この記事が今回のロサンゼルスの旅行記事の最終回です。
今回のロサンゼルス旅行で私が最も感慨深かったことは
実はロサンゼルスのダウンタウンに位置する
ミレニアム・ビルトモアというホテルに宿泊したことなんです。
私が今までアメリカ合衆国に宿泊したホテルで最も印象深かったのが
ニューヨークのウォルドルフ・アストリアですが、
このホテルも同一の建築家によって設計されたそうです。
外装も内装もめちゃくちゃクラシックな雰囲気をもっていました！
ただ、オールドムーヴィーが何よりも大好きな私にとって
このホテルに一番感銘を受けたのは、1930年代にこのホテルで
アカデミー賞セレモニー（授賞式）が行われていたということです。
ホテルの一角でその時の様子が写真で紹介されていました。
黄金期のハリウッドの華やかな雰囲気が伝わってきます。
こちらは1937年の授賞式で出席者の名前が
レジェンドに紹介されています。
↓こちらは私が大好きなジミー・スチュワートが1941年に
「フィラデルフィア物語」で主演男優賞を受賞したスピーチの様子です。
俳優だったロナルド・レーガンのスナップもあります。
こちらはウォルト・ディズニーとシャーリー・テンプル・・・
名優スペンサー・トレイシーとベット・デイヴィスが
オスカーを持っている姿もありました！
その授賞式が行われていたのはビルトモア・ボウルと呼ばれる
このホテルで最高のバンケット会場です。
ビルトモア・ボウル華やかな廊下を歩いて行った先の
地下にあります。
残念ながらビルトモア・ボウルの中を観ることはできませんでしたけど、
その雰囲気を味わうことはできました。
何よりも伝説の部屋を前にしていろいろな思いを巡らせました。
フランク・キャプラ監督、ロバート・リスキン脚本、
クラーク・ゲイブルとクローデット・コルベール主演の
1934年作品の「ある夜の出来事」が
アカデミー主要5部門（作品・監督・脚本・主演男女優）を
総取りしたのもこちらの会場です。
或る夜の出来事 It happened one night
この作品はハリウッド最初のスクリューボール・コメディーで
私が最も大好きな映画作品の一つです。
そして、この年から歌曲賞が創設され、その第1回受章曲が
フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの
「コンチネンタル」でした。
The Continental
MGMのスペクタクル・エンターテインメントの「巨星ジーグフェルド」も
このホテルで受賞した作品です。
巨星ジーグフェルド The Great Ziegfeld
ジミー・スチュワートの「我が家の楽園」も最高に好きです。
我が家の楽園 You Can't Take It With You
そして私が最も大好きなこの曲のオリジナルが歌曲賞を受章したのも
こちらでした。
星に願いを When you wish upon a star
エンターテインメントのメモリアルなヴェニューを心より感じた次第です。
さて、このホテル、
実は映画のロケ地としてもめちゃくちゃ使われています。
そのほんの一部だけ紹介すると、
「チャイナタウン」「スター誕生」「キングコング」
「ニューヨーク・ニューヨーク」「ザ・ドライバー」「ベッツィー」
「リトル・モー」「エアポート79」「がんばれベアーズ」
「ファウル・プレイ」「ロッキー3」「ピンク・パンサー」
「バチェラー・パーティー」「ゴーストバスターズ」
「ビバリーヒルズ・コップ」「ボディーガード」「インディペンス・デイ」
「ファイト・クラブ」「オーシャンズ11」「スパイダーマン」「ドリームガール」
などなどホントにめちゃくちゃ多くの作品が撮影されてます。
めちゃくちゃマグニフィセントな廊下
天井
レセプション
ロビー
ロビー上のバルコニー
バルコニーからの景観
バー
ミニバーはなかったけど（笑）朝日が心地よい部屋
ホントに感銘しました。
以上、今回のアメリカ旅行の記事はこれで終了です。
思えば、
[宇佐駅でふと歌いたくなったあの曲！]から始まった（笑）
今回のアメリカ旅行・・・
シカゴ旅行
[シカゴ旅行総集編／シカゴへの想い]も
そして一連のロサンゼルス滞在もめちゃくちゃ面白かったです。
[ロサンゼルスの青空～][ドジャースタジアムで野球観戦][グラミー賞のグラミー博物館！][ハリウッドのマダムタッソーの蝋人形][ハリウッド映画スターの手型と足型]何よりも1920年代から1930年代のアメリカ合衆国の雰囲気を
十分に味わうことができ、ホントに心がいっぱいです。
最後に個人的趣味に没頭した長文と冗舌にお付き合いいただき、
本当にありがとうございました！
