青春18きっぷの時期も終わりに近づくと、残り1回が残っていてどこに行こうか…と迷う時も出てくると思います。
あるいは、何人かで日帰りで行くときに、お得に、かつ現地での時間をある程度取れるのはどこなのか、そんな目安を書いておきます。
出発地から70キロを越えて往復すれば、青春18きっぷ1日分の元を取れる運賃設定になっています。
営業キロで71～80キロの普通運賃で1340円になります。
18きっぷの1回あたりの料金は、2410円です。(2022年1月現在)
片道1200円を超えて多少お得になるのが、70キロ超だと思ったら結構です。
※青春18きっぷは5回分セットで販売されているのですが、1月になると販売はされていません。
ルールに関しては、以下の記事をご覧ください。
東西南北の主だった所を書いていきますが…
京都・神戸の場合だと特に東西方面は元を取れる範囲が変わりますので、そのことも付記しておきます。
では、どうぞ。
＜東へ＞
東海道本線(琵琶湖線) 彦根(滋賀) 104.5キロ
東海道本線でオススメするとすれば、天守閣の残る城がある彦根になります。
街自体はそれほど大きくはないので、半日もあればまわれるかと思います。
1日時間をかけるのであれば、滋賀県内で近江八幡や、長浜あたりを組み合わせてもいいかも知れません。
大阪発だともう少し手前の近江八幡あたりでも十分元が取れます。
京都発だと、彦根だと少し距離が足りません。
米原を越えて名古屋方面に向かうか、長浜あたりまで行かないと元が取れませんのでご注意を。
湖西線 近江今津(滋賀) 101.5キロ
竹生島行きの船が出ている近江今津であれば、大阪発なら元が取れます。
竹生島から長浜行きの便であればまとめてチケットが取れますので、帰りを長浜からにするのもありです。
海に浮かぶ荘厳な社殿は是非見て欲しいです。
京都発だと、近江今津だと元が取れません。
敦賀(福井)以遠を目指すか、途中下車しつつ琵琶湖一周をするかした方がいいかと思います。
関西本線 伊賀上野(三重) 87.6キロ
忍者で知られる、伊賀上野です。
伊賀上野の駅には何もなく、城のある上野市内まで来るには、ちょっと伊賀鉄道に乗る必要があります。
日本で最も高いと言われる石垣のある伊賀上野城や忍者関係の資料もあったりと見所はあります。
伊賀牛も是非食べてみてください。
ちなみに、京都からだとギリギリ元が取れません。
更に東にある、東海道の宿場町・関(三重)から向こうを目指すといいと思います。
＜西へ＞
山陽本線(神戸線) 姫路(兵庫) 87.9キロ
大阪駅からなら新快速一本で来られて、日帰りするのなら、オススメの場所の1つです。
言わずと知れた姫路城は行って欲しいです。また、アナゴも有名ですので、アナゴ目当てに行くのもありです。
神戸・三ノ宮からだと、元が取れません。
少し足を伸ばして、赤穂線内の播州赤穂(兵庫)や、岡山県内でカキで有名な日生(ひなせ)あたりであればいいかと思います。
岡山まで一思いに行くとなると、少々大変なので、日帰りで気楽に、とは言いづらいです。
＜北へ＞
山陰本線・福知山線 福知山(京都) 114.2キロ
明智光秀が建てたとされる福知山城のある街になります。
北近畿方面で電車で行くときに、拠点となるのが、福知山となります。
福知山から足を伸ばして、JRで旧軍港や赤レンガ倉庫のある東舞鶴へ行ったり、
京都丹後鉄道で天橋立に行ったりするのはいいかと思います。
山陰本線は、どうしても本数が限られますので、行き先が決まったら、アプリなどでスケジュールを確認するのをオススメします。
＜南へ＞
阪和線・紀勢本線 和歌山(和歌山) 72.0キロ
本当にギリギリお得なレベルですが、和歌山になります。
和歌山駅から紀勢本線で、紀三井寺に行って、登って和歌浦を眺めるのもいいですし、
海南駅からバスでマリーナシティまで行って、魚も温泉も楽しむのもいいかと思います。
あるいは、和歌山市内で城を見てから、ラーメンを食べるのもいいでしょう。
和歌山以遠に関しては、本数が限られるので、事前にスケジュール確認は必須です。
あくまで、ギリギリ近い所で元を取れるのであれば、という選定です。
別に東だったら名古屋まで行こうが、西だったら岡山・高松まで行こうが、
北なら城崎温泉まで行こうが日帰りができる範囲ではあります。
自分の時間と体力と相談して、行き先を決めてもらえればと思います。
今年は雪で列車が止まる事象が何度かでていますので、くれぐれもご注意を。
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