読んでいるのか興味があったので

訊いてみると、

作家やジャンルを問わず

色んな本を読んでいるようで

その時はたまたま椎名誠の旅行記を読んでいた。

読書好きの同僚曰く、

椎名誠の本はエッセイ、私小説、SF、旅ものなど

ジャンルが幅広いがどれも面白いので

好きな作家の一人だといっていた。

 

通勤に乗車する地下鉄車内の

往復1時間を有効に使いたかったので、

大谷田団地2号棟2階にあった書店で

早速、椎名誠の文庫本2冊を購入してみた。

読みやすく面白いのであっという間に完読。

その後は環七南通りにあった

「ウラワ書店」を中心に

本屋を見つけては立ち寄って、

それまで発売されていた

椎名誠の文庫本を買っては読み漁った。

結局東京生活の残り半年で30冊を読んでいた。

その後30年間ずっとシーナマコトに

はまっていることを考えれば、

東京生活では「作家椎名誠」との

貴重な出会いがあったことに感謝している。

 

 

 

【色褪せていく東京足立区大谷田物語】

目次

01 大谷田一丁目団地

02 乗合タクシーのピストン輸送

03 千代田線の通勤ラッシュ

04 私の自転車を返してください!

05 ヨドバシカメラCMソング

06 八か村落し親水緑道 

07 上京は東京都庁移転の年

08 未知との遭遇1

09 未知との遭遇2

10 都民(足立区民)ですけど、何か?

11 アモール東和

12 シーナマコトにはまる

13 赤坂の漆黒の闇

14 部屋の間取りは2DK

15 ランチが唯一の楽しみ?

16 東京の水道水はまずい

17 中華料理 汀翁

18 梅雨空の憂鬱

19 車寅次郎のふるさと葛飾柴又

20 「半ドン」て知ってる?四週六休制

21 初期のノートパソコン35万円

22 遅々として進まぬエレベーター

23

24

25

26

27

28

29

30